私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】幻影旅団員の仲の良さそうなペアの組み合わせをまとめてみた!

 

ハンターハンターに登場する幻影旅団は基本的に13人の団員によって構成されています(団長のクロロ含む)。しかし13人が一緒に行動すること、もとい一堂に会することすら珍しいです。13人が少数のグループに分かれて活動しています。

ヨークシンシティ編では2人1組に別れて行動している描写がありました。その後もペアで好走することのあった旅団ですが、なんとなく仲のいいペアの組み合わせみたいなのがあるようで、そのペアで組んでいることが多いです。そこで今回は

幻影旅団の仲が良さそうなペアの組み合わせ

をまとめてみました!

 

 

 

フィンクス&フェイタン

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(引用:HUNTER×HUNTER 14巻117P/冨樫義博)

作中で描写があった限りでは、2人で行動しているシーンが最も多かったのがフィンクスとフェイタンだと思います。ヨークシンシティでも行動してましたし、グリードアイランドが出展されたオークションにも2人で参加、グリードアリアンド内でも最初は2人でプレイしていました。その後のキメラアント編でも2人だけではないですが、一緒にザザン討伐に挑んでいました。2人ともどちらかというと残虐と言いますか、冷徹な性格をしているので気が合うのかもしれません。旅団の考え方や方針を優先するという面でも考え方が合うのでしょう。旅団内ではクール系な2人組ですね。

 

 

ウボォーギン&ノブナガ

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻186P/冨樫義博)

フランクリンの話ではウボォーギンとノブナガはことあるごとにペアを組まされ行動していたとのことです。フィンクス&フェイタンに比べると熱いコンビですね。ノブナガは能力の関係上、集団戦ではウボォーギンのサポートが必要だったみたいですが(ノブナガの能力の詳細だけ不明です)、ウボォーギンもまたノブナガと組んだ時が最も力を発揮したとのことです。

意外と律儀なウボォーギンとどこかだらしなさのあったノブナガはケンカも絶えなかったそうですが(ノブナガはその度にウボォーにボコボコにされていたみたいです)、2人ともペアを組むことはまんざらでもなかったみたいです。ウボォー死後のノブナガの反応からしても、ノブナガはいろんな意味でウボォーの事が大好きだったみたいですしね。

 

 

フランクリン&シズク

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻185P/冨樫義博)

ヨークシンではフランクリンとマチがペアを組んで行動しているシーンがありました。この2人は仲がいいと言いますか・・・多分フランクリンがシズクのことが好きそうなんですよね。まぁシズクはかわいいですから、仕方ないですね。頭をポンポンしたり、ゴンと腕相撲したことをすっかり忘れてしまっていたシズクに思い出させようとしてたりと、ちょくちょくシズクを気にかける様子がありました。これはもう好きな女の子に男が見せる仕草そのものですね。

一方でシズクは・・・興味なさげ笑 首からはクロロのコートの背中に書いてある模様と同じ逆十字のネックレスを下げてるし・・・フランクリンの恋の行方はいかに!?

関連記事:【ハンターハンター】幻影旅団内に「団員同士の恋愛禁止」ルールはあるのか? - 私の名前はジロギン。

 

 

 

シャルナーク&コルトピ

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(引用:HUNTER×HUNTER 14巻12P/冨樫義博)

シャルナークは団員たちと分け隔てなく付き合っていそうな感じですが、コルトピに関してはグリードアイランドに入ることを誘ったり、クロロVSヒソカを見た後に一緒に行動していました(それが原因で2人ともヒソカに・・・)。

特別仲がいいというわけではないかもしれませんが、お互いに組んでいてもそんなに嫌ではない間柄という感じがします。シャルナークもコルトピも旅団内ではわがままを言わないしっかり者なイメージがあるので、2人で行動すれば意見が割れることなどもなさそうですよね。

・・・あっ!画像の後ろの方でマチとボノレノフが話してるっぽい!後述しますがマチは誰とでも接する優しい子ですね・・・ほんと理想的ですわ。

 

 

マチ&ノブナガ

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻103P/冨樫義博)

一緒に組んで尾行するゴンとキルアをおびき出す役をやってましたね(本人たちに種子は伝わっていなかったようですが)。この2人が組んだ時はウボォーギンが殺された後でノブナガがピリピリしていることもあり、あまり仲が良さそうな感じはしませんでしたが、ウボォーが死んだ後はマチがノブナガの相方として最適だったのでしょうね。フランクリンとノブナガは初登場時から喧嘩してましたし、フェイタン、フィンクスともなんというか熱量的に合わなそうです。ちょっとノブナガは他の団員と衝突しがちです。

関連記事:【ハンターハンター】ノブナガが幻影旅団メンバーと揉め事を起こしすぎな件 - 私の名前はジロギン。

後述しますが、マチはこういう他のメンバーと折り合いが合いづらいメンバーの緩衝材的な役割をしている気がします。そう、ノブナガ以上にメンバーと折り合いが合わなかったあの男の相手もマチはしていました。

 

 

 

ヒソカ&マチ

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻15P/冨樫義博)

ヒソカは入団しているフリをしていたとはいえ、旅団としても活動していました。しかしヒソカが他の団員たちと仲良くしている描写は皆無で、むしろ多くの団員から嫌われまくっていました。

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカが作中でいろんなキャラから嫌われすぎて悲しい - 私の名前はジロギン。

唯一相手をしてくれていたのがマチで、わざわざ天空闘技場に試合を観戦しに来てくれたり、腕を治療してくれたり、クロロに負け仮死状態にあったヒソカの体を治そうとしてくれたりしました。そんなマチのことをヒソカは大好きだったみたいですが、マチはその気は全然なし・・・なのかな?クロロと戦った後にヒソカの体を治そうとしてたのも「クロロの除念をしてくれたから」っていう理由でしたからね(建前かもしれませんが)。マチは優しいのでこういう厄介者と組まされがちみたいです。わがまま言ってマチに気にかけてもらって・・・ヒソカ羨ましすぎだろ!!

 

 

残ったのはパクノダ、ボノレノフ、カルト

クロロは団長であり、クロロを抜かせば団員の数が12人になるのでちょうど2人組に分かれられます。ということでクロロは基本単独行動をしていると思われます(ヨークシンでも単独でネオンの念を盗みに行ってましたし)。となると残りはパクノダ、ボノレノフ、カルトですね。

パクノダはゴンとキルアがマチとノブナガを尾行している時、フィンクスと二重尾行していたのでこの時組まされていたものと思われます(フェイタンは梟を拷問中だった?)。が、この時1回きりでしたので仲がいいかというとそうでもなさそうな感じです。ボノレノフに関して2人組で動いていた描写はなし、カルトも描写なしです(入団して短いので仕方ないですね)。もしカルト入団前かつウボォーギン、パクノダが生存していた時代なら、パクノダとボノレノフはシャルナークかコルトピあたりと組まされていたと思います。シャルナーク、コルトピについては旅団の任務として一緒に行動していた描写はなかったので彼らも固定の相方はいなさそうです。まぁこの4人とも冷静そうなので、どの組み合わせでも問題なさそうですね。

カルトは子供好きっぽいノブナガが面倒を見てそうです。マチも気にかけてくれそうですね、ヒソカに比べたら何倍も接しやすそうですし。残った3人に関しては適宜空いたメンバーと組まされていた感じだと思います。

 

 

 

 

2人組・・・思い出しますね、学生時代は頻繁に「はい、2人組作ってー」と指示が下る機会がめちゃくちゃありました。私はいつも誰にも声がかけられず最後まで余ってしまい、同じく余った子と組まされるか、クラスの人数が奇数だと先生と組むことになりました。本当に地獄の号令でしたね。あれはやってはいけないことだと思うんですよ。「誰が一番クラスメイトからハブられているか」を割り出す無慈悲な試みだと思うのです。教育のカリキュラムにあるんですかね?「2人組を作らせなさい」みたいなやつが。でも大学行ってもやらされたしなぁ・・・まぁ20歳超えても人見知りな私が悪いのかもしれませんが、本当にやめてほしかったです・・・「自分が先生になったら絶対にやるものか」って未だに思っています。上から圧力がかかってもやりませんね。

 

旅団でも絶対に「誰か一人余る」みたいな状態があったと思うのです。まぁそれは十中八九ヒソカだと思うんですけど。その度にクロロ先生が組んでくれそうな人を探し、クラスでも優しいマチちゃんが選ばれる・・・っていう学校のクラスさながらのことが毎回発生していそうですね。

で、毎回ハブられてしまうヒソカくんは旅団の活動に行くのが嫌になってしまい、顔を出すこともどんどん減ってしまっていたと。いわゆる不登校というやつです。そこでクロロ先生はマチちゃんに「ヒソカくんの家に行って学校に来るよう説得してほしい」と頼んでいたわけですね。

ヨークシンシティかきちんと登校し始めたヒソカくんですが、相変わらずハブられてしまう状況。そこでヒソカくんはむしろ開き直り、

「この小学校に入学したフリをしてたことにしよう!」

ということでクロロ先生の前で強がって見せた・・・のだとしたらもう涙ものですわ。辛かったでしょうね、ヒソカは。

 

学校生活における「2人組作ってー」によって深く傷つくクラスメイトがいるんだということを私は声を大にして言いたい!どうせ人は一人で生きていくんだから、周りの人間を蹴落としていく人生を歩むのだから、2人組なんて組まなくていいんですよ!ヒソカですら傷つくんだから、常人では耐えられないよ・・・

 

幻影旅団という仲のいい集団ですら仲の良し悪しがあるのだから、クラスメイトという完全な寄せ集めの中で仲良くなれないのは仕方がないことです。一人になってしまたっとしても切り替えていきましょうぜ!悪いのはこの教育体制なのだと・・・あれ?趣旨変わっちゃったな・・・

 

 

 

【ハンターハンター】ビスケがゲンスルーと戦っていれば余裕で勝てたんじゃない?

 

ハンターハンターのグリードアイランド編で、ゴンたちの最後の敵として立ちはだかったのがゲンスルー率いる爆弾魔(ボマー組)でした。

ちょうど3人同士のチーム編成だったことから、ゴンたちはバラバラに別れてそれぞれサシの勝負に持ち込みました。

 

ゴンがゲンスルー、キルアがサブ、ビスケがバラと戦闘

ゲンスルーとの勝負でゴンは片腕を失い、もう片方の腕もギリギリつながっている状態。さらに喉も潰されるという危険な状態まで追い込まれました。

ゲンスルーはボマー組の中で飛び抜けて強かったのですが・・・

ビスケがゲンスルーと戦えば余裕で勝てたんじゃない?

と思います。

 

そこで今回はビスケがゲンスルーに余裕で勝てると思う根拠を集めてみました。

 

 

 

 

ビスケとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 14巻148P/冨樫義博)

 

本名:ビスケット=クルーガー。ストーンハンターと呼ばれる宝石などを探すハンターで、星を2つ持つ「ダブルハンター」でもあります。

天空闘技場にてゴンとキルアに念の指導をしたウィングはビスケの弟子にあたります。

 

見た目はゴンたちとそれほど年の変わらない少女といった感じですが、実は年齢57歳のベテランハンター。真の姿はいつも隠しています。

 

ゴンたちとはビスケがグリードアイランド内にある「ブループラネット」という宝石を探すためにゲームに挑戦したことをきっかけに出会いました。

高い才能を持ちながらもまだまだ念能力者として未熟な部分があるゴンとキルアを見て、ビスケは自分が育て上げようと奮起した様子。

おかげでゴンとキルアはゲーム開始時とは比較にならないほど強くなりました。

 

ビスケの念能力は「クッキィちゃん」と呼ばれる女性の念獣(?)を具現化し、ビスケのオーラを特殊なローションに変化させマッザージを行うというもの。

各種美容効果や凄まじい勢いでの疲労回復などが見込めるサポート系の能力です。

 

そしてビスケが真の姿になると体格は数倍にまで大きくなり筋肉隆々になります。

この姿で殴るとたいてい相手を殺してしまうそうで、ビスケの持つ高い念の基礎技術と組み合わせるだけで高威力の攻撃を繰り出せます。

 

 

ゲンスルーたちは舐めてかかっていた

ゲンスルーたちは、もちろんゴンたちがグリードアイランドを生き残れるくらいの実力や知恵を持っていることはわかっていたものの、所詮は子供だと舐めきっている様子でした。

 

まぁ普通に考えれば12〜13歳くらいの子供相手に大人が負けるということはそうそうないです。

現にゲンスルーに至ってはゴンを瀕死の状態に追い込んでいましたし、ゴンも作戦を練っていなければまず敗北するだけの経験の差、実力の差があることは重々承知していました。

 

ただ、サブはキルア(しかもほぼ両手を使えない)に真っ向から挑んで手を抜けれて負けてましたし、バラもビスケに「強い」とは言われておりましたが、真の姿のパンチ一発で気絶してました。

結局はこの油断がゲンスルーたちを敗北に追いやったわけでして、もしゲンスルーの相手がゴンの何倍も強いビスケだったら即負けていたことでしょう。

 

 

 

「一握りの火薬(リトルフラワー)」が効かない

ゲンスルーの能力「一握りの火薬(リトルフラワー)」は掴んだものを爆発させる能力です。

リトルフラワーを防ぐにはオーラの攻防力移動を使い、ゲンスルーに掴まれた体の部分に瞬時にオーラを集めて防御する必要があります。

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(引用:HUNTER×HUNTER 18巻57P/冨樫義博)

 

ゴンはオーラの攻防力移動がまだまだ未熟だったものの、ゲンスルーのリトルフラワーをオーラで防御し、軽傷程度に威力を減らすことができていました。

ゴンですら防御できるということは、オーラの攻防力移動をほぼ完璧に使えるビスケであればゲンスルーのリトルフラワーもほぼ完璧に防ぎきったことでしょう。

 

さらにビスケの真の姿の時の体格や腕の太さ、これらを考えるとまずリトルフラワーの火力では吹き飛ばなさそうです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 18巻37P/冨樫義博)

 

リトルフラワーは顔面に直撃しても念能力者であれば即死することはない比較的威力の低い技です。

とするとオーラの移動を完璧にマスターし、屈強な体を持つビスケにはほぼ無力でしょう。

 

「命の音(カウントダウン)」を使っても、爆発までに1時間近くかかるのと、強制的に爆発させるにはサブ、バラの協力もいるので、1対1の状況では即効性がありません。

爆発までにビスケに解除条件である「ゲンスルーの体に触れて『ボマーつかまえた』と言う」を満たされてしまうと思います。

 

ということでビスケ相手では、ゲンスルーの念能力はほぼ封じられたも同然です。

 

 

ゲンスルーも接近戦タイプ

ゲンスルーは念能力を使うにしても使わないにしても接近戦を挑むしかないです。特に武器になりそうなものも持っていませんでしたし。

ただ体術にもかなり自信があるようで、当時のゴンでは完全に手も足も出ないほど圧倒されてしまいました。

 

しかしビスケは殺人鬼かつプロハンターであるビノールトを、念を使わず一瞬で叩きのめしました。

死にはしなかったものの、明らかにビノールトは重傷を負ってましたね(ビスケ曰く念を使ってたらビノールトは死んでいた模様)。

 

グリードアイランドに入れるレベルのプロハンターですら圧倒する体術を誇るビスケ。しかもそれは子供の姿での話です。真の姿になれば大抵の敵を一発で殴り殺してしまうそうなので、ビスケとしても接近戦は望むところ。

 

ゲンスルーも真の姿で殴った場合、一発では死ななかったにしても、バラと同じような感じになっていたことでしょう。

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(引用:HUNTER×HUNTER 18巻34P/冨樫義博)

 

ビスケは一発で相手を殺してしまうことから、記念に相手に自分を一発攻撃させるようにしているそうです。が、そこでゲンスルーがビスケを一撃で仕留められる技を出さない限り勝てなさそうです。

 

しかしゲンスルーには一撃必殺になる技はない・・・死にましたね。

 

 

 

バラ相手ならゴンでもいい勝負をしそう

サブとバラについては「発」を使用した描写はありませんでした。

単純に使わなかっただけなのか、それともゲンスルーの仕掛けた「命の音(カウントダウン)」を強制的に爆破させる「解放(リリース)」にオーラの容量の大半を割いているのか、それはわかりません。

 

ですが、ゲンスルーよりはサブ、バラの方が弱いことは明らかです。

キルアはサブ相手に常時余裕で、手を怪我していたもののいろいろ試しながら実験を兼ねて戦っていたくらいでしたからね。

当時のゴンとキルアの実力差はキルアの方が上という感じでしたが、それほど大きく開いていたわけではないと思います。

 

一方でサブとバラの実力がほぼ同じくらいだったとすると、ゴンもバラ相手なら余裕とは言えないまでも、互角以上に戦えていたのではないかなと思います。

そしてキルアは作中通り余裕勝ちビスケもゲンスルーを先述の感じで倒し、被害を最小限に抑えて勝利できたと思います。

 

まぁ主人公が敵の親玉と戦わないってわけにもいきませんけどね。

 

 

ビスケがゲンスルーと戦わなかった理由

ゴンはゲンスルーと戦い大怪我を負いました。もし作戦がうまくいっていなければ間違いなく死んでいたことでしょう。

それでもビスケがゲンスルーと戦わなかった理由は2つあります。

 

1つはゲンスルーたちが各々の戦う相手を決めていたからです。ゴンたちと会う前にゲンスルーたちは、

ゲンスルー→ゴン

サブ→キルア

バラ→ビスケ

と戦う相手をすでに決めていました。

まぁゴンが事前にゲンスルーに対して「俺が相手になる」と挑発していたこともありましたし。

それに乗るかどうかはゲンスルーたち次第でしたが、乗ってきました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻183P/冨樫義博)

 

基本的には交渉してカードを奪うつもりでしたが、強行手段に出ることも想定のうちだったのです。その場合は1対1の状況に持ち込む予定でした。

 

ゲンスルーたちとしてはゴンの挑発しようがしまいが自然な判断と言えますね。

やっぱり子供とはいえ男の子の方が力も強かったりするわけですから、一番強いゲンスルーがゴンかキルアと戦うのは当然ですか。

まぁ実は女の子(子ではないですね)のビスケが異常なまでに強かったというオチなのですが。

 

ゴンたちの作戦だけでなく、ゲンスルーたちの作戦もあったので、ゴンとゲンスルーが戦うのをビスケが割り込む形で阻止するのは難しかったと思います。

これが1つ目の理由です。

 

もう1つの理由は、想像になりますが、ビスケがグリードアイランドがゴンを育てるためのゲームだと理解していたからだと思います。

 

ゴンはゲンスルーに対して挑発しましたが、本来ならば危険性を考えてゲンスルーとゴンを戦わせるべきではないです。

作戦は練るつもりだったとはいえゴンが殺される可能性大でしたので。

 

ビスケは恐らく、ゲンスルー戦を、ゴンのグリードアイランドでの修行の集大成をして利用したのでしょう。

そうすることがグリードアイランド本来の使い方であるとビスケは気がついていたと思います。だから自分は戦わずゲンスルーとゴンを当てたと考えられます。

この2つが理由ですね。

 

 

 

まとめ

実のところ、当時のグリードアイランド内でビスケとサシで勝負して勝てそうなのって

レイザー、ヒソカ、幻影旅団戦闘員(フェイタンとか)くらいしかいないんですよね。

 

いや、ヒソカと旅団メンバーに関しては微妙ですね。

ビスケって言ってみれば念を超高度に扱えるようになった、旅団ではこと戦闘において全員から一目置かれていたウボォーギンみたいなものです。

さらに頭も使えるし、経験もあるしっていうオプション付きのめちゃくちゃ強いハンターなんですよね。

 

ビスケの専門が戦闘でないにせよ、ビスケに勝てそうなキャラは作中全体を見ても限られています。

正直グリードアイランドはビスケと組んでおけばほぼ負けることはない状態でした。

ゲンスルーが弱いというよりビスケが強すぎなんです。

 

ビスケはその後、キメラアント編序盤で、再度ゴンたちに修行をつけるためにパームに呼び出されました。

修行が終わったと同時にすぐに帰ってしまいましたが、ビスケもキメラアント討伐に参加していたらめちゃくちゃ強い戦力になったと思います。

護衛軍と戦えたかというとちょっとわかりませんが、師団長クラスなら倒せたと思います。

 

また回復能力もあるので、連戦で疲れていたモラウを癒してあげるくらいのことはやってほしかったですね、後方支援的な役割として。

 

そういえばビスケもクラピカの依頼で暗黒大陸に乗り込んでいます。

賢いビスケなので命知らずな行動はしないと思いますが、ビスケ以上の怪物・・・いや危険な生き物がたくさんいそうなので、ビスケといえど通用するかはわかりませんね。

 

ビスケの強さ爆発のハンターハンター18巻!!

【ハンターハンター】ネテロ会長の「心」Tシャツを作ってみた!

 

さて本日もハンターハンターに関するアイテムを作ってしまいました。最近は、なんていうんでしょうか、「クリエイティブ欲」みたいなものが溢れています。普段から「文章を創る」という意味でブログを書くことはクリエイティブな作業なのですが、実物を作りたくなってしまうのです。

先日はクロロのベンスナイフをダンボールで作ってみました。

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今回はですね、

ネテロ会長の「心」Tシャツ

を作ってみました!ごく簡単にできるので、もしよろしければチャレンジしてみてください。以下に制作方法を書いていきます。

 

 

 

「心」Tシャツとは?

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その前に「心」Tシャツについて説明しておきます。ハンターハンターに登場する、ハンター協会の元会長ネテロが着用していたTシャツの事です。ネテロが本気で戦うときにのみ着用すると噂されていましたが、そもそもネテロが本気で戦い合うほど強い人がいないので、「心」Tシャツを見た者は数少なかったようです。モラウもノヴもキメラアント討伐時に初めて見たと言っていました。

ネテロは自分よりも強いと思われるキメラアントの王・メルエムとの戦闘にあたり、この「心」Tシャツを着ました。このシャツを着ることで強くなるのかはわかりませんが、念は精神面も威力に大きく作用するそうなので、気合いを入れるという面で、「心」Tシャツは効果を発揮してくれていた・・・かもしれません。

 

 

必要なもの

まずは「心」Tシャツを作るために必要なものを用意しましょう。

以下のものを家で探すなり買うなりしてください。

・要らないTシャツ(丸首のものがいいです)

・青色のマジック(予備用に2本あると安心です)

・オレンジ色のマジック(これも2本あると安心かも)

・ハンターハンター27巻(表紙のネテロを見本にします)

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これらのものが用意できましたら制作に取り掛かります。

基本的にずーっと塗っているだけです。糸を縫って一からシャツを作るというような難しいことはしません。大丈夫です。私は玉結びすらできるか危ういほど裁縫は苦手なので、縫ったり切ったりはしません。

 

 

襟・袖を青く塗る

まずは襟の部分を塗っていきましょう!ハンターハンター27巻の表紙を参考にすると、襟の部分は青色ですね。

では青色のペンを使って、この下水道の中を生きてきたドブネズミのように薄汚れたシャツの襟を青く塗っていきます。

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やはり必要のないシャツを使ったほうがいいです。このシャツももう2年くらい着ているものでだいぶヨレヨレになってしまいました。いつも会社に行く時にYシャツの下に着ていたものです。そろそろ新しいものにしようと思っていました。ただ、普通に捨ててしまうのも勿体無いないので、この度、「心」Tシャツとして再生させます。

 

襟を一周塗り終えたら、左右の袖の部分を青く塗っていきます。かなり青いペンを使います。私が写真で使っているような極太サイズの青ペンならば1本でも足りますが、細いペンの場合は2本以上あったほうがいいですね。

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左右、表裏とも塗ってください。まず塗りたい部分の端っこを枠を書くようにしてなぞってから中の部分を塗っていくとはみ出さずに楽に塗れますよ。

ただはみ出したときのことを考えて床に新聞紙やダンボールなどを敷いておくことをおすすめします。なんだかんだ言って私もだいぶはみ出しました。まるで中学時代クラスに馴染めなかった私自身のように。

で塗り終わるとこんな感じになります。

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シャツに塗っているので、紙に色を塗るようにムラなく塗るのはかなり難しいです。ただ27巻表紙のネテロが着ている「心」Tシャツも色ムラがありますし、ネテロが激戦で着古したものみたいな感じがして、色あせている方が味があっていい・・・ということで言い訳しておきます。

一番大変な作業がこの青色の部分を塗る作業です。割と疲れます。

しかしここからが本番!醍醐味となる「心」の文字を書いていきます。

まぁその前にシャツを乾かしましょう。20〜30分も置いておけば青い部分が乾くと思います。

 

 

 

「心」を書く

それでは「心」を書いていきましょう。シャツの胴体部分にオレンジ色のペンで書いていきます。失敗するとまた別のシャツに青く塗る作業からやり直しという地味に緊張する作業です。

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 もちろん失敗したくはないので、まずは大まかにどれくらいの大きさで書くかなどを知るために下書きをします。細くていいので「心」と書いてみましょう。

書き始めて4秒で本番みたいな感じで挑むとまず失敗すると思いますので、面倒くさがらずまずは下書きをしましょう。何事も順序を踏むことが大切なのです。何事も。

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はいこんな感じですね。なんとなくイメージできればOKです。

まぁこれで完成としてもいいのですが、ちょっとみすぼらしいですね。これではネテロも着てくれないでしょう。動きにくいスーツで戦った方がまだマシです。

なのでここからは27巻の表紙を参考にもっと字を太くしていきます。ポイントは「大きな筆で書いた」ような字を心がけることです。あと「」も忘れないようにしてください。この「」があるかないかで全然違います。

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「心」が書ければ完成です!

いかがでしょうか、うまくできましたか?私の「心」Tシャツは・・・

結構良くない?

我ながらなかなかのクオリティで作れたと思うんですがどうですかね?もしネテロのコスプレをする機会があったらこれで申し分ないと思うんですけど・・・

え!?かなりいい出来なんじゃないの?この手作り感も相まって・・・良くない?自画自賛しすぎかな?自分に甘すぎかな?

 

 

 

着てみた

では実際に着てみます!これでネテロの気分が味わえる・・・

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ということで着てみました。私の腕が貧弱すぎてネテロが着ている時のこう、ピチっとした感じが出ませんね。ガバガバです。せめて胸があればね、まだ別の意味でいい感じの写真になったと思うのですが。

そして寒い・・・これを着たのが朝の7時くらいだったのでまだ気温も上がっておらずとりあえず寒いですね。日中の暖かい時間帯か、夏場に着ることをおすすめします。

 

でも自らのちょうど心がある位置に「心」と刻むことで、なんだか本当に気合が入ってくるようなこないような、そんな気がします。もしかしたら来週末あたりに「百式観音」を会得できているかもしれません。

制作費はペンを4本買った分、1050円くらいなので、1050円でコスプレ用品が買えたと思えばだいぶ安上がりだったのではないかなと思います。

 

ただ注意してください!私のように「水性ペン」で色を塗った方は、この「心」Tシャツを洗濯してしまうと色落ちしてしまう可能性が高いです!最悪このシャツの色が落ちてしまうだけならいいのですが、洗濯機の中で他の洗濯物に色移りしてしまう恐れもあります!ですのでできれば洗濯しないほうがいいです!ファブリーズ的なものをかけておいてください!

「恩は石に刻め、恨みは水に流せ」と言いますが、この「心」Tシャツに刻んだ模様はいくら心を込めても簡単に水に流れてしまうので、ご注意を!

 

いやーいいもの作れたぜ!家の外では着ないけど、家の中でなら着まくってやるぜ!

・・・ん?・・・ちょっと待てよ・・・

 

www.ttrinity.jp

  

売ってた(笑)

 

 

 

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【テニスの王子様】聖ルドルフの赤澤部長は本当に全国区プレーヤーだったのか?

今日はテニスの王子様の「青学VS聖ルドルフ」を読み返しておりました。

都大会のベスト4進出と、関東大会への出場権を決める大切な試合です。

 

この試合、聖ルドルフの選手兼マネージャーである観月はじめが青学選手たちの弱点などを細かく分析しており、青学にとって苦しい一戦となりました。

結果的に聖ルドルフは敗北したのですが、部長である赤澤くんと後輩の金田くんのペアが、青学最強のダブルスゴールデンペアこと大石・菊丸を打ち破り1勝を挙げました。

本来「全国区」と呼ばれる日本中学テニス界でも有数のシングルスプレーヤーである赤澤部長をあえてダブルスに使用して・・・ん?

赤澤部長って全国区プレーヤーなの!?

ということは手塚くんなどとも互角に戦い会える実力だったってこと・・・いや・・・そうとは思えませんでしたが・・・

 

ということで今回は聖ルドルフの赤澤部長は本当に全国区プレーヤーだったのか?について考えていこうと思います。

赤澤吉朗とは?

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(引用:テニスの王子様 8巻18P/許斐剛)

私立聖ルドルフ学院中学の3年生です。聖ルドルフは部活動の強化のために日本全国から優秀な選手を集めており、テニス部にも観月くんや木更津くん、柳沢くんなど遠方からやってきた選手が多いです。

彼らは部活動には週2回程度しか顔を出さず、それ以外の時は外部のテニススクールで特別なレッスンを受けています。あまり部活とは言えない状態です。

 

そんな中で赤澤部長は聖ルドルフのテニス部員としてずっと活動をし続けていた「生え抜き組」と呼ばれる選手の一人です。

赤澤部長はスクールには行かず、部活動の中でのみテニスの練習をしていたとみられます。

そんな赤澤部長ですが「全国区」という全国有数のテニスプレーヤーの一人という設定があります。全国区についても説明していきます。

全国区とは?

強豪が集う全国大会でも勝ち上がれる実力を持つ選手のことを、作中で全国区と呼んでいます。

全国区に該当する選手は、立海大付属中のレギュラー全員、青学の手塚くん、不動峰の橘さん、氷帝の跡部様、四天宝寺の千歳くんなどが該当します。

彼らは日本中学テニス会でも屈指の実力者たちで、その名を知らぬ者はいないほどの有名選手たちです。

赤澤部長もこの全国区に名を連ねているそうなのですが・・・果たしてどうなのでしょうか?

シングルスは強いみたい

作中では、青学戦にダブルス1として登場した赤澤部長。その理由は後述しますが、観月くんのとある作戦のためでした。

試合前は「この俺をダブルスに使うとはね」や試合中も「シングルスなら負けなかった」などと、かなりシングルスに自信があるような発言をしていた赤澤部長。

これだけ言うのですからシングルスの腕前は相当なものなのでしょう。

 

乾くんの話では、リョーマたちが入学する1年前に聖ルドルフは青学と対戦し、赤澤部長は乾たちの先輩を倒しているそうです。

青学のレギュラー選手を倒せるということは強いと言えますが、手塚くんたち、そしてリョーマが入ってくる前までは青学にとって冬の時代が続いていたみたいですから、その時代の渦中にいた先輩を倒したとしても果たして本当に強いのかどうか・・・

手塚くんが入部した当初の時点で、先輩たちは手塚くんに全滅されるレベルだったみたいですし。

 

ただくん手塚は当時から百錬自得の極みを体得しており超強かったので、実は手塚くんに次ぐくらいの強い選手が青学にはいて、赤澤部長その人を倒したと考えられなくもないです。ちょうど不二くんと同等くらいの。

赤澤部長の必殺技?「ブレ球」

赤澤部長の得意技は「ブレ球」です。いや、これを技と呼んではいけません。赤澤部長の悪癖によって生まれた本来好ましくないショットなのです。

 

赤澤部長はバックハンド(利き腕と逆側)のボールを打つ際に、ラケットの面の真ん中にボールが当てられず、先端の方で打ってしまうという癖を持っていたのです。

この癖によって、ガットとフレームのつなぎ目あたりに当たったボールには、常人では見抜けないほどのブレが生じてしまいます。

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(引用:テニスの王子様 7巻102P/許斐剛)

動体視力の良い人間は、このボールの微妙なブレを目で追ってしまいます。観月くんはこの赤澤部長の癖に目をつけ、動体視力の良い菊丸くんの対戦相手としてぶつけ、ボールのブレを菊丸の目に追わせることで菊丸くんの体力と集中力を削ぐ作戦をとったのです。

 

功を奏したとはいえ、赤澤部長の癖は本来直さなければならないもの。やはりボールはラケット面の真ん中に当たった時にこそ一番強い威力で飛んでいきます。

面の真ん中に当てることは基礎中の基礎です。実はそれができていなかった赤澤部長。本当に全国区かどうか怪しくなってきました。

赤澤部長が全国大会にいける余地はあるのか?

作中では団体戦しか描かれませんでしたが、テニスの大会はに個人戦というものもあります。

青学は団体ではこれまで全国に行けていなかったようですが、手塚くんやゴールデンペアが全国区と呼ばれていることから、各自シングルス、ダブルスの個人戦で全国大会に行ったのでしょう。

 

赤澤部長も全国大会まで行ったからこそ全国区と呼ばれているのでしょうが、そもそも赤澤部長が都大会から先を勝ち上がって、全国大会まで行ける可能性はあるのでしょうか?

 

全国大会を勝ち上がるには、まず関東大会で上位に入らなければなりません。

しかし関東大会までに当たる全国区プレーヤーとして、先述の立海大のレギュラーたち、氷帝の跡部様、青学の手塚くんがいます(橘さんはもともと九州の選手でしたので、過去に関東大会出場経験はないはずです)。

それに次ぐプレーヤーとして、青学の不二くん、六角中のダビデくん、山吹中の千石さんなどがいます。

ブレ球使いの赤澤さんが勝ち抜けるレベルではない気がしますね。

 

さらに、全国区は全国大会に出場できれば呼ばれるわけではなく、全国大会でも勝てる実力がなければなりません。そうなるとなおさら無理な気がします。

 

運良く強豪選手が出場を見送った大会で勝ち上がれ、全国区というのは別に称号でも資格でもなくなんとなく「こいつは全国でも勝ちあがれるプレーヤーだぜ」っていうキャラクターにつけられるふわっとしたものなので、全国大会に行けた赤澤部長にもつけられた可能性もあります。が・・・こう考えると赤澤さんは残念ながら全国区を呼ばれる実力者ではないような気がします。

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(引用:テニスの王子様 7巻147P/許斐剛)

なぜ赤澤部長は全国区認定されていたのか?

実力的には微妙な赤澤部長が全国くん認定されていた理由には、とあるシーンが大きく影響していると思います。

都大会で赤澤部長が不動峰の橘さんとすれ違うシーン。

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(引用:テニスの王子様 9巻136P/許斐剛)

かつての橘さんは金髪でしたが、髪をバッサリ切っています。そんな昔の橘さんの気配を、赤澤部長は感じ取ったのでした。

このシーンを見ると「過去に赤澤部長と橘さんが対戦したことがあり、そのイメージが赤澤部長に流れ込んできた」と捉えるのが普通ですよね。でなきゃこんな気配は感じないと思います。

先述の通り橘さんは九州のプレイヤーだったので、過去に東京都代表の赤澤部長が出会うとすれば全国大会しかありません。

ここから赤澤部長も全国まで進んだ選手=全国区プレーヤーであるとされたのではないでしょうか。でも確か作中公式設定だったような気もするんですよね、赤澤部長の全国区という設定は。

 

実際のところ、赤澤部長が橘さんを思い出したのは「過去に全国大会の試合で橘さんの姿をビデオで見たから」でした笑

ビデオで見ただけの人物とすれ違って、その人からオーラを感じとれるものなのでしょうかね・・・赤澤部長の記憶力と感度は凄まじいです。それこそ全国区と言えるでしょう。

 

でも大会で橘さんと対戦しなかっただけで、赤澤部長が全国大会にすらいっていないという根拠にはなりませんのでね。

赤澤部長の自信あふれる発言から見ても、シングルスは全国区ということにしておきましょう!(怪しいけど)疑ってすみませんでした!

・・・だとしたら都大会の青学戦では赤澤をシングルスに回した方が確実に勝てたような気もしますけどね・・・

 

 聖ルドルフ戦は7巻から!

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【ハンターハンター】ジャジャン拳はチーの方が強そうなのにゴンがグーを多用するのはなぜか?

ハンターハンターの主人公・ゴンの必殺技「ジャジャン拳」!

ジャンケンに見立てて、強化系、変化系、放出系の3つの技を繰り出します。

  • グーはオーラを集めた拳で敵を殴る強化系の技
  • チー(チョキ)はオーラを刃に変化させて敵を斬る変化系の技
  • パーはオーラを飛ばして攻撃する放出系の技

ゴンが最も得意とする系統は強化系ですので、グーを使うことが多いです。チーとパーはやや苦手な分野なのです。

しかしですね、作中の描写から見ると、グーよりチーの方が強くない?と思えてしまうのです。

ということで今回はジャジャン拳はチーの方が強そうなのに、ゴンがグーを多用する理由を考えてみました。

ゴン=フリークスとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 19巻129P/冨樫義博)

ゴンはハンターハンターの主人公です。クジラ島という小さな島で育ち、父親のジンに憧れてプロハンターを目指していました。

野生の中に身を置くような生活をしていたので抜群の身体能力と動物並みの嗅覚など、12歳にして人間離れした能力を持っていました。

誰とでも打ち解け、好奇心にあふれる様子は「ハンターに向いている」と周囲の人間から高く評価されることも多かったです。

 

念能力は、先述のジャジャン拳。技名はナックルが勘違いして決めつけてしまったものですが、ゴンは特に訂正せずそのまま技名にしてしまいました。

ビスケとの修行の中で技のベースが完成し、キメラ=アント編では非常に高い威力で使えるようになっていました。

強化系が得意系統であるゴンは、グーを最も得意としており、グーを使う時に拳に集まるオーラ量は百戦錬磨のプロハンター達をも驚愕させる量で、殴られればひとたまりもない威力です。

 

しかし、作中の描写的にグーよりチーの方が強そうなのです。

キメラ=アントをチーで両断

恩人であるカイトと合流したゴンとキルアは、巨大なキメラアントの痕跡をたどってNGLに入りました。

案の定NGLはすでにキメラアントの侵攻が進んでおり、多大な被害が出ていました。

 

そしてゴンたちは、麻薬工場にてユンジュというキメラ=アントと、その部下2匹と戦闘になります。ゴンは多数の腕が生えてキメラアントを相手取りました。

ゴンが戦ったキメラ=アントは非常に硬い外殻を持ち、ゴンの念を込めたパンチは効かなかったのです。

そこでゴンは殴るのではなく斬るためにチーを発動。キメラ=アントを両断しました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 19巻100P/冨樫義博)

グリードアイランド時点でのチーは、戦闘で使い物になるレベルではななかったのですが、短期間で硬いキメラアントを切り裂くレベルになっていました。

キメラ=アントを切り裂くほどということは、人体に対して発動したら余裕で真っ二つでしょう。

この時、キメラ=アントたちは念を使えませんでしたが、念なしでも念の攻撃を耐えるほどの連中なので、強度としてはオーラをまとった人間と同じくらいの強度があったと思います。

それでもお構いなしで切れてしまうのがチーです。

ラモットはグーを耐え切った

先述の戦いの前に、ゴンはキメラ=アントの兵隊長ラモットとも戦いました。

ラモットに対してはグーを胴体にクリーンヒットさせましたが、ラモットを仕留めることはできませんでした(その後キメラアントの巣の中でのたうちまわるくらいダメージがありましたが)。

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(引用:HUNTER×HUNTER 19巻66P/冨樫義博)

当時のラモットは念は使えませんでしたので、兵隊長クラスであれば、キメラ=アント編序盤のゴンのグーは耐え切ってしまうレベルだったということでしょう。

この時点で考えると、おそらくチーの方が攻撃力が高いと思えます。

それを理解した上で、その後の戦闘でゴンはチーを使ったのだと思います。

ゴンの成長率の問題

念能力を100%の精度まで鍛えることができるのは、自分の生まれながらに持つ得意系統のみです。

ゴンの場合は強化系で、ジャジャン拳を構成するチー(変化系)とパー(放出系)については100%の精度で使えるようには、基本的になれません。

さらにゴンは変化系と放出系とでは放出系の方が得意(ビスケの見立て)のようですので、変化系のチーはゴンのスキルツリーの中で最も鍛えにくい系統になります。

 

受験生が得意科目の勉強をして苦手科目の点数をフォローをするように、ゴンも得意系統である強化系のグーを鍛え続けた方が今後の成長率を考えても効率はいいと思います。

おそらくチーは早い段階で成長の頭打ちが来てしまうはずです。

もしかしたらチーはキメラ=アント編序盤の時点でほぼ完成していて、あれ以上の成長が見込めなかった可能性がすらあります。

グーについてはゴンさん化し、ピトーに使ったレベルまでは成長する余地がありますから、キメラ=アント編序盤とは比較にならないレベルまで威力が上がることは間違いないです。

 

ゴンがチーより威力の低いグーを多用していたのは、チーを使ってもこれ以上成長が見込めないので、グーを使って鍛え続けること。そして、念を覚えてさらに強度が上がったキメラ=アントにはチーが効かない可能性を危惧して使わなかったのかもしれませんね。

ゴンさん状態でのチーも見てみたかった

もし仮にチーにもまだ成長の余地があったとしたら、ピトー戦でゴンさん化した時のチーの威力も見てみたかったですね。

ネテロの百式観音に殴られてもろくにダメージを受けないほど硬いピトーを、一撃でボロボロにするゴンさんのグー。

ということは、チーならばピトーを一瞬で切り裂き、バラバラにできていたかも知れません。だとしたらめちゃくちゃ強いですよね・・・ピトーを完全に仕留めきるまでにゴンさんといえどグーを多用した描写がありましたので、高威力のチーならそんなに労せずピトーを倒せたような気がします・・・

 

ただゴンがチー以上にグーを使うのは、自分の力で開発しましたこともあり、愛着があるということもありそうです。

実際グーは多くの使い手たちが驚愕するほどの威力を誇っていたことは間違いないですし、キメラ=アント相手でなければグーを使えばまず死ぬレベルの必殺技であることも間違いないです。

ゴンが戦う目的は殺傷ではない

ゴンは基本的に、敵といえど無条件に殺してやろうという考えは持っていません。

おそらく敵に本当の殺意を向けたのはピトーとの戦いだけでしょう。ゲンスルーも命までは奪いませんでした。

ゴンが念を殺傷目的に使うことはほぼあまりありません。

 

ということを考えると、敵を切断する=殺傷するに直結してしまうチーはゴンとしてはあまり使いたくはない技でしょう。

キメラ=アントに対して使ったのはカイトから「躊躇するな」的なことを言われたからだと考えられます。指示に従っただけです。

 

まぁ、殺そうと思っていたピトーに対してもグーしか使わなかったようですから、おそらくピトーの硬さを打ち破れるレベルでチーは使えなかったと考えるのが自然でしょうかね。やはりゴンは強化系ですので、グーが最も強い技になるのでしょう。

 

斬るという性質上チーの威力は高く見えてしまいます。

ゴンも敵をズバッと斬るためにチーを編み出したみたいですが、あまりにも斬れるので自分でもドン引きしてしまい使用を控えているのかもしれません。

「うわぁ、めっちゃ斬れるし、切断面グロすぎ・・・使うのやめとこ」みたいな。

ゴン的には殺傷は不本意みたいですし、威力も調整でき、弱めれば相手を死に至らしめることの少ないグーで殴る方が好ましいということで多用していると見えます。

グーはゴンの強さと優しさを体現した技

ということでゴンがチーよりグーをよく使う理由の結論は、

チーは斬るという能力の性質上強く見えるものの、ゴンにとっては若干苦手な系統であり、成長はすぐ頭打ちになってしまうので、今後成長率も高い得意系統のグーを多用している。

ということと、

ゴンが念を使う目的は基本的に殺傷ではないので、相手を死に至らしめる可能性の高いチーではなく、威力を調整すれば命までは奪わないグーを好んで使う。

ということではないかと思います。

 

グーはゴン自身の強さそのものでもあり優しさそのものでもある能力のようですね。

ハンターには強さが必要ですが、むやみに命を奪うことは良しとされていないようですから、ゴンの考え方はハンターの考え方そのものだとも言えます。

こういう面からもゴンはハンターに向いていると評価されていたのでしょう。

 

ただキメラ=アント編に関して言うと、このゴンの考え方は正直「良いとは言えない」んですよね。

実際に人間が万単位で死ぬ危機に陥っていながらもゴンはキメラ=アントたちに情けをかけていたわけですから。

カイトとキルア、そしてモラウたちはキメラ=アントを完全に駆除対象と断定し、仕留めるつもりで戦っていました(ナックルは途中で出来なくなってしまいましたが)。

基本的なハンターとしての方針と言いますか、考え方はゴンの考え方が正しいのですが、ハンターの仕事としてキメラアントの駆除を行っている以上は、情けをかけず仕留めるのがプロというものです。カイトもゴンの優しさをむしろ不安視してました。

 

念能力同様ゴン自身のハンターとしての成長もまだ発展途上ということでしょう。

ある意味でピトーを倒すためにゴンさんとなり、容赦なくピトーを仕留めた行為は、ハンターの仕事としては正しい行為です。

しかし、これまでのゴンが持ち合わせてきた何かを同時に失ってしまうような感じもしました。

あの場でピトーを殺していなければゴンが死んでいたとはいえ悲しい結末だったと思います。成長は何かを得て、何かを失うことなのでしょうか・・・

例えるならば、自分の理想を掲げて社会に出てきた新社会人が、社会に蔓延る金、嘘、裏切り、そんなものを目撃し、それまでの理想を捨てて厳しい現実世界に身を置くようになってしまうようなそんな感じですかね。

・・・って暗い話になっちゃった!

 

 

【テニスの王子様】リョーマの「ドライブA」が無慈悲な殺人ショットすぎる件

ハンターハンター考察を行ってきた当ブログですが、また新しい試みをしてみようと思います。

この度より「テニスの王子様」考察も書いていくことにしました!

 

一斉を風靡したジャンプのテニス漫画「テニスの王子様」!

もう15年くらい前になりますかね、原作やアニメを見た少年たちがテニスを始め、テニスブームを生み出しました。

私もテニスの王子様を見て、小学生の頃にテニスを始め、高校生までずっとテニス部に所属してきましたクチです。

私の青春のきっかけともなった漫画です。

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ただ漫画として考察するだけでなく「元テニス部」という観点からも考察ができると思いますので、需要があろうがなかろうが、続けていこうと思います。

 

今回取り上げるのはですね、主人公・越前リョーマくんの得意技のひとつドライブAという技です。

あまり有名ではない技かもしれませが、重箱の隅をつついていくようなスタイルが当ブログの漫画考察なのでご了承ください。

 

このドライブAなのですが、「紳士のスポーツ」とも呼ばれるテニスにおいてあまり使うべきではない、無慈悲な殺人ショットなのです。

今回はこのドライブAの危険性について語っていこうと思います。

ドライブAとは?

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(引用:テニスの王子様 13巻49P/許斐剛)

越前リョーマの必殺技です。

テニスの技術に、相手のショットをダイレクトで返球する「ボレー」と呼ばれるものがあります。

本来ボレーはラケットを立て、面にボールを当てて体重移動を使って前方にボールを押し出すようにして打つのですが、振り抜いて強打する打ち方も存在します。これを「ドライブボレー」と言います。

非常に力の要る技術なのですが、相手の球の威力とスピードが相まって強烈なショットになります。

 

リョーマのドライブAは、このドライブボレーをネット近くの至近距離で相手の顔面にぶつけるという技なのです。

当たりどころによっては危険

リョーマはドライブAを、都大会決勝の山吹中戦にて対戦相手の亜久津仁(あくつじん)に向けて初めて使用しました。

打球は亜久津の顔面を捉え、亜久津は口から血を流していました。

 

硬式テニスのボールは野球のボールほどではないにしろ、かなり硬いです。

握力で握りつぶすのは、まず無理じゃないかなと思います。

私もテニスをやっていた身ですので、何度か顔や体にボールがヒットした経験はありますが、硬式のボールはノーバウンドで体当たると超痛いです。リアルに痣になります。

 

それを顔面にヒットさせるドライブAはテニス経験者からするとマジで怖いです。

よく頭を打った時に「星が見える」なんて表現をしますが、本当に顔面にボールが当たると目の前がチカチカします。

 

勢いがあるショットならば、頭の当たりどころによってはそのまま卒倒してしまう可能性もありますので、ドライブAはもはや殺人ショットです。

こういう技は主人公が使う技じゃないと思うのですが・・・テニスの王子様の世界は相手をKOさせたモン勝ちみたいな風潮がありますからねぇ・・・

亜久津も悪い

リョーマは、このドライブAという殺人ショットをむやみやたらと使うわけではありません。マジで危険な技ですからね。

亜久津に対してドライブAを使用したのは、亜久津が暴力行為やカツアゲなどを働く不良であり、リョーマ自信を始め、河村先輩、カチロー、荒井先輩などが試合前に被害を受けたので、その借りを返すためでした。

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(引用:テニスの王子様 10巻51P/許斐剛)

リョーマはラケットで打った石をぶつけられて試合前に負傷してましたので、これは亜久津も恨みを買っても文句は言えないですね。

 

ただ、普通のショットをぶつけるならばまだしも、至近距離からの高威力ドライブボレーを顔面にぶつけるとは、リョーマも相当な悪よのう・・・

ルール上は問題無い

しかし、相手プレーヤーの顔面を狙うことはテニスのルール上何の問題も無いですし、顔面に向かって打たれたプレーヤーが返球できなかった場合は相手プレーヤーのポイントになります。

意図的でなく相手プレーヤーの顔面にボールが飛んでいってしまうこともありますからね。

 

ただ、普通の試合ならば、故意的に顔面を狙いにいくような、いわゆるラフプレーがあると審判に怒られる場合もあります(学生の試合ならあまりないかな?審判やってるのも学生であることが多いですし)。マナー上良くないですし。

しかし、危険性を考えるとやるべきではないというプレーなだけでルールに「顔面を狙ってはいけない」みたいなものは特にないです。

 

テニスは自分の体に向かってくる打球の方が打ちにくいのです。イメージしにくいかもしれませんが、ラケットの間合いのさらに内側に打球が入ってきてしまう感じです。懐に入られてしまう感じ。

その場合、体を左右どちらかにずらして返球するのですが、相手のサーブやボレーなど、速い球に対しては体の動きが間に合わず、返球できても相手のチャンスボールになってしまう可能性が高いです。

戦略の一つとして相手の体を狙うという方法を使うプレーヤーもいます。学生レベルだとそんなに多くないと思うのですが・・・

もちろん私はそういうショットは打ちませんでしたよ!

もともとリョーマはラフプレー気味

ドライブAは清々しいほど相手を仕留めにいっているショットなのですが、リョーマの得意技は相手の体を狙っていくラフプレー気味な技が多いです。

 

例えばリョーマの十八番であるツイストサーブは、バウンド後に相手の顔面に向かって跳ねるサーブです(本来ツイストサーブは顔面に向かって跳ねる危険なサーブではなく、通常のサーブと逆方向に跳ねるサーブです。誇張しているだけだと思われます。別名称として、スピンサーブやキックサーブとも呼ばれます)。

元からリョーマは相手選手の体を狙うような技を習得しています。

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(引用:テニスの王子様 1巻48P/許斐剛)

そもそもテニスの王子様の序盤の方って、亜久津もそうですが、態度が悪かったり、暴力を振るったり、いじめに近いようなことをしている人たちをリョーマがテニスを使って成敗していくようなストーリーが多かったんですよね。

そうなると、どうしても相手の体にボールをぶつけて、痛みでもって反省させるという展開にせざるをえかったと思います。

そういった設定の都合上リョーマの技も相手の体を狙う技が多いのだと思います。

まぁリョーマ自身、そんなに善人ぶっている感じではないですしね(それでいてきちんと悪人を成敗するのがかっこいいんでしょうけど)。

ドライブAは「ドライブAKUTSU」?

リョーマ以外にも、相手選手をKOさせるために編み出されたような技を使う選手はたくさんいます。が、「いやいやこんなのどうやって打つんだよ!」と読者を驚愕させる、もはやギャグ漫画レベルのとんでもない技ばかりなので、危険なのは確かですが、テニス少年たちが真似しようにもできません。

あそこまで吹っ切れると、どんなに危険でも許されるんでしょうね。

 

しかし、都大会編くらいまでの技って、わりと頑張れば実現できてしまう技が多いのです。

ドライブAは、まさにドライブボレーという現実にあるショット技術で相手の顔面を狙う技なので、やろうと思えばできてしまいます。ゆえに危険な技でもあると思うのです。真似できてしまうから、現実に輸入できてしまうから危ないということです。

まぁテニスをやっている人ならばその危険性はわかっていると思いますので、真似しないと信じたいですが・・・

 

ふと思ったのですが、リョーマのドライブボレーの応用技にはこのドライブAの他に、ドライブB、ドライブC、ドライブDがあります。

このB〜Dまでネーミングの由来はなんとなくわかるのです。

B→打ったボールの軌道がアルファベットのBのように見える

C→COOLドライブというリョーマの別の技の下位互換

D→ドライブBを2回連続で行う→DoubleのD

Aだけ謎なんですよね。一番シンプルで普通だから、Aなのか・・・と色々考えたのですが、このドライブA、もしかしたら亜久津との戦いで使用したことから

ドライブAKUTSU(亜久津)でA

だったのではないでしょうか?

ドライブAが亜久津に一発かますために生まれた技なのだとしたら、リョーマは超恨んでたってことですね。怖いなぁ・・・

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【ハンターハンター】キルアの顔写真にも懸賞金がかかっているのか?考察してみた!

ハンターハンターの世界に登場する犯罪者の中には、危険すぎるがあまり高額な懸賞金が設けられている者もいます。

例えば幻影旅団のメンバーは、マフィアによって1人20億ジェニーの賞金がかけられました。

こういった賞金のかかった犯罪者を捕まえたり、始末したりする賞金首ハンター(ブラックリストハンター)や殺し屋たちも多数存在します。

 

ハンターハンターに登場する殺し屋と言えば、やはり「ゾルディック家」ですよね。

シルバが過去に幻影旅団の1人を暗殺していることからも、ゾルディック家の面々はこれまでに依頼で賞金首を暗殺しまくっているはずです。

そんなゾルディック家は殺し屋でもあり、賞金首でもあります。キルアはハンター試験時にゴンに「家族全員捕まれば、いい金になる」と言っていました。

殺し屋としても優秀ですが、逆に恨みなども買ってしまい、危険人物としても認定されてしまっているようです。

 

そんなゾルディック家ですが、実は

顔写真にも懸賞金がかかっている

そうでして、その金額は1億ジェニー近いとのこと。

ということは、キルアの顔写真にも賞金がかかっていてもおかしくはないはず。

ですが、ヨークシンシティでお金稼ぎに励んでいたゴンとキルアに「キルアの顔写真を売る」というような行動には出ませんでした。

 

以上のことから生まれた疑問、

キルアの顔写真にも懸賞金はかかっているのか?

について考察していこうと思います。

信ぴょう性の問題はあるが・・・

ゾルディック家の首に賞金がかかっていることは、実際の家族であるキルアが話していることからも間違いないでしょう。

しかし顔写真にも賞金がかかっているという話は、ゾルディック家に乗り込もうとしていた殺し屋2人組の話でしかないんですよね。

しかも彼らの口ぶりからも「って話だ」程度にしか知らなかったみたいですので、信ぴょう性がイマイチ。噂話レベルです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻74P/冨樫義博)

ただゾルディック家は誰も顔を知らない幻の殺し屋一族です(普段変装も潜伏もしていないのですが、おそらくソルディック家の者が仕事を請ければほぼ確実にターゲットが死に、痕跡も残らないので、誰も知らないという状況が生まれるのでしょう)。

顔写真を拝みたい熱烈なファンや、関係者を殺された恨みからどうしてもゾルディック家の手がかりを掴みたくて、写真にすらお金を払う人はいそうです。

 

作中でその真偽は判明しませんでしたが、現実の世界でも指名手配犯の提供者にも賞金が払われるケースがあるそうですので、おそらくゾルディック家の顔写真だけにも賞金はかかっていると私は思います。

ただ、公的な機関がかけているというより、個人や私的な組織などが非公式にかけていそうです。

ゾルディック家はハンター協会ともズブズブの関係ですので。

関連記事:【ハンターハンター】キルアのハンター試験合格の裏にあるネテロとゾルディック家との癒着 - 私の名前はジロギン。

キルアの顔写真にもかかっているのか?

シルバ、ゼノ、イルミあたりは現在も殺し屋としてバリバリ現役ですし、歴もだいぶ長いですので相当高額な賞金がかけられているはず。

もちろん顔写真にも。特にイルミは祖父や父と異なり変装も得意なので、顔写真の価値は一番高そうですよね。

 

ただキルアに関して言うと、父や祖父、兄よりは生きてきた年月が少ない分殺し屋としての活動期間も短め。ですがキルアのセリフからも実際に暗殺の仕事は行っていたようですし、6歳時点で天空闘技場200階まで上れる力もあったので、その時から仕事をしていたと考えて、殺し屋歴は長くて6年ほどでしょうか・・・

ちょっと待てよ、6年って結構やってますね笑。3年くらいで職を変える人も多い中、6年続けるっていうのは相当長い方な気がします。

しかもゾルディック家には日々仕事が舞い込んでくるでしょうから、キルアもかなり多くの案件をこなしてきたはず。となるとキルアも裏社会ではかなり有名だったのではないでしょうか?十分顔写真に賞金がかかる程度には。

もちろんもっと長くやっているシルバ、ゼノ、イルミたちの方が高額でしょうけどね。

 

ということでキルアの顔写真にも懸賞金はかかっていたと思います。

金策のためにキルアの顔写真を売らなかったのはなぜ?

ヨークシンシティ編にて。ゴンとキルア、そしてレオリオはオークションにてゴンの父・ジンの居場所のヒントがつかめる可能性の高いグリードアイランドを競り落とすためお金集めに必死でした。

最初は「ストリート腕相撲」などをしていましたが、マフィアが幻影旅団に高額な賞金をかけていることを知り、旅団を捕まえることで一気にお金を手に入れようとしていたのです。

 

ただ、旅団の手がかりを掴むこと自体が難航し、ハンターサイトで情報を募るにしても情報提供者に謝礼金を払う必要もあり資金不足の状態でした。

そこでゴンは自らのハンターライセンスを質に入れ、軍資金となる1億円を借りました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻25P/冨樫義博)

この時に、素直にキルアの顔写真を賞金をかけている事物を調べて渡したり、情報提供者に「ゾルディック家の写真です。これを欲している人に売れば場合によっては1億ジェニー近い金額になります」とか伝えて写真をメールで送れば情報提供者に支払う謝礼金すら入らなかったはず。でもそんなことはしませんでした。

 

おそらくですが、これにはとても大切な理由があると思うのです。

友達のことは売らない

ゴンもレオリオも、ゾルディック家の顔写真に懸賞金がかかっているという話は先述の殺し屋1人組から聞いています。レオリオは「写真撮っておけばよかった!」てきなことまで言ってましたし。

 

合理的に考えればキルアの写真を使ってお金を稼ぐのが早いでしょうが、それはすなわちキルアの命を狙う人間を増やすことにつながります。キルアが危険にさらされてしまうということですね。

キルアが負ける相手というのはほぼいないとは思うのですが、世の中にはヒソカや幻影旅団、ゲンスルーなどの高い念能力を悪用している輩もたくさんいます。

ヨークシン時点でのゴンは念能力者の脅威を十分承知していましたので、キルアといえど勝てない能力者入るとわかっていたはずです。

 

ですので、キルアの顔写真を売るというような金策を考えなかったのだと思います。

レオリオも「写真撮っておけばよかった」などと言っていましたが、人一倍友情に熱い男ですから、キルアから馬鹿にされまくっているとはいえ友達を売るような真似はしないと思います。

 

キルアの写真を金儲けに使わなかった理由が友情だとしたら、なんていい話なんでしょうかね・・・私は友達の顔写真に1億円の価値があるとしたら即売りますが。

キルアの顔写真に賞金かかっていない可能性は低い

ゴンたちがキルアの写真を売ろうとしなかった理由には、もちろん「キルアの顔写真には賞金がかかっていないから」という理由も考えられます。やはりまだ子供で危険認定されていなかった(念能力も使えませんでしたし)場合などですね。

キルア、アルカ、カルトのちびっこさんたちはまだ懸賞金がかかるほどではないと世に認識されていたかもしれません(アルカに関しては幽閉されてましたし)。

 

ただ、これは旧アニメオリジナルの話なのですが、ハンター試験中の飛行船の中でキルアに父を殺された少女が敵討ちに来るという話がありました。

オリジナルの設定とはいえ、同様にキルアに恨みを持つ人間はいそうなので、すでにキルアに賞金はかかっていると考えたほうが自然でしょう。

12歳にしてキルアは、一流の殺し屋でしたからね。キルア自身、そして顔写真にもやはり賞金はかかっていたと私は考えます。

自分の顔写真が高額で取引されるのって怖い

私は賞金首ではないのでわかりませんが、普通は自分の首に賞金がかけられてるとしたらまっとうな精神状況では生活できそうにないですよね。

いつも誰かに狙われているような感覚で過ごさなければならないはずです。

めちゃくちゃ怖いですよ。どんなタイミングで自分が殺されるかわからないなんて。迂闊にコンビニにも行けませんよ。

 

でもゾルディック家の面々は全然気にするそぶりなく生きてます。シルバもゼノも普通に素顔のまま出歩いてますし、キルアも天空闘技場に出て有名になっても全然命の危機を感じていませんでした。

ゾルディック家の屋敷自体入り口までは観光名所になっているほどです。

彼らはいわゆる超人で、念を使えなかったキルアでもまず倒せる人はいないほどの実力ですから、たいていの殺し屋やハンターなら返り討ちにできちゃいます。一般人なら戦うまでもなく萎縮してしまうでしょう。その実力が余裕につながっているようですね。

 

自分の顔写真に懸賞金がかかっている・・・あまり想像もできませんが、例えば芸能人とかアイドルとかの人たちはまさにそんな感じですよね(懸賞金という悪い評価ではなく、その希少性などに価値があるという意味でですが)。

顔写真が1億とはいきませんが数千円とか数万円とかで売られているのを見たことがあります。

もし自分の顔写真に価値があるのだとしたら、私は「私生活の写真を撮った!」とか言って自分の自撮り写真を自演だとばれないように変装して売りに行ってお小遣い稼ぎをしちゃうでしょう。その日の飲み会の費用くらいになれば万々歳ですね。

 

・・・・・改めて鏡を見てみましたけど、おそらく私の顔写真にかかる価値は・・・・プライスレス。

 

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【ハンターハンター】カルトはどういう経緯で幻影旅団に入団したのか?考察してみた!

 

幻影旅団は、団員が死亡または何らかの事情で抜けた場合、団員を殺害した者及びう団長であるクロロがどこからともなくスカウトしてきた者が後釜として入団し、13名の組織を維持してきました。

 

ヒソカは団員No.4として入団して(したふりをして)いましたが、ヨークシンシティ編終了とともに完全に旅団を脱退しました。その後任として入団したのが

カルト=ゾルディック

 

ただ、カルトが幻影旅団に入団した経緯は謎に包めれています。

ヒソカ脱退からカルト入団までの期間はクロロがクラピカにかけられた念によって他の団員たちと一切接触できないというイレギュラーな事態に陥っていたんですよね。

しかしカルトはすんなりと入団し、旅団メンバーからも仲間として認められていました。

 

そこで今回は

カルトはどういう経緯で幻影旅団に入団したのか?

について考察してみたいと思います。

 

 

 

 

カルト=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻114P/冨樫義博)

 

ゾルディック家の五男でキルアの弟にあたります。

男の子か女の子かイマイチ性別が不明なキャラクターです。作中序盤では母のキキョウと一緒にいたり、兄のイルミと暗殺の任務に就いたりと出番こそありましたが、セリフなどはありませんでした。

 

グリードアイランド編で再登場した際にはすでに幻影旅団のメンバーとして認められており、その後もキメラアント討伐を共にこなしていました。

すっかり旅団員として活動している様子です。

 

カルトの念能力は「紙を操る」能力で、操作系だと思われます。

紙吹雪を使って硬い外殻を持つキメラアントをバラバラにしたり、離れた相手の会話を聞いたりとかなり応用性の高い能力とみられます。

 

キルアより若い年齢で念能力を使えるようになっている点を見てもカルトもかなりの潜在能力があるようです(キルアはどの兄弟よりも大切に育てられていたので念についてもしかるべき時までしえてもらえなかっただけの可能性もあります)。

 

しかし、まだまだ発展途上の様子で、フェイタンの本調子ではない戦いを見ても「はるかに格下」と自覚してしまう状態でした。

 

 

カルトが幻影旅団に入った理由

カルトが幻影旅団に入団しようと思った理由はまだ明確ではありません。

しかしキメラんと討伐時に「兄さんを取り戻すため」というセリフがありましたので、「兄さん」を取り戻すことを目的として幻影旅団に入ったものと思われます。

 

カルトにとっての「兄さん」は、イルミ、ミルキ、キルア、アルカの4人がいます。

この中の誰かが、カルトにとって「取り戻したい兄さん」となるでしょう。

 

イルミとミルキはゾルディック家の屋敷に住んでいるようなので「取り戻す」存在には該当しないと思われます。

となると屋敷に幽閉されているアルカかゴンとともに家を出てしまったキルアのどちらかになります。

 

カルトも家を出て力をつけようとしていることからも「キルアをゴンから取り戻そう」としていると考えるのが自然ですかね。

キルアが家を出て行く様子はカルトも見ていましたし。幻影旅団に入ったのは力をつけ、ゴンや抵抗するであろうキルアと戦えるようになるためだと思います

 

カルトは旅団に入っても「(実力的な)No.2くらいにはすぐになれる」と思っていたようですがまだまだ実力不足のようです。

幻影旅団トップクラスの戦闘力がないとキルアは取り戻せないとも考えているのでしょう。

 

 

イルミの推薦?

カルトにとって旅団メンバーとして活動することは、自身の成長を促す面とキルアと出会える可能性がある面とで一石二鳥です。

しかしカルトには直接旅団と接触する方法はなかったはずなので、入りたくても難しかったことでしょう。

 

ただ兄のイルミが団長のクロロとビジネス関係にあるので、兄経由で旅団と接触することは可能ですね。

 

カルトが旅団に入ることを望んだとしてもシ、ルバやキキョウが止めると思います。しかし、イルミはその限りではないかと。現にクロロと関係を持ってますし。

 

まぁイルミといえどみすみす大切な家族を旅団に引き渡すこともないともいますので、どちらかというとクロロからイルミに依頼が入ったと考えるのがいいでしょう。「除念師を探す手伝いをしてほしい」という内容で。

 

イルミとしては自分よりカルトの方が人を探すのが得意だとわかっており、現にカルトはバッチリと除念師であるアベンガネをグリードアイランド内で見つけ出していました。

ですので、イルミがカルトを推薦し、クロロと接触させたと思われます。

 

カルトとしては旅団に入団し、自身の成長を図り、キルアを奪還するチャンスでもあります。そのままクロロと交渉し、旅団入りとなったのではないでしょうか。

 

 

 

カルトをすんなり受け入れた旅団

おそらくイルミが接触可能な旅団員はクロロだけだと思いますので、クロロにカルトを紹介することはできるはず。

しかしヨークシン後のクロロはクラピカによって旅団との接触を禁じられた状態でしたので、クロロからカルトを旅団メンバーに紹介することができません。

 

カルトだけを向かわせて「クロロには入団の許可をもらっている」と言わせたところで「へーそうなんだ」とすんなり受け入れる旅団とは思えません。怪しむはずです。

しかしカルトはすんなりと入団していましたね。

 

思い返すと、カルトはヨークシンシティ編でフランクリンとボノレノフに姿を見られています。

旅団のアジトを抜け出すために、ヒソカは変装したイルミとすり変わりましたが、その際に一緒にアジトにいたフランクリンとボノレノフの注意をそらすため、カルトに囮役をやってもらっていたのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻18P/冨樫義博)

 

このことからヒソカ脱退の騒動にカルトも関連していることはフランクリンやボノレノフからメンバーに伝わっているはず。

グリードアイランド編でヒソカはクロロから除念師探しを依頼されていたことから、例えばカルトが「クロロの依頼で除念師を探す手伝いをしに来た」と伝えれば、旅団はカルトがヨークシンでヒソカと繋がっていた線から、カルトもヒソカ同様クロロに依頼されたのだとその言葉に信ぴょう性を見出すでしょう(ヨークシンでヒソカがカルトの存在をどの程度、認識していたかは謎)。

 

そして実際にカルトは除念師を見つけたので、一気に旅団の信頼を勝ち得たはずです。クロロの除念後にはカルトについて何らかの紹介があり、正式に入団が決まったのだと思います(クロロとカルトが接触した時点で正式に旅団と認め得てしまうと、クロロは旅団メンバーと接触したこととなりクラピカの念で死んでしまします)。

 

カルトは旅団のアジトに潜入した時に、そのオーラなどから強さを察知し、入団したいと考えていたのかもしれません。

 

 

カルト入団までのストーリーを考えてみた。

これまで書いてきた内容から、カルトが幻影旅団に入団するまでのストーリーを考えてみました。

 

携帯が鳴る音

 

イルミ「もしもし?」

 

クロロ「イルミか?」

 

イルミ「ああ、クロロか。何の用?っていうか、ヨークシンの時の報酬がまだ振り込まれてないんだけど・・・」

 

クロロ「・・・それについては後できちんと払う。で、迷惑ついでにもう一つ頼みがあるんだが」

 

イルミ「何だい?」

 

クロロ「訳あって除念師を探している。ヒソカにも依頼しているんだが、信用のおけない男だからな。イルミにも頼んでおこうと思ったんだ」

 

イルミ「そうなんだ・・・っていうかクロロも結構友達いないよね。そういう依頼するのって俺かヒソカか旅団のメンバーくらいでしょ?」

 

クロロ「まぁ・・・そうだな・・・」

 

イルミ「っていうのは冗談だよ。了解した。じゃあヨークシンの報酬と合わせて今回の紹介料も払ってね。」

 

クロロ「紹介料?」

 

イルミ「俺は殺しは専門だけど人探しは専門じゃない。でも俺の弟なら人を探す能力も持っているから、よっぽど役にたつと思うよ。弟をそっちに向かわせるよ」

 

クロロ「まだ弟がいるのか・・・わかった、お前の紹介なら信頼できる。俺が今いる場所は・・・」

 

イルミ「ああ、いいよ言わなくて。知られたくないだろ?弟に君を探させるから。その方が弟の能力の証明にもなるし」

 

クロロ「そうだな。できれば早急に来てもらいたい」

 

イルミ「伝えておくよ。弟の名前はカルト。じゃ、あとはよろしく〜」

 

 

 

 

ゾルディック家にて

 

 

カルト「父さん」

 

シルバ「どうしたカルト?修行でもしたいのか?」

 

カルト「いや、キルア兄さんが全然帰ってこないから。父さんが何か知ってないかなって思って」

 

シルバ「・・・キルアは必ず帰ってくる。お前は心配せず、自分の腕を磨けばいい」

 

カルト「・・・(本当にそうかな?キルア兄さんが素直に戻ってくるとは思えないけど・・・でも今の僕が何とかできないのも事実だし・・・)」

 

イルミ「カルト、ちょっと話があるんだけど・・・」

 

カルト「?」

 

 

とある廃墟

 

 

クロロ「・・・!」

 

カルト「幻影旅団団長・クロロ=ルシルフル・・・」

 

クロロ「俺の居場所が分かったってことは、イルミの弟、たしか名前は、カルトだったな?どうやってここを知った?」

 

カルト「言えない」

 

クロロ「ならば詮索はしないでおこう。相当高い捜索能力を持っているということには変わりない。これならば期待できるな。早速だが、グリードアイランドというゲームの中に俺の仲間たちがいるから、合流してほしい。」

 

カルト「その前に一つ条件があるんだけど」

 

クロロ「報酬の件だろう?それならしっかり払う」

 

カルト「いや違くて・・・その・・・僕も幻影旅団に入れてもらいたいんだけど・・・」

 

クロロ「旅団に?」

 

カルト「報酬はいらないから旅団に入れてほしい。あなたたち強いんでしょ?僕はすぐにでも力がいるんだ」

 

クロロ「・・・(確かにヨークシンではウボォーギン、パクノダ、ヒソカと3人分の空きが出た。こいつの能力は使い勝手が良さそうだし、ゾルディック家とのつながりがより強くなるのもメリットがある・・・)わかった、入団を認めよう。お前はNo.4を務めてもらう。ただ、今俺はとある事情で団員たちとの接触ができない。お前の正式な入団と紹介はこの仕事が終わってからになるがいいか?(しかも今認めてしまったら、カルトと話しているのも旅団員と接触していることになりなねないしな)」

 

カルト「もちろん、構わない!」

 

クロロ「それでは早速取り掛かってくれ、期待してる」

 

カルト「・・・了解」

 

 

グリードアイランド内

 

 

フィンクス「あーくそ!ヒソカの野郎は何やってやがる!早く除念師を見つけやがれ!」

 

フェイタン「そもそもあの裏切り者がちゃんと約束守るかも怪しいね。ま、その時は死んでもらうだけね」

 

フランクリン「そうかっかするな。今はヒソカが団長と俺たちを繋ぐ頼みの綱だ」

 

フィンクス「そうだな・・・!?誰だ!?」

 

カルト「見つかったか、幻影旅団の団長クロロに依頼されて除念師を探しに来た、名前はカルト」

 

フランクリン「こいつ・・・たしかアジトにいた子供だな。ヒソカが抜け出した時に見かけた」

 

シャルナーク「ということは、ヒソカと繋がっている?団長に依頼されたっていうのは本当?」

 

カルト「・・・本当・・・あと新しくNo.4としても入団した。前任者がいなくなったんでしょ?それで僕が仮にだけどメンバー入りしたんだ。証拠はない。けど、除念師の大まかな居場所はつかんでる」

 

シャルナーク「・・・どうする?」

 

フランクリン「ヒソカより信頼できそうな気もするが、とりあえずこの子供の言うことを信じて除念師を探して貰えばいいだろう。もし嘘なら殺せばいいだけだ。まぁ嘘ついてまで俺たちに接触してくるメリットがこの子供にもねぇだろうしな」

 

その後アベンガネガネが見つかり、カルトは正式に旅団入り決定。キメラアント討伐など旅団としての活動を行う。

 

 

数ヶ月後ゾルディック家

 

 

シルバ「イルミ、最近カルトの姿を見かけないが・・・」

 

イルミ「(あ、やば・・・忘れてた)ほら、俺の仕事を手伝ってもらってるんだよ、最近忙しくてさ、そろそろカルトにも実践をさせたほうがいいだろ?」

 

 

 

 

こんな経緯があってカルトは幻影旅団に入団したのだと思います。

まぁあとは「カルトはどうやってアベンガネを見つけ出せたのか」という疑問もありますね。

アベンガネは全身を布で覆い隠して除念によって生まれた念獣ごと身を包んでましたし。

 

これはカルトにまだ明らかになっていない隠し能力があるか、キメラアント編で披露した、紙を貼り付けた相手の会話を盗聴する能力で見つけ出したのだと思います。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻36P/冨樫義博)

 

周囲の人々から除念師の情報を集めていく中で、アベンガネにたどり着いたと。アベンガネも独り言で

「こら、動くな!くそ・・・ゲンスルーの念を取り除いたはいいが、こんなバカデカくて気持ち悪い念獣になるとはな・・・」

的なことをついこぼしてしまっていたかもしれません。

それを能力で聞き取ったカルトがアベンガネを除念師として特定したと。こんな感じではないでしょうか?

 

カルトとしては幻影旅団で強くなる気満々ですが、今幻影旅団はヒソカによって狙われているんですよね。

 

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカは旅団を皆殺しにできるのか?ヒソカが各旅団員に勝つ方法を考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

今もカルトが旅団に在籍しているかどうかわかりませんが、もし在籍していたらヒソカのターゲットになってしまう可能性があります。

追記:2018年7月9日

カルトは幻影旅団に在籍中で、ヒソカの捜索に当たっています。

 

カルトとヒソカはどっちが強いのか・・・ヒソカかな、さすがに。

 

でもカルトもヒソカみたいに、自分の体に刻まれた蜘蛛の刺青は、実は紙を限りなく肌色っぽく塗ったものを肌に貼り付け、その上から刻まれたものに過ぎず、

「僕も旅団に入ったように見せかけただけだよ」

とか言ってベリベリ剥がし出す・・・とかいう展開は・・・ないか。

 

そんなカルトが活躍するのはハンターハンター22巻!

ぶっちゃけ、ハンターハンターのストーリーがいまいち分からなくても、22巻の旅団VSキメラ=アントのシーンだけ読んでも楽しめますよ!

 

 

【ハンターハンター】ダンボールでクロロのベンズナイフを作ってみた!

 

ハンターハンターの男性読者の憧れであり、女性読者からの指示が熱いキャラクターといえばそう、

クロロ=ルシルフルさん

ですよね。クロロはイケメンかつ頭も良くて戦っても強いという非の打ち所のないキャラクターです。私も前々からクロロに憧れており、先日はこんな記事まで書いていましました。

関連記事:【ハンターハンター】クロロのようなモテる男になる方法を真剣に考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

見よう見まねという言葉がありますので、まずはクロロの持ち物から真似してみてクロロのような完璧な男に近づいていこうと思うっております。クロロの持ち物と聞いて私が最初に思い浮かべたものは・・・

ベンズナイフ

ですかね。クロロがベンズナイフを使ってシルバに傷をつけていたのが印象的で、クロロの持ち物といえばベンズナイフのイメージです。でもベンズナイフなんて現実には売ってないですから、持ちようがないですよね(しかも危ないですし)・・・

ないならば作ればいい!ということで今回は

ダンボールでクロロのベンズナイフを作ってみました!

 

 

 

ベンズナイフとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻99P/冨樫義博)

ハンターハンターの世界にかつて存在したベンニー・ドロンという刀鍛冶が作り出したナイフのことです。ベンニーは殺人鬼でもあり、人を殺した時の記念として1本ずつナイフを作っていきました。その数288本。殺人鬼が作った作品ということで世の中の評価はそれほど高くないようですが、マニアやコレクターが多く、物によっては数百万〜数千万ジェニーで売買されることもあるそうです。キルアの父、シルバもベンズナイフのファンです。

クロロが使ったナイフはベンズナイフの中でも中期型。形状はナイフとは思えないほどいびつですが、クロロは刃の部分に0.1mgで鯨なども動けなくなる毒薬を塗って攻撃に使用していました(シルバには効きませんでしたが)。

 

今回はクロロが使っていたベンズナイフになるべく近いダンボールナイフを作ってみようと思います。

 

 

用意するもの

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用意するものは

 

ハサミ 1本

カッター 1本

ポスカ(銀) 2本(写真だと1本ですがそれについては後述します)

シャーペン 1本

黒いテープ 1つ

ダンボール 1つ(あれば十分ですが念のため2つあると安心)

 

これらの道具を用意しましょう。銀色のポスカなんて今後使うことはないとは思いますが、この銀のポスカがあるか否かでダンボールナイフの出来がかなり変わってくるのです。それでは作っていきましょう。

 

 

刃の部分

まずはダンボールからカッターを使って刃の部分を切り抜きます。

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すっっっっごく見づらいのですが、刃の形が書いてあります。シャーペンで下書きしましょう。11巻99ページのクロロが持つナイフを参考にしてください。

もし11巻をお持ちでなければどうぞ笑 

カッターで切り抜くのですが、かなり切りにくいですし、手を切る可能性があります。お子さんはお父さんお母さんにやってもらいましょう。大人の方は注意してやるか、プライドを捨ててお父さんお母さんにやってもらいましょう 。意外にもベンズナイフを扱えるくらいのナイフさばきを要求されます。

 

下書き通りに切り抜くと、こんな感じになります。

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刃の部分の完成です。右側の真っ直ぐに伸びている部分は持ち手と刃部分を組み合わせる際に使いますので、余裕を持って伸ばしておいてください。長さはお任せですが、15cmもあれば十分かと。

 

 

持ち手部分

次に持ち手部分を作ります。クロロのベンズナイフはナックルガードが付いているので、細いナックルガード部分をうまく作るのがかっこいいナイフを作るコツだと思います。

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さらに超わっっっっかりずらいですが、持ち手の下書きです。切り取った部分を見た方がわかりやすいですね。

 

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こんな感じでまたカッターで切り取ります。持ち手部分についてはこれと同じ形のものを2つ作ってください。刃部分を挟み込むようにしてナイフを作るので。1つ切り取ったらそれを型に下書きをし、同じ大きさの持ち手部分をもう一つダンボールから切り抜いてください。

ここまでに切り取ったパーツを並べるとこうなります。

 

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パーツが全て揃いましたので、これを組み合わせていきます。

 

 

 

刃部分を挟むように作る

まず2つの持ち手部分でダンボールに刃の20cmほど伸ばした部分を挟みます。まさに本物のナイフのように、持ち手部分の中から刃が繋がっている感じに作るのです。

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そして持ち手部分をぐるぐると親の仇のように黒いテープで巻いていきます。刃の部分は巻きません。持ち手の部分全てを巻き巻きし2つの取っ手と刃の部分をがったしさせます。するとこんな感じになります。

 

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やはりテープは黒のほうがいいですね。黒のほうがかっこいいです。赤とかでもいいですが、まずは黒で作った方がいい感じです。

テープはビニールテープでもいいのですが、私は製本テープという、資料をまとめるために使うテープを使用しました。触り心地がサラサラしていて気持ちいいってだけですけどね。

 

 

刃の色を塗る

ここまできたら完成まであと少しです。最後に刃の色を塗ります。やはり刃は金属ですから、銀色が一番それっぽく見えるでしょう。ということで銀色のポスカの出番です。

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なるべくムラなく塗っていきましょう。ムラのない方が本当の刃っぽくなります。

注意:実はこの時、1本のポスカで塗っていたのですが、片面だけ塗ったらポスカのインクがなくなってしまいました。そしてもう1本買いに行くことになりました。幼稚園の先生でも1日に銀色のポスカを買うことはないのではないでしょうか。しかも同じ文房具屋さんに買いに行くと店員さんと気まずい感じになるので予め2本買っておいたほうがいいです。

銀色のポスカで塗りまくれば、ついに完成となります!

 

 

 

完成!

これにて全行程終了!ダンボールで作ったベンズナイフ、いや、

ジロズナイフ

の完成です!

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いかがでしょうか?ダンボールで作った割にはまずまずのクオリティのような気がします。形に関してはクロロが使ったベンズナイフそのものです。感じ方は様々でしょうが、いや、結構かっこいいんじゃないですか?私の中二病は反応しまくりですよ!

 

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手に持ってみるとこんな感じです。ちょっと大きかったかな?でも作中のベンズナイフも40〜50cmくらいありそうだったので、これくらいでもいいのかなと思います。

若干刃の根元部分がぐらつくので、そういう時は・・・そうですね・・・セロテープなどで補強しましょう!

 

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逆手持ちするとこんな感じ!なかなかイカすじゃないですか!命を刈り取る形ですねぇ。逆手持ちの方がかっこいいかも!

中二病かつ中二の時の美術の時間レベルの作品ではありますが、結構満足と言いますか、想像に限りなく近い出来になりました!

制作時間1時間30分(サイドポスカを買いに行った時間を含む)。いやはや、ジロズナイフの第1作としては素晴らしいものができました。

 

 

 

思い出しますね、幼かった時のことを。ダンボールを使って作品を作るとか、小学生のことにやってました。ただ、あの時に「ハンターハンターのクロロのベンズナイフ作りましたぁ〜えへへ」なんて言ってこれを先生に提出したら、すぐに親が学校に呼び出されるか、緊急の親子面談が開かれちゃいそうですね。ゆがんでます。心がゆがんでます。まるでベンズナイフの刃のように。

ちびっこたちは学校の課題でベンズナイフを作って提出するのはやめておきましょうね。家で作って満足しておきましょう。

ただ注意点として、作る時に怪我をしないようにすること、危ない時は親に作ってもらうこと、作った作品も結構尖っている部分もあるので人に向かって振り回したりしないこと、これらを守りましょう。

 

今年のゴールデンウィークは初日からだいぶ飛ばしております。ブログを書くだけでなく、それ以外の創作についても頑張っております。朝はトランプゲームを考えて実践し、昼はダンボールでベンズナイフを作りと、右脳が活性化しているのがわかります。ブログ以外にもこういう創作的な趣味が持てると楽しいですね。

 

ハンターハンターのグッズってそんなに実現されていないものが多いから、こうやって自分で作って遊ぶのも悪くないなぁと思います。

ん?私?大卒の社会人ですけど何か?

 

 

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【ハンターハンター】操作系念能力者が営業職だったら契約取り放題じゃない?

 

私は現在サラリーマンであり、営業職として働いております。毎日上の方の人から言われるのが「契約を取って来い」ということです。これまでに何度も言われてきました。この回数だけ「好き」と言われていたとしたらこの世で一番モテる男だろうと思うくらい言われてきましたね。

言うのは簡単なんですよ、言うのは。でも契約を取る側としてはそう簡単にはいかないのです。あーでもないこーでもないと試行錯誤したとしても結果に繋がらなければ気分もダウンしてしまいます。嫌になっちゃいますね。

 

そんな営業生活の中ふと思うことは、

ハンターハンターの操作系念能力者が営業職なら契約取り放題じゃない?

ということです。

どういうことか、書いていこうと思います。

 

 

 

操作系念能力者とは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻190P/冨樫義博)
ハンターハンターに登場する念能力の系統の一つ「操作系」能力を使う念能力者のことです。念の源になるオーラを使って人や物、動物などを自在に操ることができます。

今回取り上げるのは、操作系の中でも「他人を操作する能力者」です。作中でいうとイルミ=ゾルディック、シャルナーク、ヴェーゼなどが代表的です。彼らはある条件の中でなら他人を自在にコントロールし、思いのままに操ることができます。彼らのような操作系念能力者が営業職に就けば契約も取り放題だと思うのです。

 

 

操作して契約書にサインさせる

先述の通り操作系念能力者は他人をある条件下で自在に操作することができます。例えばイルミは「相手に自分のオーラを込めた針を刺す」ことで操作可能です。シャルナークは「オリジナルのアンテナを相手に刺し、ケータイで操作する(自動操縦も可能)」ことで操れます。イルミとシャルナークが針やアンテナを刺した相手を意識ごと完全にコントロールしてしまうのに対して、ヴェーゼは「キスした相手に180分間自分の言うことを聞かせる」という能力で、制限時間があることと、完全に相手の意識は奪えないという違いがあります。まぁどのみち契約は取れるのですが、ヴェーゼの方がイルミやシャルナークより契約は取れそうです(後述します)。

もちろん操作系能力を使ってやることは一つ。

商談相手を操作して契約書にサインさせる

これだけです。名刺を交換して、お互い席に着いたところで能力を発動。相手を操作し、そのまま契約書にサインさせればハイOK!あとは商談相手を上手く操作して先方社内の自席に戻し、そそくさと帰れば、即契約獲得です。

なかなか首を縦に振らない相手でも能力で操作してしまえば関係ありません。もし新卒の営業マンが操作系念能力者だったら初めての商談に行って即契約を取ってくるスーパールーキー扱いを受けるでしょうね。会社としては喉から手が出るほど欲しい人材でしょう。

 

 

商談相手が決裁者じゃない時は

残念なことに商談において、いきなり決裁権を持つ偉い方とお話をするということはそう多くないです。まずは窓口となる、言い方は悪いですが下っ端の方を通して決裁者に接触する流れが基本的です。そのため、窓口の方を操作してサインを書かせたとしても先方としては正式に契約したことにはならず、無意味にサインだけもらってきた色紙同然の契約書になってしまうのです。有名人ならまだしも、相手は一般の方ですからねぇ、売りさばくこともできないでしょう。

となると決裁者を操作しなければ真に契約を勝ち取れたとは言えないわけです。ならばどうするか・・・そう!窓口の方を操作して、決裁者の元へ案内してもらおう!となるわけです。操作系能力で商談相手であった窓口の方を先ほどの手順で操り、決裁者の元へ向かわせ、一緒について行き、決裁者も操作してしまうと。これで契約を取れます。

 

決裁者「な、なんだね君!誰だ!こんなところまできて!」

 

営業「いえいえ、ちょっとサインしてもらえればいいんですよ、ここに。」

 

決裁者「何を言ってるんだ!ふざけるのもいい加減にし・・・」

 

ヒュッ!!!

 

営業「・・・操作・・・完了!」

 

と手際よく決めるわけです。あとは引き続き窓口の方と決裁者の操作を続け、さも仲良く話しながら先方の方々に見送られるように会社を後にすれば商談成立です。決裁権を持つ偉い方が仲良くしている人であれば怪しまれることもないでしょう。もう営業術だの商談トークだの、そんなものは必要なくなりますね。羨ましいなぁ・・・

 

 

 

しかし問題が

決裁者まで操ったのはいいですが、例えばイルミの能力の場合、針を刺された相手はその瞬間から廃人になってしまうので、その後もずっと操作し続けなければ突如偉い人が鯨飲不明の再起不能に陥り、先方が倒産に追い込まれてしまう可能性も高いです。これでは契約しても意味がありません。ただ、操作し続けるにもオーラが必要ですので、あまりにも大量の取引先の人間をずーっと操作し続けるのには限界があります。シャルナークの場合も同じような感じがします。しかもシャルナークはアンテナが2本しかないので、2人までしか操作できません。

そこで役に立つのがヴェーゼの能力「180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)」です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻95P/冨樫義博)
先述の通り、この能力は相手を操作するのは一時的であり、操作された相手が廃人になることもなく操作中もその後も意識はしっかりあります。そのため商談の時だけ相手を操作し、あくまで合意を取った上で契約させることが可能というわけです。強制的に契約させることには変わりないですが、相手はハイと素直に言っているので、その証拠にボイスレコーダーなどを持っておけば言い逃れできないでしょう。180分で効果が切れれば、操作された人間も通常通りに生活できるので、その後も操作し続ける必要はありません。必要に応じて操作すればいいです(相手が操られている間の記憶を失うという効力もあれば最高なんですけどね)。

さらにインスタントラヴァーの方がイルミやシャルナークの能力より契約を取りやすい理由はもう一つあります。

 

 

色仕掛け

ヴェーゼのインスタントラヴァーの発動条件は「操作する相手とキスをする」というものです。なので例えばインスタントラヴァーの能力を女性の営業が持っていて、男性の決裁者に発動すれば、これはもう決裁者もいろんな意味で大喜びですね。多分ですね、効力が切れても言うこと聞くようになっちゃうんじゃないかと思いますよ。すぐに契約してくれるでしょうし、次回商談に行った際も

 

決裁者「ほら、あれだ、君・・・わかってるだろ?あれを!あれをしてくれれば何度でも契約するヨォ〜!」

 

という完全な恋奴隷となってくれるでしょう。手玉ですね。いつでも新商品を持っていけば契約が取れる状態になります。なんとか営業って言ったなぁこういうの。なんだっけなぁ。思い出せない。後で枕に頭を乗せながら考えてみよう。

ただ難点としては、どんな相手であっても操作するためにはキスをしなければならないということです。たとえ生理的に受け付けない相手であったとしても。まぁその辺割り切れればいいんですけどね、あまり安売りはしたくないですよね。

色仕掛けとしても効果絶大なインスタントラヴァーは営業にもってこいの念能力ですね。私もインスタントラヴァーが使えたら・・・いやいや、決裁者と呼ばれる人の多くがおじさまじゃないか!仕事のためにそこまでは・・・できねぇぜ!!!

 

 

 

 

という妄想をしながら「早く契約取って来い」と怒られる日々なのです。本当に操作系の能力が欲しくなりますよ、営業やっていると。

 

ヴェーゼのインスタントラヴァーは営業として非常に優れた能力だと思いますが、実際のところ営業って、特に新規営業は「商談にこぎつけるまで」が一番大変なんですよね。1日に100回以上のテレアポを数日やってやっと1件商談のアポイントが取れるとか、そんなレベルです(商材にもよりますけどね)。まず商談にこぎつけるためのテレアポを上手く成功させる能力こそが最強の営業向け念能力だと私は思います。

 

具体的には、

「自分の声を聞かせた相手を10分間操作する」

とか

「ある単語を言い、その単語を聞いた相手を10分間操作する」

とか

そんな感じの念能力があれば、テレアポの成功率は100%ですからね、もうこの世に存在していない超人、いや怪物が誕生しますよ。

本当にネテロの感謝の正拳突き一万回じゃないですが

苦しみのテレアポ一万回

みたいなことをやっていますので、声や言葉を聞かせただけで電w名護市の相手を操作できる能力があれば無敵ですね。

私自身がほしいというより、今年入社してきた新卒たちにマスターしてもらいたい能力です。

「新卒に『テレアポが100%成功する念能力』を教えてきま〜す」

とか言って仕事さぼれないかな・・・笑

 

 

 

【ハンターハンター】クロロのようなモテる男になる方法を真剣に考えてみた!

 

当ブログの読者層は大体20〜30歳代くらいの男性の方が多く、現在の私自身と同じくらいの世代、性別の方々によって支えられております。いつもありがとうございます。

私含む同世代の男性が間違いなく抱いているであろう感情、それは

女性にモテてぇ〜

ですね。全ての方に当てはまるわけではないものの、やはりこの感情を抱いている方は多いはず。でもこれは仕方のないことです。男の子だもん。

 

私の好きな漫画「ハンターハンター」随一のモテ男といえば、

幻影旅団団長・クロロ

でしょう!作中でも多くのキャラクターがクロロに対して好意を抱いているような描写があります。

関連記事:ハンターハンターのクロロさんモテモテすぎ!クロロのことが好きなキャラをまとめてみた! - 私の名前はジロギン。

ハンターハンターは私にとって尊敬すべき大好きな作品であると同時に、人生の教科書でもあります。ならばモテる秘訣もハンターハンターから学ぶのが最適だと思ったのです。

そこで今回は

クロロのようなモテる男になる方法

について、真剣に考えてみたいと思います。

 

 

 

クロロとは?

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻49P/冨樫義博)
本名:クロロ=ルシルフル。幻影旅団の団長を務める青年です。曲者ぞろいの旅団メンバーたちもクロロのことを信頼し、クロロの指示に従っています。同性の団員からも異性の団員からも尊敬され、そして好かれる魅力をクロロは持っているのです。

また、その戦闘力は作中屈指と思われ、他人の念能力を盗み、自在に使うことができる「盗賊の極意(スキルハンター)」も脅威なのですが、基本的な体術も、ゾルディック家党首であるシルバも一目置くほどでした。そのことからクロロはヒソカや団長の手刀を見逃さなかった人からも戦闘力の高さを買われ、1対1での勝負を挑まれるなど、血に飢えた戦闘狂たちからもモテモテなのです。

 

 

不快感のない中二病

クロロはおでこに逆十字の刺青が入っていたり(シールタトゥーかもしれませんが)、普段着用しているコートの背中にも同じ逆十字の模様が入っていたり、いびつな形をしたベンズナイフを持ち歩くなどかなりの中二病です。

関連記事:【ハンターハンター】クロロのベンズナイフが強すぎる理由をまとめた! - 私の名前はジロギン。

おそらくこれらのことをクロロ以外の人間がやれば間違いなく周りの人間に不快感を与えドン引きされることでしょう。特にあまり親しい間柄にない相手との待ち合わせなどの時にクロロのファッションで出向いてしまったら、アウトです。初めての女の子とのデートにクロロファッションで行ったら即刻帰られてしまう可能性すらあります。

クロロもきちんとそれを理解しているのか、基本的にあのコートなどを着ているのは旅団メンバーの前くらいでのみでした。それ以外の時は(変装も兼ねてですが)スーツ姿で行動してましたね。中二病ではありますが場をわきまえることで周りの人間に不快感を与えない。クロロはこういう気遣いができるからこそ中二病でも問題なく好かれるのだと思います。難しいですが「中二病なんだけれども、きちんと自分が中二病であることを理解しているので、大丈夫」みたいな感じですかね。

常時中二病ではダメだということですね。なるほど、これは実践していかねば・・・

 

 

頼れる

女性は頼れる男を好きになると思います。「頼れる」と一概に言っても様々ですが、例えば、「危険から身を守ってくれそう」というのも「頼れる」に入りますし(後述します)、「問題に直面しても頭を使って解決してくれそう」というのも「頼れる」に入ります。

ここでは後者、「クロロは頭が切れるので頼りになる」という部分に注目してみます。作中でクロロはネオンの占い能力を盗み、団員たちの運命を占うことでクラピカと戦うか否かを決めてましたよね。結果からするとクロロはヒソカが改ざんした嘘の占いを信じクラピカと戦うことを決意したものの、パクノダが死亡し、自身はメンバーとの接触不可と念能力の使用不可の状態にされてしまい、誤った判断をしてしまったように思われます。しかしクロロはヒソカの占いからクラピカのジャッジメントチェーンの存在に気がつきましたので非常に高い考察力を持っていると言えます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻39P/冨樫義博)
その他にもこれまでに旅団はクロロの考えの下行動をしてきたものとみられますので、クロロは都度頭を働かせ様々な作戦を考えてきたはずです。多くの事件を起こしてきた旅団が未だに活動できていることからするとクロロの作戦は高確率で成功しているということでしょう。

頭の良さからくる頼り甲斐を魅力に感じる女性も多いはず。クロロの頭の良さを見てきたからこそマチもパクノダもシズクもクロロを尊敬し、好意に近い感情を寄せているのだと私は思います。

そういえばクロロは読書好きでしたね。発想はいくつもの知識の組み合わせによって生まれるもの・・・ならば私もまずは読書をし、多くの分野の知識を身につけることから始めればいいのか!!

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

せっかくだからまずは頭の良くなりそうな本を読んでみるのがいいかもしれないなぁ・・・ん?「この考え方がすでに頭悪そう」だって?・・・・・・

 

 

 

強い男

先述しましたが、頼れる男の要素として単純に「強い」というのがありますね。男でも強さには惹かれますからね。強くあることは何も損ではないと思います。クロロは念能力もさることながら、その体術も非常にレベルが高く、シルバやヒソカからも好評価をされてました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻96P/冨樫義博)
クロロの手刀は団長の手刀を見逃さなかった人でなければ見えない速度ですからね。普通に念なしでもクロロは異常に強のです。

関連記事:【ハンターハンター】キルアの手刀とクロロの手刀はどちらが威力が上なのか? - 私の名前はジロギン。

もちろん「オーラで本を具現化し、他人の能力を盗んで自在に引き出す」なんてことは現実にはできません。やはりここは肉体的に強くなる方法を考えるべきです。となるとやるべきことは一つ、そう、トレーニングです!体を鍛えて見た目だけでもいいので「強そう」と思わせましょう。ただあまり鍛えすぎも注意です。クロロはめちゃくちゃマッチョっていうわけではなく、比較的細マッチョ体型ですので、「見た目は華奢そうだけど実はかなり筋肉質」くらいの体つきを目指すのがいいでしょう。なのでプロテインを飲みまくるというより、ノーマルにトレーニングするのがいいと思います。

私は身長173cm、体重57kgというかなりの貧弱体型。これでも学生時代はテニスやスカッシュなどラケット競技をやってきたスポーツマンなのですが「君は将棋部とかにいそうだよね」と言われてしまう始末・・・確かに将棋も好きだし将棋部にいたこともあったし、将棋部だって素晴らしい部活だけど、やはり肉体の強化に努めたいところです。

 

 これが良さそうかなぁ。腕と腹筋を鍛える装置。マットもついてるから腹筋ローラー使っても床に傷もつきにくいし。毎日の筋トレでクロロのように細マッチョだけど強そうとも割れる肉体を手に入れ、女性からの印象も変えてやるんだぜ!

 

 

友達思い

「自分たちと関係ない人間は何も感じずに殺せる」という考え方が旅団メンバー全員の中にはあるようで、クロロもそれに近い考え方をしています。非常に残酷に見えますが、クロロは旅団メンバーに対しては非常に優しいです。過度に馴れあったりはしていないですが、各団員の能力を信頼し、積極的にコミュニケーションをとりながら、どの団員にも分け隔てなく接しています。また、ウボォーギンが死んだ際には報復としてマフィアを攻撃したり、「団員同士のマジギレ禁止。揉めたらコイントスで決める」という団員を守るためのルールや決まりごとを設けてもいます。このことからもクロロはとても仲間思い、友達思いな性格をしていると思います。「生かすべきは団長の自分ではなく旅団全体」としていることからも決して団員たちをただの手駒と見ていないことがわかりますね。

友達思いなことがモテる上で役に立つことは大いにあると思います。例えば、自分の友達に普段から優しく接していれば、その友達の友達などに

「そういえば俺の友達で彼女いないやつがいるんだけど、普通に優しくていいやつなんだよ。もし彼氏とかいない人いたら紹介するよ。」

という話をしてくれる可能性が高くなるはずです。友達も、自分が紹介するならば印象のいい人を紹介したいと思うはず。自分のメンツもありますし。そういう意味で友達に優しくしていることで出会いの場が増え、モテるきっかけにもつながる・・・ということです!

まぁそんな打算的なことを考えなくても、男性だろうが女性だろうが友達に優しくしている人は友達からの印象もいいですし、その周りからの印象も自然と良くなりますので、モテますよね。さて、私はまず友達を作るところから始めないとな。

 

僕は友達が少ない 1<僕は友達が少ない> (コミックアライブ)

僕は友達が少ない 1<僕は友達が少ない> (コミックアライブ)

 

 

 

 

 高いコミュ力

コミュニケーション。それは恋愛において切っても切り離せない大切な要素です。コミュニケーションが円滑に行えなければ相手に与える印象は悪くなってしまいます。

クロロはネオンから能力を盗む際に接近していましたが、それまでの中二病全開だったクロロとは打って変わり、非常に好青年感あふれ、少し冗談を交えながら明るく気さくに会話ができる振る舞いをしていました。ネオンも楽しげに会話していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻50P/冨樫義博)
私がこれまでに出会ってきた男性も、モテる人は明るくて気さくでちょっと面白い話ができて気遣いができて・・・っていう、いわゆるコミュ力の高い人ばかりでした。女性からしてもせっかく話すのであれば楽しいか男性の方がいいと感じますよね。クロロもまさにそのコミュ力の高さを発揮しているのです。

もし私がクロロと同じ立場で、ネオンから念能力を盗まなければならなかったら

「うわぁ・・・すごく派手そうな女の子だよ・・・絶対俺のことなんか相手にしてくれないよなぁ。話しかけるの嫌だわぁ・・・もういいや、帰って布団の中でYouTube見よう。」

ってなりますね。諦めて帰ってます。人間関係が極端に苦手な私にはコミュ力というものがほぼ存在していません。コミュ力はいつでも「絶」状態です。しかしモテたければコミュ力を高めることは必須・・・自分の素の性格を変えるのはもう無理なので、せめて「コミュ力が高そうな振る舞いを見せる」くらいのことはできるようになっておくべきかなと思います。これも勉強ですね。相手に印象良く見られるコミュ力を上っ面だけでもいいので身につけなければ!

 

超一流の雑談力

超一流の雑談力

 

 前々から読もうと思っていた本ですが、これを機に読んでみますかね・・・雑談は会話を膨らませて、相手のいろんな面を引き出せ売るといいますが、私には苦手なことですし、仕事にも活かせそうですからね。読んでみて損はないかと思いますね。

 

 

 

イケメン

ここまでお読みいただいた方はお気づきでしょう。私はクロロのある部分に目を向けずに文章を書いてきました・・・そう、それは

顔面ですよ!顔面!

クロロは作中屈指のイケメンなのです!冨樫先生はクロロのモデルはL'Arc〜en〜Cielのhydeさんと語っていました。hydeさんは超イケメンです。そんなクロロは

中二病だけどイケメンだし、

イケメンな上に頭もいいし、

イケメンな上に強いし、

イケメンな上に友達思いだし、

イケメンな上にコミュ力も高いし

という風に、これまで語ってきたすべての要素にイケメンという補正が入るので、さらに3倍くらいよく見えてしまうのです。こいつはもう・・・どうしようもねぇ!

しかもクロロは旅団メンバーの前では髪をオールバックにし、ダンディな大人の雰囲気漂うかっこよさを見せていますが、

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻195P/冨樫義博)
その他の場では髪を下ろし、ちょっと若めで童顔な可愛い感じのかっこよさを見せています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻50P/冨樫義博)
このギャップね!2種類のかっこよさを使いこなして「男らしいイケメン」が好きな女性層と「可愛らしいイケメン」が好きな女性層、両方を取り込むことができています!

くそぅ・・・やはりモテるにはルックスが必要なのか・・・となると、「整形」か・・・いやしかし、親からもらったこの顔にメスを入れることなんてしたくない!私たちは配られたカードで戦うしかないんだ!

でもせめてこういうの使ってさぁ、悪足搔きぐらいはしても許されるよねぇ?

 

 

 

 

 

私が書く記事としてはかなり商品紹介の多い記事になってしまいました。しかしモテる男・クロロになるためには、ある程度お金をかけて自分に投資しなければ、現状を何も打開できないと思うのです。今私にあるクロロとの共通点と言えば「中二病」くらいなものです。クロロの数少ないマイナス要素のみが私にはあるという悲しい状態です。何もしないでモテるほど世の中甘くないはず。やはり相応の費用をかけて、相応の努力をしなければ思い通りにはいかないと思います。

 

ハンターハンターを読んできた私としてはクロロこそが最強のモテ男の姿であり、いかにクロロに近づけるかがモテるためのポイントになってくると考えています。まぁ今の所クロロと私との距離は東京〜アンコールワット間の距離くらい離れてると思いますが。

あまりのろのろとしていられないのも事実です。時間が過ぎ去っていき、いずれは私も完全におじさんと呼ばれる域に入ってしまうことでしょう。今もちょっと階段登っただけで息切れするってのに。歳をとるほどクロロを目標とするわけにはいかなくなってきます。今度はそうですね・・・ジンとかシルバとかを目標にしなければならないですかね。クロロが目標としてセーフなのは30代の前半くらいまでかな・・・と正直感じるところがありますので、うかうかとしてられないですね。

 

私に近しい年齢層、性別の読者の方で、ハンターハンターファンの方ならば、多くの方がクロロをモテ男の目標に据えているのではないかと思います。まだまだ試行錯誤の余地はあると思いますので、諦めず、頑張りましょう!「今十分モテているぜ!」「彼女もいるぜ!」って方は、そのお相手にとってあなた自身がクロロになれるように振る舞えばいいのではないかなと思います。

 

 

 

【ハンターハンター】グリードアイランドはレイザーのような死刑囚を閉じ込めておく牢獄でもある?

 

ハンターハンターの世界で最も危険なゲームとされる「グリードアイランド」。クリアするとゲーム内でのみ使えるカードを3枚まで現実世界に持ち帰ることができ、さらにゲームを大量に購入し、念能力者を雇ってゲームクリアを狙っていたバッテラ氏は、クリアした者に報酬として500億ジェニーを払うとしていました。グリードアイランドをクリアできれば夢のような利益が得られるわけですね。

 

しかしグリードアイランドの実体は、製作者であるジンが息子のゴンをゲームを通してハンターとして成長させるためのものでした。おそらくクリア報酬は多くの念能力者にゲームに参加させてクリアの難易度を上げ、さらにゴンに力をつけさせるための餌に過ぎなかったのです。

ただ私としては、グリードアイランドはゴンの成長を促すこと以外にも

レイザーなどの凶悪な死刑囚を閉じ込めておく牢獄

としても機能していたのではないかなと思うのです。

今回はそんな私の考えを書いていこうと思います。

 

 

 

レイザーとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 16巻154P/冨樫義博)

グリードアイランドのゲームマスターの一人で、制作にも携わったとされる念能力者です。ゲーム内で使われる「放出系能力に関するシステム」をレイザーが担当しています。モヒカンに屈強な体つき、体操着姿が印象的な男性です。

性格は温厚そうでいかにもスポーツマンというような爽やかな感じがしますが、実は過去に多くの人間を殺めてきた死刑囚です。レイザーはジンに逮捕されましたが、後にジンにゲームマスターとして雇用され、グリードアイランドではゲームのイベントの一つとして君臨していました。

「14人の悪魔」と呼ばれる念獣14体を同時に操りかつ放出系のシステムを担当、そしてレイザーが放つ念弾は簡単に人間の顔面を粉々にしたり、クルーザーを木っ端微塵にするなど、ありえないほどのオーラの容量と念の威力を誇っていました。ゴンたちとは「ドッジボール」というルールのあるスポーツでの戦いとなりましたが、レイザーの放つボールが直撃すれば死の危険すらある、ほぼほぼ戦闘に近いドッジボールとなりました。

 

 

グリードアイランドは隔離された島

グリードアイランドの序盤では、ゲームの中にある架空世界のような空間にプレイヤーが入り込み、ゲームが進行していくものと思われていました。ゴンやキルアもそう思っていましたが、レイザー戦にて(読者視点でいうと幻影旅団メンバーが船で島に不法侵入を試みた時点で)グリードアイランドが現実世界のどこかにある孤島であることが判明しました。潮の関係で偶然に海を漂流していてもたどり着けない特殊な島のようです。ゲームのキャラクターだと思われていた人物たちも実在する人間でした。レイザー同様ジンに雇われた死刑囚が多くいた模様です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 16巻152P/冨樫義博)

グリードアイランドはゲームの世界でないにしても、隔離された島である以上は死刑囚を閉じ込めておくにはうってつけの場所です。アルカトラズ的な感じですね。プレイヤーは皆念能力者で、ゲンスルーみたいに戦闘に特化した能力者もいますから、死刑囚たちも迂闊な真似はできません。殺されてしまう可能性も高いです。そして死刑囚たちからプレイヤーにグリードアイランドが現実世界であることを伝えるのはタブーだそうで極刑確実。死刑囚ボポボはレイザーに殺されていました。

死刑囚たちは雇用上の契約内容を破らなければ島内で牢屋に入ることなく行動できていましたが、島を出ることは厳禁で、その場で死刑です。危険人物が世に放たれたことで雇用主(今回の場合はジン)の責任問題になるためです。そう言った意味でもグリードアイランドは誰も入れない、誰も外にでられない牢獄そのものでもあると思います。

 

 

役割を与えることで束縛する

レイザーはゲームマスターの一人としてグリードアイランド運営に欠かせない人物です。レイザーがいないとゲームが回らなくなってしまします。非常に大変な役割ではあるのですが、レイザーはかなり前向きに担当している様子でした。

理由は、レイザーの過去にあります。レイザーは幼い頃から人としてのまともな扱いを受けたことがなく、暴行されたりなど、非常に悲惨な経験をしてきました。殺人を犯したのもそんな過去が理由かもしれません。そんな中でジンはレイザー自身を心の底から頼りにし、ゲームマスターの役割を与えました。レイザーも最初はジンに対して

「死刑囚を前に『俺が考えた最強のゲーム』の話をして、しかも重要な役割を与えるなんて、こいつ馬鹿なんじゃねぇの?」

と思ったようですが、ジンがレイザーに寄せた信頼を嬉しく感じ、ゴンが来るまでの間、ずっとゲームマスターを勤め上げてきたようです。

感動的な話だとは思いますが、このジンのレイザーへの接し方はレイザーをグリードアイランドに束縛するのにうってつけの方法だとも思います。「君にしかできないからこそやってもらいたい」と信頼されていることがわかるとやる気になる人は多いです。こう言う口説き文句で会社を退職させない企業もあるとか・・・さらにレイザーはジンと出会うまで、ひどい扱いを受けることが多かったわけですから、ジンの言葉はレイザーにとって最上級の喜びとなったことでしょう。そのため長い間ゲームマスターも務められていると思われます。

レイザーのように、死刑囚に役割を与える、必要とされていると実感させることでグリードアイランド内にとどめておき、牢獄として機能させている面もあるなと私は思います。ちょっとゆがんだ考え方かもしれませんが。でもただ牢屋に閉じ込めておくより、こうして世のため(実はゴンのため)に活動させておく方がポジティブな牢獄運営ができそうですよね(まぁグリードアイランド内で大量の死者が発生してますが)。

 

 

 

レイザーを野放しにするのはやばそう

先述の通りレイザーはただの死刑囚とは思えないほど高いレベルで念能力が使えます。レイザーを見たフィンクスが「こいつ強ぇな」と一瞬で判断するほどです。旅団の戦闘員が警戒するほどの力を持つレイザーを野放しにするのは危険だと思います。ジンと出会ってかなり更生したようではありますが、レイザーはもともと死刑宣告されるほどの殺人犯。同じく死刑囚で強盗殺人など発覚しているだけで11件の犯罪を犯したボポボでしたが、レイザーは容赦なく殺しました。特に人を殺すことに躊躇などはないようです。ゴンに対しても「殺す気で戦う」と宣言してましたし、ドッジボールも手を抜いている感じはありませんでした(放出系システムを運用し、さらに念獣を作りながら念弾を撃っていたので、もっと威力が上がる可能性もありますが)。

仮にレイザーを普通の牢屋に閉じ込めておいたとしても。もし脱獄などを図った時に止められるキャラは超少ないです。プロハンターでもおそらくジンや十二支んクラスでないとレイザーを抑えることはできないでしょう。そのことから考えてもレイザーは強引に閉じ込めておくより、「そこにいなければいけない理由」を設けて閉じ込めなければ手に負えない危険性をはらんでいるとも思います。ジンがレイザーに役割を与えたのはレイザーに納得の上で受刑してもらい、乱暴に脱獄を図ることなどを防止するためだったとも考えられます。本当にレイザーめっちゃ強いですからね。あのヒソカが戦いを挑まずにドッジボールだけで満足しておとなしく帰るほどですから。

 

 

ジンはレイザーの人間性を見抜いていた

レイザーとジンのような関係はどんな人間同士の間にも成立するものではありません。ボポボは契約を違反し、島から脱走を試みようとしてましたし。ゲームを成立させるためにはたくさんの人手が必要なのでどうしてもボポボのような信用ならない人物まで雇わなければなりませんでしたが、結局ジンはゲームの根幹部分には信頼の置ける人物しか携わらせていないんですよね。死刑囚の一人だったレイザーがゲームマスターとして選ばれたのは、もちろん念能力のレベルもあるでしょうが、ジンはレイザーの人間性を信頼したためだと思います。確かに人を殺してきた犯罪者であるレイザーですが、ジンはレイザーの中にゲームを、そして息子を託せる何かを見出したのでしょう。「レイザーなら大丈夫だ」と。

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻89P/冨樫義博)

単純に「レイザーはやばいやつだからグリードアイランドで役割を与えて脱走しようなんて考えが芽生えないようにしよう」としてジンはレイザーを雇ったわけではなく、きちんと信頼できる仲間としてレイザーを選んだ、この要素は間違いなく有ると思います。ジンはレイザーの本当の人間性を見抜いていたんでしょうね。

死刑囚はどのみち死んでしまう人物ですが、その中にも信頼できる人物はいて、みすみす殺すのは惜しいと考えたジンの優しさもあるでしょうね。死刑囚であれば多少非人道的な扱いをしてもハンターハンターの世界では法的に問題なさそうですので、ゲームキャラとして使役していますが、かつ囚人たちの更生もできて、その中で信頼できる人物まで見出せるとしたら、ジンのグリードアイランドプロジェクトは高く評価されるべきでしょうね。ハンターハンターの世界でも死刑に対する反対意見があってもおかしくはなさそうですし。

 

 

 

レイザーと息子を戦わせるという鬼畜の所業

ジンがレイザーに信頼を置いていたのは確かです。レイザーなら息子がやってきた時に、息子を成長させるための壁としてうってつけだと。でもですね、レイザー強すぎるんですよ。ドッジボールを通しての戦いでしたので、直接の殺し合いではなかったものの、ビスケに修行をしてもらってなかったらゴンはあの世行きでした。これはかなりの鬼畜の所業です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 16巻182P/冨樫義博)

まぁレイザーに会える段階までグリードアイランドを進めたということは、ゴンもそれなりに強くなっていると踏んでのジンの判断だったとは思うのですが、それにしても酷です。ビスケが同じタイミングでプレイしていたからなんとかなったものの、ゴンとキルアだけではまずレイザーにたどり着けたところで念の習得レベルがイマイチすぎて死んでいたでしょうね。

レイザーの力のすべては描かれませんでしたが、旅団メンバーすらその強さを認め、ヒソカも喧嘩すら売らなかったことを考えても、作中屈指の力を持っていると思われます。レイザーのもとにたどり着けるプレイヤーはほぼいなかったみたいですので、ずーっと念を鍛えたりして結果、異常に高いレベルになってしまったんでしょうね。

ジンも自分の息子が強くなると信じていたとはいえ、

 

レイザー「息子が来たら殺す気で戦うけどいいの?」

 

ジン「オッケー!」

 

みたいな会話して、簡単に許可してましたからね。世界で五指に会いる念能力者であるジンですから、そんな自分の息子であるゴンも強くなるポテンシャルは持っていると考えてもおかしくはないですが・・・期待値高すぎませんかねぇ・・・親バカってやつでしょうか?

それでもゴンはなんとかレイザーに勝利しましたので、ジンとしては期待通り計算通りといったところですか。

 

 

 

 

刑務所の役割はただ単に犯罪者を閉じ込めておくことだけでなく更生さることまでが役割です。受刑者に厳しい刑罰を与えることで「こんな辛い罰は二度と受けたくないから犯罪なんてしない」とも思わせることも更生にはなると思いますが、根本的な解決になっているかというと微妙ですよね。恐怖で表面上は更生したように見えても根っこの部分は変わっていないと思います。むしろ辛い罰を受けたことでより一層反抗心が芽生えてしまうケースも考えられます。恨みを生んでしまうわけですね。

 

やはり一番の方法は、受刑者が罪を犯してしまうような考えが介入できないようにしてしまうことだと思います。「自分にとってこれが生き甲斐だ」とか、「これをやるために自分は生きているんだ」と思わせることができれば、罪を犯す可能性を限りなく減らすことができると思います。「魔がさす」なんて言葉もありますが、自分の心に魔が入り込めないくらいの生き甲斐を与えてしまうのです。多分ですね、自分の好きなことや本当にやりたいことに対してはズルをしたくないと考える人が多いはずです。レイザーは「自分を信頼してくれたジンのためにグリードアイランドを成立させる」という生き甲斐と言いますか、生きる目的が持てたので真面目に島で役割を果たせているのだと思います。レイザーがこれ以上罪を犯すことはないでしょう(ボポボは殺してましたけど、ボポボは死刑囚なんで、刑を執行しただけです)。

 

一部更生せずにいる死刑囚も見受けられますが、グリードアイランド内の多くの人物がゲームキャラクターとして勤めを果たしているので、グリードアイランドが牢獄としての施策も含んでいるとしたらうまくいっていると思います。でもまぁ・・・レイザーはゲームキャラという設定ですが好き勝手ベラベラ話してましたけど、ゲームに登場するモブキャラのように同じセリフしか話すことを許されていない人物もいるんですよね・・・それはそれでめちゃくちゃ辛い刑罰かもしれません。それが嫌で逃げ出す死刑囚もいそうですが、そんな脱獄囚はレイザーが念弾で粉々に消しとばしてくれますから、危険な死刑囚が島の外に出ることはないです。

・・・あれ?レイザー更生できてるって言えるのか・・・?むしろ爽やかな印象からルールを犯した死刑囚たちを躊躇なく殺害する姿は以前よりサイコパス感が増しているような・・・スポーツマンシップがサイコパスを助長していてむしろめちゃくちゃ怖くないか・・・?う〜ん、グリードアイランドの闇は深い・・・

 

 レイザーとの手に汗握る真っ向勝負!ハンターハンター16巻!

 

 

【ハンターハンター】クラピカがマフィアとしても超優秀な件

ハンターハンターに登場するクラピカは、作中でノストラード組のボディガードとして働き始めて以降その実力を買われてどんどん昇進していき、現在は若頭の地位にまで上り詰めていることが判明しました。

クラピカが今後のノストラード組を引っ張っていくことは間違いありません。

 

クラピカは初登場時点で17歳で、作中で時間は進んでいるものの、現在もまだ19代です。10代にしてマフィアの若頭を務めるクラピカ・・・優秀すぎますよね!

そこで今回は

クラピカの優秀さがマフィアとしても発揮されまくっている件

についてまとめてみました!

クラピカとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻116P/冨樫義博)

クラピカは、主人公・ゴンの友人の一人です。

ゴンとはハンター試験直前に出会い、試験中も共に協力し合いながら課題を突破してきた仲。

 

クラピカはクルタ族という少数民族に生まれ、家族や同胞たちが幻影旅団に皆殺しにされたことから、幻影旅団への復讐のためにハンターを目指していました。

現在は幻影旅団に対する復讐ではなく、幻影旅団に奪われたと思われる仲間たちの「緋の眼」の回収を優先しているようです。

 

クラピカは緋の眼が手に入りやすいと踏んで、人体収集家であるネオンの父が組織したノストラード組でボディガードとして働くことを決意しました。

ハンター試験の時からクラピカは冷静で適切な判断を下すことのできる頭を持っていましたし、戦闘力もかなり高かったため、ノストラード組に入ってからもその能力を遺憾なく発揮し、若頭の地位に就いていました。

ノストラード組を支えるクラピカ

ネオンの父でありノストラード組の組長でもあるライト=ノストラードは、初めは小さな組であったノストラード組を、ネオンの念能力「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」による100%当たる占いをマフィアンコミュニティの上層部に売り込むことでその地位を確立。マフィア業界でも有名な組に成長させていました。

ノストラード組の出世に対して嫉妬する同業者も多かったようですが、ライトはそんな嫉妬を気にすることなく上を目指し続けていたようです。

 

しかし、ヨークシンシティ編でネオンの能力はクロロに盗まれてしまい、ネオンは占いができなくなってしまいました。ノストラード組にとってネオンの占いは非常に大きな収入源でもありましたので、ネオンが占いをできなくなったことはノストラード組の多大な損失となりました。組の崩壊はほぼ確実だったと思われます。

 

そんな危機的状況に陥ったノストラード組を支えたのが、クラピカのようです。

ただのボディガードでしかなかったクラピカですが、若頭にまで昇進していたのはその功績によるものでしょう。

現在ノストラード組はネオンの占いではなくボディガード業と賭博業の収入によって組を維持していますが、おそらくこれらの施策はクラピカによって提案されたものだと思われます。

占いなしで組を維持させるだけの指揮力をクラピカは発揮したのです。

まぁクラピカがいれば間違いなくボディガード業は捗りそうですよね。

マフィアンコミュニティが誇る武闘派集団「陰獣」よりはるかに強いクラピカ

世界中のマフィアによって組織されるマフィアンコミュニティにおいて、最強の武闘派集団とされていたのが「陰獣」。

陰獣のメンバーは全員念を使うことができ、マフィアにとっては脅しに過ぎない「殺し」の実行部隊としてコミュニティでも知らぬ者はいない集団でした。

その戦闘力は非常に高かったものの、幻影旅団との戦いで壊滅してしまいまいした。

 

陰獣はマフィアンコミュニティにとって非常に重要な戦力でしたが、完全にかき消されてしまったことになります。

念能力者は貴重ですし、陰獣のメンバーたちが長きにわたってコミュニティ最強の地位に居座っていたとすると、早々に新たなる陰獣を確保するのは難しそうです。

 

そんな状態でクラピカがノストラード組としてマフィアに入ったことは、コミュニティ全体としても大助かりだと思います。

クラピカは単独で、陰獣のメンバー4人を殺害したウボォーギンを真っ向から打ち破っています。

クラピカの能力が対旅団に特化したものだったということもありますが、普通に戦ってもクラピカが負けることはそうそうなさそうですし、クラピカの方が陰獣よりはるかに強いのは確かです。体術でもバリバリの強化系で接近戦に自信ありなウボォーギンを圧倒してましたし。

 

コミュニティとしてもクラピカがいることによるメリットは大きいと思います。

クラピカは1人なので、陰獣ほど「組織外へ威圧できる存在」として利用することはできないかもしれませんが。

 

そのクラピカが所属するノストラード組がボディガード業を営んでいるとすれば、ニーズは高そうです。クラピカ自身がボディガードとして出向くのであれば高い金を払ってでも依頼する人間は多そうですし、クラピカの下ボディガードをやっている組員が派遣されたとしても、十分な収入になると思われます。

クラピカが陰獣よりはるかに強いことが看板となり、ボディガード業は儲かってそうです。

戦闘以外でも有能なクラピカ

クラピカの能力は、緋の眼となった時に発動できる「絶対時間(エンペラータイム)」や、旅団の体を縛り強制的に「絶」の状態にする「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」などに注目が集まりがちですが、その他の能力についても非常に有能なものばかりです。

「癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)」はバキバキに折れた腕の骨が瞬時に完治するほどの回復能力ですし、「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」は地図があれば対象者がどこにいるかわかったり、直接相手に会わずとも嘘を判別できたりします。

f:id:g913:20170429111052j:plain(引用:HUNTER×HUNTER 33巻148P/冨樫義博)

そして「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を使えば、対象者の命と引き換えに尋問することも可能です。

幻影旅団を打倒するためにハンターとなり念能力を習得したクラピカですが、旅団専用以外の能力も非常に使い勝手がいいものばかり。

各指の能力が個人が必死に修行してようやく会得する「発」レベルの念能力です。

 

本来ならヒソカの言う「容量(メモリ)が足りない」状態になってしまいそうですが、クラピカは全ての能力を体現できています(エンペラータイムで全ての念系統を100%の精度で使えるようになっていることも起因していると思いますが)。

さらにまだ明らかになっていない人差し指の能力もあります。クラピカは戦闘面以外でも役立つ能力を持っており、マフィアとしても使い勝手の良い人材だと思います。

 

2023年追記:クラピカの人差し指の能力は、「奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)」というもの。鎖の先端が注射器のようになっており、刺した者の念能力をオーラごと吸引し、奪うことができます。奪った能力はクラピカ自身、または人差し指の鎖を指しオーラを注ぎ込んだ第三者によって使用可能です。

合法の事業で儲けている

先述の通り、現在のノストラード組は収入のほぼ100%をボディガードと賭博によって得ています。

これらの事業はノストラード組が存在する国では合法であり、特に罪に問われるようなものではないそうです。

もともとネオンの占い事業が主収入であったノストラード組ですから、法を犯すような事業に手を出すことはそれほどなかったと思われます。

もちろんマフィアですから、脅しをしたり、時には殺しをしたりすることもあったでしょうが、マフィア全体を見れば比較的温厚な組織だったと思います。

 

クラピカはプロハンターですから、法を犯すようなことを積極的に行うことは厳禁です。

マフィアとして働いているのもちょっとグレーな部分はあると思うのですが、クラピカが行っている事業は合法とのことですし、ノストラード組も問題がある組織ではなかったことを考えると、いけないことではないと思います。

そこらへんはさすがクラピカですね。うまいこと法に触れない事業を行い、しかも組を維持させています。

マフィアは警察や犯罪を取り締まるクライムハンターとの争いが絶えなさそうですが、ノストラード組のやり方であれば誰も文句は言えませんね。

ノストラード組の財政状況は不明

ネオンが念能力を使えなくなったことにより、ノストラード組は崩壊の一途をたどりそうになっていましたが、クラピカがなんとか阻止しました。

現在はボディガードと賭博で収入を得ているとはいっても、果たしてうまく利益を上げられているのかはわかりません。

ボディガードにしても賭博にしても人件費などのコストがかかります。しかも想定外の事態が起こりうる自動化できない仕事ですから、管理なども大変そうです。

ネオンの占いは念能力というほぼコストゼロの作業で、しかもその数十秒で完了する占いが100%当たるためいくらでも金を出す人間がいたわけですから、ノストラード組にとって超ローリスク超ハイリターンな事業ができていたということになります。

 

クラピカが現在のノストラード組を支えているとしても。コスト面から考えるとネオンが念能力を使えた時ほどの利益を上げられているかというとそれはまずないと思います。

ネオンのご機嫌をとるためにネオンのわがままを聞く上でコストがかかったと思われますが、それを考えてもネオンの占いによる事業の利益率は非常に高かったと言いますか、粗利率はほぼ100%だったことでしょう。

 

クラピカはなんとか組を維持していますが、収支がギリギリのため頭を悩ませているかもしれません。ミザイストムがノストラード組を訪ねた時、クラピカが出会って4秒でブチ切れそうになっていたのはノストラード組の財政面の問題でピリついていたというのもありそうですね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻63P/冨樫義博)

人材に恵まれているノストラード組

ネオンの念能力が使えなくなり困窮していたノストラード組でしたが、それでも非常に恵まれていると思います。

有能なクラピカが偶然にも組織に入ってきましたし、クラピカのホーリーチェーンがあれば医療面でも事業化できそうですよね。難しい手術が必要な病気や怪我でなければ治せちゃいます(ただ開業するには医師免許などが必要になりそうですね。無免許で医者をやるようなことはクラピカはしないと思います)。

ただでさえクラピカは頭も切れますのでよく働いてくれるはずです。クラピカの心理としては緋の眼が手に入りやすいからノストラード組を維持しつつける必要があるので頑張っているだけだとは思いますが。

 

その他にもセンリツとバショウといった、クラピカと同じくプロハンターが所属しています。あと元から組にいたリンセンもハンターライセンス持ってましたね。

クラピカ含めプロハンターが、少なくとも4人は組織に所属しているというのは,

かなり恵まれてます。

 

さらにクラピカは十二支んに加入して、ハンター協会トップクラスの権限を持ちましたし、キルアとも友人なのでゾルディック家の力を借りることもできなくはない(キルアが家族と仲良くはないのでシルバ、ゼノの力を借りるのがせいぜいでしょうが十分すぎますね)という異常に強力な立場とコネを持っています。

今後のノストラード組にとってこれらの要素を生かしていかないわけにはいかないでしょう。

 

最悪、ノストラード組が財政面の危機に陥っても、クラピカ、センリツ、バショウ、リンセンのハンターライセンスを売れば多額の金が入ってきますから安心ですね。

ハンターライセンスを1つ売れば人生を7回遊んで過ごせるくらいの金が入ってくるそうなので、単純に考えて4人分売れば人生28回遊んで暮らせるだけの金が入ってくるわけです。これなら組の立て直しも十分できそうです。

どんな分野に進んでもクラピカは優秀だったと思う

クラピカの有能さはマフィアになっても遺憾なく発揮されています。

プロハンターは誰からも一目置かれる優秀な資格ですが、それはマフィアにおいても同じのようです。

 

クラピカは緋の眼を回収するためにマフィアに入ったに過ぎませんが、別の分野でも非常に優秀な人間として重宝されてでしょう。

すぐにブチ切れたり、意外に頑固だったりするところもありますが、それを考えてもクラピカが組織にいることは大きなメリットになりそうです。

ただクラピカはネオンやライトには感情的になることはなかったので、立場をわきまえ、従うべき相手には牙を剥かないと思います。素晴らしいですね。社畜精神も持っています。

 

クラピカは十二支んに入ってからもかなり活躍しています。

その活躍の根源にあるのは念能力でして、ダウジングチェーンで嘘をついている人間を見抜きまくっていました(嘘発見器も突破してしまう嘘つきを看破していたので異常な精度です)。

確かにクラピカの念能力は戦闘に関しても(特に対幻影旅団)その他の面においても非常に優秀だと思います。

しかし本当のクラピカの優秀な部分はその冷静さや判断力だと思います。

犯罪組織であるマフィアに身を置いてでも緋の眼の回収を試みたり、リスクがありながらも幻影旅団打倒のためにヒソカと協力関係を結んだりと手段は選びません。

良し悪しあるとは思いますが、結果を最優先にし、そのために適切と思える行動をとる冷静な判断こそがクラピカの最も優れた能力だと思います。現にノストラード組も支えてますし。

 

そんなクラピカですがまだ10代だということも忘れてはいけません。私なんて20代になっても「ハンターハンターおもしれぇ!」ってブログに記事書いてますから、少しはクラピカを見習わなければなりませんね。

 

クラピカが新卒で入った会社の同期にいたらたまったもんじゃないですね。

超優秀でクラピカ以外の同期は全員クビになっていてもおかしくなですよ。

センリツやバショウなど、ノストラード組におけるクラピカの同僚たちは皆プロハンターだったり少なくとも念能力が使える超優秀な人間たちでしたので、継続して雇われていましたが、一般の人だったら間違いなく周りについていけなくてクビになるか、自ら辞職していると思います。

いや、そもそも雇われていないか。クラピカが会社のだったら気軽に飲みにも誘えないだろうなぁ・・・

 

作中序盤から超優秀だったクラピカは、案の定主人公のゴンやキルア以上の出世をしました(ゴンもキルアも身分や権力には興味がなさそうですが)。

暗黒大陸に乗り込む上でもカキン帝国の王子たちとの絡みがあり、今後はクラピカがメインのストーリーになりそうです。

クラピカはヨークシンシティ編以降の登場がほぼなかったので、さらに優秀になった姿を見せてくれることでしょう。そしてきっと人差し指の能力も見せてくれるはずです。

 

【ハンターハンター】幻影旅団のボノレノフはなぜボクシンググローブをつけているのか?

今回は幻影旅団の中でも登場回数が少なく、目立つ機会に恵まれていないボノレノフ

についてフォーカスしてみようと思います。

 

ボノレノフは少数部族の出身で身体中に空いた穴から発する音を戦闘力に変えて攻撃を仕掛ける念能力者です。踊るように体を動かして戦います。

 

ボノレノフはおそらく穴を塞いで音を出さないようにするために戦闘以外では全身に包帯を巻いています。

包帯を巻く理由はわかるのですが、なぜかその手にはボクシンググローブをはめているのです。その理由はよくわかりません。

 

そこで今回はなぜボノレノフはボクシンググローブをつけているのか?について考察してみようと思います。

ボノレノフ=ンドンゴとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻27P/冨樫義博)

ボノレノフは幻影旅団のメンバーです。団員ナンバーは10。

開発によって住み処を追われた「ギュドンドンド族」という少数部族の末裔でもあります。

幻影旅団の初期メンバーではなく途中加入のメンバーのようです。

 

ギュドンドンド族の男子は三歳頃に体のいたるところに細い針を通し、その針をだんだんと太い竹筒にしていくことで体に穴を開けます。彼らは踊る戦士バプ(舞闘士)と呼ばれ、踊ることで体の穴を風が通り、その時に発する音で祈祷などの祭祀を務めたり、戦いの前に戦士の歌を奏でたりします。

 

ボノレノフは奏でた音を戦闘力に変える念能力「戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)」を使います。放出系か変化系の能力だと思われますが詳細は不明です。作中ではキメラアントの兵隊長を「木星(ジュピター)」で生み出した巨大な音とオーラの塊によって一瞬で圧殺しました。

ボクシンググローブは戦闘には関係なさそう

ボノレノフの戦闘は、音を奏でてその音とオーラを使って念能力を発動し駆使するというものです。

自身の持つ特性と念能力がマッチし、非常に高い攻撃力を実現しています。

一方、ボノレノフの念能力からすると特にボクシンググローブは必要なさそうです。

現にキメラアントの兵隊長と戦う際には早々に外していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻32P/冨樫義博)

あのグローブで直接殴るということもしないみたいです。

しかも、もし殴るのならばグローブ無しの方が何倍も強いですからね。

グルーブをすると威力が落ちてしまいます。

ということでボノレノフのボクシンググローブは戦闘とは関係なさそうです。

手の穴を塞ぐためにつけている?

先述の通りボノレノフは体の穴を塞ぐために全身に包帯を巻いています。

そうしなければボノレノフが歩いたり、止まっていても風が吹いたりするだけでピーヒョロロロロロと音がなってしまうからです。さすがにこれは団員たちも迷惑しそうです。

「ボノレノフ・・・うるせぇよ。」

と言われてしまいそうですね。

団員の中ではかなり寡黙な方であるはずのボノレノフですが、これはかわいそうです。

 

手の穴も塞がないと音がなってしまいますから、そのためにボクシンググローブをしていることも考えられます。

でもボクシンググローブって指が自由に動かせないので物を持てません。食事をしたりトイレをしたりするのもまず無理でしょう。

だったら手や指も包帯を巻いてしまうか、手袋などの方がまだいいですよね。

ということからも、別の理由があると想像できます。

念能力の制約が関係している?

念能力の威力を上げるための制約の可能性もあります。

「ボクシンググローブを着けた状態で生活をしなければいけない代わりに演奏によって得られる戦闘力が大きく跳ね上がる」

などですかね。

 

確かにボクシングのグローブをつけながら生活するのは相当大変でしょうから、制約としては厳しいものになり、念の威力も上がりそうです。が・・・だったらボクシング関連の能力にした方がいいんじゃないの?と思ってしまいます。ボノレノフの能力に対してボクシンググローブが関係なさすぎるんですよね。

 

まぁ、ユピーと戦っている最中にシュートが右目を隠すという制約のようなものを設けることで奥義とも言える技を習得してましたし、身体の一部の使用を制限することで念能力が上がるという制約もあり得るといえばあり得るのですが・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 26巻169P/冨樫義博)

ボノレノフの場合は戦闘になったらグローブ外してましたから、シュートとは逆ですね。

とするとグローブをしているのは制約でもないのではないかと思います。

幻影旅団以外の活動に関係がある?

もともとは流星街出身の幼馴染で結成された集団である幻影旅団。

彼らはまるで家族同然の間柄ですが、団長のクロロが旅団としての活動を行うにあたり招集をかけない以上は、各自バラバラに活動をしています。

クロロ自身も基本的には消息不明ですし、ヒソカはハンター試験を受けたり天空闘技場で遊んだりしていましたし、マチも個人行動をしていました。

 

基本的に彼らは盗賊なので旅団として集まる時以外でも盗みを行っていると考えられますが、賢いメンバーならば社会で平穏に活動していけるように「表向きの自分」をしっかりと用意していそうです。

例えばシャルナークはハンターライセンスを持っているプロハンターですし。もしかしたら旅団メンバーの中には盗賊以外の「表面上の本職」を持っているメンバーがいるかもしれません(ウボォーギンとかはなさそうですが)。もしかするとボノレノフは旅団以外の活動として・・・

ボノレノフ、本職はボクサー説

ボノレノフは旅団として活動している時以外はボクサーとして働いているのかもしれません。

最初はムエタイの選手かなとも思ったのですが、ボノレノフはボクサー用のブーツも履いているんですよね。

ムエタイの選手は足技も使うので、基本的にブーツは履きません。ボノレノフはボクサーのなりをしているのです。痩せているのも減量しているからと考えれば合点がいきます。

 

実はボノレノフはボクシングの試合終わりで旅団の活動に参加しているとか・・・?で、活動にあたり手や足の穴も塞いでおかないとピューピュー音がなってしまうので、

「試合終わりでちょうどグローブとブーツつけてるから、いいや、このまま旅団の招集場所に向かおう。お疲れしたー!」

というような感じのテンションで旅団としての活動に参加しているのかもしれません。旅団以上にボクサーとしての生活の方を楽しんでいそうです。

 

ただ、さすがにボクサーといえど常時グローブとブーツを装着しているわけでもないですし・・・確実に蒸れますよね。

ボクシングの熱狂的なファン?

あと考えられるのは、「ボノレノフはボクシングの熱狂的なファンで、いつでもボクサーのスタイルでないと気が済まない」という理由ですかね。

少数部族の中で育ったボノレノフにとって部族が暮らす村以外の世界にあるものはとても斬新だった。中でも一番ボノレノフの心を奪ったのはボクシングで、ボクサーに魅了されてしまったと。

もともとボノレノフも戦士ですから、ボクシングもスポーツでありながら戦いでもあるのであれば、惹かれるものがあってもおかしくはないです。

 

ボクサーに憧れるがあまりボクシンググローブを買い、ブーツまで買い、パンツもボクサーが履いているやつにして常時身につけていることにしたボノレノフ。

かなり私生活に支障が出るし手足は蒸れるけど、憧れのボクサーに近づけるならなんのその。

でも本当のボクサーではないからボクシングのような戦い方を戦闘に生かすことはできていない・・・あれ?これまでの考察が全部繋がったぞ?一応理屈は通りそうだぞ?

おお、「ボノレノフ熱狂的なボクシングファン説」だいぶ濃厚ですね!

結論:ボノレノフは大のボクシングファンか?

ボノレノフがボクシンググローブをしている理由として考えられるのはこんなところでしょうか。

私の考えたものの中で一番まかり通そうなのは「ボノレノフ熱狂的なボクングファン説」ということになりました。

要するにファッションとしてつけているだけでしょうね。

私たちもネックレスをつけたり、チェーンをつけたりなんだりするじゃないですか?

その理由は結局、可愛いからとか、かっこいいからとか、そういう「憧れ」に近い感情ですよね。頭の中にある理想の自分に近づくために装飾品を身につけるわけです。

 

ボノレノフにとっての理想の自分というのが「ボクシングをしている自分」なのでしょう。

であれば日常生活でボクサーの格好をしてしまうのも・・・まぁ納得できる気がします。

 

普通はですよ、普通はボクサーに憧れているといっても日常のファッションまでボクサーにすることはまずないです。でもボノレノフはギュドンドンド族の出身ですから、わからないことがあっても仕方がないです。

 

ほら、あれですよ、私たちも意味はわからないけどとりあえずかっこいいから英語が書いてる服着ちゃうこととかあるじゃないですか?でもあれを外国の人が見ると

「あいつマジかよ!意味わかって着てんのかよあの服!クレイジーだぜ!」

と思ってしまうような文字が書かれていたりすることもあるのです。

 

逆に外国の人が「国分寺」とか「寿司侍」みたいな謎の漢字が書かれた服を着ていることもあります。

ボノレノフもこれと同じです。

自分ではかっこいいと思っていても他人からするとおかしい。その認識の齟齬の結果があのボクシンググローブ(とパンツとブーツ)なのだと私は思います。

  

【ハンターハンター】ヒソカの収入源は何なのか?考察してみた!

 

ハンターハンターに登場するヒソカは神出鬼没のキャラクターであり、ハンター試験でゴンと出会ってから度々ゴンの前に姿を現しました(キメラアント編以外)。

作中で描写があった以外でのヒソカの活動は不明で、唯一あるとすれば「クロロと戦うために鬼ごっこをしていた」というイルミのセリフくらいでした。

 

普段何をしているのか不明なヒソカですが、ありとあらゆる場所に現れます。おそらく相当な交通費がかかっていることでしょうし、普段の生活費ももちろん必要です。各地を巡るヒソカが定職についているとは考えにくいです。

また、カストロに両腕を切断された際は、マチに治療してもらう代わりに右腕5000万ジェニー、左腕2000万ジェニーを請求されていました。腕はヒソカがマチに治療してもらいたくてわざとカストロに切断させたものですから、高額な請求をされることもわかっていたはずです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻14P/冨樫義博)

ヒソカの趣味や活動には何かと多額の出費が伴いそうではありますが

その収入源は何なのでしょうか?

今回はヒソカの収入源について考察してみようと思います。

 

 

 

天空闘技場のファイトマネー?

ヒソカは天空闘技場に出場しており、適度に戦いに明け暮れていたようです。戦闘狂のヒソカですので、参加しないわけがないですね。

天空闘技場では試合に参加するとファイトマネーがもらえます。勝ち上がるほど塔の上層に挑戦でき、より強い選手と戦うことになり、ファイトマネーも上がっていきます。キルアの話では150階まで登ればそのファイトマネーは勝利すると1戦だけで1000万ジェニーほどになり、190階クラスになると2億ジェニーくらいになるとのこと。超お金持ちになれますね(死ななければですが)。高い戦闘力があるのであれば、天空闘技場で戦っていればかなりの収入になりそうです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻12P/冨樫義博)

ただ作中でヒソカはさらに上の200階クラスにいました。200階クラスになるとファイトマネーはなくなり名誉のみの戦いとなるので、選手に入るお金はなくなるようです。ヒソカはカストロと戦った時から200階にいたので、少なくともゴンたちが挑戦する2年前から200階で名誉のみの戦いをしていたとみられます。ですので200階クラスの選手にスポンサーなどつくシステムなどがない限り、ヒソカにもまとまったお金は入ってなかったと思われます。まぁ殺人鬼ヒソカのスポンサーになる企業があるのかわかりませんが・・・

ちなみに200階クラスの上には「フロアマスター」と呼ばれる、21人の闘士がいます。彼らを倒せば天空闘技場の230階以上のフロア1つを独占できるそうです。ただフロアマスターになった場合の収入面については不明です。豪華な暮らしはできそうですが、福利厚生的なものが高水準安定であるだけで、やはり戦って得られるのは名誉のみかもしれません。

旧アニメ版だとフロアマスターになればスポンサーがついたり自分の名義で流派を開けたりと、お金になりそうでした。が、ヒソカがこのフロアマスターなのかというと・・・わからないんですよね。天空闘技場でのヒソカVSクロロでは、クロロに関してはフロアマスターであると言及されてましたが、ヒソカについてはちょっと不確定です。ゴンに勝利してフロアマスターに挑戦する権利は獲得していたヒソカですが、その権利を使ってクロロに挑んだのか、それともフロアマスター同士のバトルだったのかは定かではありません。いつか考察したいと思います。

ヒソカが過去に200階以下のクラスで稼いだお金も相当な額としてヒソカの貯金になっていそうですが、だいぶ前のことですし、ヒソカの出費を考えるとあっという間に散財してしまいそうですよね(キルアは2億ジェニーをすべてお菓子につぎ込んでしましました)。

 

 

盗み?

ヒソカは入団したふりをしていましたが、一応盗賊集団である幻影旅団の一員でした。旅団は盗みが本職ですので、ヒソカも活動に非協力的であったとはいえある程度は旅団の活動に参加し盗みを働いていたはずです。

同じ旅団員であるウボォーギンは自らを「(盗賊だから)金は持たねぇ主義」と言っていましたし、フランクリンも「買ったり競ったりは邪道」と言っていました。彼らはお金を使う必要が生まれたら盗みを働いていたものと思われます(シャルナークはハンターサイトを利用するためにも金を所持していたようですが)。ヒソカも仮にも盗賊であったのであれば、例えば殺害した敵の所持金を盗むくらいのことはしていたのではないでしょうか。表立った窃盗や強盗はしませんが、殺しのついでに小銭をパクっていくとか。

でも敵を倒して

ヒソカ「弱い奴に興味はないよ(でもお金は貰っていくけどね❤︎)」

っていう感じは小物感が満載すぎますよね・・・やっていたかもしれませんが、やってたら残念ですよね。カツアゲレベルですよ。やっていてほしくないです。

ちなみに、旅団が盗みをして得た宝はクロロがひとしきり愛でたあと全て売っぱらってしまうそうです。まぁそのお金も協力してくれた団員たちに還元されるでしょうから、ヒソカにも多少なりともお金が入ってきたはずです。でも全員盗みに参加したら取り分1/13か・・・

 

 

イルミのお手伝い?

これは確実にお金をもらってやっていると思います、イルミの手伝いです。作中ではアルカを暗殺する際にイルミがヒソカに協力を仰いでいました。ヒソカとイルミはビジネスライクな関係でして、ヒソカが旅団のアジトを抜ける際に、イルミに自分の姿に変装してもらって旅団のアジトに変わりにいてもらう依頼をした時にも、イルミはお金を取っていました。このことから考えてもイルミがヒソカに仕事の手伝いを依頼する際もそれなりのお金を払っていると思います。ゾルディック家の案件は数十億単位の高額案件ですから、イルミの手伝いをするだけで相当な額のお金が手に入りそうですね。

関連記事:【ハンターハンター】イルミの働き方は理想的で憧れる! - 私の名前はジロギン。

しかしヒソカとイルミが知り合ったのはハンター試験が初めてのようですし、旅団に入ったのも3〜4年前くらいですから、それ以前のヒソカの収入源も考えなければなりません。

 

 

 

ブラックリストハンター?

もしかしたらヒソカはハンター試験を受ける前からアマチュアのブラックリストハンターとして活動していて、賞金首を仕留めては換金していたということも考えられます。これはかなり有力ではないでしょうか。

ヒソカがハンター試験を受けた理由は「殺人を犯しても免責になる場合が多いから」でしたよね。この殺人というのが賞金首を殺害することであり、ヒソカはあまりにたくさんの賞金首を殺しすぎたため自らも危険人物と見なされ賞金首になってしまった。確かビノールトもブラックリストハンターであり賞金首でした。ヒソカもビノールトと同じパターンだったのかも。これ以上賞金がかけられるのも嫌なのでプロハンターになって殺人が免責になるケースを作り出したかったのかもしれません。

こう考えるとヒソカの活動や趣向とも繋がってきそうですし、ヒソカの収入源としても自然ですよね。ヒソカは旅団No.4の前任者(映画だとオモカゲ)を始末して入団したようですから、クロロとも戦いたかったし、A級首である旅団メンバーを殺害すればクロロに接近できるしお金も手に入るし一石二鳥だと考えたのかもしれません。

金目的というよりはヒソカにとっての「強者と戦う楽しみ」がお金稼ぎにもつながった感じですね。

 

 

アルバイト?

実はヒソカはゴンたちの知らないところでアルバイトをいくつも掛け持ちする苦労人で、世界各地の強者たちと戦いたいけど旅費などもないので、アルバイトで生計を立てて何とか生活と趣味を両立させていた可能性もあります。めっちゃ怖いですけどね、ヒソカがコンビニでレジ打ちしてたり、ファミレスのホールで料理運んだりしてたら。ヒソカにレジで会計してもらったら、

ヒソカ「2点・・・話にならないな・・・♣︎」

と謎の採点されそうです。でもそれで客ともめて、客を殺してしまっていくつもバイトをクビになってそうですよね、ヒソカ。

アルバイトをしつつ、ヒソカはゴンたちの前に現れてすっごいドヤ顔で挑発したりしてたのだとしたら一層小物感が出てしまう・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻57P/冨樫義博)

いや、でもヒソカなりに頑張ってゴンたちに追いつこうとしてたわけですからね、バカにしてはいけませんね・・・あれ?ゴンたちがヒソカに追いつこうとしてたはずじゃ・・・まぁいいか!

 

 

 

 

私の中で最も納得のいくヒソカの主な収入源はやはり

アマチュアのブラックリストハンターとして賞金首を始末して得た賞金

ですかね。ヒソカが積極的に依頼を受けて賞金首を始末していたというよりは、先述の通りで強い奴と戦っていく中で、生活費を稼ぐ必要もあったので、ついでに始末したやつの首を持って賞金を得ていたってところでしょうか。その他の収入源として幻影旅団としての活動や、イルミのお手伝いなどが臨時収入のような形で入ってきていたと。それでも年収数億ジェニーは軽く超えそうですね。これならヒソカの活動費を賄うとしても申し分ない収入になります。

 

確かワンピースのゾロは東の海(イーストブルー)では「海賊狩り」と呼ばれ有名な賞金稼ぎでしたが、その実体は大剣豪を目指して海を旅する中で生活費が必要となり、とりあえず賞金のかかった強そうな海賊などを仕留めていたというだけでした。ヒソカもニュアンスとしてはゾロのように、強い奴と戦うついでに生活費も稼いでいた感じたったのだと思います。

 

マチがヒソカに請求した金額も合計7000万でしたからね、それを払えるだけの貯金がヒソカにあるとすれば上記の収入でなければ貯まらないでしょうね。マフィアが旅団に1人20億ジェニーと超高額の賞金を懸けていたので、犯罪者に対して非公式に高額な懸賞金を設定している組織などはハンターハンターの世界に沢山ありそうです。ヒソカにとっては強い奴とも戦えるしお金も手に入るし一石二鳥ですね。さすがに数千万〜数十億ジェニーをカツアゲやアルバイトだけで稼ぐのは無理です。

 

旧アニメだとヒソカの家はかなり貧乏で、子供だったヒソカがずっと噛んでいたガムの商品名が「バンジーガム」だったみたいな設定がありました(原作の設定でもバンジーガムはヒソカが子供の頃に大好きだったガムの商品名で、ドッキリテクスチャーは昔流行ったシール入りお菓子の商品名だったようですが、ヒソカが貧乏だったかは明言されませんでした)。ヒソカの家が本当に貧乏だったとしたら、お父さんもお母さんもヒソカに仕送りができるような生活環境ではなかったと思います。ヒソカは自分の子供時代の極貧生活をバネに、両親の生活を助けるため賞金首と戦う決心をした・・・そんな過去があったかもしれません。

・・・あれ・・・なんでだろう・・・涙が・・・