私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ナルト】うちはイタチの顔の線の正体は何か?線がある理由は何か考察してみた!

NARUTOの世界では数多くの天才忍者が登場し、もはや「名前のあるキャラクターはみんな何らかの天才なのではないだろうか?」ともってしまうほど、みんな天才天才と言われています。

 

そんな中でも私が本当に天才だと思う忍は「うちはイタチ」です。忍術などの戦闘能力、忍としての精神、生き様など、イタチを超えるキャラクターはなかなかいません。完璧な天才忍者です。

 

そんな才能に恵めれたイタチにも気になるポイントが1つあります。それは・・・

イタチの顔には謎の線が入っているということです。

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(引用:NARUTO 44巻13P/岸本斉史)

鼻の横というか、目と鼻の間に線が入っています(作画によって長さは変わり、この画像は比較的長いですが、もっと眉間に近い部分で短く描かれていることが多いです)。なぜこんな線が入っているのか・・・そしてこの線が何なのかはいまいち謎で、作中でも明らかにはなっいなかったと思います。

 

そこで今回は、うちはイタチの顔の線は何なのかを考察していこうと思います。

うちはイタチとは?

主人公・うずまきナルトの友、うちはサスケの兄にあたります。

その目で見た忍術などをコピーして自分のものとする「写輪眼」を有する「うちは一族」を皆殺しにした張本人です。

弟のサスケは辛くも生き延び、物語序盤は兄イタチを仇と見定め、イタチを抹殺するために修行を積んでいました。

 

しかし物語中盤で、イタチはうちは一族が木の葉の里に対してクーデターを起こそうとしているのを阻止するために、木の葉上層部の指示により自らの手で一族を全滅させたことが明らかになります。

サスケが生きていたのはイタチが殺しそびれたのではなく、大切な弟・サスケのことだけは殺せずに、イタチは忍としての任務を感情が優先してしまい全うできなかったためです。

この任務以降イタチは里を抜け、抜け忍集団「暁(あかつき)」の一員として活動していました。この暁に入ったのも、「暁」の動向を内側から探るスパイ活動のため。

 

序盤のナルトたちと同じ12歳くらいの時にはすでに木の葉の暗部に所属し、エリート一族であるうちは一族の中でもさらにエリートだったのがイタチです。

幼い時から火影の器を見出されていたほど、イタチは天才でした。

しかし天才すぎたがゆえに、幼い時から忍の闇の部分に触れることとなり、苦悩しながら生きていました。

 

序盤は木の葉の里を裏切った最凶最悪の存在として描かれてきたイタチでしたが、実は誰よりも木の葉の里を守ろうとしており、死してなお、サスケにうちはマダラ(うちはオビト)を攻撃する罠を仕掛けたり、薬師カブトの穢土転生を解き、カブトを倒し、第四次忍界対戦を終結の方向に向かわせるなど、規格外の働きを見せました。

頬の線はイタチ唯一のコンプレックス?

そんなイタチの顔にはなぜか線が入っています。謎の線です。

 

8歳で写輪眼を開眼、13歳で暗部の分隊長を務め、抜け忍となってからもS級犯罪者に指定されてしまうほど高い術の能力を保有・・・

イタチは抜け忍にならなければ木の葉の里史上屈指の忍になっていた事は間違いありません。弟のサスケも忍者学校(アカデミー)時代は天才と言われていましたが、イタチほどではありませんでした(その後サスケは忍の祖である六道仙人の力を使いこなし、ナルト以外敵なし状態になるので、最終的なポテンシャルはサスケの方が上でしたが)。

 

そんなイタチの顔の線・・・イタチもイケメンなのですが、顔の線がなければもっとイケメンだったことでしょう。

おそらくイタチ唯一のコンプレックス要因ではないでしょうか(イタチ自身そんなにルックスに気を使っているような描写はありませんでしたが)。

キャラ描き分けのための頬線か?

イタチとサスケは兄弟だけあってキャラデザが似ています。背の高さが違うのと、髪がイタチの方が長くてサラサラしていそうなくらいで、顔の描き方などはそっくり。

 

NARUTOをよく読んでいる人ならば違いはわかるものの、必ずしも読者が深く読み込んでくれているとは限りません。

そうなるとイタチとサスケをわかりやすく描き分けないとわからなくなってしまう読者もいる可能性があります。

 

そこで作者の岸本先生的に、イタチの顔に線を入れることでサスケとの描き分けをしようとしたと考えられます。

これがイタチの顔に線が入っている要因だとは思うのですが、この答えはメタ的でつまらないです。イタチの顔の線が何なのか?なぜ出来てしまったのかを改めてきちんと考察します!

イタチの顔の線の正体は?

まず、現実に人間の鼻の横に線ができることはあるのかを調べてみました。

 

イタチの線の位置的に、ほうれい線ではなさそうですね。

ほうれい線とは小鼻から口の横にかけてできるしわのことです。イタチの線は口まで達していません。もっと顔の上の方にできる線が該当すると思われます。

 

ということでさらに調べた結果、このイタチの線は「表情じわ」というしわの類である可能性が高そうです。

ちょうど鼻の横や目の付近にできるしわのことです。イタチの顔の線くらいの位置に。表情筋(顔の筋肉)がよく動く人ほどこの表情じわができやすいそうです。

 

表情を動かす・・・?イタチは忍ですから非常にポーカーフェイスで、表情を動かすことなんて少なかった気がします。

作中でも屈指のポーカフェイスでしたし、表情じわはできなさそうですが、なぜイタチに表情じわが出来てしまったのでしょうか・・・?

苦悩していたイタチ兄さん

イタチは幼い時から忍として生きてきて、戦争にも参加したこともあるようです。

任務とはいえまだ人格が安定していない子供の時から殺人を繰り返してきたイタチ。いかに忍として天才とはいえども、その本性は人間で、しかも子供です。苦悩していたに違いありませんが、それでもサスケや家族の前では笑顔で優しい兄として生活してきました。

 

イタチの生活は幸と不幸の差が激しかったと思います。

苦悩に落ちていく表情をするときもあれば、幸せを感じ笑顔になることもあり、いろんな表情をする機会があったのでしょう。

ポーカーフェイスなイタチの表情筋は、実は誰よりも動いていたのかもしれません。

 

そうしていくうちにイタチには表情じわが出来、顔の線が出来てしまった。イタチの顔の線は忍として生きることと普通の人間として生きることとの溝の深さを物語っているのかもしれません。

まさに「忍の世界の悲惨の線」というわけなのでしょうね。

表情じわをなくすには

ちなみに表情じわをなくすには、やはり他の顔のしわと同様に表情筋のたるみを取ってあげることが必要だそうです。

顔をマッサージしたり、化粧水やクリームを塗ってあげることで、予防、改善が図れるとのこと。イタチも顔の線を消すにはマッサージや化粧水を塗る必要があるかと思います。

 

でも、スパイ活動のためとはいえ、最凶の忍集団「暁」のメンバーで、しかも「暁」の中でも上位の実力を誇っていたイタチが、毎日フェイスマッサージをしたり、化粧水を使っていたりしていたらイメージと違いすぎます。が、ちょっと心がほっこりしてきますね。冷たく厳しいイタチの人生の中にこんな一面があったのかと。

 

イタチは霧隠れの里の抜け人「干柿鬼鮫(ほしがききさめ)」とコンビを組んで暁の任務に当たっていましたから、普段こんな会話があったかもしれません。

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(引用:NARUTO 44巻35P/岸本斉史)

イタチ「さて、寝る前に・・・」

鬼鮫「イタチさん・・・何でフェイスマッサージしてるんですか?」

イタチ「いや、ほら、俺の顔にしわあるだろ?昔からあるんだけどさ、最近目立つようになってきて、気になるんだ。敵の忍に笑われているような気がして・・・」

鬼鮫「そんなことないですよ。それはほら、イタチさんはまだ若いから気になっちゃうだけで、周りはそんなに気にしてないですよ。私も気になりませんし。」

イタチ「でもやっぱり気になるからな、寝る前のマッサージを欠かすわけにはいかない。ところで鬼鮫、お前の水遁で化粧水って出せるか?」

鬼鮫「いえ・・・出せませんが・・・」

イタチ「そうか。なら明日薬局に行かないとだな。化粧水がなくなってしまった。」

鬼鮫「・・・」

 

鬼鮫はイタチの化粧水補給要因として組まされけど、イタチの期待に応えることはできなかったなんてこともあったりして。

イタチと鬼鮫は暁のコンビの中でもどちらかというとドライで、そんなに喧嘩したりすることはないものの、お互い干渉しすぎない感じがありました。が、これくらいの会話はあってもいいかもしれませんよね。芸人さんの楽屋みたいなノリで。

イタチの顔の線は「表情じわ」?

ということでイタチの顔の線の正体は表情じわである可能性が高く、このしわができた要因はイタチの忍としての生活が悲惨で過酷過ぎ、幸不幸の差から表情を動かす機会が多すぎたためであると私は予想しました。

 

デザイン的な話をするとイタチの顔に線は必要なかったと思いますし、ない方がもっとイケメンだと思いますが、イタチの苦悩を表すには必要な線だったとも思えます。

 

でもまぁ、イタチは顔に線があってもそれを補って余りある天才ですからね。それくらいのコンプレックスを神様が与えてくれなきゃ、他の忍が浮かばれませんよ。

【ハンターハンター】なぜイルミは「ギタラクル」としてハンター試験を受けていたのか?

ハンターハンターの序盤、すなわちハンター試験時は、ヒソカとイルミの2名に関してはとても不気味なキャラクターだという印象を抱いていました。

当時、私は小学生でしたので、尚更怖かったです。

 

この2名に関しては一緒に試験を受けていたゴンたちからも気味悪がられていました。

ストーリーが進むにつれてヒソカに関してはいろいろ素性が割れてきましたが、イルミについてはまだまだ謎が多く、不気味さを残しています。

 

私が気になっているイルミの謎の1つに、なぜイルミは「ギタラクル」と身分を偽ってハンター試験を受けていたのか?ということがあります。作中ではその理由がイマイチ説明されていなかったんですよね。

 

そこで今回はイルミがギタラクルとしてハンター試験を受験した理由について考えてみたいと思います。

イルミ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻14P/冨樫義博)

伝説の暗殺一家・ゾルディック家の一員で、キルアの兄にあたります。黒くて長い髪と感情を読み取れない大きな瞳が特徴です。

 

暗殺の仕事を嫌い、家を飛び出してきたキルアとは異なり、イルミは積極的に暗殺者として仕事に取り組んでいます。家族思いな性格をしてはいるのですが、その思いは非常にいびつなもので、特にキルアに対しては大切な存在すぎるがゆえに過保護な愛情(?)を注ぎ過ぎていました(具体的には、キルアに「勝ち目のない相手とは戦うな」と洗脳することで自ら命を守らせようとしていたりなどです)。

 

念能力は「針を刺して他人を操る」能力で、操作系に属すると思われます。針は他人を操るだけでなく単純な攻撃にも利用しています。

 

ハンター試験には「仕事の関係でハンターライセンスが必要になった」ために受験したとのこと。ハンターライセンスがあればハンターサイトを利用できたり、立ち入り禁止区域に入ることができたりするので、暗殺するターゲットの情報を得たり、そのターゲットがいる地域に向かうためにハンターライセンスを必要としたのだと思われます。

 

試験中のイルミは「ギタラクル」という名前で、しかも自身の針を顔に刺し、骨格や髪型を変えてまで試験を受けていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻122P/冨樫義博)

なぜイルミはギタラクルとしてハンター試験を受けていたのか?

それでは、イルミがギタラクルとしてハンター試験を受けていた理由を考えていこうと思います。

キルアが受験していたから

イルミが受験した287期ハンター試験には偶然にも家出していた弟・キルアも受験していました。

イルミは母親のキキョウからキルアの様子を見てくるようにも言われていましたので、ライセンスも取れて、キルアも見つけられて一石二鳥となったわけですね。

 

一方でキルアは、イルミが受験していることがわかれば家に戻されることを恐れて逃げ出す可能性が高かったです。そのためイルミは変装し、ハンター試験中はギタラクルと身分を偽っていた可能性があります。

 

ハンター試験会場に着いた時には、ビーンズからナンバープレートが渡されるだけで特に身分証の提示などは必要ありませんでした。

おそらく途中で死亡する人も多数いるため、いちいち管理していないのだと思われます。

そのため、会場に着くまではイルミとしてやってきて、会場でキルアを見つけたのちにギタラクルに変装しても、キルアに見つからないうちは問題なかったことでしょう。

もちろん会場に着く前から変装していたことも考えられますし、私は後者の可能性が高いと考えています。そのことについては後述します。

写真を撮らせないため

ゾルディック家の家族は、その顔写真だけで1億ジェニー相当の価値があるとされています。

ゾルディック家は暗殺者でありながら各家族の首にも賞金がかかっているようなので、写真だけでも欲しいという人間は多いようです。

もちろんイルミに関しても顔写真は高値で取引されるはず。

 

ハンター試験を素顔のまま、身分を偽らすに受けた場合、他の受験生に顔写真を撮られて売買されると今後仕事がやりにくくなってしまう可能性もあります。

そうならないように、試験はギタラクルとして受けていたのではないでしょうか。

 

ただ、ゾルディック家の城門前は観光地になっていますし、父のシルバ、祖父のゼノに関しては本人の口から「普段から変装も潜伏もしていない」と言っていますので、家族によっては身分を隠さず堂々と生活してる者もいるみたいです。

キルアも身分を偽らずに試験を受けてましたし。

 

イルミの能力はまさに「変装」にうってつけの能力ですので、顔は隠せるのなら隠しておくべきだと考えているのかも。

それか、イルミは極度の恥ずかしがり屋とか・・・友達もいないと言っていましたからね。

ギタラクルとして請けた仕事でライセンスが必要になった?

イルミがハンター試験を受けた理由は「仕事の関係上」ということでした。

どんな形かはわかりませんが、仕事で使うということです。

 

ハンターライセンスには所有者の個人情報が記載されますので、イルミの場合「ギタラクル」として情報が記載されることになります。

ギタラクルとして試験を受けたということは、イルミはギタラクルの名義でハンターライセンスを利用しようと考えていたということになりますね。

 

これらの要素を踏まえると、イルミは「ギタラクルとして仕事を請けている場合もある」のだと考えられます。以下のようなケースの場合、ギタラクルとしても仕事を請けなければならないでしょうね。

 

ある組織Aの人間を敵対組織Bの依頼でイルミが素顔のまま暗殺したとします。

組織Aには「ゾルディック家のイルミが仲間を殺した」という情報が入ってしまいます。

しかし、仕事熱心なイルミは組織Aとも取引をしてお金を稼ぎたいと考えていますが、イルミとして素顔のまま組織Aの仕事を請け負ったのでは仲間を殺した張本人だとバレてしまいます。

そこで組織Aとはギタラクルとして取引し、組織Bの人間を暗殺する仕事も請けている・・・

 

というような場合、イルミではなくギタラクルとして仕事をしなければならなくなるでしょう。まるでコウモリのように敵対組織両方を味方して自演のような感じがしますが、お金を二重で稼げる最善の手段です。

このようにして仕事をしていた中で、ギタラクルとして請けていた仕事でハンターライセンスが必要となったため、ギタラクルと称してハンター試験を受けた、と考えることもできます。

 

ちなみに、イルミがヨークシンシティ編でクロロからマフィアの元締めである十老頭の暗殺を依頼された時はイルミの素顔で仕事をしていたので、仕事の時はギタラクルの姿で請けているということはなさそうです。ということで身分を使い分けていると思われます。

ゾルディック家とネテロの癒着

ハンター協会会長でもあり、ハンター試験運営の責任者でもあったネテロは、ことあるごとにゾルディック家の者に任務の協力を仰いでいます。

例えばキメラアント編では、メルエムたちと護衛軍を分断するためにゼノとシルバを雇っていましたし、

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(引用:HUNTER×HUNTER 25巻58P/冨樫義博)

昔ネテロが暗黒大陸に挑んだ時にはジグ=ゾルディックなるゾルディック家の者を帯同させていました。キルアの高祖父に当たるマハとも関係がある模様(殺し合いをしていたようですが)。

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つまりゾルディック家とネテロとは古くからズブズブの癒着関係にあるのです。

 

キルアはゾルディック家とネテロの関係を知らなかったようですが、イルミはキルアよりずっと前から家の仕事を手伝っていると思われますので、この関係については知っていたはず。

またハンター協会側もネテロとゾルディック家との関係を知る者は少なからずいるでしょう。

ということを考えると、ネテロがコネでイルミを合格にしてしまう可能性もありますし、逆にそれを良しとしないハンターがいれば話がこじれて、ゾルディック家としてもハンター協会(特にネテロ)という大口の顧客を逃すことになりかねないので、イルミには極力身分を隠して受験するようシルバかゼノが釘を刺した可能性があります。

結論:ギタラクルとして請けていた仕事でハンターライセンスが必要になったから?

今回の考察、私としては上記の要素が全てあてはある気がしています。

結局イルミとしてはギタラクルとして受験した方がメリットがあったと思うのです。

どういうことかというと、以下のような流れでギタラクルとして受けることになったのではないかと考えています。

 

イルミ

「ギタラクルの身分で請けていた仕事でハンターライセンスが必要になった。じゃあ受験しよう。」

イルミ

「俺の顔写真などが公表されると仕事に支障が出るけど、ギタラクル名義で受験できるならまぁいいや、撮影されても素顔じゃないし、いくらでも変装できるし。でも素顔だけはなかなか変えられないからね。」

シルバorゼノ

「イルミ、ハンター試験受けるのか。ハンター協会は会長のネテロ始めお得意様が多いから、余計なことはするなよ。関係が拗れると今後仕事がやりにくくなっちまうからな。」

イルミ

「大丈夫、どうせ別の名義で受験するつもりだったし。」

キキョウ

「イル、ハンター試験受けるの?外出するならキルの様子を見てきてちょうだい!」

イルミ

「わかったよ、母さん。」

イルミ

「うわっ・・・会場に行ったらキルいるじゃん。あーよかった、変装しておいて。素顔のままキルに見つかったら逃げられちゃうところだったよ。このままギタラクルってことで様子を見て、隙があったら家に帰るよう促そう。」

 

という流れになったとしたら自然ではないかなと思います。

もし先述のイルミがギタラクルとして受験した4つの要素の中で答えを出すとしたら、この流れの前提にあった「ギタラクルとして請けていた仕事でハンターライセンスが必要になったから」というのが理由になるかと。後付け的にそれ以外の理由も発生してきたという感じですかね。

 

イルミは長男で、私自身も長男で、意外と考え方が似ているところがあって結構好きなキャラなのです。もちろん私は暗殺稼業などはやっていませんよ。

好きなキャラだと、どうしても考察がはかどっちゃいます!

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ギタラクルがイルミだと判明するのは「ハンターハンター4巻」!

 

【ナルト】木の葉の里の暗部たちはなぜ弱いのか?考察してみた!

今回はいつも書いているハンターハンターとは同じジャンプ作品ではありますが、考察記事としては初挑戦になる『NARUTO-ナルト-』をテーマにしてみようと思います。

初めてということで、テーマにするべきは主人公の『うずまきナルト』関連・・・ではありません!

当ブログでは比較的ニッチな考察を行っているので、王道な考察はそんなにしません。また別の時にやります!

 

今回テーマに取り上げたいのは、『ナルト』に登場する木の葉隠れの「暗部」たちについてです。

作品の設定では、暗部たちはナルトたちが住むこの葉隠れの里にいる忍の中でも、より優秀とされた忍が選抜され、里長・火影直属の任務を行う精鋭集団なのです。

なのですが・・・作中で暗部は「弱すぎる」のです!敵に対して何もできなかったり、挙げ句の果てに殺されたりする者も多数存在しています。

 

そこで今回は木の葉の里の暗部たちはなぜ弱いのか?について考察していきたいと思います!

 

 

暗部とは?

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(引用:NARUTO13巻130P/岸本斉史)

正式名称は「暗殺戦術特殊部隊(あんさつせんじゅつとくしゅぶたい)」と言います。暗部に所属する者はお面で素顔を隠し、その素性が一切隠されています。画像のようにコートを着ていたり、刀を背負っていたりもします。基本的に里の裏方として任務に就いています。

 

本来ナルトたちが暮らす木の葉の里では、忍は

下忍→中忍→上忍

の順番で昇格していきます(下忍→中忍になるには中忍試験を受ける必要あり。中忍→上忍は里の上層部の判断による昇格だと思われます)。

 

しかし暗部に関しては、里の上層部(主に火影)が優秀だと認めた忍であれば下忍も上忍も関係なく選抜されます。

例えば、ナルトの所属していた第7班隊長のはたけカカシは13歳という異例の速さで上忍になった(作中で24歳の夕日紅が新米上忍と言われていましたので相当早いです)のち、暗部に選抜されました。

さらに、サスケの兄・うちはイタチは中忍になったのち暗部に配属されたようです。当時まだ12〜13歳でした。

このように暗部になるにはとにかく忍としての優秀さが判断材料とされ、肩書きや男女問わず抜擢されるのです。

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また「根」と呼ばれる暗部の養成施設もあり、根で育った忍は暗部に配属されるようです。

 

優秀な忍が多数所属する暗部の任務は暗殺や諜報活動など危険な任務が多いのも特徴です。

正直こういう任務って忍者全体に言い渡されるべきで、暗部が暗殺とか諜報活動とかやってるならナルトたちは何をやるんだって感じがしますが、そこらへんの任務の棲み分けはよくわかっていません。

ただ、上忍、中忍は新米の下忍と共にチームを組み、隊長として任務に当たることも多いので、(特に上忍は)教育係としての役割も担っています。暗部にそれはなく、基本的に暗部のメンバーのみで任務を行っているようです。

 

暗部メンバーはお互いの本名などもわかっていない場合があるようで、情報が他の忍に漏れないよう徹底しているようです。

暗部が弱いと感じた瞬間

私個人的に「暗部、弱すぎだろ!」と感じた瞬間は、コミック13〜14巻の「三代目火影VS大蛇丸」の時。

 

ナルトたちが受験した中忍試験時に、木の葉隠れの里を襲い、師匠でもある三代目火影と対峙した大蛇丸。

大蛇丸は砂隠れの里長「風影」になりすまし、三代目火影に近づきました。大蛇丸の傍らには護衛の忍者が2名おり、大蛇丸が火影に襲いかかると同時に、その忍たちも三代目を護衛に向かった暗部たちに襲いかかるのですが・・・さすがの暗部、そんな名もなき忍など瞬殺してしまいます。

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(引用:NARUTO13巻128P/岸本斉史)

ここまでは良かったのですが・・・この2名は大蛇丸の部下である「音の四人衆」が化けたものであり、二人羽織のように4人の忍が隠れていました。ちょうど4分割されたので無傷でした。

暗部の一瞬の隙をついて音の四人衆は大蛇丸と三代目火影の周囲に「忍法・四紫炎陣」で結界を張り、誰も立ち入れないようにします。

 

この音の四人衆は当時、大蛇丸の側近のように描かれていましたが、実はそんなことはなく、まだ下忍で未熟だったナルトたちの同期に1対1で負けてしまう程度の忍でした(四人衆はナルトたちと戦闘をする前に、木の葉の特別上忍・不知火ゲンマらと戦ってチャクラを消耗していましたが)。

だから木の葉の精鋭暗部たちなら四人衆程度が張った結界を壊すことぐらい容易いだろうと思っていたのですが・・・

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(引用:NARUTO14巻10P/岸本斉史)

み、見てるだけー!?しかも解説し出したー!?

結局暗部は結界を突破できず、ずっと三代目と大蛇丸の戦いを観ており、三代目は死にました。まぁこの暗部たちは結界を解くのが苦手な忍だったとしても、せめて援護くらい呼べば良いのでは!?と思ってしまうシーンです。

 

これを見たときに「いやいや、暗部弱すぎるでしょ・・・ポンコツすぎるでしょ・・・」と思いました。

 

その他にも護衛についていた暗部が全滅したシーンなども作中に多々あり、結果として暗部=弱いというイメージがついてしまいました。

そこで今回、精鋭のはずの暗部がなぜ作中ではこんなにも見せ場がなく、弱みを見せるばかりなのか、きちんと考察しようと思いました。

里の人選ミス

先述の通り暗部は火影や里の上層部が優秀だと判断した忍を抜擢して作られた組織です。もちろん任務実績や戦闘経験、術の才能などあらゆる観点から判断して暗部に採用するのでしょう。しかし、判断しているのも人であるため、時には間違えてしまうことも多いのではないでしょうか。

 

ほ野球でも、甲子園や大学野球で大活躍をして、ドラフト1位でプロ野球入りするけどなかなか勝てなくて2軍落ちしてしまったり、プロをやめてしまったりする選手もいるじゃないですか。

プロのスカウトマンが判断しているにもかかわらずそういうことが起きるのですから、暗部の抜擢に関しても判断が狂うことはあって当然です。

・・・ちょっと狂いすぎな気もしましたが、作中前半は三代目火影が暗部を決めていたわけで、三代目はおじいちゃんです。ちょっとね、手元というか、目が狂うこともあるったことでしょう。暗部になるべきじゃない忍でも暗部になっちゃってたりしたのかもしれません。

作品の都合上

暗部はお面をつけているので誰だかわかりませんし、名前もない割に精鋭集団という設定であるため、「暗部を倒させておけば作中メインキャラクターの強さを読者に伝えやすい」という効果があります。

 

カカシやイタチという作中屈指の強さを誇る忍たちが所属していた組織ということは、「暗部=強い」というイメージが読者には残ります。

さらに「そんな暗部を倒したキャラクター=超強い」というイメージも読者に伝えることもできてしまうのです。

 

そういう点で暗部は「咬ませ犬」として非常に使い勝手がいいのです。岸本先生的にも暗部は重宝したのでは?まさに火影のように暗部を駆使していたというわけですね。

 

しかしあまりにも暗部が殺されるシーンや役に立たないシーンが多すぎたし、アニメオリジナルストーリーまで含めたら暗部が活躍した時なんてほぼないんじゃないかってくらい暗部ポンコツシーンばかりなのです。

次第に「暗部=強い」という読者のイメージが「暗部=弱くてポンコツ」というイメージに変わってきてしまいました。ということで作品の都合で暗部は弱体化してしまったと。

 

・・・多分これが答えではあるのですが・・・これだとメタ的で考察として面白くないので、もっともらしい理由を考えましょう!

「暗殺」と「戦闘」は別物

私は以下の理由を暗部が弱い理由として推したいと思います。

暗部は正式名称の「暗殺戦術特殊部隊」ということで、その名の通り「暗殺」に特化した集団であると思うのです。

少しだけハンターハンターの話題に移ってしまうのですが、グリードアイランドで、キルアが殺人鬼兼ハンターの「ビノールト」と戦った際にこのようなことを思っています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 14巻197P/冨樫義博)

キルアが「暗殺」と「戦闘」の違いを感じ取っています。キルアは元暗殺者として「暗殺」の経験こそ多かったものの、正面切って実力が拮抗した相手と「戦闘」した経験はかなり少なかったのです。

 

作品は別ですが、この理論を当てはめるなら、暗部は「敵を物陰からこっそり近づいたり、気取られない距離から遠隔で攻撃するような暗殺」を得意としている忍たちであり、「真正面から戦闘することは不得意」なのだと思います。

 

物陰から敵を狙うのであれば、不意打ちのような形になりますので、自分から攻撃が仕掛けられますし、敵の急所をつけば一撃で敵を仕留めることができます。

しかし正面から戦った場合、相手も抵抗してきますので、一撃で仕留めることは難しくなる上、自分が死ぬ危険性も高まります。ということで暗部は直接的な戦闘は苦手としているのではないでしょうか。

たまにカカシやイタチのように直接戦闘もできる暗部もいますが、彼らは公式のガチ天才なので、暗殺も戦闘もできても不思議ではありません。一般的な暗部は暗殺にのみ特化して訓練しているのだと私は思います。

 

本来、「忍法」って、敵を倒すためのものではなく、「敵から逃走するための術」のことです。忍はターゲットを暗殺ができなければ忍法を使って逃げるというのが基本だったのだと思います。忍は戦闘が苦手というのは当然で、暗殺者であるべきなんですよね。暗部のあり方は本来の忍らしいのです。

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暗部は「暗殺」に特化した集団で「戦闘」は苦手

ということで、暗部が弱い理由は暗部は「暗殺」に特化した集団で「戦闘」は苦手だからだと私は考えます。

 

暗殺に特化しているのであれば、先ほどの音の四人衆の結界を解けなくても不思議ではありません(結界に強い援軍くらい呼べよ!とは思いますが)。そして暗部が敵との直接戦闘で負けてもおかしくはないでしょう。

 

そうなると、先に少しだけ触れた、暗部とナルトたち一般の忍(正規部隊)との任務の棲み分けはどうなっているのか?という疑問も解決できそうですね。

暗部は暗殺に特化した任務に就きます。そしてナルトたちは忍というより「傭兵」に近い感じで、用心棒的な役割をしたり、作中後半の「第四次忍界大戦」のような戦争に参加し、直接の戦闘を行う任務に就いているという感じでしょうね。

 

できる限り暗部の株を落とさないような考察にしてみました。暗部は弱いのではなく、暗殺に特化しているということで、私の考察は終わります。

 

弱くてポンコツな暗部が読めるのは「NARUTO 14巻」!!

 

【ハンターハンター】幻影旅団のフランクリンがだんだん冷静な頭脳派キャラになっている件

 

ハンターハンターに登場する幻影旅団メンバーの一人、「フランクリン」をご存知でしょうか?

私は結構好きなキャラなのですが、正確に言うと「ヨークシンシティ編後半に差し掛かるに連れてのフランクリン」が好きなのです。

なぜかというと、フランクリンのキャラが序盤とは変わっていき、段々と

頭脳明晰キャラとして旅団のまとめ役担っていくからです。

冷徹な旅団に馴染んでいった気がして、旅団メンバーらしいフランクリンが好きなのです。

しかし最初はですね、フランクリンはかなり横暴なキャラのように描かれているんですよね。

今回はそんなフランクリのキャラの変遷をご紹介したいと思います。

驚くべき速度でキャラチェンしていき、頭脳派フランクリンが誕生するのです!

フランクリンとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻41P/冨樫義博)

本名:フランクリン=ボルドー。

幻影旅団メンバーの一人で、ウボォーギンに次いで大柄なフランケンシュタインのような大男。ヨークシンシティ編では同じく旅団メンバーのシズクとともに行動する機会が多かったです。

放出系の念能力者で、能力の名前は「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」。両手の指から念弾を連射し、対象物を射撃します。さらにフランクリンは自らの指を切り落とすことで、覚悟のようなものから念弾の威力を上げることに成功しました。

関連記事:【ハンターハンター】フランクリンとプロヴーダの念弾はどっちが強い? - 私の名前はジロギン。

初登場した時は大雑把で横暴そうな性格で放出系らしいといえばらしいのですが、明らかに頭脳派として描かれてはいなかったと思われます。上の画像の顔もわんぱく坊やみたいな顔ですし。しかしストーリーが進むごとにフランクリンはどんどん頭脳派になっていくのです。

序盤:頭脳派の面影なし

フランクリンは初登場時、同じく旅団のノブナガと「ヒソカの実力は強いか大したことないか」という些細なテーマで喧嘩をおっぱじめてしまします。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻151P/冨樫義博)

くだらない内容で喧嘩をしだす・・・明らかにフランクリンに頭脳派の面影なんてありません。

ノブナガに関しては作中通して頭脳派とは言えない働きをし、旅団メンバーや、挙げ句の果てにはゴン、キルアからも馬鹿にされる始末。しかし「喧嘩は同じレベルの者同士でしか起こらない」と言いますので、まさにフランクリンは非頭脳派のノブナガと同レベルだったということです。

すなわちお馬鹿さ・・・これ以上は言わないでおきましょう。

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻56P/冨樫義博)

このシーンは、ウボォーギンが陰獣の豪猪を大声で殺害した直後です。少し見えにくいですが、画像にてウボォーギンに怒鳴っているのは先のフランクリンとノブナガ。他のメンバーは特に怒っておらず、旅団としてはウボォーギンの声が届く前に耳をふさぐのなんて朝飯前とのこと。にもかかわらず怒っているフランクリンとノブナガ。冨樫先生も明らかにこの時点ではフランクリンを頭脳派としては描いていませんね。

 

序盤はフランクリンをフォーカスしたシーンが少ないのもありますが、このような頭がいいという印象を抱けないシーンが目立ちます。

中盤:少しずつ頭脳派になっていく

ヨークシンシティ編中盤、クロロがネオンの能力「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」を盗み、旅団メンバーの占いを開始したあたりから、フランクリンに頭脳派の影が見え始めました。

ラブリーゴーストライターについては、こちらを。

関連記事:【ハンターハンター】ラブリーゴーストライターの予言は解読不可能?でも解読してみた! - 私の名前はジロギン。

まずはこのシーン。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻46P/冨樫義博)

ヒソカが自らの予言を改ざんした嘘の予言内容に出てきた「懐郷病」という言葉の意味についてフィンクスに聞かれた際、フランクリンがさらっと答えていました。

ついこの前までノブナガと一緒になって喧嘩したり怒ってたりしたフランクリンが懐郷病の意味を知っているとは意外です。

フィンクスもそんなに頭脳派というわけではないものの、フランクリンの方が幾分物知りのようですね。

 

さらにこのシーン。

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻19P/冨樫義博)

ヒソカがイルミとカルトの協力を仰ぎ、旅団のアジトから一人抜け出すシーンです。

ボノレノフの「追うか」という問いに対してフランクリンが冷静に制止しています。

ノブナガと喧嘩していた血気盛んなフランクリンだったら間違いなくカルトを追いかけて殺すことを考えていたでしょう。しかし、もしそうなれば、この場にはヒソカとイルミという凶悪な二人がいましたし、さらにイルミは家族大好きなので、弟が殺されたとあったらフランクリン、ボノレノフ共々殺すまで戦闘したかもしれません。

もし戦ってしたとしてどっちが勝ったかはわかりませんが、余計な戦闘を避けられたという意味ではフランクリンのナイス判断です。冷静に対応できる頭脳派になりつつあります。

 

ちなみに結局このシーンでは、カルトがフランクリンとボノレノフの注意を引いているうちにイルミがヒソカに変装し、ヒソカはアジトを抜けることができてしまいました。

フランクリンとボノレノフはこのヒソカの作戦の真意は知らなかったとはいえ、カルトを追おうが追うまいが、ヒソカは思惑通りアジトを抜けることはできたというわけですね。余談でした。

終盤:頭脳派フランクリン誕生!

終盤で、クラピカは旅団に捕まったゴンとキルアを奪還するべく、旅団の団長クロロを人質にし、旅団メンバーのパクノダのみを交渉人に指名しました。

さらに、パクノダ以外のメンバーが交渉場所に向かうパクノダに同行あるいは尾行していると分かった時点で、クロロを殺害するという条件も旅団に突きつけました。

 

旅団の掟に従えば、「頭より手足を生かすべき場合がある」。すなわち旅団メンバーはクラピカの条件を無視してパクノダを追跡し、クロロが殺されようがなんだろうが、クラピカも殺して、別の団長を立てればそれで完結のはずでした。

人質となったクロロも旅団メンバーがそのように行動することを期待していましたし、なんならクラピカは仲間を救おうと思うと、冷酷になれずクロロや旅団の命すら取れないと判断していました。

しかしクロロの期待とは裏腹に旅団メンバーはクラピカの条件を鵜呑みにし、団長を助ける派と殺してもいい派で決別してしまいます。

言い争いが続く中、ここまで頭脳派になりつつあったフランクリンがなんと!分裂寸前だった旅団をまとめ上げ、完全に頭脳派の一面を見せたのです!

そのシーンがこちら!

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻42P/冨樫義博)

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻42P/冨樫義博)

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻43P/冨樫義博)

冷静!そして的を射ている!最初のフランクリンとは別人だぞ!?

「団長を殺してもいい派」だったフィンクスとフェイタンは、クラピカの条件を呑み、クロロを助けようとしているマチやコルトピに対して「クラピカに操作されている!」と揶揄していましたが、もし操作されてるとしたらフランクリンでしょ!序盤とのキャラが違いすぎるよ!みんな気がついて!

ですが、何はともあれフランクリンのありがたいお言葉によって旅団は仲違いを解消することができました。

 

本当を言うとクロロの期待通り、ゴン、キルアを人質に取っていた旅団の方がクラピカとの交渉においては断然有利で、クロロの解放とゴン、キルアの解放を天秤にかけて脅せば、クラピカはクロロを殺さずゴンとキルアの救出を優先したでしょう。

旅団みんなでパクノダと共にクラピカの元へ行っていればクロロを取り戻せた可能性が非常に高かったんですよね。

結局クロロはクラピカの念により旅団メンバーと一時会えなくなり、パクノダは死ぬ羽目になってしまいました。頭脳派フランクリンさんの采配ミスとまでは言いませんが、そううまくはいかないものです。

IQ爆上がりのフランクリン氏

異常な速度でキャラチェンジしていったフランクリン。初登場が8巻、最終的に頭脳派になったのが13巻。そんなにメインキャラでもないですし、あれこれ性格を変える必要もなかったのですが、なぜだかフランクリンは地味に激しいテコ入れが施されていました。冨樫先生のこだわりでしょうか。それとも旅団のメンバー的に、冷静に場を仕切れそうなのがクロロ、シャルナークあたりを抜かすとフランクリンしかいないという都合からなのでしょうか・・・繰り上げでフランクリンが頭脳派キャラに滑り込み!?

 

でも個人的には冷静で頭脳派のフランクリンの方が好きです。フランケンシュタインっぽい見た目なので、キャラクター的に怪力な脳筋キャラに思われがち・・・でもそうしないあたりに冨樫先生の重箱の隅を突く感じが現れていると思います。

 

頭脳派になったフランクリンが見られるのは、ハンターハンター13巻!

 

 

【ジョジョSBR】ホット・パンツの「肉スプレー」はスタンド能力なのか?

私はジョジョの中でも7部「SBR-スティールボールラン-」が一番好きという変わり者?です。

あまり周りにはスティールボールラン好きはいないので珍しい方かなと。

4部も好きだけど、やっぱり7部は捨てがたいです。

 

「スティールボールラン」は簡単いいうと「アメリカ大陸横断レース」のことで、馬乗りや健脚自慢たちが名乗りを上げ、優勝賞金60億ドルをかけて競い合うレースのことである。7部全体を通しての舞台となっています。

 

序盤はジョジョならではのスタンド使いがかなり少なく、今までのジョジョとは一線を画すというか、もはや別の作品なのかなとさえ思えたほどでしたが、すぐにスタンドは出てきました!やっぱりジョジョでした!

 

しかし、今までのスタンドとは違う、「これはスタンド能力なのだろうか?」と疑ってしまう能力も幾つかありました。

私が一番気になったのは、レース出場者の一人「ホット・パンツ」の能力「肉スプレー」です。

 

今回は、なぜ私がこの肉スプレーをスタンドなのかどうか気になったのか?

そして「肉スプレー」の正体は何か、本当にスタンド能力なのかを考察していこうと思います!

ホット・パンツとは?

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(引用:STEEL BALL RUN 7巻125P/荒木飛呂彦)

先述の通りスティールボールランレースに出場していた選手一人です。最初は男性のように振舞っていましたが、本当は女性でした。

3rd Stageではトップでゴールし、続く4th stageにて主人公ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの前に姿を現しました。

 

ホット・パンツがレースに参加した目的は、道中に隠された「聖者の遺体」を集めること。そして、幼い頃森でグリズリーに出くわした時、無意識に弟をグリズリーの囮にして逃げ出した過去に懺悔しようとしたためでした。

結局その目的は叶わず、ファニー・バレンタイン大統領に殺害されてしまうのですが、作中では多数登場機会があったキャラクターなのに結構あっさり死んでしまって、「えっ?ホット・パンツ死んだの?」とあっけにとられてしまいます。

 

ジョニィとジャイロは作中で銃撃されたり、体がえぐれたりして間違いなく死に至るであろう負傷をしながら、約3ヶ月間の旅をしていましたが、負傷するごとにホット・パンツが現れて、件の「肉スプレー」にて傷をほぼ完全に修復してくれていました。

それとなく次の話には治ってることも多々ありましたが。

肉スプレーとは?

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(引用:STEEL BALL RUN 7巻137P/荒木飛呂彦)

肉スプレーはホット・パンツのスタンド能力とされています。

スプレーに仕込んだ人肉を噴射し、相手を窒息させたり、逆に傷口にかけることで傷を修復したりすることもできます。

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(引用:STEEL BALL RUN 19巻36P/荒木飛呂彦)

相手の口と自分の口を肉スプレーでつなぎ合わせればズギュゥゥゥゥン!とロマンチックに窒息死させることも・・・

と言ってもこのシーンはディオに無理やり窒息させられそうになってるだけなのですが・・・1部ディオをオマージュしたシーンです。

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(引用:STEEL BALL RUN 13巻125P/荒木飛呂彦)

さらに相手の顔にかければ変装することも可能。結構万能な能力なのです。

この能力でルーシーは大統領夫人になりすまし、大統領から遺体を奪おうとしました。

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(引用:STEEL BALL RUN 19巻125P/荒木飛呂彦)

そして肉スプレーの肉を噴射した範囲であれば、ホット・パンツは体を分離させることも可能です。なんで可能なのか?そんなことは気にしなくていいのです。

そういう能力なのです。

能力名を「クリーム・スターター」というようですが、肉スプレーの応用なので、能力名は必要なのかどうか・・・なかなか中二病なホット・パンツちゃん!

このようなことを可能とするのが肉スプレーなのです。

そもそもなぜ肉スプレーがスタンドかどうか疑問なのか?

さて本題に入る前に、私がなぜ肉スプレーがスタンドなのかどうか疑問に思うかという点についてお話しします。

 

基本的にスタンドは、スタンド使いのそばに人や動物などを模した像が現れます(スタンドは名曲『スタンド・バイ・ミー(直訳:私のそばに立て)』が由来だからです)。

しかし肉スプレーはスプレー缶をホット・パンツが持っているだけで、スタンドは現れていません。これまでのスタンドとは少し違う類の能力です。

ただ、スタンド像がないスタンドというのもありましたので、これだけで疑問視するのは不十分です。例えば、マウンテン・ティムの「オー!ロンサム・ミー」もスタンド像はないので。

 

実は物語後半で、ジョニィの攻撃を受けたバレンタイン大統領は別次元を逃げ回る最中、別次元のホット・パンツから肉スプレーを奪って持ってきちゃうシーンがあるのです。

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(引用:STEEL BALL RUN 22巻175P/荒木飛呂彦)

「スタンドなのに別の人が持ってこれちゃうの?」とこのシーンで疑問が頂点に達しました!肉スプレーは本当にスタンドなのかと・・・?

そこで今回考察しようと思ったのです!

肉スプレーはホット・パンツの「技術」の可能性

ジャイロの使う「鉄球」はスタンド能力ではないと明言されています。

それでも投げた鉄球が宙を舞って手元に戻ってきたり、回転で服の水を絞ったりと現実ではありえない動きをします。

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(引用:STEEL BALL RUN 8巻133P/荒木飛呂彦)

しかしジャイロの鉄球はスタンド能力ではなく、「技術」と呼ばれるものです。スタンド能力に近いのですが、正確には「スタンドに近づくための能力」でありスタンド能力ではありません。長きにわたる修練を積んだ上で成り立つ技術なのです。

 

もしかしたらホット・パンツの肉スプレーもこの「技術」だった可能性があります。

ホット・パンツが頑張って何年も何年もファブリーズ的なスプレーを吹きかける修練を積んで・・・ってそんな修練ないよなぁ、スプレーって、誰でも使えるように作られたものだから、使い方の練習する必要ないよなぁ・・・

しかも人肉を噴射するなんて練習すれば出来るようになる芸当ではありません。

ということはやはり・・・肉スプレーはスタンド能力ということになるのでしょうか?

スタンドは他人にも使える

そもそもの話、私は大統領が肉スプレーを持ってきた時に「他人のスタンドを有してることになるけどアリなのか?」と疑問に感じました。

でもですね、よく考えてみると、他人の能力を奪ったり、一時的に有してるキャラクターは割といるんですよね。

 

例えば、同じく7部に登場するディエゴ・ブランドー、通称・ディオ。

彼のスタンド能力は「スケアリー・モンスターズ」という「自身と自身が触れたものを恐竜に変える能力」です。

しかし、これはもともとフェルディナンド博士という人物の能力でした。

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(引用:STEEL BALL RUN 7巻17P/荒木飛呂彦)

関連記事:

【ジョジョ】ディエゴ・ブランドーは意味不明なこと言うけどカッコいい! - 私の名前はジロギン。

フェルディナンド博士の死後、スケアリー・モンスターズの能力はディオに引き継がれディオの能力となりました。

これはまさしく他人の能力を奪っていることになします(正確には遺体の力でディオの能力になったと言ったほうが正しいですね)。

 

また4部では、岸辺露伴が自身の能力「ヘブンズ・ドアー」とは別に「チープ・トリック」というスタンドに取り憑かれてしまいました。

チープ・トリックの能力は露伴に操作できるものではありませんでしたが、他人の能力が自分の能力になるという意味ではこれも該当するかと。

 

このことから、「ある特殊な状況下であれば他人のスタンド能力を自分のものにすることが可能」ということでしょう。

大統領がどういう状況下でどのようにしてホット・パンツから肉スプレーを奪ったのかわかりませんが、大統領が肉スプレーを奪うこと自体はできなくもなかったということです。

極めつけは・・・

スタンドはスタンド使いにしか見えないというのが基本です。

もしホット・パンツの肉スプレーがスタンド能力でなければ、ホット・パンツには他人のスタンドは見えないはずですが、作中でホット・パンツはしっかりスタンドが見えています。

 

ホット・パンツが肉スプレー以外に能力を使った描写はありませんので、

ホット・パンツ=スタンド使い

肉スプレー=スタンド

ということになりますね。

やはり肉スプレーはホット・パンツのスタンド能力か

以上のことから考えると肉スプレーはホット・パンツのスタンド能力という結果で落ち着きそうです。

私としたことが・・・今回の疑問に関しては良く考えれば答えは見えてくるものだったじゃあないか・・・考察力が落ちてきているなぁ・・・

 

ただ肉スプレーはスタンド像の見えない特殊なスタンドってことで、疑問に思っていた人がいたとしたら、このように解釈してもらうのが良いのではないかと思います。

 

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【ハンターハンター】カストロの強さはどれくらい?「分身(ダブル)」の念能力はかなり強い!

ハンターハンターの天空闘技場編に登場した、200階クラスの闘士「カストロ」さん。

彼は「分身(ダブル)」という念能力を駆使してヒソカに挑みましたが、ヒソカの名言

「キミの敗因は容量(メモリ)のムダ遣い」というセリフともに、無惨にやられてしましました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻197P/冨樫義博)

ストーリー上、念能力の設定が本格的に現れたのがこの天空闘技場編からでしたので、ゴン、キルア、および読者さんに念の説明をするための噛ませ犬として、カストロさんのようなメインキャラクター以外のキャラクターには「念の使用失敗」も含めて実例として役に立ってもらう必要があたっと思います。

カストロさんは強制負けイベントに遭遇してしまったようなものです。

 

ヒソカにディスられた上に噛ませ犬になったカストロさんですが、私は

「カストロさんの念能力『分身(ダブル)』はかなり強いのではないか?」

と思うのです。

そこで今回は、カストロさんの「分身(ダブル)」およびカストロさん自身の強さを主張したいと思います。

カストロとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻157P/冨樫義博)

先述の通り、天空闘技場の闘士です。ローブを着た長髪のイケメンで、性格も、カストロの顔を見に控え室へ侵入してきたキルアに大人の対応で接するようなハンターハンターの世界でもかなり出来た人間だと思います。

 

見かけによらず、天空闘技場で唯一ヒソカからダウン1回、クリーンヒット3回を取っている、闘士の中でも凄腕の使い手なのです。

天空闘技場200階クラスでの戦績は9勝1敗。過去に密かに負けたとき以外すべて勝ち星を挙げていました。

しかし、あと1勝でフロアマスターに挑戦できるというところでヒソカと再戦し、殺害されてしまいました。カストロ自身はフロアマスターに挑戦すること以上にヒソカを倒すことに熱を入れていたようです。

 

カストロは戦闘で「虎咬拳(ここうけん)」と呼ばれる、手のひらを虎の牙や顎に見立てて攻撃する拳法を用います。

達人が使うと大木をも切断するほどの威力になるそうです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻168P/冨樫義博)

カストロの虎咬拳もヒソカの腕を切断する威力でしたので、達人クラスのレベルだったと思われえます。さらに念で強化されてますし。

 

加えてカストロには念能力「分身(ダブル)」がありました。

自身と同一の分身を具現化する能力です。

観客にも分身が見えていたことから、具現化系と操作系の能力の組み合わせた能力だと思われます。 

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻174P/冨樫義博)

分身を使っての攻撃によりヒソカの両腕を落として見せましたが、分身の方が戦闘で衣服が汚れた本体以上に綺麗に作り出してしまうという性能の高さがゆえにヒソカに分身を見切られ、敗北につながりました。

 

ではそんなカストロさんが強いと思える部分を紹介していこうと思います。

念なしでヒソカからダウンを奪う

先述の通り、カストロはヒソカからダウン1回、クリーンヒット3回を奪っています。

カストロとヒソカが初めて戦ったのが約2年前で、以来ゴンとキルたちが天空闘技場に来るまで戦ってはいない様子でした。

そしてカストロは、ヒソカから「洗礼」を受けることで念能力を開花させたとも語っていました。

 

洗礼とは、念能力者にオーラをまとった状態で殴られる(本来修行によって目覚めさせるところを、念能力者が強制的にオーラを送り込むことで目覚めさせること自体も洗礼に該当する)ことで念能力を開花させる手法です。

ヒソカに殴られたことでカストロも念能力を使えるようになりました。

 

ということは、カストロは密かとの初戦闘時、「念が使えない状態でヒソカからダウンを奪っていた」ということです。

ハンター試験時点で念を使えなかったゴンたちはヒソカとの直接対決を避けていましたが、非能力者がヒソカとまともに戦いあうことすら厳しいのです。

しかし、カストロは念能力なしでもヒソカと対等に渡り合っていた可能性があります。

 

ただヒソカは相手の攻撃を食らう癖がありますので、わざとカストロに攻撃させた可能性もありますが・・・ヒソカが殺さずに一度生かしていることからも、カストロの潜在能力も高かったと思われます。

作中で最もヒソカをボロボロにした

ヒソカの両腕を切断したカストロさん。

ヒソカはカストロとの試合を途中から観客へのパフォーマンスに使おうとしていたため、かなりの舐めプ状態でしたが、実のところヒソカはカストロ以上にダメージを食らったことが作中ではないんですよね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻186P/冨樫義博)

それ以外でヒソカが大怪我した描写だと、グリードアイランドでレイザーの球を受けた時に「両手の指イっちゃった〜」時くらいでしょうか。

それでも骨折程度で済んでいます。

 

ヒソカがわざとやったにしても、負傷は負傷。

カストロさんも馬鹿正直に腕を狙わずもっと首とか胴体とか致命傷になるところ狙えば良かった気もします・・・

2対1に持ち込める分身(ダブル)は強い

分身(ダブル)はヒソカ曰く「イメージの自分を具現化してしまうため、現在の衣服の汚れまで再現できない」ことと、「人間を忠実に具現化し自由に操ることは他に何もできなくなってしまうくらい大変」であるため、分身(ダブル)はカストロが扱うには燃費が悪すぎるという理由でディスっていました。

 

確かにヒソカの言う通りで、カストロは能力の大半を分身(ダブル)に割きすぎていました。

しかし、普通に考えて2対1という状況に持ち込めるのは、基本的に1対1で戦うことになる天空闘技場のルールで数で押せるのは非常に有利ですよね。

 

その他の戦闘時でも、やはり2対1という状況は有利なはず。しかも自分の意思で操れる分身との2対1なので、他人とコンビネーションを合わせる練習をする必要もなし。

カストロはヒソカを翻弄するためにのみ分身(ダブル)を使っていましたが、もっとダブルの持続時間が長くなれば、完全に2対1の状況に持ち込め、虎咬拳でヒソカをバラバラにできたと思うのです。

ゆえに普通に分身(ダブル)は強いと思うのです。

独学で分身(ダブル)を習得

カストロさんは独学で分身(ダブル)をマスターしています。

確かにカストロさんには不向きな能力だったのかもしれませんが、不得意系統の能力を独学でマスターするというのは本来非常に難儀なのことです。

 

得意系統の発をマスターするにあたっても、天才のゴンとキルアがウィング、ビスケの下で修行してですら何ヶ月もかかっているというのに・・・カストロさんの修行効率の良さはすさまじいと思います・・・効率が良すぎて、不得意系統を効率よく習得できてしまうほどだったということです。

もしきちんとした師匠がいて、自分の系統に合った能力にしていれば・・・さらに強くなっていたでしょう。

実はヒソカ相手に善戦はできた

作中で言及されていましたが、カストロはヒソカとの戦いで善戦することは可能でした。

ヒソカの腕が治るトリックなどに翻弄され、精神的に動揺してしまい、ヒソカのペースに流されてしまったのが敗因です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻20P/冨樫義博)

もちろん戦闘の流れを掴むのも強者の証ですし、ヒソカの念の技術の高さがあってのトリックだったのですが、分身(ダブル)という燃費の悪い能力でもヒソカと善戦できたカストロさんはやはり強いと思います。

 

実はそこそこやばかったヒソカさん。「キミの敗因は容量(メモリ)のムダ遣い」などと言っておきながら本心は「ふぅ〜、危なかった〜、負けるかと思ったぁ〜。」と思って、強がっていたとしたら、ちょっとかわいいですね。

カストロさんの強さは幻影旅団クラスか?

負けたとはいえ、ヒソカ相手に善戦できていたというカストロさんは、幻影旅団のメンバーとほぼ同格くらいの力があったとみていいのではないかと思います。

カストロと相対したキルアが旅団メンバーに会った時よりはビビっていなかったので、旅団の戦闘員、ウボォーギン、フィンクス、フェイタン、団長のクロロにはかなわないものの、旅団非戦闘員のシャルナークやコルトピ、シズクあたりとなら勝てる可能性もあるのではないでしょうか?

 

確実に言えることは、カストロさんは「団長の手刀を見逃さなかった人」よりは強い!

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻54P/冨樫義博)

以上、カストロさんの強さが伝われば幸いです。

ヒソカ的にもカストロさんを殺してしまうのは時期尚早だったと思います。もう1回見逃しておけばもっと強くなったかもしれませんが・・・ヒソカとしては2年がカストロに与えた最長の猶予期間だったのかもしれませんね。

 

カストロさんもまた冨樫先生お得意の「名噛ませ犬キャラ」の一角を担っていると思います。噛ませ犬キャラ好きな私からするとカストロさんもかなりいいキャラなのですが・・・なかなか日の光が当たらないのは噛ませ犬たちの宿命ですかね。

 

ヒソカVSカストロが読めるのはハンターハンター6巻! 

【ハンターハンター】287期ハンター試験最終試験出場者の強さランクを考えてみた!

ハンターハンターにおける戦闘は、単純な戦闘力や念の技術によって勝負が決まるわけではありません。

能力の相性や使い手の体調、精神状況、戦略など様々な要素が絡んでくるので、一概に強いキャラクターを決められないところに面白さがあります。

その上で「どのキャラクターが強いのか?」を考えるのが非常に面白いのです。

 

正直なところ、作中通して登場している主人公のゴン・キルアはストーリーの進行に合わせてどんどん強くなるので、全キャラを含む「強さランキング」でも上位に入り込んでおかしくないと思います。

そんなメキメキ成長する機会の与えられた主人公格たちと比較するのは他のキャラクターたちが哀れです。

 

そこで今回は、ゴンたちメインキャラクターですらまだ未熟だった287期ハンター試験最終試験出場者の強さランクを考えたいと思います。

ハンター試験全体に出場したキャラクターではなく、287期ハンター試験の最終試験まで進んだキャラクターでのみ強さランキングを考えてみようと思います。

287期ハンター試験最終試験とは?

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引用:HUNTER×HUNTER 4巻130P/冨樫義博)

ゴンが受験し、合格したハンター試験の最終試験です。

試験内容は毎年試験官によって決められるため毎回異なるのですが、287期の最終試験は会長ネテロの計らいで、「1対1のトーナメント方式の決闘」となりました。

 

ルールは、対戦相手を殺害した場合即失格で、勝利条件は相手に「参った」と言わせること。1対1といえども殺害してはいいけない上、最終試験まで勝ち進んだ強い意志を持つ受験者の意志を折るように「参ったと言わせなければならない」という逆の意味で難しい試験となったのです。

 

受験生は最終試験前にネテロとの面接で

  • ハンターの志望理由
  • 注目している他の受験生
  • 最も戦いたくない受験生

を聞かれ、これらによって身体能力値、精神能力値、印象値が決められ、トーナメントの位置が決められています。

 

トーナメントのうち、1勝でもすればハンター試験合格となり、負けるとトーナメントの順位が上がっていき、最終的に1名のみが脱落する負け上がり式のシステムでした。

すなわちネテロとの面接でハンターとしての素質が高いものほどトーナメントで戦う回数が増え、合格の可能性が上がっていくことになるのです。

最終試験参加者のプロフィール

次に最終試験参加者の大まかな情報を書いていきたいと思います。

ゴン=フリークス

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻154P/冨樫義博)

まずは主人公のゴンです。ハンター試験初挑戦ながら最終試験まで進みました。

 

野生の中で育ったため高い身体能力や嗅覚、鋭い勘、気配を消す能力(のちに無意識に「絶」を使っていたことが判明します)などを有し、自由自在に釣竿を操り、試験を切り抜けていきました。

 

ハンター試験の時点では念能力は使えず、ほとんど身体能力とひらめきのみで課題をクリアしていました。

しかし、当時でも並の人間では歯が立たないほどの強さを有しており、他の受験生に対して劣っていたというわけではありませんでした。

 

最終試験ではハンゾーと対戦。3時間以上ひたすら殴られ続け、左腕を折られるも、絶対に参ったと言わないゴンにハンゾーが根負け。さらにハンゾー自身もゴンを気に入り、自ら対戦を辞退したことで、戦いという面ではにハンゾーの圧勝でしたが、精神を折られることのなかったゴンが勝利し、ハンター試験に合格しました。

キルア=ゾルディック

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻180P/冨樫義博)

暗殺一家ゾルディック家において才能は抜群と期待されているゴンの友人です。

ハンター試験には腕試し程度に参加するものの、最終試験までほとんど苦戦することなく試験を楽しみながら突破していました。

 

ゴン同様キルアも当時は念を使えませんでした。ゾルディック家では執事も含めほとんどが念能力者で、キルアより年下の弟(?)のカルトですら念を使えているのにキルアは存在すら知らないというのはハンターハンターにおける屈指の謎なのですが、この謎については別記事で触れています。

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ただキルアの戦闘技術は既に念能力者並で、大量殺人鬼・ジョネスの心臓をすれ違いざまに抜き取ったり、歩きに緩急をつけて自身を分身してみせる暗殺者の技術「肢曲」にネテロが感心したりしていました。

まだ未熟ではあったものの受験者の中ではトップクラスの実力であったことは間違い無いでしょう。

 

最終試験では初戦のポックルは気分が乗らないという理由で棄権。

次のギタラクル戦では、ギタラクルが実の兄・イルミが変装している姿だとは知らず、イルミのプレッシャーに押し負けて棄権してしまいました。

最終的にキルアはレオリオと戦うはずだったボドロを殺害し、試験失格となりました。

クラピカ

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻17P/冨樫義博)

ゴンがハンター試験に向かう船の中で出会った青年です。17歳でゴンよりも5歳ほど年上。

幻影旅団によって壊滅させられたクルタ族の同胞の仇討ちと、闇の市場で売買されている「緋の眼」を取り戻すために、プロハンターになる目標を持っていました。

 

ハンター試験中はゴンとレオリオ(レオリオとは試験中ほぼすっと一緒)に行動を共にし、協力し合いながら最終試験まで勝ち上がりました。

 

豊富な知識と冷静な判断でm熱くなりがちなゴンとレオリオをまとめていました。

しかしクラピカも幻影旅団絡みになると見境なくなってしまうところがあるので、その時はゴンとレオリオが制するというような関係になっています。

 

クラピカも試験当時は念を使えず、ロープで繋がれた2本の木刀で戦っていました。

旧アニメだと木刀には真剣が仕込んであって、最終試験ではヒソカと戦いました。結構善戦してたんですよね。

しかし、ヒソカが幻影旅団の情報を教え、自ら棄権したことでクラピカの勝利となり試験に合格しました。

レオリオ=パラディナイト

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻15P/冨樫義博)

クラピカと同じくゴンとハンター試験へ向かう船であった長身でスーツの男。見た目おっさんですが、当時は19歳。

 

背は高いものの、基本的には一般人となんら変わらない身体能力で(パワーはかなりあった模様)、多くの危機的場面をゴン、クラピカ、時々キルアに助けられるような形で切り抜けてきました。

熱血漢で優しい人間なのですが、ゆえに突っ走りすぎてしまうこともあり、試験中はクラピカにバカにされまくっていました。

 

ハンター試験を受けた目的は、最初は金目的と言っていたものの、実は、とある病気にかかった友人が法外な手術代を払えずに亡くなっており、自身が医者になる決意をしたため、医大に通う学費などが免除されるハンターライセンスが欲しくてハンター試験を受けたとのことでした。

 

もちろん当時のレオリオも念能力は使えず、ナイフと素手で戦うスタイルでした。

最終試験は、対戦相手のボドロがキルアによって殺害されたため、レオリオが繰り上がりで試験合格となりました。

かなり運に助けられた部分も多いレオリオですが、運も実力のうちなのです。

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ハンゾー

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻140P/冨樫義博)

スキンヘッドが特徴で「隠者の書」という謎の書物を探すべくハンターを目指す忍者です。

忍者は隠密行動が基本であるはずが、ハンゾーはべらべらおしゃべりをしたり、ゴンたちに名刺を渡したり、忍者らしからぬ部分が見受けられました。

反面ビジネス面での交渉などはうまそうなので、個人事業主であるハンターには向いているかもしれません。ネテロから見たハンターとしての素質も受験生の中でトップでしたし。

 

生まれた時から忍法の修行をしており、18年の人生ほとんどすべてを修行に使ってきたという、キルアに似た人生を歩んできています。

ゴンと同じ12歳くらいにはすでに人も殺しているとのこと(キルアはもっと前から殺しています)。

 

ハンターとしての素質だけでなく戦闘技術も高く、ゴンを一方的にボコボコにされてしまった上、後述しますがキルアもハンゾーの強さは認めていました。

ポックルと戦った際にもどうやら一方的な試合展開になったようですので、試験当時から非常い強いとみて間違いないでしょう。

クラピカが王子の護衛メンバーとして集めてますし。

 

武器として手首に仕込んだ刀をゴンに対してちらつかせていましたが、使うことはありませんでした。ハンゾーも当時は念を使えなかったものの、ゴンと同じくらいの時期に修行を始め、ゴンたちよりも早く体得していました。

 

ちなみにハンゾーは雲隠れ流の上忍です。

雲隠れといえば・・・「NARUTO」のキラービーや、子供の頃の日向ヒナタを誘拐し、白眼の秘密を探ろうとした雲隠れの忍頭を思い出します。

ポックル

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻54P/冨樫義博)

未確認生物を見つけ出す「幻獣ハンター」を目指す青年です。

作中の活躍としてそれほど目立った場面はありませんでしたが、最終試験までたどり着くくらいの実力はありました。

しかし基本的にレオリオ以上に貧弱扱いされていたキャラクターでもあります。

でもポックルは単独で行動していたと思われるので、かなり高い実力はあったと思うんですけどね・・・。

 

武器は弓矢を使っていました。

試験当時も念は使えなかったようで、念の体得にもかなり苦戦していたようです。

キメラ=アント編で再登場した時は、元々の武器であった弓矢をモチーフにした念能力を開発していました(弱いキメラアントにしか効いていませんでしたが)。

 

最終試験では初戦のハンゾー戦ではあっさり敗北。次のキルア戦ではキルアが戦闘開始後即棄権したため、そのまま試験合格となりました。でもポックルは下手に合格しない方が良かったと思います。後にピトーに脳みそをいじられ、キメラアントに念能力の詳細を教えちゃいましたから・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 19巻168P/冨樫義博)

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ヒソカ=モロウ

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻19P/冨樫義博)

ゴンのライバル(?)的存在になったヒソカも287期のハンター試験を受けていました。

受験理由は「プロハンターになると殺人を犯しても免責になる場合が多いから」という,

実に快楽殺人鬼らしいもの。

 

ヒソカは前年の試験も受験していたそうですが、無限四刀流の人を半殺しにしてしまい、失格処分となっていました(287期の試験で無限四刀流の人はきっちり殺害した模様)。

 

試験中は「試験官ごっこ」と称し、ヒソカは大量の受験生を影ながら殺害していました。

当時のヒソカは周りの受験生からも非常に警戒され、「出会ったらおしまい」くらいの危険な存在と認識されていました。まぁその通りだったのですが。

 

ゴンの潜在能力をハンター試験中に高く評価し、以降ゴンの行く先々に現れて、時には敵として、時には味方として奇妙な関係が築かれていきます。

 

試験当時は主にトランプを投げる斬撃にて戦っていましたが、ヒソカは当時から念が使えており、他の受験生より大分有利な状況で試験を受けていました。

 

最終試験ではクラピカ戦を棄権するものの、のちのボドロ戦ではボドロをボコボコにした後、ボドロに何かを耳元でささやき、ボドロを棄権に追い込みました。ささやいた内容は不明です。

 

この時のヒソカは本当に怖かったなぁ・・・この時は。

イルミ=ゾルディック(ギタラクル)

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻185P/冨樫義博)

ゾルディック家の長男でキルアの兄にあたります。

暗殺の仕事の関係でハンターライセンスが必要となり、ハンター試験を受けに来たところ偶然にも家出したキルアに遭遇。母親からキルアの様子を見てくるようにとも頼まれていたので、試験を受けつつキルアの動向も監視していた様子でした。

 

試験には「ギタラクル」という偽名と、自らの顔に針を刺して骨格を変えて身分を偽って受験していました。これはキルアにバレないようにするためなのか、他に事情があったからなのかわかりません。

 

イルミもヒソカ同様に念を使え、最終試験ではオーラでキルアを萎縮させ、降参させていました。

 

イルミは基本的に、針を投げて急所をつくという方法で戦います。

イルミが試験中も戦闘で念を使っていたかは不明ですが、ハンター試験参加者は念能力者じゃない人が多かったので、イルミやヒソカレベルの使い手ならば念なしでも余裕で倒せたことでしょう。

一応最終試験でイルミに注意を促した審判・マスタを針で骨格を変えてゴンの居場所を吐かせようとしましたが、念というか発を使ったとみられる描写はここくらいでしょうかね。

 

ちなみにヒソカとイルミはハンター試験が初顔合わせで仲良くなり、以降ビジネスパートナー的な関係になったようです。

イルミがヒソカに「短い付き合いだけどヒソカの好みはわかった」と言っていますので、ハンター試験中に知り合ったものだと思われます。

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ボドロ

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻25P/冨樫義博)

謎のおっさん・ボドロ。

最終試験まで残るということはそこそこの使い手のはずです。

が、ネテロの評価では「戦闘経験はあるけど格闘能力はレオリオ以下」とのことでした。どうしたボドロ!?

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻36P/冨樫義博)

またネテロはボドロに対して「キャラが被ってる」とも発言していました。

これは単純にジジイだからではなく、ネテロ自身、格闘家としての限界を46歳時点で感じ取っていたことから、冴えない格闘家として同じ匂いをボドロにも感じ取っていたのかもしれません。

その後ネテロは1日1万回感謝の正拳突きで最強の念能力者になりましたので、もしかしたらボドロも鍛錬次第ではネテロ並に・・・いや、それはないか。

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(引用:HUNTER×HUNTER 25巻90P/冨樫義博)

ボドロは最終試験でヒソカにボコボコにされた挙句、キルアに殺害されるという悲運な運命をたどります。なんだったのか?と言われがちなキャラクターです。

 

以上の各キャラクターの情報や単行本の内容をもとに、この9名の強さランクを考えていこうと思います。

287期ハンター試験最終試験出場者の強さランク

実は上位の力関係に関しては、作中でキルアがある程度言及してくれているんですよね。

キルア自身は適当と言っていましたが、かなり合っている気がします。

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻175P/冨樫義博)f:id:g913:20170103162718j:plain

(引用:HUNTER×HUNTER 5巻176P/冨樫義博)

ヒソカとハンゾーが僅差。それにはるかに劣る形でゴンが位置しています。

どのように書き記しているかわかりませんが、画像のキルアの位置的に

ハンゾー>>>ヒソカ>>>>>>>>>>>ゴン

のように直線的に書いてそうなんですよね。そうなるとなんだか一番左のハンゾーが一番強そうに思えますが、ハンゾー自身戦いたくない人物としてヒソカを挙げていおりましたし、ハンゾーは念能力の心得がなかったことを考えても

ヒソカ>>>ハンゾー>>>>>>>>>>>ゴン

のような関係だと思います。ヒソカが1番、次にハンゾー、だいぶ離されてゴンという関係ですね。

 

さらにキルアの自己評価はハンゾーの次あたり(平常モードかつ謙虚に考えて)だそうなので、

ヒソカ>>>ハンゾー>>キルア>>>>>>ゴン

という感じになるかと。

しかし当時のキルアはイルミの針が刺さっていたにもかかわらず妙に自信ありげなので、平常モードではハンゾーより下と言っていましたが(そもそも平常モードと本気モードの差がいまいちわからないですが)、実際に本気でもハンゾーより少し弱いか同じくらいだったのではないかと思います。

ハンゾーの方が年上で18歳ですからね。12歳の少年より身体能力が高くて当然です。

 

キルアは兄のイルミに対しだいぶビビっていたので試験時点ではイルミの方が圧倒的に強かったと言えます。

さらにヒソカが会長選挙の時にイルミを評価したところ95点でした(何をもって95点なのかわかりませんが、おそらく戦って面白そうかどうかを評価しているのだと思います)。

もしヒソカ自身の力が100点としてイルミが95点なのだとしたら、ヒソカとイルミの強さ関係はほぼ互角かと。とすると

イルミ=ヒソカ>>>ハンゾー>>キルア>>>>>>ゴン

という感じになります。上位層はこんな感じでしょうね。

 

そしてそこに準じるランクとして上がってきそうなのがクラピカ

ハンター試験当時のクラピカには群を抜いた身体能力などはなかったものの、頭脳戦などが得意そうなので、策を張れば身体能力を十分カバーできたかと。

さらにクラピカは緋の眼発動時にはオーラの絶対量が増えますし(当時その設定はなかったと思われますが)、念の修行から半年足らずでウボォーギンを仕留めるレベルにまで念の力を高めています。潜在的な力を考えても試験時のゴンと同等程度の実力があったと思います。

 

クラピカとレオリオならさすがにクラピカが勝つでしょうね。武器性能差と潜在能力の差もありますし。

レオリオの潜在能力は、人を扇動したり、強運にあると思いますので、クラピカとはベクトルが違いますね。

 

次が問題で、レオリオとポックルはどっちがついのかという点です。

どちらもそれほど強い描写は見られませんでした。ただ武器の性能を考えるとポックルは弓矢、レオリオはナイフであったため、遠距離から攻撃できるポックルの方が有利なはず。

 

弓矢の弱点としては、矢が切れてしまうと使い物にならなくなるという点。

そうなるとレオリオ有利です。レオリオは2週間でゾルディック家の試しの門を2の門(総重量8トン)まで開けるほどの筋力の持ち主ですので、ポックルもぶん殴られれば流石にヤバイでしょう。

レオリオはゴン、クラピカと同じ船に乗り合わせたところから、会長候補、そして十二支んに選抜されるにいたったほど強運を持つ男。弓矢は当たらない気がします。ということでレオリオとポックルはレオリオが勝ちそうです。

 

残るはポックルとボドロですが・・・ボドロさんはレオリオとは逆に運がない男ですので、ポックルの矢で貫かれるでしょう。作中公式の雑魚キャラですので・・・なんだかかわいそうになってきたなボドロさん。今度考察記事書いてあげよう!

 

という感じです。

さらに付け加えると、私の中では念能力者に対して非念能力者では太刀打ちできない問いう考えがあります。「発」が戦闘用の念能力でなくても、オーラを込めたパンチを当てるだけで常人は耐えられないという描写が作中にあるからです。

しかも最終試験で念能力者だったヒソカとイルミは殺人鬼と暗殺者というバリバリの戦闘タイプですから、ハンゾーがいかに力があっても、戦闘にオーラを使われたら勝ち目は無かったでしょう。

 

以上のことから考えると、

ハンター試験最終試験出場者の強さランクは

 

Sランク:ヒソカ、イルミ(ほぼ同等)

Aランク:ハンゾー、キルア(ハンゾーの方が若干上)

Bランク:ゴン、クラピカ(ほぼ互角)

Cランク:レオリオ

Dランク:ポックル

Eランク:ボドロ

 

となると私は考えました。

あくまで個人的な意見ですので、皆様の考え方があるかとは思います。

 

主人公のゴンはハンター試験時、まだまだ上がいるという感じでしたが、キルアに関しては、強さはある程度高い水準だったかなと。

天空闘技場では6歳で200階にたどり着いてますし、ヨークシンシティでも不意打ちとはいえ幻影旅団メンバー・パクノダの腕を折り、マチ胸を突き刺し(羨ましい)、グリードアイランドではサブを両手が使えない状態で圧倒し、キメラ=アント編では兵隊長を多数倒し、ユピー、プフを翻弄するという具合にどの章でも安定して強キャラですね。なかなか優遇されています。

 

ヒソカとイルミの実力のそこは未だにわからないのでそろそろ冨樫先生に描いて欲しいところです。ハンゾーは再登場したので、そろそろ能力が判明するかなと思います。

ポックルとボドロ以外まだ作中に登場しているのが、結構意外ですね。

 

【ジョジョ】吉良吉影死亡後の川尻家の家計は誰が支えていくのか?

 

 

ジョジョ4部のアニメが終了し、毎週の楽しみが減ってしまった今日この頃。

4部のアニメも3部くらいハイクオリティでやってほしかったですねぇ・・・4部は個人的に好きな部なので、もっと作り込んでほしかった・・・

その代わりと言ってはなんですが、私が4部の考察をたくさんしていきたいなと思います!

 

4部は完結しましたが、正直消化不良といいますか、謎を残したまま終わっている部分が多数あるんですよね。

中でも私が気になっているのが、

「吉良吉影死亡後の川尻家のその後」

です!身分を偽りながらではありますが、お父さんとして川尻家の収入源となっていたはずの吉良吉影。そんな吉良も仗助たちとの戦闘で死んでしまったため川尻家の収入は0になってしまったはず。以降川尻家はどのようにして生活していくのか、この点については原作で触れられていませんでした。

 

そこで今回は、

吉良吉影死亡後の川尻家の家計は誰が支えていくのか?

を考察していこうと思います!

 

 

 

川尻家とは?

 

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世帯主・川尻浩作、妻・川尻しのぶ、子・川尻早人の3名によって構成されていた杜王町に住む一般家庭です。

戸建ての賃貸住宅に暮らしています。家賃は月13万円。しかし新車の購入と息子早人の学費などが家計を逼迫していたようで、先月から家賃を滞納しており、銀行の口座残高は0円、家の金庫に10万円ほどが貯金してあるだけというすでにかなり危機的な家計状況でした。しのぶも夫・浩作の給料を「安月給」と罵っていましたので、裕福な暮らしはできていなかったようです。さらに早人は自室に監視カメラや盗聴器のセットを完備していましたので、早人もそこそこ家計を苦しめていたのではないかと思われます。

吉良は仗助たちから逃れるため、偶然遭遇した背格好の似ていた浩作を殺害し、顔、頭皮、指紋などを奪って完全に浩作になりすまし、川尻家で生活を開始しました。

父は死に、その殺した張本人と一緒に生活をしなければならないという、最悪の運命を川尻家は送ることになりました。

 

 

川尻浩作とは?

 

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川尻家の世帯主です。作中での初登場時は既に死亡しており、顔などが剥ぎ取られた状態でしたので、どのような人相だったのかなどはわかりません。しかし、しのぶが浩作として帰宅した吉良を何の疑問もなく家に入れていることからも、浩作となった吉良の顔が浩作本人とそっくりだったと見ていいでしょう。

浩作については以前記事を書いておりますので、そちらをご参照ください。

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川尻しのぶとは?

 

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川尻浩作の妻。短大在学中に浩作と付き合い、早人を妊娠したために結婚しました。

しのぶ曰く、浩作は有名な大学に通っていて背も高くて、物静かな男性で、周りの女性からはモテており、しのぶは周りの女性に対して優越感に浸りたく、大して好きでもなかったけれども浩作と付き合いだしたそうです。合コンに来た長身イケメンって感じだったのでしょう(ちなみに浩作の身長は吉良とほぼ一緒なので175cmほど。目立って長身というわけでもない気がします。さらにちなみに吉良の靴のサイズは25.5cmで浩作の靴のサイズは吉良より一回り大きいそうなので26〜26.5cmほどと思われます)。

しのぶからすると浩作は「つまらない男」で、真面目に働いているし、酒を飲みすぎることもないが、ゆえに刺激がなくつまらないと感じていたようです。家でもほとんど会話はなかったようで、しのぶは心の中で「ギギギって鳴るこの借家の玄関の安ドアもドアだけど本当にあいつのように情けない音立てるわ…」とディスりまくっていました。

 

しかしなんとも皮肉なことに、吉良になりすました浩作が手料理を振舞ったり、家賃の取立てにきた大家のカバンから金を盗むというスリリングな行為をしたことにより浩作(本当は吉良)への愛情が芽生え、本当の夫を殺した張本人にもかかわらず、吉良を好きになってしまいました。

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川尻早人とは?

 

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川尻夫妻の子供で一人っ子。ぶどうヶ丘高校の小等部に通っています。

父・浩作の行動の怪しさに気がつき、いち早く吉良の正体を突き止めました。

早人についてもこちらの記事にてまとめていますので、ご参考までにどうぞ!

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それでは吉良死亡後の川尻家の家計を支えているのは誰か考察していこうと思います。

 

 

空条承太郎?

 

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杜王町にやってきた時点での承太郎は28歳でもういい大人です。承太郎は4部終了時に杜王町で見つけたヒトデについて論文を書き、海洋学者になっています。学者ということは大学教授的な職に就いているということでしょう。

大学教授の年収は800万〜1200万円くらいの間であるようですので、承太郎の年収も多くてもこれくらいかなと。承太郎はDIOを倒した功績もありますのでもっともらっても良さそうですが、スタンドはスタンド使いにしか見えないので、どこに「お金頂戴」と申請すれば良いのやら・・・スピードワゴン財団からもらってそうですが、裏金として大学で問題になりそうです。

さらに承太郎にはこの時点で娘・徐倫が生まれていますので、自分の家庭に費やさなければなりません。さすがに年収1000万前後でしのぶと早人2人分も養うのは無理そうですので、承太郎が川尻家を支えている可能性は低いかと。教授じゃなくて准教授とかならもっと給料安いかもしれないし。

 

 

 

岸辺露伴?

 

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露伴先生は週刊少年ジャンプに「ピンクダークの少年」という大人気漫画を連載していて、20歳にして巨大な自宅を構えるほどの超勝ち組です。お金面に関しては印税で凄まじい金額をもらっているはずです。

露伴自身は独身で扶養家族もいませんし、アシスタントも雇っていないのでそれほど支出は多くなさそう。ジャンプで連載している人気作家ならば年収は億単位のはずですから、だいぶ持ってますよええ。羨ましいです。

さらに露伴はスピンオフ短編「岸辺露伴は動かない」シリーズの「六壁坂」にて山を6つ購入したと発言しています(しかし文無しになり康一の家に泊めてもらっています)。

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岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)

岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)

 

 

岸辺露伴は動かないシリーズの露伴は27歳で4部から7年後になっています(にも関わらず仗助や億安は学ランのまま)が、20歳当時から相当な収入があったとみて間違い無いでしょう。山を買えるって規格外すぎます。

しかし変わり者でひねくれ者の露伴。多少の援助はしてくれるかもしれませんが、基本的にはこういうスタンスでしょうね・・・

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ジョセフかスピードワゴン財団?

 

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ジョジョの作中屈指の金持ちといえばジョセフ、またはスピードワゴン財団でしょうう。ジョセフはアメリカの不動産王ですから、今のトランプ大統領的な存在ですよね。超高層マンションを幾つも保有しているとか、そんなレベルです。

スピードワゴン財団は財団ですので、個人が所有できるレベルの金額では効かないでしょう。露伴を含め何気に4部に絡んでくるキャラクター高所得者が多いです。

ジョセフやスピードワゴン財団はスタンド使いの脅威を十分知ってますから、吉良に利用され、完全に被害者となったしのぶと早人については、支援金を出すくらいのことをしてもいいと思います。

 

しかしジョセフは「逃げるんだよぉ〜!」みたいな性格をしているので、「川尻家の支援・・・?逃げるんだよぉ〜!スモーキー!」とトンズラしてしましそうです。スピードワゴン財団も一家族の援助にまでは乗り出さないかもしれませんね。

 

 

 

しのぶが働く

 

浩作も吉良も死に、しのぶはシングルマザーとなったわけですが、これまでずっと専業主婦をしてきたしのぶも働かなければならなくなるでしょう。しのぶは短大在学中に早人を妊娠したようですので、おそらく正社員としての労働経験はないと思われます。ほとんど労働経験のない女性を正社員として雇う企業はかなり少ないと思いますので、パートを掛け持ちして収入を得るほかなさそうです。シビアですが、これが一番現実的な流れかと思います。

さらに早人はおそらく私立の小学校に通っていると思われますし、パートだけで家賃13万の家に暮らし続けるというのはかなりきついと思いますので、今まで通りの生活とはいかなそうですね。文句を言いながらも浩作の存在は川尻家にとって大きかったと思います。吉良があのまま住み着いていてもしのぶ的には幸せだったかもしれませんが・・・吉良はいざ自分の身に危険が降りかかったらしのぶも早人も殺しかねないので、やはりいなくなって正解だったとは思います。

 

一か八か再婚を狙うことも出来ますが、社会出ると出会いって少ないんですよねぇ。しのぶも専業主婦でしたし、コミュニティは狭そうですから、出会いはあるのかどうか…

 

 

 

早人がネットで副業

 

これは意外なパターンかもしれませんがありえます!4部の時代設定は1999年で、ちょうどインターネットが普及し始めてきた時代にあたります。まだまだ一般的ではなかったとはいえ、この数年後には堀江貴文さんや三木谷浩史さんなどンターネットビジネスで起業を果たした人々が多く現れました。

早人は小学生にして監視カメラや盗聴器を使いこなす頭脳をもち、スタンドが見えないにもかかわらず吉良のキラークイーン第3の爆弾「バイツァ・ダスト」の能力を打ち破る策を思いつくほど有能です。ネットで家計を助けるくらいの収入を稼ぐのなんて、バイツァ・ダストを打ち破るより断然簡単でしょう!4部終了から数年後、インターネットを使いこなせるようになった早人が副業を始める、この可能性は高いと思います!

 

 

 

 

ということでまとめると、私個人として、吉良死亡後の川尻家の家計を支えていくのは

当面はしのぶ自身。しかし数年後、中高生になった早人がインターネットについて勉強し副業を始める。

という感じではないかなと思います。

 

しのぶも早人も吉良による殺人の被害者に違いありません。だとしたら何らかの形で生活面の援助を受けて当然だとは思います。しかし、4部ラストでジョセフが言ったように、杜王町の人々は「黄金の精神」を持っているとも思います。苦しい状況に置かれても自ら道を開いていく心をしのぶも早人も持っていると思いますので、彼らも自らの手でたくましく生きていくのではないでしょうか。

 

この記事を書いていて、川尻家のその後というテーマは

「お金はあるけど殺人鬼との危険な生活」か「お金はないけど危険もない生活」か、どちらが幸せなのかを考えさせられるテーマだなとも思いました。

 

 

【ハンターハンター】メルエムを倒せそう念能力には何があるか?

 

2017年1発目のハンターハンター考察記事です。

当ブログの漫画考察としても1発目となりますので、やはりまずはハンターハンターから始めようと思います。

 

ハンターハンターのキャラクターの中で最強として名が挙がるのは、間違いなくキメラアントの王・メルエムでしょう。パワー、スピード、頭のキレ、皮膚の硬さなど、正直念能力なしでも桁違いの強さを誇っていました。

 

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かつて最強の念能力者とされたネテロの念能力「百式観音」の攻撃を千発以上打ち込んでも耐え抜くほど、メルエムは強かったのです。

 

最強の念能力でも通用しなかったメルエムですが、作中に登場した念能力で、「この能力ならメルエムを倒せたんじゃないか?」と思える念能力が幾つかあるのです。

そこで今回は百式観音を除く

「メルエムを倒せそうな念能力」

を紹介していこうと思います。

ちなみに・・・ネテロの「貧者の薔薇」を食らった後に、ユピーとプフの体を取り込んで復活したメルエムは規格外の強さすぎるので、その前のネテロと戦っていた時のメルエムを倒せそうな能力とします。

そして例の通り、アルカにおねだり、またはキルアが命令するのもなしとします。

 

 

 

廻天(リッパーサイクロトロン)

 

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最初は幻影旅団のメンバー、フィンクスの「廻天(リッパーサイクロトロン)」です。

腕を回すほどにパンチの威力を上げる能力です。作中では15回腕を回したパンチでキメラアントの兵隊長を消し飛ばしていました。

フィンクスの言うように「腕を回すほど威力が上がる」のであれば、例えば100回とか回したらとんでもない威力になりそうです。同じく旅団のウボォーギンの「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」もかなりの威力でしたが、フィンクスのリッパーサイクロトロンの方が強くなりそうな気がします。メルエムの防御力をも突破する威力になりそうです。ビッグバンインパクトもメルエムを倒せるかなと思ったのですが・・・陰獣の蚯蚓を倒しきれなかったことと、クラピカに腕の骨折だけで受け止められていたことから、メルエムには効かない可能性があるなと考え、リッパーサイクロトロンを優先しました。

ただ、フィンクスのオーラ量にも限界はあると思いますので、威力の上限はあるかと。回しすぎるとフィンクスのオーラがなくなってむしろ危機的な状況になってしまうかもしれません。

 

 

 

流離の大俳人(グレートハイカー)

 

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使い手のバショウ曰く「俳句に詠み記した内容を実現する」のがグレートハイカーの能力だそうですので、もし本当ならなんでもできることになります。

例えば「メルエムよ お前の寿命は あと5秒」などと詠めば5秒後にメルエムは死亡することになるということです。いやいや最強すぎるだろと思います。バショウなら誰でも倒せちゃうよ。

ただ、バショウが能力を使って見せた時は、なぜか「燃える」とか「焼かれ死ぬ」とか炎関連の内容だけでした。このことからバショウの能力は「実は炎を出すだけの能力」とも考えられているので、もしそうだとしたらメルエムには勝てなさそうです。

 

 

 

操作系念能力

 

一括りにまとめてしまいましたが、相手を操作するタイプの操作系念能力なら、メルエムを操作出来た時点で勝ちです。

例えば

イルミの針

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シャルナークの「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」

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ヴェーゼの「180分間の恋奴隷(インスタントラヴァー)」

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果たしてメルエムに効くのか?という問題はありそうですが、操作系はコントロール権さえ得られれば後はどうにでもできるという一撃必殺の能力なので、メルエムに真っ向勝負を仕掛けるより勝てる可能性はあるかと。

操作系の強さに関しては以前別の記事でも書いています。

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太陽に灼かれて(ライジングサン)

 

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幻影旅団のフェイタンの念能力です。「許されざる者(ペインバッカー)」の能力のうちのひとつです。敵から受けたダメージに応じて攻撃を発動するという能力で、キメラアント師団長・ザザン戦ではライジングサンという形で発動しました。

ライジングサンは小さな太陽を出現させ、辺り一帯を高熱で焼き払います。フェイタンの「硬」でもダメージが与えられなかったほど硬い皮膚を持つザザンですが、硬さと耐熱性は関係なかったので、焼死しました。フェイタン曰く、ザザンを焼いた熱は弱めとのこと。最大火力で発動できればメルエムも焼き殺せるかもしれません。

ただ、発動条件として相手からダメージを受けなければならないという後出し的な能力なので、フェイタンがメルエムに即死させられなければという状況が大前提となりますが。

 

 

 

 

窓を開く者(スクリーム)

 

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ノヴの「四次元マンション(ハイドアンドシーク)」を応用した念能力。ノヴの作り出した念空間に通じる窓を開き、そこに相手を挟み込んで切断する能力です。

空間の狭間に挟み込むとか、最強すぎる能力だと思います。「何でも斬れる剣」は人間の能力を超えているので具現化できないはずだった念能力でしたが、実質ノヴのスクリームは何でも斬れる剣みたいなものですし・・・まず念空間を生み出すこと自体人間の能力を超えてますし・・・いろいろルール違反なノヴのスクリームならメルエムを首チョンパにできそうです。

もしかしたらメルエムの硬さが空間の間に挟まれても耐えられるほどの硬さであれば閉じることによる切断は無理かもしれませんが・・・「ジョジョ4部」 虹村億安のスタンド能力「ザ・ハンド」のように空間そのものを削り取る能力に近いとしたら硬さとか関係なさそうですね。

 

 

 

ジャンケングー(ゴンさん状態)

 

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最後はやはりゴンさんのジャンケングーですね!

護衛軍のピトーを瀕死に追いやり、とどめを刺した能力です。

作中でもピトーが「(ゴンの力は)王にも届き得る」と言っていたので、公式でジャンケングーがメルエムに効く可能性が示唆されています。

ピトーも非常に硬い皮膚を持ち、メルエム同様「百式観音」ではろくにダメージを受けていない様子でした。そんなピトーの硬さを真っ向から打ち破れるゴンさんのグーは、メルエムでも耐えきることは難しいでしょう。

もしゴンがゴンさんクラスにまで成長したとしたら、ジャジャン拳自体はノーリスクで放てますので、人間では最強クラスとみて間違い無いでしょう。

ちなみに、メルエムとゴンさん、どちらが強いかも考察しています。

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以上の能力であれば、メルエムをも倒せた可能性があるのでは無いかと私は考えています。正直なところ、リッパーサイクロトロン、操作系能力、スクリームあたりはメレオロンの「神の共犯者(パーフェクトプラン)」でメルエムに近づいてからでないと、使い手自身が殺されてしまう可能性があるので、メルエムに気づかれずに近づくことが前提となりそうです。

 

ただ、まだ念能力を明かしていないジンやシルバ、十二支んの面々、ビヨンド=ネテロ、クロロなどはメルエムでも勝てない能力を保有していてもおかしく無いと思います。今後どんな念能力が登場するのか、見逃せません!

 

 

 

【ハンターハンター】サンタさんが欲しがりそうな念能力ランキングベスト5

 

さて本日はクリスマス。

先日「クリスマスとハンターハンターをミックスさせた記事を書く」と当ブログにて宣言しましたが、実際その時は何も考えていませんでした。

何かクリスマスに関連したハンターハンターのテーマはないかなぁ・・・と考えていたのですが、最初思いついたのが

「クリスマスぼっちっぽそうなハンターハンターのキャラクターは?」

というテーマでした。私自身が寂しいクリスマスを過ごしそうだったのでこのテーマにしようかなと。

しかしあまりにも後ろ向きすぎるので、やめようと思いました。漫画のキャラクターに仲間意識を覚えても、彼らは存在していませんのでより惨めに・・・ということでもっと明るいテーマにしようと。

 

そこで今回考えたのが、

「サンタさんが欲しがりそうな念能力ランキングベスト5」

を決めようと思いました。これなら前向きで明るい記事がかけそうな気がしました。夢もありますし!

ということで、早速始めたいと思います。承認非承認は取りません!やリますよ!

 

 

 

 

第5位 ゼノの龍頭戯画(ドラゴンヘッド)

 

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5位はゼノの能力ドラゴンヘッドです。オーラを龍の形に変化させ、攻撃などを行う能力です。これを使って、もしサンタさんが不法侵入で警察に通報されてしまった時に、やってきた警察官を薙ぎ払う時に・・・というような危険な使い方ではなく、移動の時に便利です。

ドラゴンヘッドで生み出した龍は、その背中に人を乗せて運搬することが可能です。

サンタさんはトナカイにつないだソリで空を飛びながら子供達の家を回ります。しかしトナカイが飛んでいたら目立ちますよね。サンタさんは見つかっては行けまいはずですので、これは問題です。でもオーラで作り出した龍なら「隠」で消して一般の人には見えないようにすることができ、サンタさんも隠密行動が取りやすいです。

また移動手段としてトナカイを使わなくてもいいので、トナカイの負担が減ります。最近絶滅危惧種にも指定されてしまったというニュースをちらっと聞きましたので、サンタさんとしてもトナカイの酷使はできないはず。そこでドラゴンヘッドを欲しがりそうだなと思いました。

ところでこの画像、おじいちゃんたちが龍に乗って飛んでいるという、まさにサンタさんがドラゴンヘッドを使ったらこんな感じだろうなとイメージしてしまう画像ですね。

 

 

 

第4位 イルミの針

 

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イルミの針は他人に刺すことでオーラを注入し、思いのままに操作する能力です。サンタさんは世界的に見てもそんなに人数が多いとは思えません。あまりにもたくさんいたらその存在や秘密がすでに明るみになっているはずです。少数精鋭でクリスマスにプレゼントを配っているはず。

となると確実に人手が欲しくなりますよね。そんな時に役に立つのがイルミの針。針を1本刺せば他人を自分の思い通りに操作できるので、仕事を手伝わせることができます。しかも念で強制的に操作するので人件費などを払う必要もなし。そして一般人を操作すればサンタさんの痕跡が残ることなくプレゼントを大量に配ることができます。

サンタさんも欲しい能力のはず。しかしイルミの針を刺した人間は再起不能になってしまいますが・・・サンタさん業界の力でそこらへんはもみ消してくれるでしょう。

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第3位 ビスケのクッキィちゃん

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具現化した女性型の念獣(女性に獣というのは語弊がありますが)「クッキィちゃん」によるマッサージ能力です。ビスケのオーラを特殊なローションに変えることで、美容や疲労回復など体に良い効能が得られます。

その中でもクッキィちゃんが行う「桃色吐息(ピアノマッサージ)」は、マッサージをされながら眠ることで、30分の睡眠で8時間睡眠相当の体力回復を図れるという良い意味で異常な能力です。

不眠不休で働かなければいけないサンタさんにとっては超欲しい能力でしょう。しかもサンタさんはご年配の方ですので、2〜3日オールし続けるなんていうのは非常にきついはず。そこでクッキィちゃんがいれば、少し仮眠を取るだけで何日でも働けるようになります。体力勝負なサンタさんの仕事には必要な能力だと思います。

考えるほど、1年で2〜3日とはいえ不眠不休でありとあらゆる土地へ飛ばして大量のプレゼントを配らせるというサンタさんの仕事はおじいさんにやらせるにはシビアすぎるだろうと思います。

 

 

 

 

第2位 梟の不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)

 

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これはもうね、サンタさんのための能力ですよ。サンタさんとの親和性が高すぎます。

陰獣の一人・梟のファンファンクロスは、風呂敷に包んだものを小さく縮小してしまう能力です。大量にプレゼントを配らなければならないサンタさんにとっては、荷物が小さくなって非常に助かる能力です。また風呂敷に包むのは、サンタさんが袋を持ってプレゼントを配るイメージにも近いなと思います。ノヴの四次元マンション(ハイドアンドシーク)とも迷ったのですが、イメージ的な感じでファンファンクロスの方がサンタさんらしいかなと思いました。

ファンファンクロスでどれくらいの量のものが包めるかはわかりませんが、作中で梟は「25メートル四方の金庫にぎっしり詰まったお宝全てを持っていった」とあるので、数百個くらいプレゼントを包めそうですね。かなり楽になると思います。

 

 

 

 

第1位 メレオロンの神の不在証明(パーフェクトプラン)

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子供達の家に忍び込まなければいけないサンタさん。見つかれば即犯罪者扱いでブタ箱行きということになりかねません。最近はセキュリティ万全の家も多いので、メタルギアソリッドのスネーク並みのスニーキングミッションになります。

サンタさんが侵入したことを気取られないようにするには、メレオロンのパーフェクトプランが最強ですね。メレオロンが呼吸を止めている間、メレオロンの存在は他人に認識されず、触っても気がつかないという侵入にもってこいの能力です。この能力を使えば、物音を立てて侵入しても気がつかれず、仮に見つかったとしても、警察やら警備員に捉えられることなく姿をくらますこともできます。

見つかったら死活問題のサンタさんんとっては間違いなく必要となる能力です。正直、2〜5位の能力に関しては、最悪なくてもなんとかなりますが、見つかるということに関してはサンタさんは、命を絶ってでも情報を漏らしてはならないくらいの厳しい業界ルールがあってもおかしくはありません。リスクを考えると、パーフェクトプランが1位だと私は思いました。ただ息を止めている間のみ有効な能力なので、サンタさんは呼吸を長時間止める練習を常日頃から行う必要がありそうです。

 

 

 

念能力があればいいなぁ・・・と思うのは私たち一般人だけでなく、サンタさんも同じだと思います。しかしこのランキングはあくまで架空のもの。サンタさんは今も人力且つトナカイ力で仕事をしているはずです・・・いや、サンタさんも架空の存在か。

こういう記事を書いている間もサンタさんは働いているのでしょう。頑張っていただきたいです。

 

皆様のお家には今年サンタさんは来ましたか?

私はもういい歳なのでサンタさんはやってきません。でも来てくれるならウェルカムです。来年はサンタさん来ないかなぁ・・・美人の。いるのかなぁ・・・女性のサンタさん。

 

【ジョジョ】死んだはすの川尻早人がバイツァ・ダストの能力で生きたままなのはなぜか?

 

ジョジョ4部のアニメもついに最終回を迎えてしまいました。

ジョジョの中でも好きな部だったので、楽しみが一つ減ってしまい、個人的に残念な気分です。

 

アニメも完結したことですし、ジョジョ4部のネタバレも気にせず考察もしやすくなりました。

ということで今回はジョジョ4部で気になっている部分の考察をしたいと思います。

 

それが何かというと、

4部ラスボス「吉良吉影」のスタンド能力「キラークイーン第3の爆弾バイツァ・ダスト」と、吉良がなりすました川尻浩作の息子・川尻早人との関係の疑問点です。

 

概要を言うと、

吉良は風呂場で早人に自身の正体がばれ、勢い余って早人を殺してしまいます。その際に「時間を1時間巻き戻す能力」であるバイツァ・ダストが発現するのですが、

バイツァ・ダストで時間を戻したとしても運命が変わることはありません。しかし早人は死ぬことなく翌朝を迎えていました。

 

さらにバイツァ・ダストで時間が戻ったことはスタンド能力者である吉良自身もわからないのですが、吉良には早人の死をかき消した記憶がありました。

 

この早人の死がなかったことに関して、バイツァ・ダストについて吉良が言及した能力の内容と異なるのです。その点については原作でも語られることはありませんでした。

ここがとても疑問でした。そこで今回考察したいと思います。

 

 

 

キラークイーン第3の能力「バイツァ・ダスト」とは?

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吉良吉影がスタンド能力を強制的に発現させる「石の矢」に貫かれて発現した能力です。

スタンド使いが石の矢に貫かれると、それまでのスタンド能力に新しい能力が付加されるようです。

 

これによりキラークイーンの能力は

第1の爆弾(触れたものを爆弾に変える)

第2の爆弾「シアーハートアタック」(遠隔で高熱のものを追跡する自動追尾爆弾)

第3の爆弾「バイツァ・ダスト」

の3つになりました。

吉良だけスタンド能力が多いんですよね。基本は1人につき1つの能力のはずですが。

 

バイツァ・ダストの能力は、簡単に言うと先述の通りで、「時間をぶっ飛ばして1時間ほど巻き戻す」能力のなのですが、ただ時間を戻すだけではなく、複雑な発動条件と付属の能力があります。

 

1.バイツァ・ダストは吉良が深く絶望した時のみ発動できる。いつでも繰り返し使える能力ではない。

 

2.バイツァ・ダストはキラークイーン本体を吉良自身から引き離し、スタンド使いではない人間に小さいキラークイーンとして憑依させる(スタンド使いに憑依させられないのは、スタンドは1人1つしかもてないから?)。

憑依させる条件は、吉良吉影の名前など情報を対象者に教え、吉良が対象者に触れること。

 

3.キラークイーンが憑依した対象者は全ての攻撃からキラークイーンが身を守るため、実質不死身になる。

憑依している期間、吉良はキラークイーンの能力を使えない。

 

4.キラークイーンが憑依した対象者に、他の人間が「吉良吉影の情報を訪ねる(スタンド能力で調べたりすることも含まれる)」などして、吉良の情報がばれた時、尋ねた人間をキラークイーンが爆殺し、その時点から1時間ほど時間が巻き戻る。

 

5.バイツァ・ダスト発動中に起きた出来事は時間が戻ったとしても必ず起きる。

そのため1度バイツァ・ダストの能力で死んだ人間は、時間が戻っても必ず爆死する。

キラークイーンを憑依させた対象者から別の者に吉良の情報がばれると、4の要領でまた時間が巻き戻る。

これを、吉良のことを嗅ぎまわる人間がいなくなるまで吉良は繰り返す(予定だった)。

 

6.時間が戻ったことを認識できるのはキラークイーンが憑依した対象者のみ(作中では早人のみ)。

その他の人間、吉良自身ですら時間が戻るまでの間に何があったかわからない(吉良は自分にキラークイーンが付いていないことと、早人の行動から「バイツァ・ダスト発動中で時が巻き戻っていること自体」は認識していました」)。

  

かなり複雑な能力ですが、作中のバイツァ・ダストの説明をまとめるとこんな感じです。

それから川尻早人の説明もしておきます。

 

 

川尻早人とは?

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吉良吉影が殺害し、なりすました川尻浩作の息子です。小学生で、スタンド使いではありません。

母・しのぶが吉良に夢中になる中で(しのぶは吉良だと知らず、浩作の性格が突如変化し、魅力的になったと思っていました)、早人は吉良が本当の父ではないのではないかと怪しんでいました。

 

小学生なのに両親の部屋に監視カメラと盗聴器をつけて監視していたり、スタンドが見えないにもかかわらず仗助と吉良のスタンドバトルを把握していたり、攻略不可能のう無敵の能力であるはずのバイツァ・ダストを打ち破るなど、ただ者ではない小学生です。

 

事前情報としてはこんなところで十分かと。それでは考察してみます。

 

 

 

バイツァ・ダスト発動時の状況

 吉良がバイツァ・ダスト発現前後の状況をまとめます。

吉良は川尻浩作として生きるために自身の殺人衝動を抑えて生きてきたものの、我慢できなくなり、電車で遭遇したカップルを爆殺したところから始まります。

 

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吉良は、その光景を早人にビデオカメラで撮影され、風呂場で証拠をばらされたくなければ隼人としのぶに手を出さないよう吉良は脅されました。

このことに頭にきた吉良は早人を爆殺してしまいます。

 

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その頃、ちょうど岸辺露伴たちが川尻浩作について調べ始めていたところでした。吉良が早人を殺害してしまったタイミングは最悪だったのです。

息子が死んだとなれば川尻浩作、つまり吉良吉影本人への疑惑が強まってしまいます(おそらくこの時点でバイツァ・ダストが発現していなければ吉良は露伴のスタンド能力「ヘブンズ・ドアー」で調べられ、正体がばれていたでしょう)。

 

早人が死亡した事実をもみ消したくて絶望した吉良に石の矢が反応し、吉良を自動で貫き、バイツァ・ダストが発現。

時が巻き戻り、早人の死がなくなり、早人は生きたままになりました。

 

ついでに吉良の髪型が変わりました。能力が発現して変わったのかと思っていましたが、アニメだと自分で髪の色染めてましたね。

吉良は目立たないように生きてきたはずですが、自分のことを探る人間、つまり仗助たちをバイツァ・ダストで始末できるので、勝利の余裕から目立つようにしたのかもしれません。

 

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バイツァ・ダストの疑問点

 バイツァ・ダストは先述の5の条件

 

5.バイツァ・ダスト発動中に起きた出来事は時間が戻ったとしても必ず起きる。

 

の通りで、起きてしまった運命を変えることはできません。

ということは早人の死もバイツァ・ダストで変えることはできないはずなのでは・・・?

 

さらに、バイツァ・ダストの発動には、4の条件

 

4.キラークイーンが憑依した対象者に、他の人間が「吉良吉影の情報を訪ねる(スタンド能力で調べたりすることも含まれる)」などして、吉良の情報がばれた時、尋ねた人間をキラークイーンが爆殺し、その時点から1時間ほど時間が巻き戻る。

 

キラークイーンを憑依した対象に、別の人間が吉良について探りを入れなければ発動しないはず。

しかし、早人を殺害した時点では、吉良以外には吉良の親父しかいませんでしたから、誰かが吉良の情報を探るなんてこともありません。

でもバイツァ・ダストは発動しました。

 

また6の条件

 

6.時間が戻ったことを認識できるのはキラークイーンが憑依した対象者のみ(今回の場合早人のみ)。その他の人間、吉良自身ですら時間が戻るまでの間に何があったかわからない。

 

があるにもかかわらず吉良自身もバイツァ・ダストの能力を把握していることから、早人殺害から1時間戻った時点で記憶があったものと考えられます。

吉良も記憶がなくなっていたら、バイツァ・ダストの能力を把握できないはず。

 

吉良が風呂場でバイツァ・ダスト発現直後に使った時の能力内容は、本来のバイツァ・ダストとは異なる条件、能力のような気がします。

でもこれらの辻褄を合わせられるような気がしないでもなかったので、考えてみました。

 

 

 

死んだはずの早人が生きたままのはなぜ?

 揚げ足取りのような感じなのですが、バイツァ・ダストの能力をよく読むと、「バイツァ・ダストの発動中に起きた出来事は、時間が巻き戻っても必ず起きる」んですよね。

 

早人が吉良によって爆殺された時は、バイツァ・ダストの能力は存在すらしていませんでした。ということは、

「早人の死はバイツァ・ダスト発動中に起きたことではない」ので、必ず起きるわけではないのです。バイツァ・ダストの能力の範囲外になるのです。

お風呂で吉良と早人が遭遇することすらも避けられたかもしれません。

 

しかし、1回目のバイツァ・ダスト発動後も早人の発言から吉良と早人との風呂場のやり取りはあった模様。

 

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吉良はあえて自分の正体を早人にばらし、バイツァ・ダスト発動条件を満たしたようですが、早人は殺さなかった。だとしたら、吉良自身に「風呂場で早人を殺さないようにしよう」と考えていたということです。

そのことからすると、前述の通り吉良自身に時間が戻った認識があったということになりますよね。

 

少し話が飛びますが、救急隊員の女性にバイツァ・ダストを発動した後のことを思い出してみましょう。

吉良はバイツァ・ダスト発動後(本当は発動していませんでしたが)

「フハハハハハハ、戻ったぞ!」

 

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と発言しています。

このことから、「バイツァ・ダスト初回発動時は吉良自身に記憶は残る」ということだと推測できます。これは、初回から吉良の気起きが失われてしまっては、吉良自身能力の把握ができないためだと思われます(ただ、救急隊員の時にバイツァ・ダストは発動していなかったので、吉良自身が発動したと勘違いして細かい能力の制約に気がついていなかっただけの可能性もあります)。

 

そして救急隊員にバイツァ・ダストを発動すべくキラークイーンを憑依させた後、吉良は自分で爆弾の起爆スイッチを押してバイツァ・ダストを発動させようとしていました。

 

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バイツァ・ダスト発動には、憑依された対象に別の人間が吉良について探りを入れなければならないはずが、救急隊員には吉良以外誰も話しかけてすらいません。

 

このことからは

「バイツァ・ダスト初回発動は吉良の意思で行えるorバイツァ・ダスト発動後は吉良の任意のタイミングで時を巻き戻すことが可能」

と考えられます。

 

 

まとめるとバイツァ・ダストの能力にはもう一つ、7つ目の条件の項目を増やす必要がありそうですね。私の推測ではありますが、

 

7.バイツァ・ダストを初回発動時は吉良の任意のタイミングで起爆ボタンを押し、時を巻き戻すことが可能。また初回巻き戻し時には吉良の記憶は残ったまま。

 

 

 

まとめ

以上のことから、吉良と早人の風呂場での流れはバイツァ・ダスト発動後、このような流れになったと思われます

 

吉良、早人を爆殺。絶望からバイツァ・ダストの能力を得る。

吉良は自身の情報を持つ早人(死体)にキラークイーンを憑依。吉良自身が7の条件でバイツァ・ダストを発動して時を1時間巻き戻す。

吉良は時が巻き戻る前の記憶があるので、風呂場でのやり取りは繰り返したものの、早人は殺さなかった(もともと早人殺害はバイツァ・ダスト発動時間外の出来事であったため、避けることができた)。

早人は死亡せず、バイツァ・ダストの能力が継続

 

この理屈が通れば、早人がバイツァ・ダストで時間が巻き戻っても死ななかったことになります。

 

 

しかしジョジョのスタンド能力に関しては何かと変化しがちです。

荒木先生もいろいろ辻褄を合わせようとして考えているのでしょうが、よく読んでみると「ん?これはどういうことだ?」と疑問に思うシーンがたくさんあります。

 

バイツァ・ダストも「なんでこんなにややこしい能力にしたんだ?」と思うくらい難しい能力ですね。

荒木先生自身「どうやって吉良を倒す流れにしようか・・・」と悩んでしまったというエピソードがあるくらいです。

 

文章でバイツァ・ダストの能力を伝えるのは難しいなぁ・・・なんとか汲み取っていただけると幸いです。

ジョジョ4部を一気読みすればもっとよくわかります! 

 

カマドウマに遭遇する前に駆除・対策を考えておくことにした!

 

私の苗はジロギン。

2016.12.19追記

↑苗になってましたが、名前です。

私の苗なんてないよ…もう育つ余地のないいい大人です。

 

あなたは

カマドウマ

という生命体に出会ったことがあるだろうか?

便所コオロギ

とも呼ばれる虫だ。

私は出会ったことがないのだが、もしこのカマドウマに出会ったら実際かなり焦ると思うのだ。

私は虫系は得意な方で、夏場はよく人に呼ばれてゴキブリ駆除に行くこともある。

 

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しかしカマドウマに対して初対面であるため、おそらく出会ったら

「ああ・・・どうも・・・」

と初めての営業先に行った時くらい焦ると思うのだ。

 

そこで今のうちから、カマドウマと遭遇した時の駆除・対策を今のうちから考えておこうと思うのだ。

対策を意識頭に入れておけば本番でも焦らない。受験と同じだ。

ちなみにここで考える対策は決してカマドウマの命を奪うだけではないということをあらかじめ断っておく。

 

 

カマドウマとは?

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まずカマドウマの生態について分析しておこう。カマドウマの画像、フォルムについては賛否あるのでイラストにしたが、いかがだろうか?こんな奴だとお考えいただきたい。

カマドウマとは、バッタ目カマドウマ科の生き物。先述の通り、便所コオロギという呼び方が広まっている。昔のようなボットントイレによく出現したらしい。そこから便所コオロギと呼ばれることになった。

 

注意したいのはこの「便所コオロギ」との呼び方から、「カマドウマってトイレにしか出てこないんでしょ?」という先入観だ。インドア派の私でもコンビニに行ったり、ラーメン屋さんに行ったりするように、便所コオロギだって便所以外に出現するのだ。

「オカマコオロギ」という言い方もあり、これは「両性具有」みたいな意味ではなく、昔の「かまど」にも出現したためである。カマドウマという呼び方も、かまどに出現するぴょんぴょん馬のように飛び跳ねる虫であることから名付けられたとされている。要はカマドウマは、暗くて狭いところを好むのだ。基本的にはゴキブリと同じ。

都会などでは屋内に出現することはほとんどないが、山の中だったり、海岸の岩の隙間だったり、古墳の中に住んでいたりする。古墳の中とは…豪族を守っているのかな?スカラベっぽい。

また群生しているので、カマドウマの大軍と出会った時の衝撃は、トラウマものと聞く。

 

カマドウマの大きさは2〜3cm。ゴキブリくらいだろう。

しかしゴキブリに比べて飛び跳ねる確率が高いので、立体的な動きをしてくる。ゴキブリも飛ぶが基本的に床や壁を這う2次元的な動きに限れらている。カマドウマの動きはかなり読みにくいと思われる。

 

 

 

カマドウマの基礎知識としてはこれくらいあればいいだろう。

では、カマドウマ対策を考えていく。状況としては、「家の中にカマドウマが1匹出現した」という時を想定する。

 

 

 

殺虫剤を用いた王道駆除

 

これは基本的な害虫駆除方法だ。ゴキブリやその他の害虫に対しても有効な方法。

殺虫剤を吹きかけてカマドウマを毒殺する。人間の化学技術を最大限に使った対策。

これは説明するまでもない。カマドウマが出現したらカマドウマに殺虫剤を吹きかけるだけだ。

注意点としては、だいたいこういう害虫が出現した時に限って近くに殺虫剤がないということ。こういう時は、害虫を発見した際に声を出さず、静かに気がついていないふりをして殺虫剤を取りに行こう。やつらは音でも勘づくし、なんなら雰囲気でも気がつく。まるで街で出会いたくない知人を見かけてしまった時のように見て見ぬ振りをするのだ。

 

 

 

カビキラーで代用

 

殺虫剤がなければカビキラーでも良い。これが効く。

カビキラーはお風呂に散布していると我々人間でも「この空間に長時間いるのはまずい!」と感じるくらい強力な酸性の薬品だ。

 

2016.12.21追記

カビキラーは賛成ではなくアルカリ性の薬品でした。無知で申し訳ないです。

 

人間でもそれだけ影響があるのだから虫にとってはひとたまりもない。確実に命を取れる。しかもカビキラーは泡状であるため、カマドウマなど動きの激しい害虫でも捉えられるはずだ。

もちろんカビキラーを吹きかけたらきちんと拭き取ること、人に向かって吹きかけないことに注意してほしい。

 

 

 

打つ

 

カマドウマは跳ねる。おそらく数十センチ〜1メートル以上ほどの高さまで跳ねるだろう。

それは脅威ではあるが、逆に考えれば、いかにカマドウマといえど、空中にいる間は身動きが取れないはず。カマドウマには羽がないので、跳ねることはできても、飛ぶことはできない。この跳躍ポイントを狙う。

私は学生時代をテニス、スカッシュに注いできた人間。こういう跳ねるものを見ると打ちたくなってくる。ラケット競技の血が騒ぐのだ。

例えばティッシュの箱のような軽くて、カマドウマをヒットさせる面積の広いものであれば、ラケット経験がなくてもいけるだろう。カマドウマを打って壁か床に叩きつけるのだ。

カマドウマをヒットさせるタイミングは3点。

 

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まずはカマドウマの跳ね際(①)。跳ねた瞬間を叩く。あまりのヒットの速さにカマドウマは対応できないだろう。テニスでは跳ね際のボールを打つショットのことをライジングショットという。これにはカマドウマの跳ねる方向、高さ、タイミングを見極めなければならないので、高い技術が要される。

 

次はカマドウマのジャンプの最高到達点(②)。この時ならカマドウマはあとは落ちるしかなく何もできないはず。しかし、カマドウマのジャンプは3メートルに及ぶこともあるそうだから、天井付近まで飛び上がる可能性もある。こうなると届かない。スマッシュの要領で打つ必要があるが、照明の光が目に入ると空振りする可能性がある。

 

最後はカマドウマの落ち際(③)。これがチャンスだろう。カマドウマのジャンプが減速していて打ちごろになっている。ここで思いっきり打ち抜くのがベストだと思われる。カマドウマの落下地点も読みやすいので、打つポイントも予想しやすい。

 

 

 

自分の考え方を変える

 

カマドウマは確かに害虫とされていて、見た目もキモい。

しかしカマドウマはバッタ目の虫。つまりバッタの仲間だ。

家にバッタが出たらどうするだろうか?おそらく外に逃がすと思うのだ。手でつかんで逃がせる人もいるだろう。私もつかんで逃がす。

カマドウマもバッタの仲間であると考えれば逃せないこともないのではないだろうか。自分の考え方、認識を一旦変えてしまうのだ。

色が茶色でギトギトしているバッタだと思えば、できなくも・・・ないかなあまりオススメしないが。

 

 

 

 

飼う

 

家族として迎え入れてしまうのもありだろう。

虫かごがあればカゴで捕まえ、おがくずや隠れられる木片を入れてあげればもう住処の完成だ。

それがめんどくさければもうそのまま放し飼いにしておいてもいいかもしれない。まぁ元々どっかに住んでいたわけだし、「引き続きどうぞ」みたいな形で。

でも残念なことにやつらは家賃を払っていかないので、その問題はお互い相談の上解決したほうがいい。「いきなり殺すのはカマドウマといえどかわいそう」という方はまず一緒に住んでみて、大丈夫かどうか考えた上で決めてもいいだろう。可愛くなってくるかもしれない。私はやらないが。

 

だがカマドウマもそれなりの繁殖力を持っているはず。飼おうものなら、かなりの大世帯になることも考慮しておかなければならない。

 

 

 

引っ越す

 

もうこっちが引っ越すというのも手だ。

もともとカマドウマのほうが先に住んでいた可能性もある。カマドウマ的には

「うわっ!人間きた!気持ち悪いわー・・・」

と思っているかもしれない。これはもうこちらにも責任がある気がする。だからこちらから出て行ってしまうのもありだろう。

しかしこれが戸建てになるとそうもいかない。すぐに引っ越すわけにもいかない。

そんな時はきちんとカマドウマと協議の上決めてほしい。だいたい実力行使になるだろう。

 

 

 

困ったら業者

 

もう業者に頼るのが一番だろう。何も打つ手がなければ。プロに任せよう。

なんだかんだプロが一番。しかし業者に頼んでも業者が家に来るまでの時間は自分で対処しなければならない。自分で殺傷できるならその方が安上がりだと思うが、おそらくカマドウマもかなりの繁殖力を持っているだろうから、1匹出たら他の奴らが出ないようプロに駆除剤などを使って殲滅してもらう方がいいだろう。

 

 

 

 

私が思いついた対策をまとめると

 

殺虫剤で始末

カビキラーでもいいよ

打つ

自分の考えを変える

飼う

引っ越す

プロを呼ぶ

 

これらだ。カマドウマ以外の害虫にも使える対策もある。が、カマドウマ専用の対策も考えた、打つとかはカマドウマ専用かも。

これらを頭に入れておけばカマドウマが出現した時も大丈夫だ。

いつでもかかってこいカマドウマ!いや、かかってこないほうがいいんだけど。

 

 

補足として、屋外だと群生しているカマドウマの、修学旅行生のごとき一団にに遭遇することもあるかもしれない。そんな時にできる対策は一つ。

逃げるんだよぉ〜!!

 

【ハンターハンター】ゴレイヌは強くて優しくて優秀なハンターである!その根拠をまとめてみた!

これまでハンターハンター考察記事を幾度も書いてきましたが、このキャラクターについて書くのを忘れていました。なんてミスを犯していたんだ私は。

 

誰かって?もちろん、ゴレイヌさんです!

ゴレイヌさんについての記事を書くことを怠っていました・・・

 

ハンターハンターファンの間では何かとネタにされがちなゴレイヌ。そして作中でもレイザーの投げる球によって1発で気絶させられてしまうという扱いで、あまり良い印象を持たれないゴレイヌ。

しかし、私は、ゴレイヌは強くて優しくて優秀なハンターであると思うのです!

そこで今回は、ゴレイヌが優秀なハンターであることを証明する根拠をまとめてみました!

ゴレイヌさんとは?

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主人公・ゴンそしてキルアと時を同じくしてグリードアイランドに入り込んだプロハンター。短い髪にゴリラのような風貌の男性です。

 

グリードアイランドに入り込んだ目的は、依頼主バッテラ氏から払われる報酬。

序盤は活躍こそ目立った活躍はありませんでしたが、レイザーの出す課題をクリアし、グリードアイランドクリアに必要不可欠な「一坪の海岸線」を手に入れるためにゴンと協力します。

レイザーとのドッジボール対決では序盤こそ活躍したものの、レイザーの球を顔面に受け気絶するというなんとも悲しい結果に終わってしまいました。

ゴレイヌさんが強くて優秀なハンターである根拠

では、ゴレイヌさんがいかに強くて、優秀で、心優しいハンターなのか。そう言える根拠をまとめます。

1.念の高等応用技術

ゴレイヌさんの念能力は

「白の賢人(ホワイトゴレイヌ)」

「黒の賢人(ブラックゴレイヌ)」

です。白と黒のゴリラ型の念獣を具現化します。

3匹が並んだら、もうどれがゴレイヌさんだかわかりません。

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ホワイトゴレイヌは白のゴリラとゴレイヌの位置を入れ替えます。

これによりレイザーの豪速球を避けました。変わり身の術のようにゴリラを利用できるようです。

ゴリラはレイザーの球で消滅してしまいましたが、もし弱い敵相手なら意表をつくこともできそうです。

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またブラックゴレイヌは、黒のゴリラと自分以外の対象者の位置を入れ替えることができます。

ゴレイヌさんがゴリラを攻撃しようとした瞬間に敵とゴリラの場所を入れ替えれば、何が起きたのかわからない相手に確実に攻撃をヒットできますね。

レイザーもボールを避けられませんでした。

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それから、ゴリラを海中に沈めたりして、敵と場所を入れ替えれば一瞬で相手を海中に引きずり込むことも可能です。

おそらくゴレイヌさんのゴリラも念の有効範囲があると思うので、限界があるでしょうけど。

 

まるでワープに近い能力を持つゴレイヌ及びゴリラたち。

本来念能力は「人間の力を超えた能力は作れない」はずでしたが、そんなことは御構い無し。

いや、ゴレイヌさんが優秀だということでしょう!

 

さらに念獣を操作するには、具現化系、操作系、放出系の3つの能力を使う必要がります。ゴレイヌはゴリラに特殊能力を付加しつつ、3系統を同時に操るという離れ業もやってのけているのです。

これは間違いなく念の扱いに長けた優秀なハンターである根拠になるでしょう!

2.グリードアイランドを一人でプレイ

さらにゴレイヌさんのすごいところは、ゴンたちと出会うまでグリードアイランドを一人でプレイしていたという点です。

念能力者しか入れないグリードアイランド、ということは出会うプレイヤー全てが何かしらの念能力を持っており、危険な相手も多いでしょう。実際にボマーもいましたし、幻影旅団も入り込んでいましたから。

 

その中で一人でプレオイしていたゴレイヌは、相当腕に自信があったということでしょう。

直接戦闘する描写はありませんでしたが、当時のゴンキルアよりはるかに強かった可能性があります。

さすがにゴンキルアでも、一人でグリードアイランドクリアは無理でしたでしょうから。

 

最終的にゴレイヌはツェズゲラチームに入りましたが、途中でゲームをリタイアしてます。考えあってのことです。プロは無茶なこともしないのです。

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3.報酬よりも仲間との関係が大切

グリードアイランドが進行する裏で、バッテラ氏は、グリードアイランドのクリアで現実に持ってこられるカードで治療したかった恋人の死を理由にグリードアイランドのクリアを断念してしまいます。

ゴレイヌさんもゲームを降りることになりましたが、交渉の結果40億ジェニーを報酬としてもらいました。

 

実質ゴンたちへのバッテラ氏からの報酬はなくなってしまいましたが、ゴレイヌさんは40億を自分、ゴン、キルア、ビスケの4人で山分けすることを提案。

理由は「自分一人で得られた報酬ではないから」とのこと。

 

ゴレイヌさんが持ち逃げしてもバレなかったでしょうが、きちんと仲間で分ける姿勢を見せました。

これは、仕事仲間に対する姿勢、まさにプロ意識でしょう。

報酬に目がくらむことなく、冷静に仲間との成果と考えられ、そして仲間との関係を壊さないようにする。

これによって次からも一緒に仕事をしやすくする。一流の考え方と言えます。

 

さらにゴレイヌさんは、ゴンたちの希望でボマーたちの傷を癒すために「大天使の息吹」のカードも渡しています。

本来このカードは非常に貴重なカードで、現実に持って帰ることもできた超いいカードなのです。

それでも仲間のためならば明け渡す。まさにゴレイヌの優秀さ、何より優しさを示すシーンでした。

4.いいハンターは動物に好かれる

これはカイトの言葉ですね。いいハンターは動物に好かれるそうです。

おそらくゴレイヌはゴリラを具現化する修行をしたはず。具現化の修行は、具現化する物の実物を触ったり、舐めたり、遊んだりすることでイメージが具現化するようになってきます。

つまりゴレイヌはゴリラに対してこれらのことをしていたはずです。

 

この修行にはゴリラ側の協力も必要でしょう。

ゴリラもゴレイヌさんが好きでないと舐めさせてりしてくれないはず。

ゴリラが好きになるほど、ゴレイヌさんはいいハンターだということです。

優しさも兼ね備えたハンターなのです。

5.えげつねぇな・・・

グリードアイランドで「一坪の海岸線」のカードを手に入れるためには、15人の仲間が必要でした。

一坪の海岸線はグリードアイランド内で3枚までクローンを作ることができるのですが、これではカードの枚数が足りずに仲間割れしてしまいます。

 

この事実に気がついたのはゴレイヌさんとキルアのみでしたが、キルアよりもはるかに早くゴレイヌさんは「一坪の海岸線」を手に入れるえげつなさを把握していました(キルアも気がついたのはゴレイヌの発言を受けてです)。

 

ゴレイヌさんの頭の回転の速さは、キルアやダブルハンターで経験豊富なビスケをも上回るということでしょう。

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6.左利き

これはあまり優秀さとは関係ないのですが、ゴレイヌさんは左利きです。

上記の画像でボールを投げているのも左手ですし、食事するときも左手でお箸を持っています。

投げるのも食べるのも左手でやっているのだとしたら、ほぼ間違いなく左利きでしょう。

まぁあまり関係ないですが、豆知識程度に。

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やっぱゴレイヌさんは最高だぜ!

  • 念の高等応用技術
  • 単独でグリードアイランドをプレイ
  • 仲間を大切にする
  • 動物に好かれる
  • 頭の回転の早さ
  • (あと左利き)

これらの要素から、ゴレイヌさんは強くて優しくて優秀なハンターであると言えます。

戦闘描写がなかったことと、唯一戦いを描いた相手がレイザーという旅団よりも強そうな相手であり、あまりにも差が開きすぎて強さがいまいちわからなかった点が残念でした。

 

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ゴレイヌの強さは、なんとなくツェズゲラあたりと同じくらいな気がします。

ブシドラ=アンビシャスさんとも同じくらいかなと思います。

 

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全体を通してゴレイヌさんは常に優しい男です。

ゴンやキルアに対してお兄さん的な立場からアドバイスしたり協力してくれたりしました。イメージとして体育の先生みたいな感じですね。

優しい男はもてるといいますので、私もゴレイヌさんのように優しい男になりたいなと思います。ルックスは・・・うん・・・

 

ゴレイヌさん登場!ハンターハンター16巻!

 

ブログ記事数650記事到達!ブログの運営報告を少しだけするよ!

 

 

私の名前はジロギン。


当記事を以て、当ブログの合計記事数が650記事に到達した。
自分の執念みたないものにちょっと気持ち悪さを感じるが、達成感もある。


正直に言うと、1日3記事のペースで更新し続ければ、+100記事くらいにはなっていたと思うのだが、あまりに更新しすぎても読まれずに後ろの方に追いやられてしまう記事も増えることに気が付き、ペースを1日1~2記事に落とした。


650記事に到達し、かつ今月もちょうど半ばに差し掛かるということで、
当ブログ運営の中間報告をさせてもらおうと思う。
本格的な報告は来月1日に行おう予定。おぉ、その時にはもう2017年じゃないか。


ちなみに先月11月の結果はコチラ

 

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PV


まずはPV数から。
PV数は上昇中であり、日間の平均PV数は2500~3200くらい。
更新記事数や内容によって多少前後しているが、これくらい。
検索流入はだいたい78%ほど。8割弱が検索流入であり、ほとんどがハンターハンターの考察記事だ。


記事を書いた後、Googleにインデックスッされるまで大体2~3ヶ月くらいかかるとされているが、本当にその通りで、2~3ヶ月ほど前に書き、当時はそれほど読まれてなかった記事が今頃になって検索から読まれるようになっている。心配させやがってこの野郎!
2~3か月前にもそこそこハンター記事は書いていたので、PVを押し上げるきっかけになってくれている。。
検索流入を呼ぶ記事が増えると、爆発的にPV数が増えることはなくても、確実に毎月PV数は伸びる。前月のPVが68700PVだったが、今のペースで行けば、来週には超えることができそうだ。


日間の平均PV数についても、先月終了時点では1700~2200PVほどだったため、伸びていることが分かる。
ハンターハンターのような検索流入を促す記事もそうだが、それに伴って、地味に雑記も検索されたりしている。意外な記事が意外な形で読まれるから分からない。


ただ、これも意外だったのだが、先日書いたハンターハンターの「ブシドラ」に関する記事がほとんど読まれなかったことだ。
もしかしてかなりマイナーなキャラで、みんな見逃してしまったのだろうか・・・
確かにほとんど活躍もなく消えていったブシドラ。俺のようなハンターハンターのコアファンでなきゃ見逃しちゃうね。

 

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今月のトータルPV数については来月初に報告するのでお楽しみに。

 

 


記事数


先述の通り、現在の記事数は650記事。
これからも毎日1~2記事、朝晩に更新するので、残り2週間で25記事くらいは更新する予定だ。今年中に700記事には届かないが、毎日の更新ということだけは怠らないようにしたい。


感覚的にではあるが、やはりブログは毎日更新したほうがPVの伸びも良いと思う。
また、単純に自分が読者の立場としても、楽しみにしているブログが毎日更新されるのはうれしい。
ということで、自分にとっても読者さんにとっても毎日更新したほうがいいと思う。


週刊少年ジャンプが毎日読めたらなぁ~なんて妄想を一度は抱いたことがあるかもしれない。ジャンプ程面白くはないが、その分毎日読める娯楽として、私も更新を頑張ろうと思う。

 

 

 収益


まだまだ試行錯誤が必要な収益面。
しかし、先月の運営報告にて、余りにもPV数と収益がかけ離れていた当ブログを憐れんでか、様々な方からアドバイスをいただいた。本当にありがたいことである。
それらのアドバイスを考慮して広告位置や形を変えてみたところ、
先月まで1PV=0.1円弱ほどしかなかった収益が1PV=0.22円くらいにまで向上してきた。
単純に考えると収益性2倍以上というのはすごいことなのだが、結果が1PV=0.22円ではそれほど多いとは言えない。まだまだ改善の余地はある。


ちなみに、私は現在も収益のほぼ100%をGoogleアドセンスに頼っている。
Amazonアソシエイトも利用してはいるが、小学生でも喜ばないほど少額にしかなっていない。やはりアドセンスが最強なのだとは思うけれども、アドセンスは停止の恐れがあるので、アドセンスのみに頼るのは避けたいところ。
他の広告も見てみようかなとは考えている。管理がめんどくさそうだけれども。


今月の収益トータルについても来月初に報告するが、現時点で先月分の収益は超えている。

 

 

 

う~ん、肝心なところを明かさずにじらすような記事になってしまって申し訳ない。
まだ今月の数字が確定していないので、私でもこたえきれないところはあるのだ。
しかし、先月よりもだいぶ成長した姿を報告できると思う。
大掃除をしたり、忘年会をしたり、年越しそばを食べたり、除夜の鐘を聞いたり、2017年1月1日0:00になった瞬間にジャンプして「年越しの瞬間地球にいなかったんだぜー」ごっこなどをして、待っていてほしい。

 

 

世界一やさしい ブログの教科書 1年生

世界一やさしい ブログの教科書 1年生

 

 

【ハンターハンター】ブシドラ=アンビシャスの強さや性格を考察した!

私はハンターハンターの中でも「噛ませ犬系キャラ」が大好きです。

特に好きなキャラクターは「団長の手刀を見逃さなかった人」です。

彼は冨樫先生が作り出した最高の噛ませ犬だと思います。

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さすがは冨樫先生と言ったところでして、「団長の手刀を見逃さなかった人」同様、なかなかの噛ませ犬っぷりを発揮しているキャラクターがいました。

それがブシドラ=アンビシャスさん。


です。彼は初登場も間もなく殺されてしまいました。ヒソカに。

あまりにもあっけなく退場してしまったためブシドラに関する情報は少ないのですが、ブシドラの強さや魅力などについて考えてみようと思います。

ブシドラ=アンビシャスとは

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ブシドラは、会長選挙編で初登場したキャラクター。

学ラン姿をした屈強そう男性で、ちょっとジョジョの空条承太郎っぽさもあります。

 

針人間やヒソカの協力によって同僚のハンターを狩るイルミをハントするべく(本当はハンター試験の旧体制を崩すというテラデインとの目標に向けてのアピールの為)戦地に赴きました。

 

ブシドラは賞金首ハンター(ブラックリストハンター)ということで、危険な犯罪者を捕まえるような武闘派であることが想定されていました。

さらにブシドラはシングルハンター、ということはかなり危険な賞金首を捕まえたか仕留めている可能性が非常に高いです。

そんなブシドラが戦闘をしに行くということは、ヒソカ・イルミと激闘間違いなし!・・・かと思ったのですが、なんと戦闘描写なくヒソカに始末されていました。さらにヒソカは無傷。

 

名前もあるしシングルハンターというかなり恵まれた条件にありながらやられるブシドラさんは団長の手刀を見逃さなかった人より扱いが雑な気がします。

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ブシドラは強かったのか?

一応シングルハンター、更に元ハンター協会会長にして最強の念使いだったネテロが所属していた「清凜隊」を再結成したものの、ヒソカに瞬殺されてしまったブシドラ。

 

ヒソカはわざと攻撃を食らうような戦い方をしますが、それは相手が楽しめそうな強者である場合のみで、雑魚に対しては即惨殺します。

 

ヒソカは選挙編でゴトーのコインでバンジーガムごとねじり殺されそうになった時以外攻撃を受けてませんので、ブシドラは戦うに値しな勝ったということでしょう。

 

さらにモラウからも「弱いくせに清凜隊を名乗るな!」と一喝されていました。

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ヒソカもモラウも作中出の強さは上位ではありますが、シングルハンターの肩書きからすれば、ブシドラはヒソカ以上、モラウと同等なはず。

しかしこの扱い、ディスられよう。これは強いとは言えないでしょうね・・・


ブラックリストハンターといえども、直接戦闘をするタイプではなく、情報を集めて賞金首の居場所を突き止めて、逮捕時は警察などの協力を仰ぐようなハンターもいるかもしれません。

ブシドラもそういうタイプのハンター・・・には見えませんがねぇ・・・

 

ヒソカとの戦闘の相性が最悪だったということにしておきましょうか。

弱いけど一生懸命で責任感のあるブシドラ

確かにブシドラは弱い。恐らくツェズゲラさんと同じくらいでしょうね。

ツェズゲラさんはグリードアイランド時点のゴン、キルアにも追いつかれそうでしたから、今は完全に2人より実力派下だと思います。

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しかしブシドラは一生懸命で責任感があります

イルミや針人間のハントに乗り出したのは選挙でのアピールの為という部分が強かったですが、ブシドラやテラデインの目標は『現在のハンター試験の体制では危険人物までプロハンターの資格を与えてしまうため、体制を見直したい』というものでした。

まさにヒソカやイルミのように、殺人を冤罪にするためにプロハンターになるような人物を試験の段階ではじくためです。

 

シャルナークもプロハンターですし、クロロもハンターサイトにアクセスできているので、ハンターライセンスを持っている可能性もあります。ザル試験すぎますね。

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そんな現行のハンター試験を変えるべく、同じハンターを殺戮するイルミ、ヒソカ、針人間を証拠としてハントする必要があったのです。

非常に正義感が強い行動だと思います。さらにブシドラ自らも戦ってますからね、負けたけど。

 

このことからもブシドラは、一生懸命で非常に責任感のある人物だったということです。弱いけど。

新会長選挙で13位にランクイン

ブシドラは、レオリオがジンを殴った後の新会長選挙で、テラデインと考え方を同じくするルーペと同率13位にランクインしています。

ジンより上です(ジンは協会から嫌われていることも発覚しましたが)。

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600人以上が所属するハンター協会、しかも協専ハンターの票をパリストンガ操作している中で、13位に入るのは大健闘していると思います。まぁアンチ会長派が投票したのでしょうね。

 

十二支んでもランク外メンバーはいましたし、ゴンやキルア、ナックル、シュートはキメラアント編で活躍したばかり。

ノブもリタイヤしたものの、ノヴがいなければ任務達成がそもそも無理だった程重要な役割を果たしました。

人類の危機を救った彼らを差し置いて13位です。それはすごいですよね。

だってジンを殴ったレオリオが3位になるくらいノリで決めていた選挙ですから、キメラ=アント討伐したメンツなら全員が上位にランクインしててもおかしくないですよ。

にもかかわらず、ブシドラ13位!


もしかしたらブシドラさんの責任感ある姿勢が周りのハンターたちから評価されていたのかもしれません。弱いけど。

残念な結果に終わったブシドラだったが・・・

結果として、テラデインもヒソカに暗殺され、ハンター試験の見直しをしようとする派閥は消え去りました。

案の定、ビヨンド=ネテロ及びパリストンの部下たちがハンター試験を突破し、ハンター協会にスパイとして潜入を測ってきました。

 

しかしブシドラたちはまだ天に見放されてはいませんでした。

十二支んにクラピカが加わり、クラピカの「ダウジングチェーン」により、ビヨンド側のスパイ受験者を見抜き弾くことに成功しました。

ブシドラたちの悲願は、まだ完全にではありませんが、クラピカの手によって達成されました。


まだハンター試験制度改正には至っていませんし、試験の度にクラピカ頼りというわけにもいきませんから、これからが本番になりそうですね。

まぁブシドラもテラデインもルーペも死んでますけど。

 

ブシドラの見せ場はヒソカに奪われたのだ!ハンターハンター31巻!