私は自分自身がやせ型のガリガリ体型であるため、筋肉隆々なキャラクターに憧れる傾向にあります。
しかし決してそういう恋愛対象的な目で見ているわけではないのです。「こんな体つきになりたいな」と思ってしまうのです。
私が好きなハンターハンターで言うと、私が憧れたのは
ウボォーギン
です。完全な肉体派かつ武闘派で、己の体一つで戦う強さに憧れ、子供の頃は
「僕もウボォーギンみたいになりたいよぉ!」
と思ったものです(後述しますが、ウボォーギンの体格は人間離れしています)。
そこで今回は私の憧れである
ウボォーギンの強さと魅力
を最大限に紹介したいと思います!
- ウボォーギンとは?
- その1 圧倒的なパワー
- その2 圧倒的に高い防御力
- その3 頭も使える
- その4 時間に厳しい
- その5 団員たちと仲が良さそう
- その6 めちゃくちゃお酒が強い
- その7 集団戦も得意
- その8 棍棒でも戦える?
- まとめ
ウボォーギンとは?
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻158P/冨樫義博)
ウボォーギンは、メンバー全員がA級の賞金首に指定され、熟練の賞金首ハンターでも迂闊に手を出せない危険な盗賊団「幻影旅団」のメンバーです。
各団員には数字が入った蜘蛛の刺青が体のどこかにあり、ウボォーギンは腰のあたりに「11」が入った刺青があります(数字は団員のナンバーを表します。ナンバーの決め方などは不明です)。
仲間たちからは「ウボォー」と呼ばれていました。
ウボォーギンは団員達から、戦闘において絶対な信頼を置かれています。
その証に、数十人以上のマフィアと、マフィアが誇る武闘派念使い「陰獣」4人を1人で戦うことを許可されていました。
幻影旅団の危険度や強さの代表とも言える男と言えるでしょう。
同じく団員のノブナガ曰く、ウボォーギンは「強化系を極めた」とのこと。本人にその自覚があるかはわかりませんが、作中に登場した強化系念能力者の中でも、ウボォーギンを超えるパワーを持つキャラは少ないです。
ウボォーギンはクラピカとのたたきに敗れ、早々に退場となってしまいました。しかし、作中後半まで見ても、ウボォーギンにパワーで勝てそうなのはビスケやレイザー、キメラ=アント護衛軍のような怪物じみたキャラだけだと思います。
ウボォーギンが桁外れのパワーを発揮できたのは、念系統が強化系であったことと、身長258cm、体重189kgという人間離れした体格があってのことだと思われます。
元々のパワーが異常な上、強化系の念でさらに強さを増すわけですから、そりゃ強いわけです。
ウボォーギンくらいの体格になりたいと私も思っていましたが、まぁまず無理ですね。熊とかと同じサイズです。
まさに強化系になるべくして生まれた存在であるウボォーギンは、持ち前の体格と、念で強化されたパワーを武器に最後まで肉弾戦にこだわっていた姿が印象的でした。
ウボォーギンの念能力「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」
ただの念を込めた右ストレートパンチである「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」は巨大なクレーターを地面に残し、直撃すれば念能力者でも死は免れられない威力。
陰獣の蚯蚓(みみず)は一発で息絶えました。
ただ「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」の威力は、どれくらいなのかよくわからないんですよね。
「絶対時間(エンペラータイム)」で強化系を100%の力で使えるようになったクラピカでしたが、ウボォーギンが全力をこめたビッグバンインパクトを受けて腕の骨折だけで済んだのは謎です。
クラピカは強化系が苦手な具現化系、一方でウボォーギンはバリバリの強化系・・・
いくらクラピカといえども、苦手系統である強化系を、ウボォーの一撃を防ぐほどまでに使えこなせているとは考えにくいのですが・・・
このウボォーギンとクラピカの力関係が謎を呼びます。
ウボォーギンの目標は「ビッグバンインパクトに核ミサイル並みの威力を持たせること」だそうで、まだ道は長そうです・・・って既に死亡してしまいましたが。
ちなみに、クラピカとの戦いで「破岩弾(はがんだん)」という技も使っています。
岩を砕いて、破片を拳に乗せて飛ばす技です。
これは念能力というよりも、ウボォーギンのパワーによって生み出された「技」と認識するべきでしょうね。
それではウボォーギンの魅力を語っていこうと思います。
その1 圧倒的なパワー
何といってもウボォーギンの魅力はそのパワーです。
先述の「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」は直撃すれば即死するであろう破壊力を誇っています。
深さ10mくらいありそうなクレーターを一発で作ってしまう威力です。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻46P/冨樫義博)
ウボォーギン自身は作中でも序盤の方でクラピカに殺されてしまいますが、ビッグバンインパクトの威力は以降に登場した念能力の中でもかなり威力の高い技だっと思います。
関連記事:【ハンターハンター】念能力で最強の威力を持つ能力は?ランキング形式で紹介! - 私の名前はジロギン。
他にも、
「素手で紙屑のように人をひねり殺す」
(フランクリン曰く「ゴリラ対アリ」)
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻26P/冨樫義博)
「陰獣・蛭の頭を骨ごと噛みちぎる」
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻53P/冨樫義博)
「肺活量で飛ばした骨で陰獣の山犬の頭を貫く」
(頭だけでなく手のひらも貫通しているという異常な威力)
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻54P/冨樫義博)
「声だけで陰獣の豪猪を殺害」
(声帯を念で強化しているのか、素の力で大音量を出せるのかは不明)
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻55P/冨樫義博)
など、常人では実現不可能なパワーを見せつけました。いや、並の念能力者でも無理ですね。
しかも、蛭の頭を食べるという「食人」まで披露・・・別の意味で実現不可能だと思います。
これだけ見ると最強っぽいですよね。 誰もが中二のときに想像するようなパワーを実現するウボォーギンに憧れてしまいます。
・・・ふと思ったのですが。声だけで人を殺せるなら、クラピカにも負けなかったと思うんですよね。
至近距離まで近づければ、音の弾をクラピカに防ぐ方法はなかったかと。
関連記事:【ハンターハンター】ウボォーギンはクラピカに大声で攻撃すれば勝てたのか? - 私の名前はジロギン。
その2 圧倒的に高い防御力
ウボォーギンは単純にパワーがあるのみならず、その防御力もすさまじいです。
ハンドガン程度ではまずダメージは与えられません。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻25P/冨樫義博)
このシーンでは銃弾をくわえて止めちゃってますし。
オーラを纏えばウボォーギンでなくても銃弾に耐えることはできるのですが、ウボォーギンの場合は貫通力のあるライフルですら効きません。弾かれてしまいます。
ちなみに、ブラックホエール1号内で、クラピカは45口径のピストルやマシンガンを警戒していました。
オーラの系統にもよるかと思いますが、念能力者も銃弾を耐えられるだけで、ダメージは食らってしまうようです。
カキン帝国第1王子の護衛・ヒュリコフは、第2王子・カミーラの撃った銃弾をオーラで防いだものの、出血していました。
関連記事:【ハンターハンター】念能力者に拳銃での攻撃は有効なのか? - 私の名前はジロギン。
王位継承戦が始まってから、ウボォーギンの株がさらに上がっている気がします。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻28P/冨樫義博)
さらに驚異的なのは、マフィアが用意した「戦車でもおしゃかにするスーパーバズーカ」が直撃してもウボォーギンは「かなり痛ぇな」程度だったこと。
体が少し焦げましたが、その後の戦闘にも何ら支障はなさそうでした。
ウボォーギンの防御力は戦車以上ということです。どうなってんだ?
装甲車を破壊できなかったキメラ=アント「ブロヴーダ」の念弾も、ウボォーには有効打にならないかもしれませんね。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻31P/冨樫義博)
しかもこれらはウボォーがオーラを纏った状態の話で、ウボォーはオーラをまとわなくても、クラピカの念を込めたパンチに対して「若干クラピカの方が上」くらいのおかしな防御力を持っています(基本的に生身の人間が念を込めた攻撃を食らうと死ぬか体が欠損するほどのダメージを受けます)。
(引用:HUNTER×HUNTER 10巻14P/冨樫義博)
もって生まれた体がすでに異常過ぎるのです。ウボォーはどんな親から生まれて来たのでしょうか?
その3 頭も使える
ウボォーギンは完全なるパワーファイターで、マンガだとこういうキャラは「頭が弱い」というのが相場ですが、ウボォーギンはそんなことはありません。
クラピカとの戦闘中は、一気にオーラを高めた上で土煙を起こし、煙の中でオーラと気配を絶つ「隠」を使うことでそっとクラピカの死角から攻撃を仕掛けるという芸当も見せました。
オーラのギャップを使ったウボォーの策です。
ウボォーがただの脳筋ではないということは幻影旅団内でも認められているようでした。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻167P/冨樫義博)
ただ、ウボォー自身の攻撃がどストレートな強化系の念による肉弾戦であるため、クロロからは「(搦め手の多い)操作系や具現化系には負ける可能性が高い」と、複雑な能力相手だと弱いことは言及されていましたね。
案の定、ウボォーギンはクラピカの罠、そして能力にはめられ、敗北してしまいました(クラピカがバリバリに幻影旅団対策を練っていたのも敗北の原因ですね)。
その4 時間に厳しい
横暴な口調や「金は持たない。盗賊だから盗めばいい。」という考え方をしているウボォーギンはその生活っぷりもさぞ粗雑なのだろうな・・・と思いますよね。
そんなことはないのです。
実はウボォーは旅団内でも特に時間に厳しい男だそうで、よく遅刻するノブナガと喧嘩になるほどでした。
もっと言うと、ウボォーはこれまで旅団の集まりに遅刻したことがなく、時間通りにやってこないと「ウボォーの身に何かあったのではないか?」と仲間たちが疑うほどでした。
これは相当時間に厳しかったと見えます。
(引用:HUNTER×HUNTER 10巻104P/冨樫義博)
常に戦いに身を置き、厳しい環境で生きてきたウボォーは自分にはもっと厳しいようですね。
ただ「凝」を怠ったことが原因でクラピカに負けてしまいました。
ストイックなウボォーらしくないですが、これは、クラピカの「具現化した鎖を常に右手に付けておくことで、クラピカが本物の鎖を操作する操作系能力者だと勘違いさせる」作戦が上手くいったためです。
まぁ、車の中でウボォーが鎖で締め上げられたときに、鎖が大きくなっている時点でただの鎖ではないことに気が付くべきだったんですけどね。
そこは気絶させられて前後不覚になっていたってことで、目をつむりましょう。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻68P/冨樫義博)
その5 団員たちと仲が良さそう
作中の描写的に、ウボォーギンは旅団員たちとまんべんなく仲が良さそうな感じでした。
ノブナガとはケンカしつつも1番信頼し合っていたようですし、シャルナークにチューしようとしたり、その他団員たちに対しても明るく接している感じがありました。
冷徹で仲間であっても見捨てることのある旅団員たちですが、その中でもウボォーは仲間思いな団員だったと思います。
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻57P/冨樫義博)
これはイメージですが、ウボォーを失ったことでクロロが涙を流したり、旅団メンバー全員がマフィアに報復したことからも、ウボォーはムードメーカーであり、団員全員から愛されるキャラクターだったのではないかと思います。グループのムードメーカーがいなくなると結構辛いですよね。
そんなウボォーギンでも・・・ヒソカと仲が良かったとは思えないんですよね・・・
ヒソカはクロロの命令に背くことばかりでしたし、任務を勝手にサボったりしますし、時間を厳守するウボォーとは馬が合わなそうです。
性格もウボォーとは真逆っぽそうですし。ヒソカはウボォーみたいな熱血タイプは好きそうですけが、ウボォーはダメそうです。
ヒソカが遅刻などしてきてもウボォーは
「いやほら、あいつはさ、何か、いいんじゃない?」
という感じで、ノブナガのようにケンカするような関係にはなっていなかったと思います。
ウボォーくらい強ければヒソカはわざと遅刻してウボォーを怒らせて戦うよう仕向けそうですが、ヒソカの性格が原因でウボォーが敬遠するという失策に終わってしまったいたのかも。
その6 めちゃくちゃお酒が強い
陰獣との戦闘で、ウボォーギンは体内に「マダライトヒル」を産み付けられてしまいました。
マダライトヒルは、膀胱に到達し、卵を産みつけます。卵から生まれたヒルの赤ちゃんは尿道から体外に排出されるのですが、その痛みで人間は死んでしまうそうです。
シャルナークが言うには、「ビールを飲みまくっておしっこをし、白い卵がおしっこと一緒に出てくれば大丈夫」とのこと。
その言葉通りウボォーギンは大量のビールを飲み、無事にマダライトヒルの卵を排出できたのでしいた。
その直後に、ウボォーギンはクラピカと戦ってるんですよね。
全然酔っ払っている感じもなく、普通に戦闘してました。先ほど説明した通り、頭を使った作戦まで練ってましたし、かなり冴えていたと思います。
大量にビールを飲んだのに、全然酔っ払わない・・・
ウボォーギンは腕っぷしだけでなく、肝臓まで強いようです。
その7 集団戦も得意
フランクリンの話では、ウボォーギンが一番力を発揮した状況は「ノブナガと組んだ時」だったそうです。
ノブナガとは特に仲が良かったウボォーギンでしたが、それは一緒に戦場をくぐりぬけてきたからだったのかもしれません。
シズクからは「足手まといがいると強くなる」なんて言われてました。
ノブナガは「タイマン限定」の能力のようなので、本来集団戦には向いていないのでしょう。
そのノブナガのサポートをしながら戦うことも、ウボォーギンはできたということですね。
作中でのウボォーギンの戦い方を見る限り、「単身突っ込んで、敵味方かかわらず暴れまうくる」ような戦いを得意としていそうです。
しかし、仲間を気遣って一緒に戦うということもできるようです。
幻影旅団員たちと仲の良いウボォーギンだからこそできる戦い方といったところでしょうか?
フェイタンは、仲間も能力にまき込んじゃいますからね。
その8 棍棒でも戦える?
フランクリンがウボォーギンとノブナガについて話していたシーンで、棍棒を2本持って戦っているウボォーギンの姿が描かれていました。
「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」のような素手での攻撃を得意としているウボォーギンですが、棍棒を使っての戦闘もできるようです。
もしかしたら、念能力を使い始めたばかりの頃は棍棒を使った戦闘も行っていたのかも?
次第に、素手で戦った方が強いことに気がついて、棍棒は使わなくなった。
または、棍棒が壊れてしまったのかもしれません。
そういえば、クラピカも2本の木刀を使って戦ってましたね。
原作だと、ハンター試験以降は念の鎖で戦うようになり、木刀がどうなったのかはわかりません。
旧アニメ版だと、ハンター試験の最終試験で、木刀に仕込んでいた剣がヒソカにおられちゃうんですよね。それで使わなくなったとも考えられます。
偶然にも、木でつくらっれた2本の武器を使って戦っていたもの同士が、別の戦闘スタイルで戦って決着をつけることになっていたんですね。
まとめ
作中でウボォーは「ゴンに似ている」と言われることが多く(正確にはゴンがウボォーに似ている)、ゴンがウボォーの代わりに何かを果たすとかそんな流れになるかと思いきやそんなことはありませんでした。
主人公に似ているキャラって後々重要な役どころになるのがパターンなのですが、そう匂わせつつ何もないのもウボォーギンさんの誰も得しないミスリードです。
この肩すかしな感じが、よりウボォーギンを目立てせている気がします。
私はウボォーギンがマフィアを夢想するシーンで完全に憧れました。
「圧倒的に強い1人VS弱い何百何千ものモブ達」みたいな構図に憧れるのです。
中二病あるあるですよね。まぁもちろん私のパワーではみかんを片手で潰すくらいしか無理なのですが。
ということで今回はウボォーギンについて紹介しました!
ウボォーギンVSクラピカのハンターハンター屈指の一戦が読めるのは9巻と10巻!