私の名前はジロギン。

ハンターハンターをはじめとした漫画の考察や、1000円以内で出来る懐かしい遊びなど、幼かったあの頃に帰れるブログです!

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短編ストーリー「俺、音楽で食っていくわ」

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私立ボンバー大学
学内の庭にあるベンチに座り話す
加藤と松田(2人とも男)

加藤「就活始まっちまったな。」

松田「あぁ。」

加藤「この前会社説明会行ったらさ、私服で来てる奴いてさ。」

松田「あぁ。」

加藤「しかもそいつの服wお腹のところにw
ドーナツの絵描いてあったのねwしかも2個w

松田「あぁ。」

加藤「何だよ松田!興味なさそうによ!お前は就活どうするんだよ!」

松田「どうする…?勘違いしてるな加藤よ。」

加藤「はぁ?」

松田「ただひとつだけ当たっているのは…
俺は就活に興味はない、それだけだ。」

加藤「どうした?熱中症になったか?」

松田「俺は就活なんてしないと言ってるんだこの凡人が!」

加藤「凡人って…お前も俺もこんなわけわからねぇ大学入ってる時点で凡人じゃないか?」

松田「今を語るな!俺は常に2年半先を見ている!」

加藤「どうしたんだよ!?何が言いてえんだよ!?」

松田「俺は音楽で食っていくことにした」

加藤「…ぷっ!ははははっ!」

松田「何がおかしい!?ズボン下ろすぞ!?」

加藤「小学生か!嫌がらせが小学生じゃねぇか。いやさ、お前音楽って…出来るわけねぇじゃん!」

松田「出来るわバカやろーが!」

加藤「出来ねーよwだってお前サークル何よ?」

松田「書道サークル」

加藤「だろ?無理だって!せめて墨を使った職に就けよ!サイゼリアのイカスミパスタ作る人とかさー」

松田「そんな専門の料理人いるか!!
だいたいイカスミパスタそんな注文ねーから暇すぎだろ!」

加藤「やめとけよ。音楽なんて。無理だって。
何でそんなこと考え出したんだよ?」

松田「…昨日、父親と母親に曲披露したんだよ。ギター弾いて歌ったんだよ。」

加藤「そんなことしてたのかよ…お前…一族の恥だぞそれ…」

松田「そしたら父親も母親も『うまい!才能ある!』って褒めてくれたんだ…」

加藤「だからなろうと思っちゃったの!?
甘やかされて育ってんなお前っ!
一人っ子か!?お前一人っ子だろ!?」

松田「父と母にまで認められた才能…これを我が家だけで消費してどうする?」

加藤「お前ん家だから認められた才能なんだぜそれ」

松田「世の中に俺の才能を知ってもらうのさ!
まずはお前からだ加藤!聞いてくれ!」

加藤「いや!マジいやだ!やめろ!耳が腐る!耳が腐る!」

松田「聞いてくれ!『愛のバランス』…」

松田「あの頃の私たちは 未来を知らず
さも何でも知り得る 有識者のごとく
愛を語り 水をかぶり 死を恐れるあまり
目を開けられずに

クラスメイトの教科書
ちょっと借りただけで
誰が盗んだのかと 犯人探しさ

頼りの仲間に 裏切られるよりも
犬にアキレス腱噛まれる 方が つらい」

加藤「…」