私の名前はジロギン。

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「どつぼにはまる」のどつぼの意味は?「るつぼ」との違いは?

私の名前はジロギン。


「どつぼにはまる」とか「ドツボに嵌る」という言葉をご存知だろうか?
意味は分からなくても1度は聞いたことがあるという人が多いと思う。


言葉の意味は

「最悪の状態に陥る」

というもの。知らなかった人はついでに覚えてしまおう。
何気なく使っているこの言葉だが、私はふと疑問に思った。


「どつぼ」ってなんだ?と。


そこでどつぼという言葉の意味を調べてみた。

「どつぼ」とは「深く掘られた穴や窪み」or「野壺(肥溜め)

どつぼとは「深く掘られた穴や窪み」という意味があるらしい。

正直に言うとこの意味も定かではないようで、最もニュアンスが近い意味という程度。

いまいちはっきりしないが、この意味を踏まえて「どつぼにはまる」の意味を考えると、「深い穴にはまる」というような意味になる。

すなわち「落とし穴に落ちて脱出できない=最悪な状況」という取り方ができる。

意味としては何となく通じる。どつぼ=深い穴と考えてよさそうだ。


また別の説として、関西地方でかつて使われていた言葉である「野壺(のつぼ)」という言葉が訛って、どつぼとなったという説もある。

この野壺というのは、いわゆる「肥溜め」のこと。農家が肥料をとして利用するために糞尿をためておく穴のことだ。

もしもどつぼ=野壺だとしたら、どつぼにはまる=肥溜めに落ちるという意味になる。

こっちの方が最悪だ。穴に落ちたと思ったら、さらにその中に糞尿がたまっているなんて。打撲かと思ったら骨折していたみたいな、そういう2段構えの衝撃がある。

 

諸説あるが私は「どつぼ=野壺」説を推したい。

「どつぼ」と「るつぼ」の違い

ちなみに「坩堝(るつぼ)」という言葉もある。「どつぼ」と似た言葉である。

「どつぼにはまる」を誤って「るつぼにはまる」と使ってしまう人までいるほどだ。

しかし意味合いは全然異なる。


「るつぼ」とは金属を中に入れて高熱で溶かすときに使う耐熱性の容器のこと。そこから転じて、色んなものが混ざり合っている様を「るつぼ」というようになったとされている。

 

「人種のるつぼ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?これはニューヨークの別称であり、様々な人種の人々が生活していることからこのように呼ばれるようになった。

人種が混ざり合っているということでもある。「人種のサラダボール」とも表現する。サラダボール=るつぼ…なんだかピンとこないが、お好きな方を使ってほしい。

まぁ、今時この言い方をするのかどうか疑問ではあるが…

 

まとめると

どつぼとは「深い穴や溝」、または「野壺」が訛った「肥溜め」のこと。


るつぼとは「様々なものが混じりあっていること」を指し、どつぼと混同させてはいけない。

 

また飲み会で一つ自慢ができそうだ。

 

 

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