私の名前はジロギン。

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ドンキホーテの売上が「居抜き物件戦略」で絶好調!民家にも居抜き物件があればいいなぁ…

私の名前はジロギン。


昨今の消費活動低迷でデパートや百貨店の売上減少が叫ばれる中で、順調に売上を伸ばしている同業界の企業がある。
なかなか面白い戦略をとっているなと感じたので紹介したい。


その企業とは、ディスカウントストア大手の

ドンキホーテだ。
ドンドンドン♪ドンキ♪ドンキホーテ
という耳に残る歌が店内を彩るお店で、生活用品からパーティグッズ、大人のおもちゃまであらゆるものが売っている。

 

 

デパートや百貨店業界の業績不振が続き、店舗を閉じる企業が多いのは以前記事にした。

 

 

ドンキホーテも同じ業界に含まれるため、本来売上が伸び悩んでいてもおかしくはない。
にもかかわらず、売上を伸ばしている理由には「居抜き物件」の利用がある。

 

 


居抜き物件とは?


聞きなれない人もいるかもしれない。
居抜き物件とは、「以前入っていた店舗が使っていた備品や内装などをそのままの形で利用できる物件」のことである。要するにお店に使う物件をリサイクルしてしまえるのだ。


企業が新しく店舗を建てるとしたら、更地の場合は1からお店を建設しなければならず、すでに建物が建っている土地ならば、その建物を取り壊して、改めて建て直さなければならない。
1から店舗を建てようとするとやはり多額の費用がかかる。居抜き物件を使えば、この建設費をかけずに出店することができてしまう。
必要なのは多少のリフォーム費用くらいなもので、設備等も使用していいため、初期投資が圧倒的に安くなる。

 

小売店で1番大切なのは「人件費をいかに割けるか」ということだろう。適当に店内に商品だけ置いておき「持ってけ泥棒っ!」と言わんばかりに店員を1人も配置しないなんてことは出来ない。人を雇えるだけの資金は出来る限り多く残しておきたい。
それが店の発展につながり、売上の伸びにつながるのだ。

 

経営の考え方として、利益を上げるには、単純に売上を伸ばすのと同じくらい費用を削減することも効果があるとされている。
これまでのデパート、百貨店がお金をかけて自社で店舗を構えていたのに対し、ドンキホーテはまさにこの考え方を実行し、業績を未だに伸ばし続けている。節約戦法が追い風になっている。売上1兆円も視野に入れているそうだ。

 

 

ドンキホーテのみならず、「カラオケまねきねこ「カラオケバンバン」も同様の施策を行っている。今は「ひとりカラオケ」、「ワンカラ」などが流行り、多少店舗が小さくてもユーザーを確保できるため、居抜き物件でも事足りる。カラオケといえば大人数で盛り上がる定番であったため、大きな店舗が必要だったが、時代が変わり、店舗の事情も変わってきているのだ。

 

 

 

 

民家でも居抜き物件…は難しいかもしれない。

 

民家にも居抜き物件がもっと増えていいと思った。
私は先月引っ越したが、新居にはエアコンとガスコンロが前の人が使っていたものが置いてあった。少々型は古いものの、まだまだ問題なく動く上、引っ越す際に家具を買う費用が安く済んだ。とてもありがたいと思った。


何なら、冷蔵庫や洗濯機も置いておいてくれればもっと安くなったなと思う。私は前の人が使っていても特に気にしないタイプであるため、安く済むならそっちの方が良いと考えてしまう。
丸々家具が揃っている物件なんてものがあると面白い。シルバニアファミリーのように、住人だけが入れ替われば良い。

 

しかし、それは後から入居する人の事情。前の住人にとっては、今使っている家具をそのまま新居に持っていくという場合もある。
もし前の住人の家具を利用できるとしたら…前の住人がいなくなった物件、つまり事故物件というやつに限られるだろうか…


店舗における居抜き物件は、以前の店舗が撤退した物件、すなわち以前の店舗が業績不振である意味「死を迎えた」ために利用できているわけだ。民家における居抜き物件は、完全に事故物件だろう。綺麗に残っていれば使えるだろうが…事と次第によっては使えない場合もある。
人が亡くなってまでも安く引っ越したいなんていう考え方はあまりしてはならないなと反省する。新生活にケチケチしてはいけない。企業には企業の、個人には個人の事情があるものだ。

 

 


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