私の名前はジロギン。

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もし友人から「お笑い芸人にならないか?」と言われたらなる?ならない?


私の名前はジロギン。


昨夜見た夢は、何というか、人生の選択を迫られたような夢だった。


簡単に内容を説明すると、


友人から「一緒にお笑い芸人にならないか?」と誘われる夢


だった。
現実に今就職していない友人から言われる夢だったため、妙にリアリティがあった。
実際のお笑い芸人さんでも、長年の友人同士でコンビやトリオを組んでいる芸人さんも多数いる。

 

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もし友人から「一緒にお笑い芸人にならないか?」と言われたら、あなたならどうするだろうか?
悩ましいところである。
私は現在定職に就いていて、毎月生活できるだけの収入はある。
しかし、お笑い芸人になれば、ほぼ無給の状態になると考えた方がいい。今テレビでよく見かける芸人さんたちも何年、あるいは十何年も芸人としての収入がない状態が続いていたはず。
もっと言えば、芸人さんの大多数が売れることなくお笑い芸人さんとしての人生を断念しているそうだ。もはやお笑い芸人になれない確率の方が断然高い。


また一方で、万が一大ブレークできたとしたら、普通に会社で働いていたのでは手に入らないであろう大金が舞い込んでくる可能性もある。
テレビの出演などは、普通に会社で1日働くのと動く金額が違うだろう。そういう夢もある。

 

今の生活を取るか、一か八かの勝負に出るか…どちらが良いのか…
会社だっていつ潰れるかわからないという面ではお笑い芸人さん同様リスクはあるものの、自分がお笑い芸人として売れない確率と今の会社が潰れる確率、どちらが高いか…悔しいが前者だろう。そういう意味でお笑い芸人になる決断をするリスクは高い。

 

 

 

ちなみに、夢の中の私はお笑い芸人になることに決めていた。とりあえず会社を辞めることにし、まず何をしたかというと、「コンビ名を考えること」から始めていた。
どんな名前にしようか悩んだ結果、身近にあるものの方が親近感が湧いて、人々に覚えてもらいやすいだろうということで、


セロテープ


に決めた。
うん、夢でよかった。絶対売れてない。


さらに夢の中の私が何をしたかというと、ネタを考えるとか、どこか事務所に所属するために応募するとかではなく、


「そういう諸々の用事は明日からやればいいや」


と言って何もしないということ。
これ!夢の中だけでなく現実でも絶対こうなる!絶対明日でいいやってなる!これが1番やってはいけないことであり、恐ろしいこと。


こうなると瞬時に熱が冷めてしまって、お笑い芸人になることなくフリーターになってしまう気がするのだ。
その場でいつオーディションを受けるのか、ネタはいつまでに考えるのか、などを決めてしまわないと、自分か友人が「やっぱお笑い芸人になるのやめない?」と切り出しかねない。

 

客観的に考えても、しっかり意思を持って能動的にお笑い芸人さんになるための行動をしなければならないと分かる。
お笑い芸人さんは、例えは良くないが、いわゆる「ウォンツ商品」であり「ニーズ商品」ではない。
世の中には溢れるほどの芸人さんがいて、その中から「この人たちは面白い!もっとネタとかトークとか見たい!」というテレビの視聴者や舞台のお客さんのウォンツに訴求できた人たちのみがお金を得ることができる。
正直に言うと、お笑い芸人さんというのは明確な需要がないのだ。お笑い芸人さんがいないことで、世界がどうなるかというと…まぁ果てしなく面白くなくなるってくらいだろうか?それでも世界は問題なく回ってしまう。


ウォンツを見抜くというのは難しい。
ニーズならある程度共通認識がある。

例えば人間はう◯こをしなければならない、そのためトイレが必要。これはわかりやすいが、「何が欲しいか?」なんて無限にありすぎてわからない。しかも見ず知らずの人間が何を欲しがっているかなんて、もっとわからない。

 

お笑い芸人さんにニーズはない。つまり自分たちが確たる意思をもって「なろう」と行動を起こさなければ世の中に必要とされないのだ。
その分お笑い芸人として活動しなくても誰に何か言われるわけでもないのかもしれないが、それではリスクを取って今の生活を投げ打った意味なはい。

 

 

 

 

それでも私が夢の中でお笑い芸人になることを選んでいたのは、独立心からだと思う。
会社を辞めて、自力で生きていこうという意思があるからだと思う。


お笑い芸人さんは非常に厳しいなんて言っておきながら、私もブログで読者の方々に日々の娯楽を提供している、いわゆる「ブロガー芸人」みたいなものだ。
読者さんのウォンツを見抜けなければ、芽が出て花が咲くことはない。
ブロガーがお笑い芸人と違うのは、出演枠の限られているテレビや舞台に出なくても自分の記事、つまりネタを表現できることが大きいと思う。まず舞台にすら上がれない芸人さんも多いのではないだろうか?その点ブロガーには自分のブログという舞台がある。それは救いかもしれない。

 

 

 

 

現実に「お笑い芸人になろう」と友人から言われる可能性も…まぁなくはないかもしれない。
もしかしたら自分が芸人さんに感化されて切り出すこともあるかもしれない。
どちらにしてもその時は、ただ今の生活から逃げ出すためになるのではなく、本当に真剣に、お笑い芸人として生きていく覚悟を持って決断したいなと思った。

 

 

サトシです。: 芸人 ヒロシさん風の「 自虐ネタ 」集 (ネガティブ出版)

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お笑い芸人に学ぶ いじり・いじられ術 (立東舎文庫)

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