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【夢物語】もし乳首がいつもより下に付いていたどうする?

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水曜日というのは何ともやる気が起きない日だ。月曜から働き始めて3日目、週末まで2日もある。お酒を飲むにして体調に支障がでる。一体何をモチベーションにして会社に行けばいいのか。強いて言うなら生活費のためか。


私の名前は「堂島健二」。28歳、独身。
都内にある某商社で営業職に就いている。
仕事は「それなりにこなすこと」を心情にしており、成績も大してよくなければ給料も良くない。
趣味は学生の頃から続けている水泳で、今も週に2〜3回はスポーツジムに通って泳いでいる。高校の時は県の選抜選手に選ばれたこともあるが、今は当時ほど上手く泳げないだろう。
その他に突出したところはないが最近金魚を数匹飼い始めてこれが意外とかわいく、日々癒されている。

 

今日も仕事に向かう。
堂島はスーツに着替えるため、寝巻きとしてきているスウェットを脱いだ。
水泳をやっているだけあり上半身が引き締まっている。あまり好ましくないかもしれないが、堂島はこの引き締まった体を毎朝鏡で眺めることを日課としている。


今日も引き締まっている堂島の上半身。
しかし明らかに昨日と異なる点がある。


乳首の位置が低すぎる。


乳首の位置を測っていたわけではないが、明らかに見慣れた位置より20cmほど下に乳首が付いている。胸よりおへその方が乳首に近い。
何があって乳首の位置が変わってしまったのか心当たりはない。けれど確実に乳首が、地図でいうところの南下しているような状態だ。


堂島にとって理解できない状況が起きているが、とりあえず乳首の位置が変わったことで直接的に生活に支障が出るわけではない。
すぐ死ぬということもないし、スーツを着てしまえばまずわからないだろう。


ひとまずスーツに着替え、会社へと向かった。
ひとつ懸念点としては、乳首の位置が恥ずかしいため、今日はジムのプールには行けそうにない。

 

 

 

 

 

堂島は会社でパソコンのキーボードをカタカタと叩いていた。堂島は基本的に社内ではほとんど誰とも会話をしない。淡々と仕事をこなし、終わったらすぐに帰る。そういうタイプの人間だ。


堂島の元に、同じ会社の男性社員が2名近づいてくる。1人は堂島の同期で同じく営業職に就く山崎という男、もう1人は堂島とは面識のないおそらく他部署と思われる男だった。
山崎が堂島に話しかけた。


「堂島。今週の土曜日に事務の女の子たちとプールに行くことになったんだけどよぉ。向こうは3人で、こっちも3人用意しなきゃならなくなってさぁ。何人か当たったんだけど、あとお前しか予定空いてそうなヤツいなかったんだよ。あと1人、お前が来てくれれば揃うんだ。」


堂島は普段このような遊びに誘われても断ってきた。本当は行きたい気持ちはあるのだが、堂島はそれほどコミュニケーションが得意なタイプではないので、断ることにしていた。
しかし今回は事情が違う。私の乳首の位置が地図で行ったら日本からオーストラリアの位置くらいまで下がってしまっているのだ。こんな状態を女性社員に見せるわけにはいかない。


「ああ、そうなのか…毎度悪いんだが、今回も断らせてもらうよ…」


山崎はまだ引き下がらない。


「でもよぉ、お前彼女もいないだろ?こういうチャンス棒に振り続けてるとあっという間におっさんになっちまうゼェ。それにお前水泳得意だったよな?いいところを女子に見せるチャンスだろうがよぉ。」


昼休みのチャイムがなった。
堂島は席を立った。


「悪いがやはり行けないな。毎回誘ってくれてありがとう。」


堂島はその場を立ち去った。


「山崎、俺はアイツのこと良く知らないんだけどよ、いつもあんな感じなのか?」


男が山崎に尋ねる。山崎はやれやれと言った表情で答える。


「今回もダメ元で誘ってみたんだが、いつもこんな感じなんだよなぁ。
アイツの名前は『堂島健二』。28歳、独身。
俺と同じ営業職に就いている。
仕事は「それなりにこなすこと」を心情にしており、成績も大してよくなければ給料も良くない。
趣味は学生の頃から続けている水泳で、今も週に2〜3回はスポーツジムに通って泳いでいる。高校の時は県の選抜選手に選ばれたこともあるが、今は当時ほど上手く泳げないだろう。
その他に突出したところはないが最近金魚を数匹飼い始めてこれが意外とかわいくらしく、日々癒されているらしい。」


男はそうか、と一言つぶやいた。

 

 

 

 

 


堂島は午後は有給休暇を取った。
自分の生活には水泳が深く絡んでいる。ということは普通の人より裸になる機会が多い。にもかかわらず普通の人より乳首の位置が圧倒的に下に位置しているというのは、実は生活に支障が出ると思った。


堂島は病院に来ていた。
何科に行けばいいかわからなかったが、とにかく内科に来た。
堂島の体を見た医師は驚愕していた。


「コイツァだいぶ乳首が南下していますね。あまり症例がないですし、まぁ乳首が南下したところで死ぬことはないですが、手術するというのなら、紹介状を書きますよ。整形外科の先生に見てもらう形になるでしょうね。
手術費は50万はかかると考えてください。まぁ女性は年をとるとおっぱいが垂れてきますので、それだと思えば耐えられないこともないんじゃないですかね?ハハハ。」

 

堂島は貯金をはたいた。
水泳以外にもスキューバダイビングのライセンスが欲しく貯めていたお金だったが、もし潜る前に水着に着替えている時に、ダイビング仲間にこの乳首を見られて、


「オイオイ堂島よ、どうしたお前の乳首!こんなの、水中のどんな生き物よりレアなんじゃないかぁ〜あっはっはっはっ〜!」


と笑い者にされてしまう可能性もある。
背に腹は変えられない。堂島は貯金のほとんどを費やして手術をした。

 

 

 

 

 


手術が終了し、全身麻酔が切れた堂島はベッドの上で目を覚ました。
枕元には整形外科の先生がおり、堂島に話しかけた。


「堂島さん。とりあえず乳首の位置を変えました。ただ、ちょっと以前乳首が付いていた位置がわからなかったので…幾つか人工乳首をつけておきました。」


堂島は入院患者用の服を脱いだ。
上半身には元の位置に近い場所の上下に1対ずつ、つまり6個の乳首が付いている。


「うわぁぁぁぁ!牛!?牛じゃんんんん!?」

 

 

 

 


堂島は目を覚ました。ケータイのアラーム音が堂島の部屋に鳴り響いている。
堂島は自分の体を確認した。乳首は元の位置についている。


今日は水曜日。モチベーションが上がりにくい日のはずだが、何故だか堂島の会社へと向かう足取りは軽かった。

 

 

 

 


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