私の名前はジロギン。

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我が家のラップ現象の正体は…?

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「ジロギンの家さぁ、なんかパチンパチン変な音が鳴っているよね。」


大学生の頃、私の家に遊びに来た友人に言われました。
まぁ実を言うとその前から気が付いていたのですが、私の家は「ラップ音」がするのです。

 

ラップ音とは、室内などでどこからともなく「パチンッ」のことです。
ラップ音が鳴り響く現象のことを「ラップ現象」と呼びます。
幽霊が現れる前触れなどともされています。
ラップ現象自体様々な解釈があり、霊魂の類が引き起こす現象とされていたり、家具などが揺れを伴う場合もあるのでポルターガイスト現象の一種とされていたり、またポルターガイスト現象とは別物とされていたりと、研究者によって意見は分かれるそうです。


ラップ現象が大衆に広まったのは、1847年に起きたフォックス姉妹事件、またハイズビル事件とも呼ばれる出来事がきっかけです。

 

フォックス姉妹こと、姉のマーガレット・フォックス、妹のキャサリーン・フォックスは霊と交信ができる姉妹とされていました。
ある晩、姉妹の住む家にどこからともなく音、すなわちラップ音が聞こえました。
彼女たちは霊が鳴らしているという音を頼りに彼女たちが住む村の村人たちの協力のもと幽霊からのメッセージを導き出しました。
そのメッセージは、強盗に殺され、地下に埋められた男の霊によるメッセージでした。
実際にその家の地下室から男の物と思われる髪などが見つかり、さらに時間を経て、地下室から人間1人分の白骨化死体も見つかっため、フォックス姉妹の力は本物だと世に広まり、ラップ現象についても多くの人に知れ渡りました。

 

結局このラップ現象については姉のマーガレットが自作自演であったと告白したとされています。文献にはフォックス姉妹は


「足首の関節を自由にならせるよう訓練し、その音をラップ音としていた」


と書かれているそうです。
フォックス姉妹の名は有名になり、ある種のパフォーマンスとしてラップ現象を起こしてみせていましたが、人を騙しているということに良心の呵責に耐えられず、マーガレットが暴露したとされています。
実際にフォックス姉妹自体はこの自作自演のラップ現象に嫌気がさせしていたそうですが、2人のさらに上の姉が、あまりにも妹たちの名が知れお金も入ってきたので、やめないよう指示していたのだとか。

 

フォックス姉妹のラップ現象は「イカサマ」でしたが、うちで起こるラップ現象はイカサマでもなんでもありません…だからといって心霊現象ってわけでもないんですよ笑


ラップ現象の原因は、主に家屋に使われている木材などが乾燥したりしてひび割れたり、割れなくても木材同士の接続部分などが動いて音が鳴ることがあるそうで、これらが原因だとされています。
私の住まいも見えるところにも木造の部分がありますので、パチンというラップ音はこの木材が気温や乾燥で伸縮することで起きているものと思われます。
なーんだ残念。という気持ちと、あー、幽霊いなくてよかったーという気持ちと、両方ですね。

 


…書いてて思ったのですが、フォックス姉妹事件って、結局フォックス姉妹による自作自演として解決しました…がラップ音は自力で音を出したイカサマだったとしても、何で本物の死体が地下室から見つかったんでしょうかね…これも自作自演?だとしたら………なんていろいろ憶測が捗りますが、なんせ150年以上前の事件なので確かめようもないですし、当時の文献もどれだけ正確なものかわかりませんからね、そのへんの真相は闇の中です。

 

 

 

 

 

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