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現役中小企業社員が教える「中小企業の良いところ」8つ!

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おはようございます。
私は現在中小企業で働いています。当ブログで何度か「うちの会社はこういうところが悪いんだぜ!チクショウ!!この芋野郎!!」的な記事を書いてきました。でもあんまり悪いことを言い過ぎるのも良くないなと思ったのです。物事の一面しか見られないつまらない人間になってしまうなと。

 


私自身入社2年目ですが、すでに何度か来年度の新卒の面接も行っています。その中で新卒の方々は「大手よりも小さい会社の方が自分に合っていると思っています」と答える学生さんがいました。まぁ中小企業であるうちの会社を受けているのに「正直大手に入りたいんで、御社は滑り止めっす〜」という人はなかなかいないと思いますが。


中小企業であるうちの会社をディスりすぎると、中小企業を本当に目指している学生さんたちの意識を削いでしまうことも考えられます。そこで今回は、

 

私が1年半働いてきた中で見えた中小企業の良さを挙げてみようと思います。

 

中小企業に就職したい学生さん、中小企業に転職を考えている社会人の方々、ご参考にしてみてください。

 

 

 


中小企業のここが良い!
8つのポイント!


1.決裁が早い


大手企業ともお取引をさせていただくことがありますが、やはり大きい企業であるほど、契約ひとつ交わすにもあらゆる監査が入ります。上場している企業だとなおさらシビアです。事と次第によってはニュース沙汰に発展しかねませんので、厳重な体制を敷いています。
まず自分の上司に許可を取り、さらに部長に稟議を上げて、部長が役員会に提出し、そこで審議が行われ…というように、何段階ものステップを踏まなければ契約にならないという会社様が多いです。


その点中小企業だと、社長やその他決裁権を持つ人が同じ社内にいるので、直接提案し、その場で決裁が下りることがほとんどです。即日行動ができます。その点では中小企業は動きが早く、社内での煩わしい手続きが少なく、仕事がしやすくあります。

 

 

 


2.社員同士の距離が近い

(場合によりけり)


私の会社は社員全員で70名弱ほどです。ワンフロアに収まる人数です。そのため各社員さんの顔がよく見え、全員名前も人柄もわかっています。飲み会なども会社全体で行われるので、社員同士のコミュニケーションが取りやすく、仲良く仕事が出来ているなと感じます。
ただ、これはその職場の空気や働いている方々の性格次第という面があります。中小企業だからと言って確実に社員同士の仲が良いかというとそうではありませんのでご注意を。
仲が良くなかった職場を改善するなんてことが出来たら、社内ではめちゃくちゃ重宝されると思います。そういったチャンスも、狭い職場だからこそ生まれるかもしれません。

 

 

 


3.責任ある仕事を任せられる


先述の通り、私は入社2年目で新卒の面接を行いました。おそらく他の企業ではなかなかできないのでは?しかも私は営業ですから、人事ですらありません。私のみならず、同期や1〜2年上の先輩も面接をしています。入社5年に満たない社員でも面接をするのです。
これは人事以上に、実際に客先に訪問したり現場で活動している社員の方がより適正な評価を下せるという会社の方針によるものと、中小企業だと3年以上働くと、社内では仕事の出来る実力者とされて、チームの統括などをする立場になるため、責任のある仕事を任せらるという2つの要素により導入されています。そんな中で新卒の面接も任されるのです。
新卒の面接が出来るのは、他の企業ですと少なくとも10年近く働いた社員さんであることが多いのではないでしょうか?中小企業だと入社した翌年には出来る場合もあるのです。
就活生の時は「面接官側の席に座りたい。そして学生にいじわるな質問をしたい」と思いますよね。それが出来るのです。あっ、いじわるな質問はしませんよ!質問項目は全て決まってますから、その通りに質問するだけです。

 

 

 

 

4.他社に行くと「しっかりしている」と言われる


中小企業は新卒の社員でも、出来る限り即戦力に近い形で働いてもらうため、研修などは早々に終わり、すぐに現場に出ることになります。私も入社した4月の後半には営業に行ってました。大手企業だと大体3ヶ月〜半年、長いところだと1年丸々研修なんて企業もあるようです。大手企業の新卒がまだ会議室で研修用ビデオを見ている中、中小企業の新卒たちは実践を積むことになるので、明らかに同時期の新卒よりはスキルは上になると考えて良いです。
私も何度か「君新卒?若いなと思ってたけど、新卒とは思えないほどしっかりしてるなぁ」と言われたことがあります。おそらく私の会社の営業マンたちは皆一度は言われていると思います。結局いくら研修を受けても実践を積まないと慣れませんから、即実践という中小企業の環境は成長スピードが速いのは確かです。

 

 

 


5.ネームバリューに頼らない営業力が養われる


4の内容と重なってくるのですが、中小企業で広く名前を知られている企業というのはとても限られています。うちの会社も見たことも聞いたこともない会社であることは間違いありません。
営業で電話などをしても「そんな会社知らない」というような態度を相手に取られてしまいがちです。これが大手企業だと社名を出しただけで相手は話を聞く気になるでしょう。ネームバリューの効果です。おろか有名な企業だと、自分から営業しなくてもお問い合わせが発生するという営業マンとしては羨ましい環境なのです。もちろんそのために巨額の資金を費やしてテレビCMを打ったり、電車やバスに広告を貼ったりしているのですが。
名もなき中小企業は、ネームバリューなんて物に頼ることは出来ません。頼れるのは己のトークスキルのみ。厳しいですが、その厳しさを乗り越えられれば確実に高いスキルが身についていることでしょう。その会社にいるときはわからなくても、他社に移った時に実感するかもしれません。周りとの実力差が出来ていることを。

 

 

 


6.採用面接時点で社長と会える


これは入社してからというより入社前になるのですが、中小企業だとほとんどの会社で採用選考フローのうち「社長面接」が入ってきます。最終面接が社長面接という場合が多いでしょう。社長と予め会う機会があるので、その会社はどういう方針のもと動いているのかなどをトップから直接聞くことが出来るのです。社長の人柄もある程度伺えます。やはり社長の方針が会社の方針になりますから、その時点で自分にこの会社が合っているのか合っていないのかを判断する一つの基準ができるわけです。
私が新卒採用の面接を受けていたときは、かならず社長面接がある会社に入社しようと思っていました。社長の方針に自分が合わなければその会社でやっていくことは無理だと感じたからです。と言いつつ今も会社にかなり不満はありますが、なんだかんだ1年半は続けられてますし、ある程度自分に合った会社なのかなと思わないでもないです。

 

 

 

 

7.後輩の振り見て我がふり直せる


うちの会社は2〜3年勤めると、リーダー職になる場合があり、新卒の部下などがつきます。部下を指導する立場になるのです。大手企業だと2〜3年目の社員さんはまだ新人扱いで、上司の下仕事をしていると思います。しかし中小企業だと、2〜3年で上司の立場となり、部下を指導することになるのです。
最初は上司の方がわからないことだらけで、何を教えれば良いのかすらわからなくなりますが、段々と後輩の足りていない部分などが見えてきて、きちんと指導できるようになってきます。
「後輩にこう指導したけど、自分も出来ていなかったな。」という部分まで見えてきて、後輩の指導が逆に自分の指導にもなり、相乗効果でスキルが上がることもあります。

 

 

 


8.若手でもそこそこ幅を効かせられる


中小企業、特にベンチャー系の設立間もない企業ですと、若手社員でも1〜2年経験を積めばその会社の中ではベテランですから、そこそこ幅を効かせられる立場になります。私の会社も設立からそれほど年月が経っているわけではないので、5年目くらいの社員さんでも結構偉い立場に就いている人もいます。大手企業ではまず無理でしょうね。何十年って働いている人がいるのに、たかが5年かそこら働いただけの人間が偉そうには出来ません。そういう意味で中小企業やベンチャー企業では若いうちから偉ぶれます。これが良いか悪いかはご自身の判断にお任せします。

 

 

 

私が中小企業で働いていていいなと思ったところはこんなところです。
これらを踏まえて、ご自身に中小企業が合うかどうか、判断していただけたのならばうれしい限りです。私が中小企業で働いてきた甲斐があったってものです。
もちろん大変な部分もありますよ。今回は中小企業の比較的光の部分をお伝えしたに過ぎませんから。もしこの光の部分だけで十分に魅力を感じられた方は中小企業に向いているかもしれません。

決して恵れているとは言えない環境に自分を追い込み、それでもなお実力を高めたい「茨の道」が好きな方には中小企業はオススメですよ。

 

 

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