私の名前はジロギン。

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「〇〇はお休みを頂いております」は正しい敬語じゃあないんだって!

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私の名前はジロギン。


先日とあるビジネス向けのセミナーに参加したときのことを話そうと思う。
セミナーの内容は「仕事における敬語」に関する内容であった。
これでも私は「礼節をわきまえることに定評のある冷徹な男」として定評がある。
言葉遣いに関しては結構自信があった。


ではなぜ敬語のセミナーに参加したかと言うと、
「その時間は社外に出られるから」
だ。セミナーの種類はいろいろあるのだが会社から「どれでも自分に必要なものを受けるように」と言われている為、業務時間中にセミナーを受けて良いのだ。だから


「う~ん、僕はなぁ、敬語が良く分からないからなぁ。だって敬語ってさぁ?自分が100%できてるって言えるぅ?そんなわけないよねぇ。
だから受けないとなぁ。みんなは受けなくて大丈夫?」

 

と言う気分で受けることに決めた。
どうせ会社にいてもパソコンとにらめっこをしているだけなので敬語セミナーでも受けてた方がマシだ。
さらに、自信のある敬語のセミナーならば、もし「受講内容を上司にフィードバックしろ」と言われても問題なくできるはず。
正直に言うと全体的に舐めたスタンスで受講した。


しかし意外!そんなスタンスは打ち砕かれた!
問題なくできているだろうと思っていた敬語で、結構衝撃的な言い間違いをしていたことに気が付いた。セミナーを受けなければ一生気が付かなかったと思う。
神経質に気にするほどのことでもないのだが、知っておいて損もない。
いやぁ、セミナー受けて良かった!みんなも受けよう!開運セミナー・・・じゃあなくて敬語セミナー!

 

 

例えば、企業で働いている方だと社内で電話を取ることがあると思う。
私も営業の癖に社内にいることの多いサボり野郎なので(本気を出せばバリバリ働けるんだけどね、本気を出せば)、
頻繁に電話を取る。その時にこのような会話になることもある。

 

ジロギン
「お電話ありがとうございます。オオカマキリ株式会社でございます。」


先方担当
「お世話になっております。私アブラゼミ株式会社のエンマコオロギと申します。
本日ゴキブリ様はいらっしゃいますでしょうか?」


ジロギン
「申し訳ございません。本日ゴキブリはお休みを頂いてまして、
明日以降の出社となるのですが・・・」


先方担当
「かしこまりました。それでは明日、再度連絡致します。」


ジロギン
「かしこまりました。よろしくお願い致します。」


というような会話。担当者が休みであることを伝える電話だ。
何も問題ないように思われるが、この会話の中には1か所敬語の間違いがあるのだ。
社名や人名は特に間違っていることはない。
どこだかお気づきだろうか?
もし分かったら、すごい。50メートルプールをゴーグルなしで泳ぎ切ることくらいすごい。

 


答えは
「お休みを頂いていまして」

という部分だ!まぁここが一番怪しいよね。
どういうことかというと・・・


「頂く」というのは謙譲語と呼ばれる敬語である。
謙譲語は簡単に言うと「自分の位置を下げて相手の位置を相対的に高める言葉」である。 ・・・う~ん、うまく説明しにくいなぁ・・・例えると、


「私は卑しい卑しい、飯を食うことしか能のないブタでございます!
だから女王様!その右手にお持ちの茨のムチで私めの臀部を打ってくださいませぇ!」


というスタンスを取るのが謙譲語である。謙譲語は「受け」っぽさがある。


「お休みを頂く」という言葉が正しくない理由は、
この言葉が誰に対して謙譲しているかという点にある。お休みは誰からもらうものだろうか?

もし電話の相手からもらうものであれば、「お休みを頂いてまして」で問題ない。
しかし、私たちはお休みを、普通は「自分の会社」からもらう。だとすると、
「お休みを頂く」は自分の会社に対して謙譲していることになってしまう。

 

通常社外の方と話す時は自分の会社及び、会社の人間などは相手より立場を下にして話す。上司であっても社外の人に対しては呼び捨てにする。そういう時は呼び捨てでもいいのだ。


少し脱線するが、例えば、嫌いな上司、ここではとりあえず佐藤さんとしよう、と同席した際に


「うちの佐藤が対応します!佐藤が!佐藤が!佐藤が対応しますので!そう佐藤!佐藤!佐藤佐藤佐藤がですね、対応します!」


というように必要以上に上司を呼び捨てまくって憂さを晴らしてもその場では怒られない。が、あとで怒られるかもしれないのでやりすぎは良くない。


話しを戻そう。
自分の会社に対しては謙譲語はまず使わない。ということで「お休みを頂いています」という言い方は正確な敬語ではないのだ。
正しくは

「お休みを取ってます」

「休暇を取っています」

等で良いそうだ。変に敬語を使わなくて良いのだ。

 


これを聞いたときに衝撃を受けた。
働き始めて2年ほどになるが、ずっと「お休みを頂いております」という言い方をしてきた。
相手に対する謙譲語かと思っていたが、勘違いしたまま2年間も使っていたのだ。
もしかしたら電話の相手このような印象をもたれていたかもしれない。


「こいつ、正しい謙譲語の使い方もわからないのか。会社の教え方の問題もあるだろうが、自らの使っている言葉など、自分の常識をさも「当然」だと思っているこいつの考え方は傲慢そのもの。
常に自分の常識を疑うこと、それができない限り、この若造は成長などしない!
・・・という俺も、『自分の常識を疑わないやつは成長しない』という『自分の常識』にすっかり捕らわれちまっているんだよな・・・でも俺は50歳をとうに過ぎている。どの道もう成長なんて期待できねぇ。だから頑張って、謙譲語の使い方を覚えろよ若造。俺みたいにならないようにな。」


これまで電話してきた相手の期待に応えるべく、改めて敬語を見直そうと思った。

 


正直なところ、「お休みを頂いてまして」と言ったところでわざわざ


「『お休みを頂いてまして』だぁ?謙譲語の使い方間違えてんじゃあねーかよ!
その場で腹切って俺様に詫びろ!このタコ野郎!」


なんて言う人はいない。だから意識の問題であって、正しい敬語になっていなくても問題はないだろう。
今の多少間違っていたとしても気にする人はまずいないと思うので、正すも正さないもあなた次第ではある。
私は大雑把なので、どっちでも良いと思う。

 

しかし、この記事を読んだ方は次に電話対応をした時、


「○○はお休みを頂いて・・・取ってまして・・・」


と言う!

 

 

これでカンペキ!マンガでおぼえる敬語

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