私の名前はジロギン。

ハンターハンターをはじめとした漫画の考察や、1000円以内で出来る懐かしい遊びなど、幼かったあの頃に帰れるブログです!

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【ハンターハンター】ヒソカはゴンさんと出会ったら本当に戦うのか?

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ハンターハンターに登場するヒソカは常に強者との戦いを欲しており、ヒソカ的に「今後強くなる」と思った人物に関しても、戦ったとしても命を奪わずその成長を見守ることがあります。主人公のゴンとキルアに関しても、ヒソカはハンター試験時にその戦闘における才能を見出し、2人の行く先々で姿を現しては成長の様子を伺っていました。

 

ヒソカとしてはゴンとキルアは「青い果実」だそうで、まだまだ発展途上のため本気で戦うに値しないと感じているようです。しかし、ゴンはキメラアント編でピトーと戦った際に

ゴンさん

になり、ピトーを倒せる年齢(レベル)にまで自分を強制的に成長させました。その戦闘力はまさに作中トップクラスで、ヒソカが戦いたいと待ち望んでいたゴンの姿だと思います。

けれどヒソカはですね・・・強者とのバトルを色々と理由をつけて度々回避してるんですよね。もしかしたらゴンさんを前にしたらヒソカは・・・

ということで今回は

ヒソカはゴンさんと出会ったら本当に戦うのか?

を考察してみました。

 

 

 

ゴンさんとは?

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻114P/冨樫義博)

主人公のゴンがピトーを倒すため、念能力を使えなくなることと引き換えに(さらに戦闘後瀕死の重体に陥りました)自らを強制的に成長させた姿です。元来ゴンの戦闘における才能はずば抜けており、ゴンを指導してきたウィングやビスケからも非常に高い評価を得てました(むしろそのありすぎる才能に恐れを抱かれていたほどです)。そんなゴンが何十年もの厳しい修行を経た結果たどり着くであろう一つの可能性がゴンさんです。天才がさらに血の滲むほどの努力をした結果がゴンさんなので、その力はこれまでに登場したどのキャラクターでも勝てないであろうレベルでした。

ピトーはかつて最強の念能力者と言われたネテロですら勝てるか怪しいほどの実力を持っていましたが、ゴンさんはピトーを圧倒し、目的通りピトーを始末することに成功しました。単独で護衛軍を倒したのはゴンさんだけです。

 

 

ヒソカの期待通り

ヒソカはまだ念が使えなかった時からゴンの才能を見抜いており、命を奪うことなど簡単にできたもののあえて生かし続け、成長するのを待っていました。ヒソカの期待通りゴンは見る見る成長し、ヒソカが最後にゴンと会ったグリードアイランドでは、ビスケ、レイザー、ツェズゲラ、ゲンスルーなど、高い実力を誇る念能力者たちが恐れを抱くほど、ゴンはパワーアップしておりました。しかしヒソカとしてはまだゴンは完全ではなく、戦うに値しなかったようです。

誰も敵わないと思われたピトーを単独で倒したゴンさんの強さを見ると、ヒソカはゴンの真骨頂はグリードアイランド時点の実力ではないことをわかっていたため、手を出さなかったということだと考えられます。ヒソカにとって理想のゴンはゴンさん化したゴンであり、ハンター試験の時からその可能性を見抜いていたとのだとすれば、ヒソカはかなりの目利きですし、ゴンさんと戦えると考えている超自信家でもあるなと思います。そんなヒソカの期待通りの才能をゴンは備えていたということです。ヒソカとしては戦いたい絶好の相手だと思うのですが・・・

 

 

言い訳番長・ヒソカ

先述の通りヒソカは強者と戦うことを望んでおり、強い相手には喧嘩を売っていくスタイルです。さらに弱い相手に関しては暇つぶし同然で容赦なく命を奪います。そんな戦闘狂のヒソカですが、作中ではいろんな理由をつけて強者との戦いを避けています。

 

「ハンター試験ではネテロと戦いたくて喧嘩を売ってみたけど、やる気が全然なくて毒気抜かれちゃったよ・・・♣︎」

 

「幻影旅団のメンバーには興味ないよ。僕のターゲットは団長のクロロのみ。でもクラピカのせいでクロロの念が封じられちゃったからなぁ・・・ヨークシンシティでは戦う気が萎えちゃったよ(実際に戦ったら負けちゃったけどね)♦︎」

 

「グリードアイランドで出会ったレイザーやビスケは、とても楽しいドッジボールができたし、満足かな。ゲンスルー?そんな奴いたんだ・・・♠︎」

 

「キメラアント?僕ニュース見ないからなぁ・・・❤︎」

 

というようなことを言いだしそうな具合に戦いから逃げて自ら戦うまでもないと判断してましたね。ヒソカが戦える可能性があったネテロ、クロロ、旅団メンバー、レイザー、ビスケ、ゲンスルー、キメラアントはいずれも作中ではかなり強いキャラクター達です。この傾向を見るとですね、ヒソカはガチの強豪とは戦いたくないのかもしれません。言い訳番長です。あくまで「今後強くなる可能性のある者」を見抜くのが楽しいだけなのかも。

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻202P/冨樫義博)

 

 

 

もしヒソカとゴンさんが出会ったら?

ヒソカからするとゴンさんになったゴンは「強すぎ」で逆に興味がなくなってしまうかもしれません。多分これは、「すごく欲しくて親に買ってもらったおもちゃがいざ手に入ると興味が薄れてしまった」みたいな感情と似ていると思います。

ヒソカもゴンが成長した結果を期待していたものの、実のところその成長過程そのものが楽しみであり、まるで子の成長を見守る母ライオンのように、どんどんとゴンが成長していく様子にこそ興味があった可能性があります。

そうだとしたら、ゴンさんとヒソカが出会ったらこんな感じになるでしょう。

 

天空闘技場にて

 

ゴン「ハァ・・・ハァ・・・」

 

ヒソカ「どうした?ゴン?キメラアントの王直属護衛軍を倒した実力はこんなものかい?以前ここで戦ったときと、そんなに変わっていないように感じるなぁ・・・♦︎」

 

ゴン「バカにしやがって・・・」

 

ヒソカ「早く君の『練』を見せてくれよ♣︎」

 

ゴン「わかったよ・・・見せてやる・・・ハァァァァァ!!!」

 

ヒソカ「いいねぇ・・・確かに凄まじいオーラ量だ・・・❤︎でも、やっぱりまだまだ未熟だね。ただ言葉通り『練』をしたところで、僕を圧倒できるとでも思ったのかい?(君の体には無数のバンジーガムをセットしてある。僕がバンジーガムを縮めれば、ゴムの弾力で君の体が四方八方に引っ張られ、体がバラバラに飛び散るだろう・・・♣︎)」

 

ゴン「もちろんただ『練』をやっているわけじゃないよ。言っただろ、見せてやるって。これが護衛軍を、ピトーを倒した俺の力だ(これで終わってもいい・・・だからありったけを!)!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

ヒソカ「こ・・・これは・・・?」

 

ゴン「貴様を殺す!ヒソカ!」

 

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻112P/冨樫義博)

 

ヒソカ「・・・・・・・」

 

ゴンさん「どうしたヒソカ?これがお前の望んだピトーを倒した俺の姿だ。さぁ、どこからでも、どんな方法ででも、かかってこい。」

 

ヒソカ「やめだ・・・♣︎」

 

ゴンさん「!?」

 

ヒソカ「君はもっと強くなる・・・そう思っていたけど、この程度か・・・おそらく、この実力じゃ、キメラアントの王には勝てなかったんじゃないかい?」

 

ゴンさん「そんな!?でもお前が・・・」

 

ヒソカ「審判、僕はこの試合棄権するよ。熟れきった果実に、興味はないんでね❤︎(ガム解除!)」

 

ゴンさん「待てヒソカ!」

 

ヒソカ「もう君とは戦わない。さよなら(なんだあいつ!ヤベーよ!あんな化け物と戦ったらいくら僕でも殺されちゃうよ本当に!何あの剣幕!えげつなさすぎだよ!早く帰ろ!帰って一人で神経衰弱やろう!)」

 

 

・・・という感じになると思います。ヒソカは熟れきった果実に興味はないのです。食べ物には食べごろというものがあるのです。そのためゴンの完成形とも言えるゴンさんは、ヒソカにとっては消費期限を過ぎた、食べちゃいけないものなのでしょう。

 

 

 

そういえば、ゴンの父・ジン過去に遺跡発掘をしていた時、遺跡を発掘したこと以上に、いろんな仲間たちに支えられてきたこと、そしてその仲間たちが未だに自分に協力してくれていることから、本当に欲しかったもの、そして価値があるものは遺跡以上にこういった仲間とのつながりだったのだと語っていました。目的のものを手に入れる、その道中で目的のもの以上に大切なものを手に入れていたのだと。だから息子のゴンにも「道草を楽しめ」と伝えていましたね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 32巻169P/冨樫義博)

これはハンターハンターの一つのテーマだと思います。ハンターは本来「目的物を手に入れるために努力をしたり、あらゆる手段を使ったりして達成する」ことが仕事です。プロである以上は成果こそが最重視されますが、モラウやカイトなど、優秀なハンター達は目的のもの以上にその仲間達を大切にしている節がありました。ハンターであるからこそ成果のみを求めがちですが、実はその過程にこそ意義があるということは、ジンを通して、冨樫先生が読者に投げかけてくれた作品のテーマだと私は思います。

ヒソカはあれでもプロハンターです。ということは、ハンターとして重視するべきものは同じくプロハンターであるジンと同じはず。やはりヒソカも気がついているのでしょう。本当に大切なものは成果でなく、その過程にあるのだと。だからゴンの成長そのものを楽しんでいる。ヒソカも道草を楽しんでいるのです。

ヒソカは強者に手を出さない臆病者だと思われがちですが、実は誰よりもハンターとしての本質を体現しており、ゴンやキルア、レオリオなど、ハンターの素質を見抜きその成長を見守るハンター、すなわち「HUNTER×HUNTER」なのかもしれません。