私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

コミュ障営業マンでも会話上手になれる一冊【レビュー】

 

私の名前はジロギン。

 

ブロガーである私はですが、日中は会社員としても働いています。営業職です。人と話し商品を売る、コミュニケーションが重要になってくる仕事をしています。

もう2年以上働いていますが、全然慣れません。なぜなら

そもそも私はコミュ障だから!

初対面の人、いや知っている人とでもロクに会話が続かない私。「苦手なら無理やりのコミュニケーションなんてとらなければいい」と割り切れればいいのですが、残念ながら仕事ですので、そうもいかないのです。コミュ障営業マンとしてヒィヒィ言いながらやっています。

 

今回はそんな人見知りな自分を治すべく、とある本を買いました。それが

『マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方』

 

です!この本を読んで、少しでも仕事に活かせる内容があればいいなと思いすがってみたのです。

一通り読んでみて、「私自身が特にできていなかったこと」にフォーカスして、この本をご紹介したいと思います。

 

 

概要

『誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール』という100万部のベストセラーを達成した本を、改めてマンガにしてわかりやすくしたものです。

 

全編マンガというわけではありませんが、マンガのビジュアルが加わり活字が苦手な人でもわかりやすくなっています。私自身当ブログでマンガ考察を中心に記事を書いているので、マンガの方が頭に入ってきやすいと思い購入を決意しました。

 

この本は、会話上手なカフェの店長である「野田ヒトミ」が、私のように会話に自身のない若手営業マンである「竹本サトシ」と、職場の仲間たちとのコミュニケーションに悩みを抱える「日比谷ルミ」の相談に乗り、2人の成長とともに読者の会話力も向上していくという仕組みになっています。もちろんバトルシーンや、この3人が三角関係になっていくような展開などはありません。マンガはあくまでも内容を分かりやすくするエッセンスみたいなものです。

 

 

自分の話ばかりしていませんか?

この本を読んでみて、自分の会話に対する苦手意識や自信のなさには

自分のことばかり話してしまう

ということがあると感じました。一見「話題が途切れない人」と思われるかもしれませんが、こういうタイプの人は結構会話に困っています。

「会話が途切れないように何かテーマを振らねば」

と頭の中で考えてしまし、ネタが尽きてしまうのです。会話とは自分と相手とのコミュニケーションのはずなのに、相手の事を考えず自分の頭にある自分に関する情報だけを話してしまいがちです。

そうすると話すネタがなくなってきて、15分も会話が持たなくなってしまいます。

話し上手な人とは聞き上手な人だそうです。自分の事を開示するだけでなく、相手の会話も引きだしてあげることで、自分と相手でキャッチボールをするかのように話せるようになるとのことです。

この本を読み進めていく中で話し上手になるためのコツは2つあると私は感じました

 

 

コツ1「相手の気持ちを考える」

コツとしてはまず「相手の気持ちを考える」ことがあります。相手は何を話したくてこの会話をしているのかを読み取り、その気持ちを吐き出させるような質問をするといいそうです。こうすることで相手も楽しく話せるし、相手が話してくれる分、自分も会話のネタ探しに困ることは少なくなります。

単純に考えても、相手にも自分と同じくらい話してもらえたとすれば、同じ15分でも自分だけが話している場合の労力の半分になります。相手の気持ちを汲み取って質問をしてあげることが会話を続けるコツの1つです。

 

 

 

コツ2「焦って返事をしない」

コミュニケーションはスムーズに、円滑に行われることが理想的です。ぽんぽん速いペースで会話ができた方がかっこいいですし、相手からも「この人は頭の回転が速い」と思われそうです。

ただ、やはり速い会話の中でもコツ1の「相手の気持ちを考える」必要があります。相手の気持ちを汲み取るのを瞬時に行うというのはかなり難易度が高いことだと思います。あまりに速く返事をしようとしてしまいむしろ相手にとって的外れな返事をしてしまうかもしれません。

例えば商談相手との雑談において、

 

商談相手「昨日は息子の運動会でね。いやぁ、疲れちゃったよ〜」

 

ジロギン「(早く返事しなきゃ!頭の回転速いって思われたい!)そうだったんですね!僕は昨日家で寝てました!いやぁ、疲れなかったですね〜」

 

商談相手「・・・(何言ってんだこいつ。知らねーよお前のことなんて。)」

 

となってしましまう場合も。まぁこれは大げさですが、素早く応えようとするがあまり相手の話を聞かずに自分のことを話してしまい、相手の気持ちを考えられていません。

こういったときは焦って返事をしようとせず、自分の中で相手の気持ちを考えてから話すべきです。例えば上記の会話の場合、

 

商談相手「昨日は息子の運動会でね。いやぁ、疲れちゃったよ〜」

 

ジロギン「(ゆっくり落ち着いて相手の気持ちを考えよう)そうだったんですね!お子さんはおいくつなんですか?」

 

商談相手「10歳の小学4年生だよ。」

 

ジロギン「10歳ですか!じゃあちょうど元気いっぱいな年頃ですね!」

 

商談相手「そうなんだよ〜、運動会終わった後も食事に行こうって聞かなくて、こっちは暑い中で立ってるだけでも疲れたってのに・・・」

 

ジロギン「でも子供は元気が一番ですからね!と言いつつ、〇〇様から疲労感は全く感じませんよ!お子さんに負けてませんね!」

 

商談相手「そうか?はっはっはっ!じゃあ元気ついでに、契約しちゃおうかな?」

 

ジロギン「ありがとうございま〜す!」

 

という感じです。この場合、商談相手はお子さんの話題と自分の疲労のことについて触れて欲しいんだなと考えた上で話すと会話が弾みやすそうです。その時は不自然にならない程度にゆっくり考えても問題ないです。この例は大分うまくいったパターンですけどね。

 

 

「話しかけるコツ」ではない

この本はあくまで「会話を続けること」を手助けするための本であり、「初対面の相手に話しかけるコツ」などを学ぶ本ではないです。どちらかというと、営業での商談や会社内でのコミュニケーションなどに活かせるアドバイスが載っています。ほぼほぼ強制的にコミュニケーションが発生する場面において会話を続けるためのコツですね。

ですので、ナンパだの街コンだので初対面の相手に話しかけられるようになるコツが載っているわけではないです。本当にビジネス向けな本ですので、活用の仕方には注意してください。

 

 

 

「相手のことを考えず自分の話ばかりしてしまう」

「焦って返事をしてしまう」

思い返すと私のコミュニケーションは完全にこの2つを悪い意味で網羅してしまっていました。自分の話ばかりしてしまい、相手がつまらなそうなので

「あれ?今日ないのか?じゃこの話はどうだ!?鉄板ネタだぜ!」

と次々自分の手の内を明かしまくり、それが焦りに繋がって相手の気持ちを考えられなくなってしまっていると感じました。悪循環というやつです。それで、会話に対して苦手意識が生まれてしまい、コミュ障営業マンになってしまったという感じです。

自分の情報を開示することで相手も話しやすい空気になるという要素は確かにあるのですがあまりにも自分の話題ばかりになってしまうと、相手の興味も薄れてしまうのです。

 

この本の内容は何か特別な訓練したり、時間をかけて練習したりすることなく、意識するだけで実践できるコツがほぼ全てなので、とっつきやすいと思います。

私も今後の商談で活かしていこうと思います。これでコミュ障営業マン脱却を図ります!

会話に自信がなかったり、もっと上手なコミュニケーションを図りたいとお考えの方にはオススメの一冊です。今回紹介した内容はごく一部なので、ぜひ読んでみてください。