私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンター修行】水見式の修行をやってみた!

 

私の名前はジロギン。

 

今日は3連休の最終日。休日は時間に余裕があるため念能力の修行をするにはうってつけの日ではあるが、今日は日本各地で猛暑日となっている。こういう時に屋外で身体を動かすような修行をすると熱中症になる危険性も高い。過度な修行は控えた方が良いだろう。

暑い日は、クーラーが効いている室内でもできる修行をするのが一番だ。歳を重ねるごとにそう思うようになってくる。決して怠慢ではない。室内でもできる念の修行は確かにある。そう、

水見式の修行

である。

 

水見式とは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻112P/冨樫義博)

心源流という念の流派に伝わる、念の得意系統の選別方法。グラスに入れた水の上に葉っぱを1枚乗せ、手を近づけて「練」(オーラを練ること)を行う。これによって水や葉っぱに起きた変化から、自身の念系統を知ることができる。

各系統ごとの変化は以下の通り

強化系→水の量が増える

変化系→水の味が変わる

具現化系→水に不純物が出現する

操作系→葉っぱが動く

放出系→水の色が変わる

特質系→それ以外の変化

水見式は基本的に念系統の選別方法として使われるが、この変化がより顕著になるまで繰り返すことで「発」の精度が上がっていく。

 

 

ということで早速水見式を行おうと思う。このような感じで準備をする。

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このためにワイングラスを買った。水が入る容器なら何でも良いのだが、何事もまず見た目から入る、それがハンターだ。

葉っぱはそこら辺で拾ってきた葉っぱである。ちょっと大きすぎたが、まぁOK。

このようにごく簡単に準備ができるので、念の基本四大業の修行が終わったら、試してみてほしい。

 

 

 

さて、それでは「練」を行おう・・・とその前に、我が弟子たちの修行の成果を見ておこうと思う。まずはサメ次郎から。

念に関してはジロギンの方が実力は上だからな、今回ばかりは師匠と呼ばせてもらう!見ててくれ師匠!俺の修行の成果を!

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 水がグラスから溢れている。つまりサメ次郎の得意系統は強化系。水見式を初めてやった頃は水が増えたとは言ってもグラスからちょろちょろと、まるでセミのおしっこかと思う程度にしか溢れていなかったが・・・だいぶ修行を積んだようだな。今では猫のおしっこくらい勢いよく水かさを増やせるようになったか。

だが一つ大きな課題がある。それはさっき掃除したばかりの床に水をぶちまけてしまったということだ。念能力を使える使えない以前に、人様の家の床に、さも当然のように水をぶちまけるような奴にろくな奴はいない。修行が足りんわ!

今すぐ掃除しろ半人前、いや半魚前が!

全く、人様に迷惑かけるハンターがあるか。掃除し終わったらどきな、サメ次郎。次は僕の番だ。

 

 

 

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次は青べこの番。少し見えにくいかもしれないが、水の中に不純物が出現している。つまり青べこの得意系統は具現化系。具現化系は敵を罠にはめたり、特殊な能力で力一辺倒の攻め方では勝てないような搦め手系の能力を得意としている。青べこの「小学校のクラスで班長を決めるときに、自分の班にその日休みの子がいるとその子に班長を押し付ける」ような性格通りと言えるかもしれない。おっと失礼、少々具現化系に対する偏見があった。いや、過去に具現化系能力者と戦闘になって、その時に嫌な思いをしたもんでね。全国の具現化系能力者の方に申し訳ないことを言ってしまった。

青べこの修行の成果も申し分ない。これから続けていけばもっと精度は上がるはずだ。何より家を汚していないのも評価できる。

多分学校でも、結構優秀な子ほど先生もコメントしにくいんだろう。その気持ちがよくわかる。青べこには特にコメントなし。

 

 

 

さて最後は私だ。私の場合、実はちょっとした特異体質を持っていて、水見式の変化が当てはまらないのだ。

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撮影の都合上片手で「練」を行っているが、本当は両手で行う。

水の色が変わった。この変化は放出系の変化だ。本来ならばそうなのだが、私の場合は少し違う。

「今日は」放出系か。

今日は?どういうことだ?

これは私の特異体質

「日めくり系統(カレンダーオーラ)」

によるものだ。私は毎日得意な念系統が変わる。この体質によって私はあらゆる念能力を生み出すことが可能となっている。詳しくはこちらの記事を参照。

www.g913-jiro.com

つまりどの系統でも使いこなせる可能性がある私の特異体質ではあるが、デメリットもある。それは「自分自身その日の系統が何になっているのかわからない」ということだ。その日は得意系統であった能力が、明日には苦手系統になっていることもあり、能力の精度が落ちてしまうこともあり得る。毎日水見式の修行をして今日は何系かを、まるで毎朝ニュース番組の星座占いを確かめるかのように、調べる必要があるのだ。自分の系統が変わるため、今回の系統、つまり放出系が得意系統であるかと、そうでもあるし違うとも言える。水見式の変化がそのまま私にも該当するわけではないのだ。

さらに私の場合どの系統にもなり得てしまうため、水見式の修行も単純に他の能力者の6倍やらなければならない。やれやれなのだ。

念は奥が深い。必ずしも全てが事例に当てはあまるわけではないということがおわかりだろうか。

 

 

 

先ほども言った通り、水見式はオーラの選別方法として使われるが、繰り返し行い、発生する変化をより顕著にすることで「発」の精度も上がってくる。非常に地味で実力につながっているのかわからないことなのだが、こう言った「基礎修行」「下積み」こそ重要になってくると私は思っている。

例えば部活などでもそうだ。野球部が素振りをしたり、吹奏楽部がずっとあの口の吹く部分だけで音を出す練習をしたりするが、 そういった一見地味な練習はすべて基礎練習に当たる。しかし基礎の上にしか応用は積み上がらない。その道のプロである人々だって日々基礎修行は怠らないはず。筋トレもそう。本を読むのもそう。だから私のようなプロハンターも、地味だろうが何だろうが、基礎修行に立ち返らなければならないのだ。

あー、最高。クーラーの下でできる修行最高。

夏休み中のキッズたちは、「こんな大人にならないような修行」をしような!