私の名前はジロギン。

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「松屋」は陰キャラのための牛丼屋説

 

私の名前はジロギン。

 

人見知りと陰キャラを極めた私ではあるが、それでもたまには外食をしたいなと思うことがある。陰キャにだって外食をする資格ぐらいあるはずだ。

「ちょっと今日は外で食べようかなぁ」と思った時によく私が行くのが、

松屋

である。

なせ松屋かというと、松屋は人見知り陰キャのためにあるかのうような営業をしているためである。松屋の運営方針は、偶然なのか、私にとって非常にありがたいものばかりなのだ。

今回は

松屋は陰キャラのための牛丼屋説

を考えてみたいと思う。

 

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松屋とは?

松屋は株式会社松屋フーズが運営する牛丼屋である。いや、松屋では牛丼のことを「牛めし」と呼ぶので、正確には「牛めし屋」と言ったほうがいいだろう。

黄色い看板が目立ち、とりあえず都内ならばどこの駅前にもあるのではないかというくらいたくさんの店舗数を誇っている。数は数えたことはないが、万単位である気がしないでもない。

株式会社松屋フーズ(まつやフーズ、英称:Matsuya Foods Company, Limited)は、牛丼(牛めし)・カレー・定食などを販売する「松屋」などの飲食店をチェーン展開している企業。

(引用:松屋フーズ - Wikipedia

 

松屋ホームページ

松屋フーズ

 今回は松屋について記事を書くが、断じて松屋のステマなどではない。単純な松屋を利用してみての感想と分析である。

 

 

お店の人とやりとりがない

飲食店で食べ物を注文する方法としては、大きく2パターンに分かれる。

1.店員さんを声で呼んで注文する

2.券売機でチケットを買ってチケットを渡す

この2つだ。松屋は後者を採用している。入店後に券売機で頼みたいもののチケットを買い、お店の人に渡すのだ。松屋以外の吉野家やすき家は前者のスタイルだ。

陰キャはとにかく人とコミュニケーションをとるのが嫌いだ。それは飲食店で店員さんに注文する時も変わらない。できる限り一言も話したくはない。ゆえに「券を渡して注文が可能」というのは非常にありがたいシステムだ。ほぼ店員さんとやり取りをしなくて済む。

 

さらにこの券売機システムとしてありがたいことがもう一つ。どうやら松屋では、券売機で券を買った時点で、注文が厨房に届いているらしい。つまり、最悪券をお店の人に渡せなかったとしても注文は通っているのだ。券の引き渡しはダブルチェックに近い。

これもありがたい。陰キャは普段から人と話さなため、店員さんを呼ぼうにも、その日初めて声を出す場合もある。こうなるとまるで、ゾンビに追われる中、何年も使割れていなかったであろう車に乗り込んだものの、エンジンが全然かからないかのように、喋っていなかった状態からいきなり声を出そうとしても、

しゅ、しゅみましぇ〜ん

 と、モスキート音程度の声しか出せない。店員さんに思いが伝わらない可能性が非常に高いのだ。

そのリスクがないのも松屋が陰キャに優しい設計になっていると感じる点である。

 

 

注文したものがすぐ出てくる

そしてびっくりするのが、注文したものが出てくるスピードである。券を渡してから、1分ほど、混んでいても3分くらいで運ばれてくる。このスピードは、おそらくネテロ会長でも見切れないほどの

不可避の速攻である!

陰キャは外食はしたいが、別に長々とお店にいたいわけではない。お店に入り、食べたいものを食べたらもう用はない。すぐにでも家に帰りたい。その気持ちをわかってくれているかのように、松屋は異常なスピードで商品を提供してくれるのだ。もはや「早く食ってささっと帰れ!」と言わんばかりだ(そんなことはないよ)。

普通牛めしを1分で作るなんてことは、念能力者でなければ不可能だ。松屋の数だけ能力者がいるとは到底思えない。おそらく何か徹底された、執念に近い、速度にこだわったシステム構築を心がけているのだろう。券売機で券を買った時点で注文が届いているのもこの速攻を実現するために欠かせないのだろう。

なるべく人目に触れることなく、食べたらすぐに帰りたい陰キャにとって、この俺でなきゃ見逃しちゃう商品提供スピードはありがたい。

 

 

 

24時間営業

この点は他の牛丼屋も変わらないことなのだが、24時間営業も陰キャのためと思える。

先述の通り、陰キャはなるべく人目を避けたい生き物だ。さらに言うと、混雑している飲食店に入るなんていうのは是非とも避けたいこと。どれくらい避けたいかというと、小さな子にとっての予防接種と同じくらい避けられるのならば避けたい。

混雑を避けるためには、来店する時間帯を変えるのがベストだ。朝食、昼食、夕食時を外すことができれば、混雑も避けられる。

お店が24時間やっているのであれば、時間帯をずらすのも容易である。朝5時に行ってもいいし、夜2時に行ってもいいのだ。

人目を避け、闇から闇へと移動するカラスのような生活を送る陰キャは、この松屋の「いつでも来いや!」と言わんばかりの営業時間の長さはとても助かるのだ。

 

 

まとめ

・店員との干渉を奪う「券売機システム」

・時を圧縮した「不可避の速攻牛めし」

・闇の住人にも寛容な「永遠の営業時間」

これらの要素があるため、松屋は陰キャ御用達となる牛丼屋だと思うのだ。

やっぱり一番大きいのは「券売機システム」だろう。店員さんと交流しなくていいというのは本当にストレスフリーである。店員さんが悪いといいうわけではない。私が性格が悪いのだ。

 

実際のところ、松屋のシステムは陰キャのためにあるというよりは、

忙し人のために無駄を省いた営業システム

を徹底した結果、陰キャにも応用できる営業をすることになったと言ったほうがいいだろう。本来、「忙しいから、いつでも入れて、注文したらすぐに食べ物が出てくる飲食店が欲しい」というサラリーマンなどの要望に応えるべく松屋はあるはずだ。

ただ、陰キャたちの心も捉える松屋の営業方針は凄まじく素晴らしいと思う。私は松屋がなければ間違いなく死んでいた。本当にありがとう、松屋さん。

 

ということで松屋は

陰キャのためにある牛丼屋ではないけれども、結果として陰キャにも親切設計な牛丼屋となっている。

ということで結論付けたい。

今日も行こう松屋。毎週3回は松屋に行く私は、松屋の犬。

 さらに、家でも松屋が味わえるという陰キャにとって最高の設計。これはもう、「松屋にく」のを外食と呼ぶべきなのかかどうかわからんね。