私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【いらすとや考察】『悪い医者のイラスト』の医者はなぜ悪いことをするのか?その過去を考察した!

 

私の名前はジロギン。

 

たくさんのイラストが揃っているフリー素材のサイト

いらすとや

f:id:g913:20171218211432p:plain

www.irasutoya.com

楽しげな少年少女のイラストから、使いどころのわからない闇の深いイラストまでたくさんあります。

今回はこのいらすとやの画像を使って、以下の人物の過去に何があったのかを想像してみました。

f:id:g913:20171218194647p:plain

 「悪い医者のイラスト」です。

なぜ彼は悪い医者になってしまったのでしょうか?

また「悪い医者」とは具体的にどんなことをするのでしょうか?

 

 

 

 

悪い医者のプロフィール

名前:林崎 十一郎(はやしざき じゅういちろう)

年齢:39歳

性別:男性

職業:医師(内科医)

趣味:人間観察、ボーリング(球を転がす方)

世帯構成:独身(バツ1)

 

 

どんな悪いことをするのか?

林崎は勤めている大学病院内で悪逆の限りを尽くしている。

例えば

 

・患者を呼ぶとき「さん」付けしない

・注射で泣きわめく子供を「黙れクソガキ!」と罵る

・内科医なのにメスを持ち歩く

・そのメスをいつもベロベロ舐めている

・手術中に「手伝いましょうか?」と勝手に入ってくる

・入院中の男子中高生にエ◯本を渡す

・たまに裸の上に白衣を着ている

 

などなど・・・

その様はまるで、彼の、いや彼の働く大学病院の評判を下げる行為である。

林崎がこうした悪事を働く裏には、とある悲哀と残酷さが渦巻く過去があった。

 

 

出生〜幼少期

「夜の11時に生まれたから十一郎」

林崎の名前の由来である。

しかし、林崎の両親は、父母ともかなり変わった性格をしており、本当は「二十三時郎(にじゅうさんじろう)」と名付けられる予定だった。

 

しかし両親以外の家族がこれに大反対。

「二十三の時点で無理あるし、後半『じろう』ってなっててもはや二十五じゃない?」

と言う理由で、「十一郎」に変更された。

 

 

運動は苦手な林崎だったが、頭は良く、3歳にして化学の元素記号を全て暗記。

子守唄は「水兵リーベ僕の船」という元素記号の語呂合わせだったという。

幼稚園に入園後もその秀才っぷりは変わらず。

5歳にしてジョジョの登場人物とスタンド名を全て正しく言えるレベルに達していた。

 

 

小学校〜高校

小学校に入っても、林崎の成績は毎年学年トップ。

しかし、小学生の時は運動ができる子がモテる。

林崎はそこで初めて壁にぶち当たった。

林崎は運動が苦手で、逆上がりができたのが高2の冬くらい苦手なのだ。

 

そこで林崎は考えた、頭を使って運動を得意に見せればいいと。

例えばドッジボール。

林崎は、投げる子のフォームや視線、力の入り方を見ればどこにボールが飛んでくるかが計算できた。

けれど林崎には速球をキャッチする運動能力はない。

そこで避けることに徹した。

小学校6年間で林崎がボールを当てられた回数はたったの3回。

「瞬身の林崎」の異名を欲しいままにしていた。

 

 

中学時代。林崎は伸び悩んだ。

身長が伸びなかった。

しかし食欲だけは男子中学生並みでたくさん食べた。

肉も米も、炭水化物も。

 

結果、人生最大に太ってしまった柏崎。

身長161cm、体重78kg

それでもドッジボールの時の避けは健在だったため、

あだ名は「瞬身の林崎」から「動けるデブ」に変わってしまった。

f:id:g913:20171218212550p:plain

 

高校時代。高校1年の時に林崎の人生を大きく変えた出来事が起きた。

母親が急死した。

 

もともと入院していた母だったが、医師の診断では1週間ほどで退院できるとのことだった。

しかしそれは医師の誤診。

母は命に関わる疾患を抱えており、すぐに手術しなければ助からない状態だった。

 

悲しみにくれた林崎だったが、戻らぬ母の命を悔いていても仕方がないと奮起。

自分が医者になって、誤診によって涙を流す人を減らそうと、東大医学部を目指し1日12時間の受験勉強に励んだ。

 

 

大学時代〜結婚

無事東大医学部に現役合格した林崎。

しかし満足している暇はないと、医師を目指して勉強に励んでいた。

 

ここで林崎に春が訪れる。

将来妻となる女性「まさ子」との出会いだ。

まさ子とは同じ大学の授業で横の席になったことがきっかけで出会った。

まさ子に一目惚れした林崎は、ダイエットに励み、床屋から美容院に通うようになり、身なりを整えた。

 

大学2年生の冬に交際がスタートした。

初夜は白い雪の降るクリスマスイヴの夜だった。

ベッドにも白い雪が降った。

 

 

大学卒業後、1年経って2人は結婚。

林崎は研修医として働き、まさ子も不動産系の会社の事務職として働いた。

f:id:g913:20171218212702p:plain

さらに3年が経って、まさ子が妊娠した。

出産は林崎が働く病院で行うことになったのだが、これが悲劇の幕開けだった。

 

 

 

悲しみの結末

出産は8時間に及んだ。

しかし、生まれてきた子は、当時原因不明の病に侵されていることが発覚した。

治療法もなく、命を失うことは間違いないとのことだった。

 

うなだれる林崎の元にやってきたのは、病院の院長だった。

林崎を慰めるのかと思いきや、院長は驚きの発言をした。

「生まれた子を献体として差し出すかわりに君の出世を約束する」

 

確かに生活が苦しかったし、その時は半ば錯乱状態にあった林崎は、生まれた子を献体として院長に差し出した。

まさ子とは激しい口論になり、ある日を境にまさ子とは連絡が取れなくなった。

 

院長は林崎の子の病を分析。

命のかわりに新種の病と治療法を発見した。

医学界でも大きく注目されたが、これ以降、院長の口から林崎の昇格の話が出ることはなかった。

 

怒りに震えた林崎は、院長の過去を洗った。

ここまで腹黒い男なら何か悪事をしているに違いない。

それをリークしてやると。

院長の経歴を調べていくうちに、林崎の目に驚きの情報が飛び込んできた。

 

高校1年生の時、林崎の母の治療に当たっていたのが院長だった。

誤診をした張本人だった。

長い時を経て、当時の医師の顔など忘れてしまっていた。

誤診の事実はマスコミなどでもほとんど取り上げられず、実質もみ消されたような状態にあった。

 

母、妻、そして我が子まで奪われた林崎は院長への復讐を誓った。

それ以降、林崎は院長の大学病院の悪名を広め、転覆を狙うべく、医師とは思えぬ悪行を繰り返しているのだった。

 

 

まとめ

「悪とは何か?」

そんなことを考えさせられるイラストだと思います。

 

一見悪いことをしているような人でも、もしかしたらその裏には事情があるのかもしれません。

悲しい過去があるからといって悪いことをしていいわけではありませんが、正義と悪の境界線は曖昧だなと痛感させられます。

 

今回は、この「悪い医者」がなぜ悪くなってしまったのか、その過去を想像してみました。

 

 

この記事はフィクションです。

登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。