私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

何回行けば常連客になれる?母と小さなBARの話

 

私の名前はジロギン。

 

2018年、あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します!

新年初の記事ということで、当ブログの売りでもあるハンターハンター考察を書こう・・・と思っていたのですが、どうしても気になることがあったのでそのことについて書きます。

 

時をさかのぼること数日、2017年12月30日の夜のこと。

その日は、私の母と飲みに出かけていました。数件はしごしたのですが、最後に立ち寄ったお店でとある出来事が起きたのです。

 

小さなロックバー

夜の18時頃から飲み始めまして、年末ということもあり調子よくバンバンお酒を飲んでいたんですね。

私は

・ビール中ジョッキ 2杯

・メガハイボール(700ml) 2杯

・ウーロンハイ 6杯

ほど飲んでいたと思います。多分母も同じくらい飲んでいましたかね。

もうベロンベロンでしたよ、お互い別の言語で話してるんじゃないかってくらいベロンベロンでしたね。

 

最初のお店は大手居酒屋のチェーン店で、次に行ったお店はカウンターしかない小さくて安い立ち飲み屋でした。

ちょっと話が逸れますが、その立ち飲み屋、母のオススメの店で東京の「大井町」という駅近くの、常に酔っ払いが建物に寄りかかって寝ていそうな、スラム街チックの裏通りにあるのですが、つまみが安いものだと110円とかなんですよ。

だいぶスラム街ムードの溢れるお店なのですが、安いからなのか、カップルなども多かったんですよ。ほんとネズミの通り道みたいな内装してて、女性は敬遠しそうな感じだったんですけどね。ニーズはあるんだなと思いました。

 

そのお店を後にしまして、もう一つ母が行きつけだというバーがあるとのことで、最後に向かうことになりました。

明らかに客を歓迎してなさそうなほど急な階段で、先ほどの立ち飲み屋よりはるかに狭く小さいバーでした。

ロックバーっていうんですかね?エレキギターとか、厨二っぽい骸骨の飾りとかが置いてあるお店でした。

 

母曰く

「オカンとタメくらいのおっさんがやっているお店なんやけど、雰囲気がええねん。気に入ってしもて、今や常連や」

 

とのこと。母はピアノはやっていたもののロックが好きなんてことは聞いたことがないので、いったいどこに興味を持ったのかわからなかったんですけどね、とりあえずお店に入りました。

 

常連・・・なのか?

バーは本当におじさん一人でやっているようで、お客は私たち以外いませんでした。まぁ年末なのでね、小さなお店で飲もうという人もいなそうです。

 

大したことを話すわけでもないんですけどね、母が私に

「お前あれか?飲むときはチェーンの居酒屋ばっかりか?」

と聞いてきたので、私は

「まぁそうだな、養老の滝とか鳥貴族とかに友達と行くな」

と返すと、母は

「もう社会人なんやから、こういう小洒落たちょっと高めのバーに来れるようになっとかなアカンで」

という感じ。

でもあんたさっき、安い立ち飲み屋こそ最高って言ってただろ。なんていう会話をしていました。

 

そんな最中、母は時折、バーのマスターであるおっさんに向かって

「だよねぇ?マスター?」

とか

「そう思わん?マスター?」

とか、同意を求めてたんですよ。まぁ常連客にありがちですよね、マスターに話しかけたがるやつです。

 

でもマスターは、「ええ・・・」「まぁ・・・」みたいな感じで、やけによそよそしいんですよ。

酔っ払いのダル絡みに付き合うのが嫌いなタイプの人もたくさんいますが、そんな人ならバーをやろうとも思わないでしょうし、マスターの反応には違和感があったんですよね。

 

私は思いました。もしかしたら、母はこの店の常連ではない可能性があるぞと・・・

 

やはり常連ではなかった

で、母に聞いてみたんですよ。

「この店来たの何回目なんだ?」

と。そしたらなんと

「ん?2回目だけど?」

と母は答えました。

 

2回!?2回目で常連!?

無理があるぞと思いました。

そりゃマスターもよそよそしい態度とりますよ、だってほぼ初対面の客ですもん!

クラスメイトですら、入学して2日目じゃ顔と名前一致しませんもん!

小さなバーとはいえ、1日に数人〜数十人はやってくるでしょう。

その中で2回目の客の顔を覚えるなんてさすがに無理ですよ!

 

私もお酒が入っていたのでついつい声が大きくなってしまい、

「2回目で『だよねぇ?マスター?』みたいな同意をマスターに求める権利ないよ!だよねぇ?マスター?」

って言っちゃいましたね。マスターに同意求めちゃいました。

でもこの時だけマスターは

「うん!さすがに2回目じゃ厳しですねぇ!」

と同意してくれました。

 

 

とまぁ、こんなことがありましてね。

母の気持ちとしては裏通りにある小さくて怪しげなバーに入るのに、自分が常連だと言えば私も警戒しないだろうと思ってのことだったかもしれませんけどね。

 

ただ、このことで気になったのが、

何回同じお店に行けば常連になるのか?

ということでした。

 

 

何回行けば常連客になる?

「常連」の言葉の意味を調べてみると、

その興行場・遊戯場・飲食店などに、いつも来る客。常客。

だそうです。

明確に何回来たら常連という定義はないみたいです。

 

初めて行ったお店に対して常連というには無理があるでしょうが、複数回行っているのであれば、常連と名乗っても問題なさそうです。

 

ですので、一応母も2回目ということで、複数回バーに行った常連と言えなくもないのですが、これはどちらかというと「自称・常連」って感じですよね。

 

常連になるには、自分の気持ちだけでなく、お店の人に顔や名前を覚えてもらう必要もあると思います。

だから、お店の人とお客さんが相互に「常連」と思えて初めて「常連」になるのでしょう。

 

なかなか覚えてもらえない人もいるかと思いますが、足繁く通うことで常連になれるはずです。

コンビニのバイトがお客さんにあだ名をつけて呼んでいることがありますよね、あんな感じで、何十回も利用すればバイトでもお客さんの顔を覚えます。

店主みたいに毎日店にいる人ならば10〜20回も通えば覚えてくれると思います。

 

ちなみに私も常連になっているラーメン屋さんがあります。

「自称・常連」を謳う母の血を継いでいる私ですが、その店にはもう30回以上行ってるので、店主さんにも覚えてもらっています。

私が「常連になったな」と確信した瞬間は、店主さんに「いつありがとうございます」と声をかけてもらえるようになり、注文の時に「いつもので良いですか?」と、自分から指定せずに注文が伝わるようになった時ですね。

 

まとめ

自分はこの店の常連かと思っていたら、お店の人からしたら常連ではなかった・・・

これは自分が仲良しと思っていた友達の発表した「仲の良い人ランキング」トップ20位にすら自分の名前が入っていなかった時と同じ悲しさがあります。

自他共に認める常連客になるには、10〜20回は通い詰めたほうが良いでしょうね。

 

ちょっと気になったので、書いてみました。