私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

ストーリー

ちょっと怖い話「逃れられない日常の恐怖」

「ここで殺人事件が起きたんだよ。」怖いことを言うなと思った。友人宅に遊びに行く最中のことだった。遊びに行くなんて健全な言い方をしているが、時間は終電がなくなった午前2時過ぎ。お酒を飲んで友人の家に向かっていたが、土曜は終電の時間が早いことを…

ちょっと怖い話「マンホール男」

何気なくその上を歩いているが、「マンホール」は地面に空いた穴のようなものである。すなわち「落とし穴」に近い。重い金属製の蓋で塞がれているから大丈夫だと考えられているが、果たしてそう言い切れるだろうか?当時の私は小学5年生くらいだったと思う。…

ちょっと怖い話「消えないシミ」

私が勤める会社の最寄り駅。都内某所の地下鉄駅だ。地上に出るまで数回エスカレーターを乗り換える。階段で登ると息切れしてしまう。まだ年齢的に若いのに、情けない。初めのエスカレーターを乗り、2つ目のエスカレーターに乗る。2つ目のエスカレーターの途…

少し怖い話「一畳の霊道」

昨年の3月の中旬ごろだったと思う。春と呼ぶにはまだ寒く、着込まなければ風邪をひきそうな日だった。時刻は深夜1時を過ぎていた。私を含めた知人たち4名はすでに終電を逃し、途方に明け暮れていた。このまま居酒屋でお酒を飲むのもいいが、朝まで体力は持ち…

少し不思議な話「猫の仕返し」

「いやぁ、驚いたけど、間違いないんだよ。あの猫は去年死んだうちの猫だったんだって!」友人が話している。見間違えただけだろうと私は呆れかえっていたが、友人は続けた。「毛の色も同じだし、『マロン』って名前呼んだらこっち向いたから、間違いないん…

少し不思議な話「アキラくん」

少し不思議な話がありまして、ブログに書いても問題ないと思うので書きますね。私が幼稚園に通っていた時、ですので18〜19年位前のことです。当時の友達の1人に「アキラくん」と呼んでいた男の子がいたのです。何度か私の家にも遊びに来たこともあり、それな…