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HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター384】幻影旅団VSマフィア?今後の展開をいくつか考察!

 

ハンターハンター384話では、カキン系マフィア「エイ=イ一家」組長・モレナ=プルードと幻影旅団による「抗争」が匂わされました。

 

今回は、カキンマフィアと幻影旅団の関係から、今後のストーリー展開をいくつか予想していこうと思います。

 

※以下の記事を読んでおくと、カキン系3大マフィアの名前と、各組をケツモチする王子たちなどがわかります。

関連記事:【ハンターハンター】カキン系3大マフィアもマフィアンコミュニティーに入っているのかな? - 私の名前はジロギン。

 

モレナについてはこの記事で簡単に説明しています。

関連記事:【ハンターハンター】ノブナガさん得意の「円」、やはり役に立たず・・・ - 私の名前はジロギン。

 

 

 

 

カキンマフィアの「喧嘩(カチコミ)の流儀」

まずは384話で明らかになった、カキンマフィアの間に存在する「喧嘩(カチコミ)の流儀」と、それに絡む幻影旅団の現状ついて簡単に確認しておきましょう。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年46号/冨樫義博/集英社)

 

シャア=ア一家の若頭・オウ=ケンイの話では、

組員の独断で勝手に殴り込みやドンパチをやる場合、事前に自分の組長に相談し、組長同士で連絡を取り合う

という抗争におけるルールのようなものがあるそうです。これを「喧嘩(カチコミ)の流儀」と呼びます。

 

組員A

「ドンパチさせてください!」

組長A

「いいよー」

ドンパチ

組長A

「ごめんね、うちの組員Aが君の組員Bを殺しちゃた!てへぺろ!」

組長B

「まぁそういうこともあるよね!〇〇で手を打つよ!」

 

って感じです。

組員を殺された組長は「手打ち」として金、命、体の一部を要求するとのこと。

組同士の「均衡(バランス)」を保つためのルールで、殺された組員の役割や人数などに応じて、加害者となった組の戦力を削るってことですね。

 

組長同士の連絡はドンパチが起きた後に行われます(事後報告)。

その場合、ドンパチがあってから24時間以内に行うのが暗黙のルールとのこと。

 

事後報告で最も重要なのは、組長が縄張り(シマ)から離れた場所にいたかどうか。

組長が縄張りにいないうちに起きたドンパチだった場合、対応が遅れても仕方ないという配慮として24時間以内の連絡というルールが設けられているのでしょう。

 

モレナとその部下たちの行動(シャア=ア一家、シュウ=ウ一家の組員殺害)はこの「喧嘩(カチコミ)の流儀」に大きく反するもなのです。

 

 

モレナは第1・2層にいないため全面抗争

モレナが第1層、第2層にいた場合、モレナの縄張り(第3層)から離れていたことになります。

組長たちの自室は王妃たちと同じ第1層。モレナの部屋も第1層にあるはずです。

 

ただ、384話で3人の組長の自室と思われるシーンがありましたが、一室だけ無人でした。

これはおそらくモレナの部屋でしょう。モレナは第1層にいないってことですね。

 

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 (出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年46号/冨樫義博/集英社)

 

その後、ツェリードニヒの電話でモレナはV2にいないことが判明しました。

ということは、モレナは第3層(またはその下の階層)にいるということでしょう。

 

つまり縄張りにいる状態で、組員のドンパチがあったにもかかわらず他の組長に承諾の連絡をしなかったということになります。

 

ハイ全面抗争!勃発しちゃいますねぇ。でもこうでなければ面白くありません!

 

 幻影旅団にもケンカを売り、他のマフィアやツェリードにもケンカを売っていくモレナ姐さん!

他の組にできないことを平気でやってのける!そこにシビれるぅ!あこがれるぅ!

 

幻影旅団も抗争に参戦?

現在「喧嘩の流儀」について知っている幻影旅団メンバーは、ノブナガ、フィンクス、フェイタンの3人。

彼らはプオール一家など下級のマフィアを脅して使ってヒソカを探すつもりでした。

 

しかし、カキンの3大マフィアが抗争を始めてしまった場合、下級のマフィアは一切手出ししないとのこと。

すると下級マフィアを使ってヒソカを探すという作戦もできなくなってしまうんですね。

これではヒソカ探しが難航してしまいます。

 

そこでノブナガ、フィンクスは、マフィア間の関係をかき乱しまくっているモレナおよびルイーニーなどのヒットマンを殺害する方針に決定。

 幻影旅団がエイ=イ一家のヒットマンを殺害した場合、エイ=イ一家とも全面抗争となります。

しかし、ノブナガやフィンクスは全くもって動揺していません。むしろ組ごと壊滅させる気でいます。

 

オウ=ケンイらが幻影旅団を危険視する一因は、念能力を隠すつもりもなく、マフィアをも潰す気でいて、それができてしまうことにあるでしょう。

・・・ノブナガにもできるのかどうかはわかりませんが、ウボォーギン抜きでマフィアンコミュニティを壊滅させた旅団なら余裕そうですね。

 

関連記事:【ハンターハンター】マフィアンコミュニティーが旅団対策にプロハンターを雇わなかったのはなぜ? - 私の名前はジロギン。

 

幻影旅団とエイ=イ一家がぶつかるのは想定通り?

シュウ=ウ一家の組長・オニオール=ロンポウと、シャ=ア一家の組長・ブロッコ・リーは初登場時に電話で連絡を取り合っていましたね。

会話の内容は、幻影旅団とエイ=イ一家を衝突させること。そのために幻影旅団が探すヒソカを先に捉えようと各組の若頭を下層に向かわせました。

 

2組の目的通り、このままいけば幻影旅団とエイ=イ一家は抗争を始めそうですね。

しかし、問題は幻影旅団のコントロールができないこと。オウ=ケンイが心配しているように、旅団は敵味方を考えず、勝手に動いても自分たちの思い通りにことを運ぶ力を持っています。

 

場合によっては幻影旅団の矛先が下層を仕切るマフィア全体に向く可能性も0ではないでしょう。

フランクリンさんは最初、3組全てを敵にまわそうとしてましたし。

 

確かにシュウ=ウ一家とシャ=ア一家の想定通りに進んではいるものの、幻影旅団の目的であるヒソカを確保しない以上は、安心できません。

ヒソカを捕まえれば旅団と様々な取引ができるかもしれませんからね。

 

 

 

今後の展開をいくつか予想

幻影旅団とマフィアが手を組み始めた今、いくつかの展開が予想できます。

普段このブログでは今後の展開予想はやらないのですが、個人的にめちゃくちゃ気になって朝も起きれないのでやってみます。

 

幻影旅団とツェリードニヒが接触?

384話で、ノブナガのセリフに

「代わったが組長トラブルメーカーならまた代えりゃいい。第4王子と新組長の関係が良くないなら感謝されるかもな」

とありました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年46号/冨樫義博/集英社)

 

新組長とはモレナのことですね(モレナはブラックホエール号内で組長就任式を行ってました)。

 

オウは、ツェリードニヒはモレナのことを警戒している可能性を示唆しました。

各組は上層階への直通路を持っているが、ルイーニーがシャ=ア一家の直通路を狙っているのはツェリードニヒが直通路を教えていない(または通ることを許可していない)と考えたためです。

 

フィンクスはシャ=ア一家組長暗殺のためではないかとも推測していましたが、ツェリードニヒの室内での態度を見るとオウの推測も間違ってはなさそうですね。

 

モレナはツェリードニヒの執事を抱え込み、上層階に入るようカムフラージュしていた様子(ツェリの部屋でグチュグチュの肉塊になっていたのはこの執事かな?☆)。

これはツェリードニヒも想定外だったようですね。

 

ツェリードニヒはテータに「オレが嫌いなのは嘘をつく女」って言ってましたよね。

モレナ姐さんは完全にツェリさんの嫌いなタイプです、残念ながら。

 

関連記事:【ハンターハンター】カキン帝国第4王子「ツェリードニヒ」の念能力や魅力をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

厄介なモレナを旅団が消してくれたのならば、ノブナガの推測通りツェリードニヒから感謝されるかもしれません。

これがツェリードニヒと幻影旅団という巨大な悪党たちが接触する機会となる可能性も考えられますね!

 

ツェリードニヒと旅団は「緋の眼」の関係がある

ブラックホエールが出港する前のツェリードニヒを思い出してください。

ツェリードニヒが座る椅子の後ろに大量の「緋の眼」がありましたよね?クラピカが探している同胞たちの眼です。

 

そもそもこの眼を盗んだのは幻影旅団。クルタ族を虐殺し、緋の眼を闇の市場に流通させたものと思われます。

ヒソカの話だと、クロロは盗んだものをひとしきり愛でた後、売り払ってしまうそう。

幻影旅団が盗んだ緋の眼をクロロが売り、その一部をツェリードニヒが手に入れたのではないでしょうか?

 

ネット上では、ツェリードニヒの指示で幻影旅団が緋の眼を盗んだことも考察されていました。

しかし、旅団とツェリードニヒに面識がなさそうなので、この線は薄いと思われます。

 

ツェリードニヒが大切に持っている緋の眼を世に流通させ、手を焼いていたモレナまで殺してくれたのが悪名名高い幻影旅団だと知れば、手を組みたがる可能性は高そう。

 

旅団としても第1層に堂々と侵入し、お宝を奪うチャンス。緋の眼がつなぐ悪の絆が生まれそうです。

 

クラピカと幻影旅団の共闘はあるか?

仮に幻影旅団がツェリードニヒと手を組んだとしても、確実に一時的なものでしょう。

旅団の目的はヒソカ殺害と王子の宝ですから、それさえ果たせればツェリードニヒと組続ける意味はありません。

確実に裏切るでしょうね。コーラを飲んだらゲップが出るってくらい確実に。

 

一方で、クラピカが狙うのもツェリードニヒ。というよりはツェリードニヒの持つ緋の眼。

もしツェリードニヒが緋の眼を船内に持ち込んでるとすれば、クラピカと幻影旅団の目的は一部重なります。

 

ツェリードニヒを無力化し、緋の眼を手にれるためにクラピカと旅団の共闘が見られるかも?

クラピカにとっては因縁の敵である旅団。でも仲間の眼を取り戻すためならなんでもするクラピカは旅団と手を組むことを選ぶでしょうね。

(旅団も緋の眼は一度盗んだことありますし、クラピカに譲ってくれる可能性が微レ存・・・?)

 

 

王位継承戦の継続は危うい?

ツェリードニヒと幻影旅団が手を組むにしても、お宝に手を出すのはまだ先の話。

まずヒソカを片付けないと、旅団は先に進めません。

 

ヒソカと戦うことになったら、大規模な戦闘になって大勢の犠牲者が出るんじゃないでしょうかね?

特にフランクリンが「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」を乱射した日には、数千人の死者が出ることでしょう(フェイタンの「許されざる者(ペインパッカー)」もやばいね!)。

 

関連記事:【ハンターハンター】フェイタンの強さや魅力、伏線をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

そうなればブラックホエール号内は大パニック。

下層で起きた騒ぎが上層にも影響し、王位継承戦を続けることもできなくなるのでは?

 

まぁ、最終的に旅団は第1層で盗みを働くつもりですし、こそこそ盗んで脱出するのは旅団のやり方ではないでしょうから、王位継承戦そのものが死亡フラグビンビンなんですよね・・・

マフィアのオークションを襲ったように、真正面から攻撃しそうです。

 

 

 

暴動が起きれば幻影旅団VS十二支んもあり得る?

ヒソカ、あるいはエイ=イ一家と幻影旅団の戦いが起きれば、暴動は過激化するでしょう。

こうなれば犯罪ハンターのミザイストムら十二支んのメンバーも鎮圧に動かなければなりません。

 

となれば、幻影旅団のメンバーと十二支んメンバーが接触する可能性も!?

こうなったらバトルは避けられないでしょう!

 

ヒソカの採点では、十二支んのカンザイ、ピヨン、ギンタはイルミ以下。

ジンやパリストンが抜けた今、十二支んは幻影旅団にも潰されかねない・・・?

ヒソカの採点がここにきて回収されるかも?

 

 

モレナの暗殺はイルミの仕事?

モレナたちエイ=イ一家の縄張りは第3層です。

ノブナガとフィンクスはモレナを殺す気満々ですが、上層階にいけない今、直接接触する方法がありません。

 

そこでフィンクスは「他の団員に連絡してヒットマンを狩る」と宣言。

もしモレナが第3層にいた場合、モレナ殺害ができるのは、同じ3層にいるイルミとカルトでしょうね。

 

しかも、抗争を大規模化させず穏便にモレナだけを殺害するなら、暗殺者であるイルミとカルトに任せるのがうってつけ!

ついにゾルディック家の真面目に仕事してる兄弟の連携ビジネスが見られるか・・・?

 

関連記事:【ハンターハンター】カルトはどういう経緯で幻影旅団に入団したのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

さいごに

正直、先の展開を考察しても多分無意味だと思います。

登場人物が多すぎて、あらゆる可能性を考えなければなりませんからね。

ヒソカがイルミになりすましている説もありますし、展開のパターンが多すぎます。

 

 

いろいろと考察してきましたが、まぁ余計なことを考えず流れに任せて読んでいくのが一番楽しいでしょう。

個人的には、幻影旅団が大暴れして王位継承戦を中断させる展開希望です(ややこしすぎるので)。

 

 

同じ弓矢の念能力を持つポックルとハルケンブルグはどっちが戦闘向き?

 

ハンターハンター382話で、カキン帝国の第9王子・ハルケンブルグの能力が明らかになりました。

アーチェリーの世界大会で銀メダル取った過去を持つハルケンブルグさんらしく、念能力は弓矢をモチーフにしていましたね。

 

関連記事:【ハンターハンター】第9王子ハルケンブルグの念能力強すぎ!対処できる念能力者はいるのか? - 私の名前はジロギン。

 

そういえば、もう1人弓矢を念能力にしていたキャラがいたような・・・

そう、ポックル!!

ハンター試験編が終わってから出番がほぼなく、キメラ=アント編で登場したと思ったら作中屈指のトラウマシーン(あっあっあっ)を演じることになったポックルさんです!

 

能力が少しかぶってしまっているポックルとハルケンブルグですが、

どちらの能力の方が念能力者との戦闘に向いているんでしょうかね?

2人の能力の性能などを比較しながら考察していきます。

 

 

 

 

ポックルとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 5巻54P/冨樫義博/集英社)

 

う○こみたいな帽子をかぶっている青年です。幻獣ハンターとして未確認生物を追っています。

ゴン、クラピカ、レオリオらと同じく287期のプロハンターです。

試験中は弓矢を武器にし、矢の先に毒を塗るなどしてガチのハンターっぽい戦い方をしていました。

 

ただ、実力的にはプロハンターになるべきだったのかどうか怪しかったポックル。

最終試験までは自力で生き残ったものの、同期のハンゾー相手になすすべなくギブアップ。キルアには「やる気にならない」という理由で戦いを放棄されてしまうなど、かなり残念にあしらわれていました。

 

念の習得においても、ハンゾーやクラピカが先行し、ゴン、キルアが追いかける中ポックルは苦戦していたとのこと。

287期の合格者は念や戦闘においてズバ抜けた才能の持ち主ばかりということもありましたが、ポックルはどうしても劣って見えました。

 

関連記事:【ハンターハンター】287期ハンター試験最終試験出場者の強さランクを考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

その後、キメラ=アント編で再登場。ハチ使いの女子・ポンズと他2名の男性ハンターとともにキメラ=アントの兵隊たちと交戦することに。

善戦もむなしく、師団長ザザンの毒針によってポックルは捕獲されてしまいました。

他のハンターも殺害され、ポンズも銃殺されたようです。

 

ポックルは生まれたばかりのピトーに脳みそをいじくられ、念能力の情報をキメラ=アントたちに漏らし、女王アリのエサになるという末路を辿ることに・・・

主人公の同期ハンターというそこそこ良さげなポジションなのに、この扱いはなかなかひどい・・・ポンズちゃんとイチャついてるからそうなるポックルとしては不本意すぎる最期となりました。

 

ポックルの念能力「七色弓箭(レインボウ)」

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(出典:HUNTER×HUNTER 5巻42P/冨樫義博/集英社)

 

ポックルの念能力は、オーラを弓矢の形に変えて敵に撃つ「七色弓箭(レインボウ)」

3本の指を弓に見立て、オーラでできた矢を放つようですね。放出系、変化系あたりを応用した能力かと思われます。

 

名前に「七色」とついているため、7種類の効果を持つ矢を撃てると思われます。

しかし作中で明らかになったのは2種類のみ

  • 赤の弓・・・矢が刺さった部分が発火する
  • 橙の矢・・・最速の弓矢

他5種類に関しては不明です。

 

今回の考察では、この2種類の矢に絞って考察します。

 

第9王子・ハルケンブルグとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年44号/冨樫義博/集英社)

 

カキン帝国の9番目に生まれた王子です。凛々しい顔立ちで髪も外にはねている、見るからに王子っぽいルックスをしています。

 

性格はすっごく真面目。部下にナンパさせた女性の皮を剥いだり、ライオンを絞め殺してドヤ顔したり、他の王子の部下を銃撃したり、マフィアのケツモチをしたりする他の王子たちと比べると、だいぶ常識人です。

 

そんなハルケンブルグですが、飛び級で世界最高峰のミワル大学に15歳にして入学するなど、学力は常識離れしています。

さらに学生時代にアーチェリーの世界大会で銀メダルを獲得するなど、文武両道。これは女性からモテるパターンですね。ハルケンブルグよ、その才能をほんの少しだけでいいから、なんで私に分けてくれなかったんだ!

 

王位継承戦スタート直後、ハルケンブルグは継承戦を辞退する旨を父・ナスビに伝えるものの却下されてしまいます。もともと争いは好まない性格のようです。

 

さらに、自身に取り憑いた念獣も継承戦を降りることを良しとしなかったため、ハルケンブルグは覚醒。本気で継承戦に臨むことになりました。

 

ハルケンブルグの念能力

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年44号/冨樫義博/集英社)

 

ハルケンブルグのオーラを巨大な弓に変え、自身の考えに賛同する部下たちのオーラを矢に変えて放つ能力です(名前は不明)。

 

矢で貫かれ者は戦う「意志」を失い、ハルケンブルグの部下として操作されてしまいます。

ただ、矢によって傷を負ったり、命を奪われたりすることはないようです。

 

矢は防御不可能。ベンジャミンの部下・シカクがカウンター型の能力「遊戯王(カルドセプト)」を発動しましたが、能力を無視してハルケンブルグの矢がシカクに刺さりました。

 

発動には、矢1発につき部下の肉体1つが必要となります。

操作している部下の人数分しか矢は撃てないものの、ターゲットに当たれば部下にできるので、補充も問題ありません。半永久機関ですね。

 

ポックルのように、ハルケンブルグの能力も弓矢の経験を反映していると思われます。

世界第2位の実力で放つ弓矢は、確実に敵を貫くでしょう。

 

対念能力者を想定する

今回はポックルとハルケンブルグの「弓矢」の能力は、どちらがより戦闘向きかを考える戦いです。ですので2人が直接戦い合うわけではありません。

仮想の敵と環境を用意し(オレの脳ん中にさ)、2人の能力の性能を考えます。

 

条件は以下の通りです。

  • 敵は念の基礎(纏、練、絶)と応用技(硬、堅、周、円、隠、凝、流)は習得済み
  • 「発」は個人によって様々なので、未習得とする
  • ベンジャミンの私設兵よりちょっと弱いくらい
  • 遮蔽物の一切ない、広場での戦闘(矢は避けない限り当たる)
  • 戦闘開始時点で、敵とは15mほどの距離が空いている
  • ポックル、ハルケンブルグは「発」での攻撃のみ可能(矢の能力の強さを競うため)
  • ハルケンブルグには10人の部下がいる(部下は攻撃できない)

難しく書きましたが、そんなに深く考えなくて大丈夫です。

この条件でポックルとハルケンブルグの能力を比較してみましょう。

 

矢を放つ速度はポックルに軍配

ハンターハンターの世界において、スピードはとても重要です。

キメラ=アント編では、ネテロやメルエムは0.1秒よりも早いスピードで攻撃を繰り出していました。

 

関連記事:【ハンターハンター】アイザック=ネテロ元会長の強さや魅力について紹介する! - 私の名前はジロギン。

 

比較対象が元最強の念能力者とキメラ=アントの王では極端かもしれません。でも初手の攻撃スピードが速いほど、一撃で相手を倒せる可能性が高いのは同じことです。

 

ポックルとハルケンブルグ、2人の念を使った描写から見ると、矢を放つスピードに関してはポックルに軍配が上がりそうです。

 

ハルケンブルグの作り出す弓は大型で、矢を引いて放つまでに時間がかかりそう。

一方ポックルの矢は指先で作り出す小型で、放つまでの時間も短いと思われます。

 

 

能力発動のタイミングも考えましょう。

ポックルの矢は放った瞬間(橙の矢)、およびターゲットに刺さった瞬間(赤の弓)です。

ハルケンブルグは、ターゲットに矢が刺さり、部下の肉体が消失して初めて能力が発動します。少しラグがありますね。

 

スピード勝負ならばポックルの「七色弓箭(レインボウ)」が有利でしょう。

 

 

 

連射性も「七色弓箭(レインボウ)」の方が高そう

部下の肉体を犠牲にしなければならないハルケンブルグの念能力は、撃てる矢の本数が決まっています。

何人操れるかわかりませんが、今回の想定では部下の数は10人、つまり10発までです。

 

ポックルは(オーラの総量がわかりませんが)、オーラがそこを尽きるまで矢を打てます。ハルケンブルグとは異なり、自分のオーラ以外矢を打てる数に影響する要素がありません。

 

ハルケンブルグの方は部下の肉体を犠牲にしなければいけない時間を考えると、連射性は低そうです。

次の矢を準備する間が、敵が攻撃するスキとなるでしょう。

この点でもポックルの「七色弓箭(レインボウ)」の方が使い勝手が良さそうですね。

 

ハルケンブルグの矢は防御不可能

ここまで見るとポックル有利の展開です!昔からハンターハンターを読んでいる身としては

「ポックル!ハルケンブルグなんて新参者に負けんじゃねぇ!」

と、古株キャラのポックル氏を応援したくなります。

 

でも、忘れてはいけないことがありますね。

ハルケンブルグの矢は防御不可能なんです。どんな能力でも防げない、サシでの戦闘では最強クラスの効力を持っています。

 

ここでポックルの勇姿を思い出してみましょう。

キメラ=アントと対決したポックルは、「赤の弓」で兵隊アリの顔面を焼くことには成功。しかし、「橙の矢」はパイクに一瞬で止められてしまいました。

 

キメラ=アントは人間を超える身体能力を持っている事は間違いありません。でも当時のパイクたちは念を身につけていませんでしたよね(パイクの能力は念だったのかアリとしての特性だったのかはわかりませんが)。

 

関連記事:【ハンターハンター】シズクの「デメちゃん」が幻影旅団にとって便利すぎる件 - 私の名前はジロギン。

 

念を習得前のキメラ=アントは厄介ではあるものの、念能力者にかかればそれほど倒せない相手ではなかった・・・でもポックルの矢は止められちゃってます。

 

「七色弓箭(レインボウ)」は相手が念能力者だった場合、避けられるか「硬」「堅」で防がれてしまうかもしれませんね。

 

「防御できない矢」を撃てる段階でハルケンブルグさんの念は、これまでのポックルが優位だったスピード・連射性を上回るほどの使い勝手の良さとなるでしょう。

 

ハルケンブルグは鎧も生み出している

ポックルとハルケンブルグは弓矢を能力とするキャラ!

・・・そう思ってこの考察を始めたのですが、ハルケンブルグがオーラで生み出すのは弓矢だけではありませんでしたね。

 

そう、部下のオーラを鎧(よろい)に変えて自分たちを守っています。

この鎧があれば、相手に先制攻撃されても防げるでしょう。

鎧がどれくらいの固さなのかわかりませんが、相互協力型の能力ということもあり、並の攻撃ではよろいを破れないのではないでしょうか?

 

つまりこの鎧があることで、私が考察してきたハルケンブルグの能力の弱点、

「発動までに時間がかかるため、相手に先制される可能性がある」

「連射性が低いので、次の矢を撃つまでに攻撃される可能性がある」

両方ともしっかり対策しとるぅぅぅ!!ってことになるのです。

 

さすが世界最高峰・ミワル大学卒のハルケンブルグさん。ジャパンの私立大学卒の私が思いつくような戦法は、すでに読み尽くしているってわけですか・・・

 

矢が刺されば勝ち、チート・ハルケンブルグ

矢が刺さった後の効果も見てみましょう。

ポックルの場合、明らかになっているのは「赤の弓」による発火ですね。火がつくだけでも強いとは思います。

一方ハルケンブルグの場合は、「矢がささった相手を操作できる」能力です。

 

以前、シャルナークがキメラ=アントと戦った際「アンテナをさせば勝ち」と言っていました。シャルナークのような強制型の操作系念能力者は、操作する条件さえ満たせば相手の意識を奪い、戦闘を終わらせることができます。

 

ハルケンブルグの場合もシャルナークと同じですね。矢が刺されば戦闘は終わりです。

はいチート。操作系のチート能力っぷり全開ですね。

 

関連記事:【ハンターハンター】シャルナークはケータイがあればヒソカに勝てたのか? - 私の名前はジロギン。

 

シャルナーク(あとイルミ)が敵に刺さなければいけないアンテナ(針)は短く、相手に接近する必要があります(イルミは投げても刺せますが)。

相手に接近する以上、反撃を食らうリスクも高いです。

でもハルケンブルグは弓矢によって遠隔でターゲットを狙えますから、反撃されるリスクを下げられます。

 

しかも矢は防御不可で、カウンター型の念能力も発動しない・・・強すぎませんかね?

 

ポックルも相手を即死、あるいは一撃で戦闘能力を奪う技があれば・・・

ん?ハンター試験で使ってた毒矢を使えばいいんじゃない?

毒なら、相手の動きを1発で止められ、戦闘能力を奪えるはず!

 

やっぱり、ハンターハンター世界において毒って強いかも・・・(ゾルディック家除く)

 

関連記事:【ハンターハンター】シルバがクロロのベンズナイフの形だけで毒ナイフだと気付いたのは何故? - 私の名前はジロギン。

 

 

 

ポックルもハルケンブルグも矢に追尾能力はなさそう

ポックルの矢もハルケンブルグの矢も、「ターゲットを追尾して突き刺さる能力」はなさそうです。

まぁ仮にも弓矢の名手である2人ですから、能力に「追尾」まで含めちゃったら弓使いの名が廃りますよね。

 

矢に追尾能力までもたせたら、新しく制約を考えないといけなそうです。

自分の実力でターゲットに矢を命中させられるなら、追尾は不要な能力ですかね。

 

 「七色弓箭(レインボウ)」は念能力者と戦うための能力ではない?

ポックルの「七色弓箭(レインボウ)」が本当に7種類の能力を持っているとしたら、かなりオーラのメモリを割きすぎている気がします。

 

7種類も作る必要があったのかなと・・・7つも作ってしまったから1つ1つの能力が弱くなってしまったんじゃないかと・・・少し心配になりますね。

 

そもそもポックルの能力は、念能力者と戦うことを想定に作られていないのかも。幻獣ハンターですからね。

動物を狩る、またはおとなしくさせるレベルの攻撃ができればいいのであれば、念能力者の素早い動きやオーラによる堅い守りを突破する弓矢は必要なさそうです。

 

むしろ、遠く離れた獲物や海の中の獲物、暗闇に潜む獲物などあらゆる状況でもターゲットを攻撃できるために、7種類の弓矢を生み出すことを優先した可能性もありますね。

 

だとしたら全然恥じることはないよ!ポックル!

そう、ポックルらしい念能力だと思う!

ハルケンブルグは完全に対人用の能力だからね!念能力者を想定して作られてるからね!土俵が違うよ土俵が!

 

・・・無理やり競わせてごめんね、ポックルさん。

 

ヂートゥを忘れちゃダメ!

この記事を書いてて思い出したんですが、キメラ=アント師団長のヂートゥも矢を使ってましたよね。モラウとの戦いで追い詰められた時、突如として具現化しました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 24巻7P/冨樫義博/集英社)

 

ポックル、ハルケンブルグと違ってクロスボウ(ボウガン)でしたけど、弓矢のいとこみたいなものです。

 

ヂートゥの矢についても考察したいのですが・・・さすがにポックル、ハルケンブルグの二大弓矢使いの足元にも及ばないかと。

モラウにも「自分の足より遅い武器作っても意味ない」ってダメ出しされてましたもんね。特別な効力があるわけでも、威力があるわけでもなさそうでしたし。

 

弓の専門家で、自分の特性や役割を理解した上で能力を作り出したポックルとハルケンブルグ。

とりあえずその場だけ切り抜けられればOK!と考えて能力を作り出したヂートゥ。

 

さは圧倒的ですね。そうです、念能力はポックルたちの方が上質ですが、元々の身体能力の差でヂートゥが勝ちそうです。

ハルケンブルグもヂートゥのスピードは捉えられないのでは・・・?アーチェリーは動かない的をめがけて打つ競技ですし。

 

関連記事:【ハンターハンター】最速キャラクターランキング!一番速く動けるのはまさかの・・・ - 私の名前はジロギン。

 

 

 

まとめ:世界1位はポックルではなさそう

ポックルとハルケンブルグ、弓矢をモチーフにした2人の念能力はどちらが実戦向きかというと、

ハルケンブルグ

だと私は考えました。ポックルさんは比較する相手が悪かったですね。チートすぎますもん、ハルケンブルグさん。

 

実は、

「ハルケンブルグが学生時代、世界大会で唯一勝てなかったのがポックルで、金メダルはポックルが獲っていた」

なんて展開を地味に期待していたのですが・・・ないかもしれませんね。

 

ポックルさんに花をもたせてあげられると思ったのですが、不本意な結果になってしまいました。

でもポックルさん、私たちはポックルさんの勇姿を忘れないよ!

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 19巻168P/冨樫義博/集英社)

 

カチョウ・フウゲツの念獣の能力判明!カチョウは第2の念獣となる?

 

2018年10月6日発売のジャンプで、カキン帝国の第10王子・カチョウと第11王子・フウゲツに取り憑いた念獣の能力が明らかになりました。

 

カチョウの念獣はこれまで姿すら見せていなかったので、初のお披露目となりましたね(無形の念獣ですが)。

さらに、カチョウの死によってフウゲツの能力にも少なからず影響が出そうなんですよね。特に「念獣による攻撃」の面で。

 

今回は

死んだカチョウがフウゲツにどのような影響を与えるのか

考察したいと思います。

 

 

 

第10王子・カチョウとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年45号/冨樫義博/集英社

 

10番目に生まれた王子です。王子と呼ばれていますが、性別は女性。

母親はセイコ王妃で、フウゲツとは双子の姉妹にあたります。血のつながった兄弟(姉妹)はフウゲツ以外にいません。

 

フウゲツとは仲良しで、いつでも2人は一緒・・・と周囲の人々には思われていたのですが、実はフウゲツに対してすごく高圧的な態度を取っていたカチョウ。

「気安く呼ぶんじゃねーよバカが!」などと強い口調になることもありました(かなり怖いですけど、リアルな兄弟姉妹ってこんな感じですよね!我が家でもこんな感じでした!・・・ウチだけじゃないよね?)

 

周りの部下たちに対してもわがまま放題で、じゃじゃ馬のような印象を持ちます。

 

しかし、そんなカチョウの態度は全て偽りの感情。カチョウの心音を聞いたセンリツはあざむけず、本心では妹のフウゲツを誰よりも大切に思っていたのでした(私も実の妹に対してカチョウと同じ感情を抱いてますよ、ええ!)。

 

カチョウは自分すらも偽り、フウゲツを守るための憎まれ役を演じていたのです。

過去に登場してきたどのキャラよりもツンデレですね。

 

関連記事:【ハンターハンター】センリツはどうやってハンター試験に合格したのか考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

結果的にカチョウはフウゲツとともに脱走する道を選択。しかしその努力もむなしく、継承戦の不思議な力によって、カチョウは死を迎えました。

 

カチョウの念獣の能力「2人セゾン(キミガイナイ)」

カチョウの念獣は相互協力型の能力で、名前は「2人セゾン(キミガイナイ)」(冨樫先生は本当に欅坂46にどハマりしてるんですね)。

 

カチョウかフウゲツが死んだとき、生前の姿となってもう一方が死ぬまで側で守るという能力。他の王子とは異なり、姿を持たない「無形」の念獣です。

 

カチョウは継承戦から逃げようとしたところ、無数の手によって殺害されてしまいましたが、念獣能力でフウゲツの元に現れました。

フウゲツはカチョウが死んだところを見ていませんので、カチョウは生きていると思っているでしょう。

 

第11王子・フウゲツとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年45号/冨樫義博/集英社

 

カチョウの実の妹です。双子なので、年齢は同じだと思われます。

強気でケンカ腰な姉とは違い、フウゲツは引っ込み思案。初登場時はカチョウに対しても弱気な対応をしていました。

 

そんなカチョウでもフウゲツは「カーちん」と呼び、とても慕っているようです。

フウゲツの念獣の能力が初めて発動し扉が現れた時も、つながった先はカチョウのベットでした。フウゲツがカチョウを愛する気持ちが、カチョウへの道を開いたのでしょう。

 

フウゲツは一度、王子たちが居住するブラックホエール号の第1層から脱出することに成功しています。

ミザイストムらに確保されてしまいましたが、センリツやカチョウを護衛していたキーニらに脱出作戦実行を決意させるきっかけとなりました。

 

出港から8日目の晩餐会にて、センリツの笛の音を利用しカチョウとフウゲツは脱走。キーニの犠牲を払い脱走寸前までいくものの、謎の力によって妨害されてしまいました。

フウゲツは自身の念獣の能力で逃れられたものの、カチョウは先ほどの通り死亡。

 

フウゲツの念獣の能力「秘密の扉(マジカルワーム)」

ワーム状の空間移動能力です。扉をフウゲツの行きたい場所までつなげることができます。

しかし、フウゲツが操れるのは往路のみで、復路はカチョウしか操れません。フウゲツだけでは行った場所から戻ることができないのです。

 

カチョウが「2人セゾン(キミガイナイ)」の能力でフウゲツと一緒になったことから、実質フウゲツ1人で往路も復路も操れるようになったと考えることもできますね。

 

フィンクスの話だと、空間移動能力は制約として「マーキング」(移動したい場所に一度自力で足を運ぶ)をしなければならないはず。

しかし、フウゲツは行ったことがない場所にまで移動できていました。「マーキング」を必要としない、異例の空間移動能力だと思われます。

 

 

それでは考察を進めていきましょう!

今回は、「2人セゾン(キミガイナイ)」の能力でフウゲツの側についたカチョウの考察がメインとなります。

 

死んだカチョウの状態を考察

現状、死後のカチョウの姿を見ているのはフウゲツのみです。ですので、カチョウが他の人からどのように見えるのかなどは不明。

場合によっては、カチョウはフウゲツを守る上でかなり強い攻撃手段になる可能性も考えられます。

 

フウゲツの弱点は「攻撃能力のなさ」

センリツも心配していましたが、フウゲツには攻撃能力がありません。

ただでさえ念能力を持たない少女。さらに念獣も空間移動系で攻撃手段にはならなそうです。

 

まぁフウゲツがノヴの「窓を開く者(スクリーム)」みたいに敵をドアに挟んで首チョンパしてたらそれはそれで嫌ですけどね。

 

フウゲツは一度部屋から念獣能力を使って逃走してしまったことで、「空間移動系の能力=攻撃手段はない」ということが他の王子たちにも知れ渡ってしまいます。

するとどうなるか。真っ先にフウゲツを殺害しようと動きだす王子がいる可能性がありますね。

これがセンリツの心配事であり、ベンジャミンの私設兵・ウヒョウヒも言及していました。

 

カチョウがフウゲツを守るのだとしたら、「カチョウがフウゲツにとっての攻撃手段になること」が有効な方法となるでしょう。

 

 

 

カチョウは目に見えない?

カチョウを視認できるのがフウゲツのみだった場合、言ってみればカチョウは透明人間。気付かれずに敵を攻撃することも容易でしょう。

 

カチョウは念獣の念で蘇った姿なので、念能力者以外には見えない可能性が高いです。

では念能力者ならどうなのでしょう?

 

もし念能力者にも見えなかった場合、カチョウはフウゲツに近寄る刺客を暗殺し放題ですね。

カチョウがまだ少女といえど、見えない攻撃を避けようもありません。ザックザック殺せます。

 

特に王位継承戦からは銃撃も念能力者にそこそこ聞くことが明らかになりました(カミィに撃たれたヒュリコフは出血してました)。

死角から攻撃されたら、方法次第では念能力者でも致命傷になりかねないでしょう。

 

関連記事:【ハンターハンター】念能力者に拳銃での攻撃は有効なのか? - 私の名前はジロギン。

 

生き返ったカチョウがフウゲツと一緒の部屋に逃げていたので、念能力者にも見えない方が都合はいいですよね。

部屋を分けられてしまったら、「2人セゾン(キミガイナイ)」の「死ぬまで側で守る」の能力と反してしまいますし。

 

 

カチョウが独自の念能力に目覚める可能性も?

生前のカチョウは念能力を持っていないただの人間でした。

念獣にも攻撃能力がなく、正直フウゲツを守りきるには力が足りていないとも思えます。

 

もしかしたら、フウゲツに危険が迫った際にカチョウが独自の能力を発現する可能性も0ではありませんよね。

念は精神的な部分が大きく作用しますから、危機的な状況が眠れる念を目覚めさせるかも。

 

そういえば、モラウと戦ったヂートゥが、窮地になった時クロスボウを具現化してましたよね?

ヂートゥはキメラ=アントなので特例かもしれませんが、突発的に念が生まれることはあり得るのでしょう。

 

関連記事:【ハンターハンター】ヂートゥの「紋露戦苦(モンローウォーク)とはどんな念能力だったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

あるいはフウゲツと相互協力型の念能力を発現するかも・・・?

念獣の能力も相互協力型でしたし、2人がいつまでも一緒にいるのであれば、2人のオーラを使える相互協力型の念の方が強くなるでしょうし。

 

あるいは防御型、カウンター型の念も可能性にあるでしょう。

文字通り「護る・守る」のが「2人セゾン(キミガイナイ)」の能力だった場合、フウゲツをあらゆる攻撃から守る能力を課長が発言するかもしれませんね。

 

死後の念でカチョウの念も強化する?

もしカチョウが念能力に目覚めるのだとしたら、死後の念で強化される可能性も考えなければなりませんね。カチョウは死んでますので。

 

ただ、死後の念については謎が多いです。

死んだ念能力者の中でも、死後の念が発動しなかった者もいます。ゴトーとか、カストロとか、ジスパーとか(ジスパーはゲンスルーに顔面爆破された人だよ!)。

死後の念が発動するには条件があるのでしょうね。

 

これについてはヒソカが少しヒントを残してくれました。

ヒソカはクロロとの戦いで、死の直前に「自分が死んだ後、オーラに肺と心臓をマッサージする」よう命令を出していましたね。その結果、死後の念が発動しました。

生前あらかじめプログラムしておかなければ、死後の念が発動しない可能性があります。

 

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカは心肺停止による死であれば死後の念で何度でも復活できるのか? - 私の名前はジロギン。

 

あるいは、死ぬ直前に強い思いがあれば発動するのかも?

ピトーが死後の念で動き始めた時は、「王を護る」という強い気持ちで念が発動したみたいですよね。

もしカチョウが死後の念まで発動するのなら、ピトーのパターンに近いかも。「カチョウを護る」という強い気持ちによって念も強まる的な。

 

関連記事:【ハンターハンター】カイトは両腕ならばピトーに勝てたのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

ただ、死後の念は34巻だと「死後さらに強まる念」と表現されてもいるんですよね。

これの意味合いとしては「(生前発動していた念が)死後さらに強まる」と取れます。

生前に念能力を持っていなかったカチョウは、死後の念には該当しないかもしれませんね。

この辺はストーリーの経過を見るしかないでしょう。

 

 

 

 

カチョウは他の王子を殺す気マンマンだった?

冒頭にちょっとだけ触れましたが、カチョウがフウゲツに「気安く呼ぶんじゃねーよ」と言った後のこと。

カチョウはフウゲツに「協力した他の王子たちを殺る」とも言っていたんです。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 34182P/冨樫義博/集英社

 

この時のカチョウは、センリツ曰く自分を偽っている状態。ですので、この発言が本心だったかはわかりません。

ただ少なからずカチョウには、他の王子を危険視・敵対視する気持ちはあるのでしょう。

 

ということは、カチョウは他の王子や刺客がフウゲツを襲った場合、普通に殺す気もあるのではないでしょうか?

この発言を切り取ると、死後のカチョウがフウゲツを守るために、何らかの能力を身につける可能性も考えられますよね。

特に刺客を攻撃・殺害するための能力を・・・(アネキ怖し!)

 

まとめ:このままだとフウゲツはヤバイ

正直、現在の状況だと他の王子から最も攻撃されやすいのはフウゲツなんですよね。

これはセンリツやウヒョウヒが言っていた通りです。あまりにも弱すぎます。

 

今回、カチョウは死なせてフウゲツは生かした事を考えると、フウゲツがすぐに死ぬ展開は考えにくいと思います。わざわざ生かした意味がないからです(フウゲツはカチョウと一緒にいれればいいわけで、王になる気もなさそうですし)。

 

ならばカチョウがフウゲツを護るための力、いわば「第2の念獣」となる展開が一番自然かなと。

 

フウゲツにはクラピカやビスケらが護衛についているわけではありません。

だからこのままだと死亡フラグビンビンなんですよね。ビンビンなんですよ。

 

センリツが守ってくれると言っても、おそらくセンリツには戦闘能力はほぼないでしょうし・・・

やっぱりカチョウが生前以上の力をつけてフウゲツを死守する展開しかない気がします・・・

 

カーちんフーちんは生き残るのでしょうか?正直死ぬ可能性めっちゃ高いですが死後のカチョウにどのような変化があるのかが肝となりそうです。

 

 

【ハンターハンター】歌うイズナビ。ディスられるバショウ。

 

カキン帝国の王子やその他VIPたちが参列する、第一回日曜晩餐会が開催。

晩餐会は王室主催の音楽会ということで、楽器の腕や歌声に自信のある者たちによるライブシーンが描かれました。

 

出港から、若造としゃべっていたイズナビ師匠、合法の麻薬を吸っていたバショウも音楽会に参加し、ステージに上がりました。

が、この2人のシーンがおもしろすぎるのです。

 

ハンターハンターを考察する者としては、カチョウ王子とフウゲツ王子の能力やカチョウの護衛をしていたハンター協会員・キーニの考察をするべきでしょう。

でもですね、こういうメインストーリーに関わる考察は誰かがやってくれると思うんですよ。

 

私としてはイズナビ&バショウが気になった仕方がなかった・・・この2人を見逃すわけにはいかない!

ということで考察していきます。

 

 

 

 

イズナビとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 9183P/冨樫義博/集英社)

 

クラピカの師匠にあたる男性です。

黒髪に無精ヒゲを生やした、見かけはただのおっさん。

しかし、念の存在すら知らなかったクラピカに半年で基礎から「発」の開発、「制約と誓約」まで教え込み、ウボォーギンを倒すレベルまで成長させた凄腕の教育者でもあります。

 

クラピカはもともと木刀の二刀流で戦う戦闘スタイルでしたが、鎖と体術で戦うスタイルに切り替えています。

戦い方までイズナビが教えたのかどうかわかりませんが、もしそうだとしたら有能of有能、ウィングやビスケ以上に教え上手かもしれません(クラピカの素質が高かったことも影響してるでしょう)。

 

関連記事:【ハンターハンター】クラピカの師匠「イズナビ」が師匠としてかなり有能な件

 

ブラックホエール号には、クラピカの要請を受けて乗り込みました(弟子から仕事をもらう師匠の図)。

第6王子・タイソンの護衛をしています・・・が、サボっている姿ばかり描かれています。

同じくタイソンの護衛をしているジュリアーノという若造と一緒におしゃべりしまくりです。

 

現状、タイソンの身に危険が発生していないからこそサボれる、平和の表れかもしれません。

しかし、クラピカやセンリツは担当する王子を全力で守ろうと決意している裏で、イズナビ師匠はタイソンにほとんど思い入れはない様子。

 

タイソンの念獣についても「これはなんだ?」というような感想を言うばかりで、真剣に分析していません。

イズナビ師匠の全力を見れる日は来るのでしょうか・・・?

 

関連記事:【ハンターハンター】クラピカが追い詰められる裏で特に何もしていないイズナビ師匠

 

バショウとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 8巻91P/冨樫義博/集英社)

 

体格の良いリーゼントヘアーの男性です。クラピカとは、マフィアのノストラード組に雇われたハンター同士として知り合いました。

 

初対面の時はクラピカに「私に話しかけるな」と、考えられないほど冷たくあしらわれていたバショウさん。

しかし、ヨークシンシティでの一件やそれ以降の仕事(描写なし)でクラピカとの信頼も深まったのか、カキン王子たちの護衛を務めるハンターとして召集されました。

クラピカやセンリツと同じく、ネオンの力を失ったノストラード組に残っていたようですね。

 

バショウは第7王子・ルズールスの護衛をしています。

ルズールスとは話が合うようで、一緒に麻薬(合法)を吸っておしゃべりをするなど、友達のような付き合いをしています。

他のハンターたちとは違う意味で王子に近しい存在になっているみたいです。

 

ルズールスにも直接的な危険が及んでいないので、バショウの活躍も少なめ。

ヨークシンで幻影旅団に対して恐れをなしていたバショウとしては、何も起きないに越したことはないでしょうね(全員に言えることですが)。

 

バショウの念能力は「流離の大俳人(グレートハイカー)」

バショウが書き記した俳句(川柳)の内容が現実になるという、隠れたブッ壊れ能力です。

 

ただ、俳句にすればなんでも現実になるのかは微妙なところ・・・作中では、

「オレ様が 殴ったものは みな燃える」

「我が問いに 空言人が 焼かれ死ぬ」

と炎関係の句だけ読んでいました。もしかしたら燃やすだけの能力の可能性も0ではないかも・・・?

読んだ句の出来によっても効力が変化するようです。

 

関連記事:【ハンターハンター】バショウの「グレートハイカー」なら暗黒大陸の生物や厄災も操れる?

 

では音楽会の様子に移りましょう!

 

歌うイズナビ

音楽会のプログラムによると、イズナビ師匠とジュリアーノはロック演奏をするとのこと。

 

本番前のイズナビ師匠は「なぜオレが・・・(こんなことしなくちゃならないんだ)」とイヤイヤやっている雰囲気をかもし出していました。

ジュリアーノが「王子命令」と言っているので、イズナビも直前までライブステージに上がるなんて思ってもみなかったんでしょうね。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年45号/冨樫義博/集英社)

 

初登場時は柔道着を着ていて、おしゃれとは無縁そうだったイズナビ師匠が、こんなかっこいい服装までして。

だいぶ本人の意に反することをさせられているようです。

 

で、実際にステージに上がったイズナビ師匠はというと・・・

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年45号/冨樫義博/集英社)

 

ノリノリやないかい!!

完全に酔いしれちゃってます。自分の美声に酔いしれちゃってますよ。

 

いや、マンガなので美声なのかどうかわからないですけど、わざわざステージに上がるくらいですから、歌はうまいんでしょうね!

 

何でしょう、歌い終わった後に

「オレそんなにノってた?まぁオレ、友達とカラオケ行くと『マイク持つと性格変わるよね』って言われることあるから、それが出ちゃったのかな?」

とか言いそうな感じがあります。

クラピカに念を教えていた時のイズナビ師匠とは、だいぶイメージが違いますね。

 

 

イズナビ師匠がブラックホエール号に乗ってから、最初に見せた活躍が歌か・・・

意外な特技があるものですね。ジュリアーノもさりげなくエレキギター弾けてますし。

 

もしかしたらイズナビ師匠の念が歌に関係している可能性も・・・?

いや、普通の特技かな?

 

にしても、イズナビ師匠の歌声が気になりますな。

 

 

イズナビはイケメン

タイソンの護衛はみんな超絶イケメンで、完全に顔採用しています。

そんなタイソンがイズナビにステージに上がれと命令し、ジュリアーノと2人だけのステージを用意(他の護衛はアカペラ合唱でグループ化)。

実際に歌声を聴いたタイソンの目がハートになっているということは、イズナビ師匠ってかなりイケメンなんでしょうね。

 

まぁ確かにイケメンだとは思いますが、そんな設定がイズナビにあったとは・・・

クラピカもイケメンですので、イケメン師弟だったようです。

 

教育者としても優秀で、イケメン・・・学校の先生だったら生徒にも、生徒のお母さんたちにも人気になるパターンですね。

 

 

 

ディスられるバショウ

イズナビが歌う前に、バショウと協会員のリッジによる「フリースタイルバトル」が行われました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年45号/冨樫義博/集英社)

 

フリースタイルバトルというのは、1対1でリズムに乗りながら交互に相手をディスる(悪口を言う)という勝負です。

 

動画がありましたので、貼っておきます!(この動画も面白いです)

 

youtu.be

 

バショウの見かけからして、確かに相手をディスるの得意そうですが、本当にフリースタイルもやるんですね・・・

 

フリースタイルって、見た目以上に頭を使うんですよ。

韻を踏みながら相手をディスる言葉を探し、歌詞としてつなぎ合わせる。豊富な語彙力と頭の瞬発力が求められます。

ですので、フリースタイルバトルをたしなむ人たちって、意外と高学歴の人も多いんですよね。

 

バショウもプロハンターですし、頭のキレは常人以上でしょう。

単純に勉強ができるという方向とは別方面で頭の良さを生かしているようですね。

念能力に俳句(川柳)を使うくらいですから、特に語彙力には自信があるのでしょう。

 

・・・でも、バショウとリッジがフリースタイルバトルをしているコマだけ見ると、一方的にバショウがリッジにディスられてるだけっぽく見えます。

 

3コマあるのですが、リッジのディスりをバショウが黙って聴いているだけです。

せっかく3コマも使うなら、バショウのディスる姿も見たかった・・・

 

実はバショウはフリースタイルバトルなんてできなくて、リッジのディスりに対抗できず、すぐに部屋へ戻り泣いてしまった・・・なんて展開も面白いですね。

 

バショウの私服が役に立った

王子の護衛を務めるハンター協会員は、スーツを着ています。

音楽会では演目に合わせて着替えていたようですが、バショウは普段着ている私服でしたね。

一応持ってきていたのでしょう(さすがのカキン帝国といえど、そでの破れた中二病ジージャンの衣装までは用意してないはず)。

 

バショウの私服は、フリースタイルバトルの雰囲気にかなり合っています。

こんなところで役に立つとは、バショウも思わなかた・・・いや、わざわざ私服を持ってきていたということは、こういう事態(フリースタイルバトルをする可能性)も考えていたのかも?

 

だとしたらさすがプロハンター!

 

音楽で操作される可能性

最後に少し真面目な考察もしましょう!

晩餐会には王子たちが参加していますが、第1王子・ベンジャミンと第2王子・カミーラは出席していなかったようです。

 

おそらくこれは「音楽を対象者に聞かせることで発動する操作系の念」を警戒してのことではないでしょうか?

 

 

ハルケンブルグは念能力者ですが、真面目なので晩餐会にもきちんと主席してそう。

ツェリードニヒなど念を学び始めている王子は参加しているのか不明(たぶん会場にいるのでは?)。

 

関連記事:【ハンターハンター】第9王子ハルケンブルグの念能力強すぎ!対処できる念能力者はいるのか?

 

やっぱり念に精通している人は音楽を警戒しますよね。しかも演奏しているのは念能力者のハンター協会員ですし。操作される可能性は高めです。

 

・・・まぁ、センリツのフルートが船内放送もされてしまい、欠席しても意味なかったようですが。

 

また、ハンター協会員に演奏させ、王子の護衛から引き離しているあたり。カキン帝国側がハンター協会を信用し切っていない感じもしました。

晩餐会で王子が狙われても、私設兵や専属の家臣がいるから問題ないと判断しているのかもしれません。

 

ただカチョウ・フウゲツ(あと生きていればたぶんサレサレも)は自分たちが出演しようとしていたようですが、けっこう危ないことしてますよね。

音楽会が直接関係しているわけではありませんが、案の定カチョウは・・・

 

 

 

まとめ

ということで、イズナビとバショウの隠された一面に注目してしまいました!

 

どうです?見逃せずにはいられないでしょう?今まで情報の少なかった2人の意外な特技が明らかになりましたからね!

 

とはいえ読者からすると、歌を歌ったりディスられたりする活躍をこの2人に期待しているわけではありません。

イズナビはどんな能力なのか、バショウの能力はどう役立つのか・・・そっちの方が気になります。

 

タイソン、ルズールスともこれまで動きのない王子です。しかし、王子の人数が減るほど動かざるをえなくなるでしょう。

その時こそイズナビ、バショウの活躍が見れるはず!

 

2人の見せ場が来るまで待つさ・・・いくらでもな。

 

 

ハンターハンター36巻発売!幻影旅団、イルミ、カキン王子…見どころ満載!

 

2018年10月4日、ハンターハンター36巻が発売となりました!

ジャンプで読んでいる方はもちろんのこと、単行本派の方にとっては待ちに待った日になったのではないでしょうか?

 

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こんなに早く読めるなんて信じられないねぇ・・・冨樫先生、仕事頑張ってくれて、ありがたいねぇ・・・

 

表紙の絵からもわかる通り、36巻に収録されている話では幻影旅団が登場します。

この表紙の可愛い旅団メンバーは、12巻のセルフオマージュですね!

昔からのファンからすると、懐かしくもあり、また斬新でもある・・・冨樫先生も粋なことをしてくれます!

 

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しかし、12巻の時とは顔ぶれがだいぶ異なりますね。

真ん中にいる方はもしかして・・・?

 

ということで今回はハンターハンター36巻の紹介をします!

 

 

 

 

ハンターハンター36巻の見どころ

36巻の見どころはですね・・・

ええ、もちろんわかってますよ、まだ読んでない方もいらっしゃることは。

ご安心を。ネタバレしすぎず、それでいて読んでみたくなるくらいの内容のみ紹介します。

 

表紙のイルミが持っている花の意味

とか言っておきながらいきなりネタバレしちゃうんですけど、イルミが幻影旅団に入団します。

まぁ表紙を見れば明らかですし、表紙裏で冨樫先生が「ネタバレ。あえてね。」っていいてますから、セーフということで(すみません)。

 

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でもこのイルミ、ちょっと意味深じゃないですか?お花を持っています。

イルミがいつも持っているものといえば、他人を操作する針ですが・・・暗殺者のイルミが感謝を伝える花を持っているのはだいぶイメージは異なります。

 

この表紙のイルミに一体どんな意味があるのかたくさんの憶測が流れています。

  1. イルミがヒソカor幻影旅団に花を手向ける(始末する)?
  2. イルミに口がない→死人に口無し→イルミ死亡?
  3. イルミがウボォーギンの代わりに入団したことの暗示?

 こんなところですかね。

個人的には3番目の説を推したいです。理由もあります。

 

 

イルミが持っているような花が他に3つあります。これはウボォーギン以外に死亡した旅団メンバーの数(シャルナーク、コルトピ、パクノダ)と一致しますよね?

12巻の表紙でで死亡したメンバーが立っている位置と、花の場所も一致します(位置が一致する・・・)

 

そしてイルミはウボォーギンの後任としてNo.11になりました。

だからウボォーギンの位置にあった花を摘み取って入団しているのを暗示しているのではないかと。

 

一方でカルトもヒソカの後任として旅団入りしましたが、ヒソカは生きている(一回死んで生き返った)ので、カルトは花を持っていない・・・

 

表紙の花にはこういう意味があると思います。

 

ですので、この表紙は今後の展開を予知しているというより、単なる36巻のネタバレが表紙になっているのだと。

これで表紙裏の冨樫先生のコメントとも一致します。

 

幻影旅団が久しぶりに集結&フルネーム発覚

ヒソカを倒した後、クロロが入っていた通りカキン帝国王子たちの宝を狙う幻影旅団たちはブラックホエール1号内に乗り込んでいました。

幻影旅団が集結するのはヨークシンシティ編以来ですね。作中時間だと2年ほどですが、私たちの時間だと十数年経ってます・・・当時生まれた子供が高校生くらいになってるんじゃないですかね?

 

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フィンクス、フェイタン、ボノレノフ、カルト、シズクはキメラ=アント編でも登場しましたが、それでも10年以上前だと思います。

久しぶりって声かけたくなりますね。

 

www.g913-jiro.com

 

そして、現存する幻影旅団メンバーのフルネームも明らかになります。

これまでわかっていたのはクロロ、ノブナガ、マチ、シャルナーク、コルトピ(ヒソカ)だけでしたね。これで死亡したパクノダとウボォーギン以外フルネームが判明したことになります。

 

注目はボノレノフのファミリーネームですね!見逃さないように!

 

イルミが幻影旅団に加入、ヒソカを狙う

幻影旅団の目的はお宝、そしてもう1つあります。シャルナークとコルトピを殺害したヒソカ、を殺害することです。

 

www.g913-jiro.com

 

イルミはヒソカ自身の依頼でヒソカを暗殺する予定の模様。これにあたり、先述の通りイルミも幻影旅団に加入しました。

果たして誰がヒソカと戦うことになるのか、先が気になります。

 

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動き出すカキン系マフィアたち

カキン帝国王子たちとその護衛、クラピカたちプロハンター、幻影旅団、ヒソカ、十二支ん、ビヨンド勢・・・

多くの勢力が絶妙なバランスで攻防を繰り広げる中、新たなる勢力が登場します。

 

カキン帝国を根城とするカキン系マフィアたちです。

 

3つの巨大マフィアがブラックホエール号内で暗躍を始めました。その中には王子に強い因縁を感じている者もいる様子。

マフィアの動きにも注目・・・なんですけど、マフィアの登場でめっちゃキャラ増えました!ややこしすぎる!

 

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謎に包まれた守護霊獣たちの能力

王子たちに憑依した守護霊獣たちの能力。やはりこれらが王位継承戦の大きなポイントとなるでしょう。

さらに、ベンジャミンやカミーラの能力も発覚し、王子たちの能力+霊獣の能力との組み合わせで、これまでにないほど強力で凶悪な念能力が生まれそう。

特に、念を練習中のツェリードニヒの潜在能力は凄まじく・・・

 

 

っと、見どころはこの辺にしておきましょう!

気になる方はぜひ36巻をお読みください!

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ハンターハンター36巻ですごく気になる点

ここからは、36巻の内容で私がどうしても気になっている点を紹介したいと思うのですが・・・ここから先はネタバレせずにはいられない!

 

これ以上のネタバレを防ぎたい方は、読み進めないことをおすすめします。

 

でも・・・読んでくれるとうれしいな♡

 

クロロはイルミがヒソカと協力関係だったと知ってるの?

昔からハンターハンターをお読みの方はご存知の通り、イルミとヒソカは友達協力関係にありました。お互いにやりたいことがあった時、仕事として協力依頼してましたよね。

 

イルミの入団を許可したのはクロロでしょうが、ヨークシンでのヒソカの裏切り、そしてクロロの念がクラピカに封じられてしまったこと件にはイルミも一枚噛んでいます。

 

イルミとヒソカが現在も協力関係にあるとしたら、イルミが旅団を裏切ってヒソカに加担する場合も考えられます。

クロロとイルミもビジネスライクな関係にあったとはいえ、イルミとヒソカの関係を知らないまま入団させるのは危険そうですが・・・

 

この考察については、以下の記事で詳しく書いてますので、よろしければどうぞ!

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ボノレノフって知的キャラかと思ってたけど微妙

私はですね、ボノレノフさんに対して勝手なイメージを抱いていたかもしれません。

キメラ=アントの兵隊と戦ったボノレノフさんは

「所詮は獣の戯言、オレの心には響かない」

なんて、ポエマーさながらの知的セリフをおっしゃっていました。見た目とのギャップがあってかっこいいですね〜

 

しかし、幻影旅団がヒソカを探し始めた直後、シズクとともにクロロへと相談を持ちかけたボノレノフさん。

その内容は、「自分はヒソカの能力と相性が悪いこと」そして「能力の『変容(メタモルフォーゼ)』を使う頭がない」ということ・・・

 

もし『変身(メタモルフォーゼ)』が文字通り誰かに変身する能力だとしたら、至る所で人混みができているブラックホエール号内では超絶強い能力だと思うんですけどね・・・

変身してヒソカを探して、不意打ちとかいくらでもできそうなものですが、ボノレノフさん的には思いつかないようです。

 

まぁ相手はヒソカですから、そう単純にはいかないのでしょう。

でもボノレノフさんってもしかしてア・・・?

 

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ハンゾーの念能力発動!他にも種類があるのかな?

ついにきました!ハンター試験編で登場して以来、ほとんど能力について語られて来なかった忍者のハンゾー!

36巻ではハンゾーの念能力が発動します!

 

やっぱり忍者らしく、能力は「分身の術」!ハンゾー本体から抜け出た分身が特定の条件下で行動できます。

 

そこできになるポイントが。能力の名前が「ハンゾースキル4」ということです。

4ということは能力が1〜4まで存在する、あるいはそれ以上ある可能性も考えられますよね?

 

やっと明らかになったハンゾーの能力ですが、実はまだまだ奥が深そうなのです。

早く全部の能力見せてくれぇ〜ハンゾ〜!

 

ハンゾーの念能力については、以下の記事でしつこい程に考察しています。

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行動力の高いカミーラさんが好き

正直なことを言います。不快に思う方はすみません。

35巻以降の話は王位継承戦がテーマで、カキン帝国王子たちがメインキャラをしてストーリーが進んでいます。

 

でも、昔からハンターハンターを読んでいた立場からすると、つい最近出てきた王子たちやその護衛のことに触れられても、あんまりワクワクしないんですよね・・・

 

やっぱりクラピカ、ハンゾー、幻影旅団、ヒソカ、ジンなど古株のキャラたちがどうなるのかの方が気になります。

もっと言うと「早く王位継承戦は終わって欲しいな」というのが本音です(だってややこしすぎるんだもん・・・)。

 

でも、私は王子たちの中で唯一好きなキャラがいます。第2王子のカミーラです。カミィです。

 

腹の探り合いをし、均衡状態を保とうとする王子が多い中で、カミィは護衛もつけずにベンジャミンを暗殺しに行きました!

女性の王子なのにこの度量!威勢!気概!素晴らしい!

行動を起こさない王子たちが多い中で、カミィの行動はもう惚れ惚れしいなと思います!

 

捕まりましたけどね!あっけなく!

わがまま言ってきた報いかもしれません。

チート能力持ちだと思ったら、ベンジャミンにすんなり攻略されてしまい、かわいそうなカミィ・・・

 

ただ、モモゼのように死亡している王子が出ている中で、(ベンジャミンもとい冨樫先生に)生かされたという点は気がかりです。

まだカミィが活躍する可能性が消えたわけではありません。

 

 

カミィ!また嵐を起こしてくれカミィ!今回のは小さかったから、もっと大きい嵐をお願い!

 

カミィとベンジャミンの能力については以下の記事で考察しています。

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マッチョビスケ好きが現れてくれてうれしい

王子たちの霊獣が猛威を振るう中、未だに冷静なハンターがいます。そう、我らが師匠・ビスケさんですね。

念を習得して40年以上、そろそろ還暦間近なビスケさん。でもその経験と真の姿から繰り出される戦闘技術からか、異常事態でも全く動揺していません。さすがですね。

 

ビスケといえば、普段はかわいい少女の姿で周りの人間を騙し続けています。

この姿のビスケはやっぱり人気が高く、男性読者からも女性読者からも愛されています。

 

でも私はですね、美少女ビスケより一発殴ると大抵相手を殺してしまうマッチョビスケの方が好きなんですよ。ええ。

恥ずかしげもなく言いますけど、そうなんですよ。

 

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今までこの話を友人たちにしても「君は人格形成期に何か問題があったとしか思えない」などと言われることばかりでした。

明らかに少数派、いや、この世に私しか存在してないのではないかと思うほど。

 

しかしついに!ついに私にも仲間ができました!

ウェルゲー兵隊長!あんただ!

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 36101P/冨樫義博)

 

マッチョビスケを見て興奮する様子・・・わかるぜ!

ウェルゲー兵隊長とはうまい酒が飲めそうだ!

 

 

ビスケも独り身ですから、もしかしたらウェルゲー隊長と恋に進展するかも・・・?

ハンターハンターには貴重なラブコメ要素!これはオレでなくても見逃せない!

 

ベレレインテさんイケメン…♡

ハンターハンターにはたくさんのイケメンが登場しますが、また新しいイケメンが登場しちゃましたよ。

そう、ハンター協会員のベレレインテさんですね。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 36114P/冨樫義博)

 

暗殺者の容疑をかけられそうになっているクラピカを擁護し、冷静に状況分析をするツルの一言、

「敵地に来て小便ってどーよ?ウカツすぎない?」

 

なんてことない一言なのに、奇妙な重みがあります。

この一言から繰り出されたベレレインテさんの論理に、その場にいる全員が黙り込んでしまいました。

 

なにこのイケメン・・・追い詰められているクラピカ助けてくれるし、見るからに有能だし・・・なんなの?

 

でもまぁ、ジャンプ作品に登場するオカマ口調キャラは、義理と人情に溢れてるってのはセオリーですけどね。

それにしても、着実にベレレインテさんが頭角を現してますね。

クラピカやハンゾーたちとともに、生き残って欲しいキャラの一人です。ベレレインテさんの今後にも注目ですな!

 

第10王子護衛・キーニの「円」の広さ

多分、「キーニ」って名前を出されても、ピンと来る人はいないのではないでしょうか?だとしたら36巻を飛んだほうがいい!(キッパリ)

 

キーニは第10王子・カチョウの護衛をするハンター協会員です。センリツと一緒に護衛しています。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 36132P/冨樫義博)

 

このキーニが「円」を使って、カチョウのベッドに親友してきたフウゲツの気配を感じ取ってるんですよね。

しかも「円」を使うのがしんどいって、ゼノと同じことを言ってます(「円」って年取るとしんどいんですね)。

 

「円」を使う人が出てくるときになるのがその広さ。

バビマイナも使ってましたが広さが明らかになってませんので、この2人の「円」がどの程度のレベルなのか、ものすごく気になります!

(キーニの「円」は99%広さは語られないでしょうが)

 

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キーニやバビマイナのように「円」を有効活用しているキャラがいる中で、やっぱり「円」をうまく使えていない「4mさん」もいるようでして・・・

 

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いや、4mさんはきっと「発」を見せてくれる!

長年隠し続けてきたノブナガさんの「発」!期待して待ちましょう!

 

 

 

おまけ モレナの2本傷が追記されてた

カキン系マフィアのエイ=イ一家。その組長・モレナ=プルードさんの左目には、大きな2本傷がつけられています。

 

しかし、少年ジャンプ掲載時には、一部のコマでモレナの傷が消えていたんですよね。

それが36巻だと修正されています。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年16号/冨樫義博/集英社)

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 36157P/冨樫義博)

 

まぁ、書き忘れだと思いますので、そんなに問題はないんですけどね。

さすがの冨樫先生といえど、ミスはあります。

 

さいごに

こんなに早いペースでハンターハンターが読めるのは夢のようですね。

私はジャンプでも読んでいますが、単行本がサクサクと発売されてくれると嬉しいです。

 

ジャンプだと、1週間間が空いてしまって、前週の内容を忘れてしまうこともあるんですよね・・・

しかも、王位継承戦編はかつてないほどのキャラクター数で超複雑!単行本で一気読みしないとわからない部分もたくさんあるのです・・・

 

36巻を読んで改めて理解できた部分や、忘れてた部分を思い出したりできました。

ジャンプ派の方も、単行本派の方も、ぜひ買ってみてください!

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【ハンターハンター】第9王子ハルケンブルグの念能力強すぎ!対処できる念能力者はいるのか?

 

続々と明らかになる、カキン帝国王子とその念獣たちの能力。

今週号のジャンプでは、第9王子・ハルケンブルグの念能力が明らかになりました。

その能力は、チート!(王子たちはチート能力者が多すぎますわ) 

 

関連記事:【ハンターハンター】ベンジャミンとカミーラの念能力についての考察 - 私の名前はジロギン。

 

 

今回は、

強すぎるハルケンブルグの念能力の詳細と、能力に対処できそうなキャラはいるかどうか

考察したいと思います。

 

第9王子・ハルケンブルグとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年44号/冨樫義博/集英社)

 

カキン帝国の9番目に生まれた王子です。

父親はナスビ=ホイコーロ、母親はドゥアズルで、第2王子・カミーラ、第5王子・ツベッパ、第7王子・ルズールスと兄弟です(たくさんいますね)。

 乗船前、クラピカが「たぶん護衛することになるんじゃないかなぁ〜?」と考えていたのがハルケンブルグでした(予想は外れてワブル王子の護衛に)。

 

性格はとても真面目で、部下とも対等に接するなど、ハンターハンターに登場するキャラではかなり珍しい「純粋にいい人」だと思われます(カストロさん並み!)

 

ハルケンブルグは幼い頃から、他の兄弟たちよりずば抜けて優秀だったようです。

飛び級で、15歳にしてミワル大学(世界最高峰レベル)に入学。物理学を学びながらアーチェリーの世界大会で銀メダルを取れるというケタ外れの天才でした。

 

しかし、母や姉たちとは折り合いが合わなかったそうで、ハルケンブルグ自身としては幸せな生活は送れなかった様子。

そんな中、王子の中で唯一認めているのは、クラピカの仇であるツェリードニヒとのこと。何らかのつながりがあるのだと思われます。

 

関連記事:【ハンターハンター】ツェリードニヒが念に目覚めてしまいそうなきっかけを考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

ハルケンブルグは現在の王政に対して真っ向から批判しており、継承戦が始まった直後に、父・ナスビに辞退を申し出るなど、他の王子たちとは逆の意味で積極的な行動を取っていました。

 

挙げ句の果てに、ナスビを暗殺、および自殺することで継承戦から逃れることを決意。

しかし、2人の念獣が、無敵のスタンド「スタープ○チナ」さながらの素早さで弾丸をキャッチ(ハルケンブルグの念獣のスピードはやばい!自分の頭に突きつけた銃の弾丸をキャッチする速さ)。

ハルケンブルグの継承戦は続行となりました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年44号/冨樫義博/集英社)

 

ハルケンブルグの念能力

ハルケンブルグの念能力は、学生時代に世界大会で銀メダルを獲得したアーチェリーに由来しているようです。

特技が念能力になったタイプですね。能力の名前は不明です。

 

オーラを巨大な弓に変え敵の「意志」を奪う

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年44号/冨樫義博/集英社)

 

ハルケンブルグは自分のオーラを弩(「いしゆみ」と読みます。クロスボウのことを弩と呼ぶようですが、ハルケンブルグのは巨大な弓でした)に変えます。

そして、部下のオーラを強力な鎧、矢に変えてることで発動の準備が整うのです。

 

ハルケンブルグは矢に「意志」を込めて放ちます。この矢が対象者を貫くと「意志」を奪い、戦闘の意志を0にしてしまうようです。

矢を打たれた第1王子・ベンジャミンの私設兵シカクは、外傷はなかったものの、戦闘の意志を奪われてしまいました。

 

発動には部下が必要

ハルケンブルグの能力には部下の力が必要不可欠です。矢を作り出すオーラを得るために部下が必要なことは先ほど説明しました。

 

さらに大きな制約として、矢を1発撃って対象者の意志を奪うには、部下1人の肉体が引き換えとなるのです。

 引き換えとなった部下は消えてしまいます。恐ろしい制約ですが、部下たちは全く抵抗している様子がありませんでした。

ハルケンブルグが念を発動している間、部下たちは自我を失ってしまうようです。

これはおそらく、後述する念獣の能力も影響しているためだと思われます。

 

さらにこの矢は、どんな能力を使っても防御不可能!弾き返そうとすること自体が悪手となるのです。

 

矢を受けた相手はハルケンブルグの部下になる

ハルケンブルグの矢を受けた対象者は一時的に気を失ったのち、戦意を奪われ、ハルケンブルグの命令に従う部下になってしまうようです。

ベンジャミンに忠誠を誓っていたはずのシカクですが、すっかりハルケンブルグに乗り換えてしまいました(ベンジャミン涙目)。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年44号/冨樫義博/集英社)

 

能力発動とともに部下を失う能力ですが、矢が当たれば失った分を補充できるってことですね。

ハルケンブルグのオーラが尽きない限りほぼ無限に使える能力ってことですか。いやはやチート。

 

放出・操作・変化を同時に使用?

ハルケンブルグの能力を見るに、変化・放出・操作系の複合能力のようですね。

 

オーラを矢と弓の形に変化(実在の弓を具現化していないので変化)。矢を手元から放出。貫いた相手を部下にして操作。

って感じでしょうか。

 

変化は放出、操作とも離れた位置にある系統で、双方が苦手とするはず。

ハルケンブルグが3つとも使えているのは、強力な制約があるためでしょうね。

 

関連記事:【ハンターハンター】念能力6系統の各長所と短所を考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

連発には向いてない?

ハルケンブルグの能力発動には、かなりの時間を必要としているようでした。

ハンターハンターでの戦いは0.1秒を争う世界。そう考えるとハルケンブルグは念の「タメ」に時間を使いすぎている気がしましたね。

あまり連発には向いていないと思います。

 

また、部下の肉体を使って能力を発動することからも、矢が当たらなければそのうち矢を打てる限界がきてしまいますね。

・・・矢に追尾能力が付いていて100%当たるなら話は別ですが、この点はまだ不明です。

 

今回明らかになったハルケンブルグの能力はこんなところでしょう。

 

ハルケンブルグの念獣の能力

作中でハルケンブルグに取り憑いた念獣は「強化系の相互協力型」能力を持っているとのことでした。

ハルケンブルグ自身のみならず、他の人々の力を得ることで念を強めることができます。

 

羽の刻印が付いている人が集まると、各人のポテンシャルが高まります。意志が統一されているほど念能力の威力が上がり、あらゆる能力の中でも最大級になるとのこと。

 

・・・ハルケンブルグさんが、ユピーを取り込んだメルエムの放った念弾以上に威力のある能力を発揮できるってことでしょうか?(凶悪すぎぃ!)

 

部下の記憶・行動を操作する

ハルケンブルグの念獣の能力はそれだけではないようです。クラピカの見立てでは、操作系に近い能力も有している様子。

 

ハルケンブルグや部下たちは数日前、何らかの能力で気を失ってしまったようです。気絶から目覚めたら手に羽の刻印が現れているのに気がつきました(この影響で、部下たちもオーラを感じ取れる「半覚醒」状態になった様子)。

これは操作系能力による攻撃に似ており、その中でも「要請型」と呼ばれる攻撃とのこと。

 

要請型とは、操作された本人に選択の余地を与えつつも能力者のために動いてもらうための能力。少ないエネルギーで大人数を操作できるのがメリットです。

念獣は王子のオーラを元に動いているので、ハルケンブルグのオーラで操作できるような能力になっているのだと思われます。

 

選択の余地を与えるという点は、ハルケンブルグの性格を反映してそうですね。

無理やり自分の意志を押し付けるのではなく、あくまで自分の意志に同意した者のみを操作するという余地でしょう。

 

念獣によって付けられたと思われる羽の刻印は、ハルケンブルグと同じ意志を持っている人に付いている模様。

羽の刻印が付いている人がハルケンブルグのそばにいれば、念を強化できるということですね。

部下の力を使って自身の能力を高めるサポート系の能力と言えます。

 

部下にもハルケンブルグと同じ制約が?

さらにクラピカの推測によると、ハルケンブルグと同じような現象(気絶する、羽の刻印がつく)が部下にも起きているということは、全員が同じ制約を背負ってしまっている可能性があるのだそうです。

 

もし念獣の制約が危険なものだった場合、部下の命にも関わる・・・って完全にクラピカの読み通りでしたね。

ハルケンブルグの元々の制約なのか、念獣の制約なのかわかりませんが、部下の肉体を犠牲に能力を発動していました。

人間1人の肉体を丸々使う制約なんて、過去にも例がないくらい重い制約だと思います。

 

同じ条件をハルケンブルグも背負っているのだとしたら、部下だけでなく自分の肉体も制約にして能力を発動できるのかも・・・?

自分の命を犠牲にして発動したら、死後の念も重なって凄まじい威力になりそう・・・船ごと沈んじゃうんじゃないですかね。

 

・・・っていうか、ハルケンブルグだけでこの能力と制約の量ってどんだけ複雑なんでしょうか・・・

王子の能力+念獣の能力があるので、より複雑化している気がします。

王位継承戦って、本当に終わるの?

 

 

ハルケンブルグの念能力に対処できる念能力者は?

一撃で相手の戦意を奪い、自分の部下にできる。さらに威力は念獣の力で最大級にまで跳ね上がる・・・

ハルケンブルグの念能力は、これまでに登場した能力の中でも屈指のチートです。

そんな能力に対処できる念能力者はいるのでしょうか?

 

カウンター型の能力者は不利

王位継承戦編から、「カウンター型の念能力者」という概念が目立つようになりました(クロロと戦ったゼノが「不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)」を見てカウンター型か防御型の能力とは言ってましたね)。

 

まだ能力を見せていないバビマイナや第2王子・カミィがカウンター型のようです。

 

関連記事:【ハンターハンター】第1王子私設兵・バビマイナとはどんな人? - 私の名前はジロギン。

 

今回ハルケンブルグに矢を打たれたシカクもカウンター型だった模様。

「遊戯王(カルドセプト)」という20〜30代が大興奮の能力名で、敵の能力をカード化する能力だったと思われます。

案の定、敗北しました。

 

カウンター型能力の発動は、基本的に相手の攻撃を待たなければなりません。

しかし、ハルケンブルグの放つ矢は防御不可能。矢を受けた時点でカウンター能力を発動する前に敵意を奪われ、操作されてしまうことでしょう。

カウンター型の念能力者にとって、めちゃくちゃ相性の悪い相手です。

 

動きの素早いキャラなら念なしでもかわせそう

ハルケンブルグが放ったオーラの矢がそれほど速くないのであれば、動きの素早いキャラは難なく避けられそうですよね。

フィイタンやヂートゥは能力なしでも高速移動できるので、かわせる可能性があります。

 

関連記事:【ハンターハンター】最速キャラクターランキング!一番速く動けるのはまさかの・・・ - 私の名前はジロギン。

 

実際、念能力者の時点で動くスピードは常人離れしていますし(幻影旅団メンバーもスピードが1秒未満の攻撃くらいならかわせる)、キメラ=アントの上位陣(メルエム、ピトー)は念なしでも異常なスピードで動けます。

 

ハルケンブルグが矢を撃つまでにも結構時間がかかりますし、特別速い矢でなければ避けるのは容易そう。

もちろん、矢に追尾能力がないことも前提となりますが。

 

一応今回は、能力を使って確実に対処できそうなキャラは誰かを考えました。

 

ゴレイヌの「白の賢人(ブラックゴレイヌ)」

来ました!みんな大好きゴレイヌさん!ゴレイヌさんは瞬間移動を能力とする猛者です。

「白の賢人(ホワイトゴレイヌ)」の能力を使えば、ゴレイヌめがけて飛んできた矢を、白ゴリラと場所を交換することで避けられます!

 

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しかも、ゴレイヌとゴリラは瓜二つ・・・いくら頭のいいハルケンブルグとはいえど、見抜くには時間がかかるでしょう!

生物学を専攻せず、物理学を選んでしてしまったことが仇になるはずです!

 

ただ・・・ゴレイヌには攻撃手段がなさそうなので、ハルケンブルグが部下のオーラを使って作りだした鎧を突破できないか可能性が高めです。

 

しかも、矢から逃れられるのは白黒のゴリラ2匹分まで・・・(黒の賢人でハルケンブルグの場所を変えられれば照準をずらせます)

残念ながらゴレイヌさんでは、逃げることはできても勝つことはできなさそうです。

 

関連記事:【ハンターハンター】ゴレイヌは強くて優しくて優秀なハンターである!その根拠をまとめてみた! - 私の名前はジロギン。

 

ノヴの「四次元マンション(ハイドアンドシーク)」

ここでもそのチートすぎる力を発揮するか!?キメラ=アント編ではげ上がってしまったノヴの「四次元マンション(ハイドアンドシーク)」!

 

ハルケンブルグが矢の準備をしている間にマンションの入り口を自分の足元に作り、矢を避ける。

次弾が来る前にマンションから出て接近し、「窓を開く者(スクリーム)」で首を切断・・・

 

あるいは、ハルケンブルグの足元にもマンションの入り口を作って部下たちと切り離して能力の発動を無効化させる・・・

 

ノヴ強すぎ!あらゆる勝ちパターンが思いつきますね。

これは冨樫先生も困り果て、ハゲさせてでも戦線離脱させますわ・・・

 

キルアの「神速(カンムル)」

ハルケンブルグの矢を避けるのにスピードが重要なのだとしたら、キルアの「神速(カンムル)」を忘れてはいけませんね!

移動速度に関して言えば、作中トップクラスだと思われます。

 

問題点はゴレイヌと同じ。矢を交わしてハルケンブルグの鎧の上から有効打を与えられるかどうか・・・

 

キルアはパワーもありますし、雷を使えば感電させることもできそうですね。

少なくとも、オーラを分け与えている部下を瞬殺することくらいはできるのではないでしょうか。

 

ネテロの「百式観音」

 やっぱり最強の念能力者を前にしては、たかが一国の王子の念なんて大したもんじゃないですよ。

 

ネテロの「百式観音」は、スピード・威力とも作中最大級。

威力の面ではハルケンブルグが念獣によるドーピングで上回れるかもしれませんが、「百式観音」の売りはスピード。

能力の発動までに0.1秒かからないピトーが、時を圧縮しても目で追うのが限界だったのが百式観音の攻撃スピードですからね。

 

ハルケンブルグが攻撃するまでに、ネテロが数千発の攻撃を打ち込みそうです。

 

関連記事: 【ハンターハンター】ネテロはほぼ一人でキメラ=アントを殲滅するつもりだったのか? - 私の名前はジロギン。

 

・・・悲しいことにこの4人ともブラックホエール号に乗ってないんですよね。

まぁまだ能力が割れていない王子や護衛たちがいるので、その人たちに期待しましょう。

 

まとめ

ハルケンブルグ・・・優男で、部下からの信頼も勝ち得ている善良な王子のイメージがありました。

しかし、王位継承戦に本気で臨むのだとしたら、超厄介な能力を持つ王子に変貌しそうです(っていうか既にしてます!)。

 

能力には、まだ不明な点が多数あります。

  • 操作できる部下の数に上限はあるのか
  • 矢は追跡能力を持っているのか
  • 矢を同時に複数放てるのか(今回のナスビの忠告から3発同時撃ちとかやりそう)

など。これらが見えてこない以上 、ハルケンブルグの危険度は下がらなそうです。

 

ハルケンブルグはツェリードニヒともつながりがありそうなので、この2人が組んだとしたら・・・またクラピカの敵が増えるのかぁ。

 

 

【ハンターハンター】クロロはヨークシンでヒソカとイルミが協力してたのを知ってるのか?

 

今回は、ハンターハンターのキャラで私が大好きな3人、クロロ、ヒソカ、イルミに関する考察です。

 

ヨークシンシティ編にて。幻影旅団のNo.11・ウボォーギンがクラピカに殺害されました。その後任としてイルミが幻影旅団入りしたのが明らかになりましたね。

 

クラピカは他にも団員のパクノダを殺害、団長・クロロの念を封じ込めるなど、幻影旅団相手に大健闘。その裏には、団員のふりをして情報をリークしていたヒソカの協力がありました。

 

さらにヒソカはイルミとも手を組んで幻影旅団を翻弄。

直接的ではないにせよイルミはヒソカに協力し、幻影旅団にダメージを与える手伝いをした形になるでしょう。

 

現在、クロロを始めとする幻影旅団はヒソカ狩りを決行。偶然か必然か、目的を同じくするイルミも旅団に入団したようです。

一時的とはいえヒソカに協力していたイルミの入団を認めたクロロ。何もおとがめなしでいいのか気になります。

 

もしかしたらクロロは

ヨークシンでヒソカとイルミが協力関係だったことを知らないのでしょうか?

その点について考察したいと思います。

 

 

 

 

クロロ=ルシルフルとは

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年15号/冨樫義博/集英社)

 

盗賊集団『幻影旅団』のNo.0で団長を務める男性です。一時期は鼻に異常をきたしていましたが、以前の超絶イケメンに戻りました。

 

クラピカにかけられた念を解除できる除念師探しに協力してくれたヒソカの願いを受け、天空闘技場で決闘。

互角の勝負になるかと思いきや、完璧なまでにヒソカの対策を練っていたクロロが圧勝する形となりました。

 

その後、クロロに協力していた旅団メンバーをヒソカが殺害したことでブチギレ。

ヒソカが忍び込んでいるとも思われるブラックホエール1号内に旅団全員で乗り込み、再度戦おうと探索を始めています。

 

クロロとイルミはヨークシンシティでの事件より前から知り合いだった様子(でもヒソカの方が少しだけイルミとの付き合いが長い)。

イルミを団員に迎え入れるに当たっても、完全に初対面ではありませんでした。

 

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念能力は「盗賊の極意(スキルハンター)」。条件をクリアすることで対象者の念能力を奪い、自分の能力として使うことができます。

 

ヒソカ=モロー(モロウ)とは

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(出典:HUNTER×HUNTER 34巻18P/冨樫義博/集英社)

 

神出鬼没の殺人鬼です。幻影旅団のNo.4でしたが、本人は入団したつもりはなく、クロロと戦うためだけに3年ほど団員のふりをしていました。

 

ヨークシンシティでは、クロロと戦いの場を設けるためクラピカに協力。しかし、クラピカがクロロの念を封じ込めてしまっために、全力で戦い合えないことからヒソカはその場での戦いを断念しました。

 

その後、グリードアイランドで見つけた除念師・アベンガネをクロロの元へ案内(本当はイルミの弟・カルトが見つけた)。その報酬としてクロロと念願の対決が実現しましたが、完敗。そして死亡(死後の念で復活)。

クロロとの再戦、そしてクロロの戦力を削ぐために旅団メンバーの全滅を目論んでいます。

 

念能力は2つ。オーラをゴムとガムの性質に変化させる「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と、平面上に1000個以上の質感(紙やインク、肌など)を再現する「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」

これらの念能力とトランプを使って、奇術のような戦い方を得意としています。

 

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イルミ=ゾルディックとは 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年15号/冨樫義博/集英社)

 

伝説の暗殺一家・ゾルディック家の一人です。超一流の暗殺者として仕事をしています。

クロロともヒソカともビジネス上の関係を持っており、特にヒソカとはイルミからも仕事の協力を依頼するほど親密だった模様(本人たちは認めなさそうですが)。

 

弟のキルアにとってイルミは、暗殺の技を教え込んだ張本人であり恐怖を感じる存在。

作中ではキルアの脅威として現れることが多かったイルミですが、アルカ(ナニカ)の問題が明るみになるまでストーリーの根幹に関わることは少なかったです。

 

幻影旅団に入った理由は、ヒソカが自らを暗殺する依頼をし、それを引き受けたため。同じくヒソカの首を狙う旅団に入ることで、姿を隠すヒソカに近づきやすくなると考えたのでしょう。

 

イルミの念能力は、針を刺した人間を操作する能力。針からイルミの強力なオーラが注入され、針が刺さった人間は「針人間」としてイルミの命令を聞く人形と化します。

念能力の名前は不明です。

 

その他にも、自前の針を自分や他人に刺して骨格を変えたり、変装したりもできます(これは念能力なのか、イルミの持っている技術なのかも不明)。

 

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こんな感じで、考察を始めていきましょう。

 

クロロがヒソカとイルミの協力関係を知らない可能性

ヒソカがイルミと協力した時、クロロはクラピカに捕まって人質となっていました。

クロロ救出を考える幻影旅団メンバーたちの裏で、ヒソカはイルミに連絡を取り作戦を決行。

ヒソカになりすましたイルミが旅団のアジトに残り、ヒソカが脱出しました。

 

この作戦が行われた事実を知っているのは、張本人のヒソカ、イルミ、そこに協力したカルト、ヒソカから直接「変装の得意な友人がいる」と聞いたパクノダの4人でしょう。

しかし、パクノダはその友人が誰かはヒソカから聞いていないので、イルミのことは知りません。

 

クラピカからクロロが解放されたパクノダは念能力「記憶弾(メモリーボム)」旅団創設メンバーに自分の記憶を託して死亡。

もしヒソカとパクノダの会話も記憶に含まれていたのならば、他のメンバーも「ヒソカに協力者がいた」という事実だけは知っている可能性があります。

 

イルミとクロロ以外の旅団が初対面だったことを考えても、まずパクノダの記憶からイルミのことは伝わっていないと言えるでしょう。

パクノダから渡された記憶の話が、他の団員からクロロに伝わっているとしても、ヒソカの協力者がイルミだったという情報は伝わっていないはずです。

 

ですのでクロロは、ヒソカとイルミが協力関係にあったと知らないかもしれません。

 

カルトも入団している

先ほどちらっと話しましたが、ヒソカの作戦にはカルトも関わっています。

カルトはヒソカと一緒にいたフランクリン、ボノレノフの注意を引く役割をしました。一応、旅団を混乱に追い込んだ一人でもあるんですよね。

 

そんなカルトも幻影旅団にすんなり加入しています。やはりクロロは、ヒソカの裏切りにカルト、およびイルミが関わっていると知らない可能性が高いですよね。

だからすんなりイルミも旅団員にしてしまったと。

 

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頭のいいクロロなら察しはついてそう

でも、これだとクロロがイルミ&カルトのゾルディック兄弟に泳がされすぎている気がしてなりません。クロロファンの私としては、クロロの肩も持ちたいところ。

 

実はクロロはイルミがヒソカに協力していたと気づいていたんじゃないでしょうかね?

クロロがヨークシンの時点でイルミの能力をある程度知っていたのなら、イルミが変装してヒソカになりすませることも予想できたでしょう。

 

除念の時にクロロとヒソカは接触しているので、その時にヒソカがイルミの話もしているかもしれません(カルトが入団していたことなどをきっかけに)。

 

・・・まぁ、実を言うとクロロがイルミとヒソカの関係に気づいてようが気づいてなかろうが、イルミを仲間にした理由の考察はできてしまうのですがね。

  

ここからは、クロロがイルミとヒソカの関係を知っていたとしても仲間に引き入れるであろう理由についても考察したいと思います。

 

 

 

前任者を倒せば幻影旅団に入れるシステム

幻影旅団の主な入団条件は、

  • 入団希望者が前任者を倒す
  • クロロがスカウトする

などですね。

 

おそらくクロロが設けたルールだと思います。この「入団希望者が前任者を倒せば入団決定」というシステムに考察のポイントがあります。

 

このシステムからクロロは、団員が「どんな能力を持っているか」を重視しているようです。仲間意識以上に、より有能な団員を集めて旅団存続を第一に考えています。

ウボォーギンが死んだ時のように涙することはあれども、もし他に優秀な人材がいたら採用する気満々でもあるのでしょう。

 

現にウボォーギンの死後、クラピカを探していたマチが「団長は鎖野郎(クラピカ)を仲間にしたがっている」と言っていました。

これはマチの勘ではありますが、マチの勘はよく当たると旅団内でも評判なので、クロロはそう思っていた可能性は高いのかなと。

 

 

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さらに、クロロ自身はクラピカに報復する気はあまりなく、ウボォーギンを死に追いやったマフィアを攻撃しただけで撤退しようとしていました(実際はオークションの宝を奪うことが最優先の目的)。

やはり、仲間との絆以上に合理的な選択を取るタイプだと思われます。

 

実際、一時的にではありますがヒソカのような見るからに裏切りそうな輩も仲間に入れてたくらいですからね。ヒソカの人間性以上にその実力を買っていたのでしょう(結局ヒソカは旅団メンバーには馴染めず、任務をずる休みしまくっていたようですが)。

 

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イルミが有能だということはクロロもわかっているので、ヒソカと協力関係にあって、未だにつながっているかもしれなくても仲間に引き入れたのでしょう。

 

イルミの能力はシャルナークの上位互換

ヒソカが殺害したシャルナーク。彼の念能力「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」はアンテナを刺した人間をケータイで操る操作系の能力でしたね。

 

条件を満たすと他人を操作できるという意味では、イルミの能力と似ています。

しかし、イルミの能力はシャルナーク以上に使い勝手がいいです。

 

例えば、シャルナークは人を操作するとき、ケータイを使わなければなりません。一方でイルミは針を刺して声で命令を下せば操作できるようです。

操作するときの作業はイルミの方が圧倒的に少ないですよね。

 

さらに、シャルナークはアンテナを2本しか持っていません。つまり、最大で操れる人数も2人でしょう。

一方イルミは、自分の体に刺している針だけでも数十本あります。つまり数十人単位で操ることも可能ということでしょう(イルミのオーラ量次第で数の限界があるかもしれませんが)。

 

イルミの能力は、シャルナークの抜けた穴を補って余りあるんですよね。

しかもイルミは死体も操れるようなので、その点でも幻影旅団の情報処理部隊として役立つでしょう(シャルナーク以上の戦闘力もありそうですし)。

 

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なんなら、クロロもイルミの能力を欲しがりそうです。

これらの点から考えても、クロロ的にイルミを仲間に引き入れるメリットがあるんですよね。

 

イルミはプロハンター

イルミがシャルナークの役割を果たすのは能力だけではありません。

イルミもシャルナークと同様プロハンターです。つまりハンターサイトにログインし、あらゆる情報を探ることができます。

 

クロロもハンターサイトにアクセスできるようですが(プロハンターかどうかは不明)、自分以外にも情報を集められる人材は欲しいところでしょう。

立ち入り禁止区域に入るためにもハンターライセンスは役立ちますし。

 

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イルミはシャルナークほど旅団に貢献してくれなさそうですが、ハンターライセンスを持っている団員が1人いるというだけでも安心感は違います。

 

ゾルディック家とのコネクション

これも忘れてはいけませんね。ゾルディック家とのコネクションです。

コネクションというよりは、幻影旅団をゼノ・シルバに狙わせにくくなるという点でイルミを仲間にするメリットがあるでしょう。

 

カルトは少し置いとくとして、イルミは仕事として幻影旅団に協力しています。仕事人であるゾルディック家が、家族の仕事を邪魔するとは考えにくいです。

ということは、イルミが在籍中に旅団がゾルディック家に狙われる可能性は低くなるでしょう。

 

クロロはシルバと過去に2回も戦ってますし、ゼノとも戦っています。結局勝負はつきませんでしたので、クロロは引き続き警戒しているはず。

ゾルディックの子供達を引き入れたことで、幻影旅団の戦力をあげつつ守ることにもなると予想できます。

 

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クロロはイルミに入団条件を設けてそう

クロロも無条件でイルミを入団せさせてない気がしますね。

条件を設け、より幻影旅団に有利に働くようイルミを使う予定だと思います。あまりに自由にさせておけば、ヒソカの裏切りのような二の舞になりかねませんし。

 

考えられる条件としては

  1. ヒソカ殺害が成功した後も幻影旅団に在籍する
  2. 団員全員集合の任務は最優先
  3. 幻影旅団のルールはイルミにも適用(団員同士のマジギレ禁止など)
  4. ヒソカに協力した場合、イルミも殺害対象(ヒソカとイルミの関係をクロロが知っていたら)

って感じでしょうかね。

クロロも只者ではないですから、イルミに裏をかかれないよう対策を練ってそうです。

 

まとめ

個人的な意見になってしまいますが、

クロロはヒソカとイルミの関係を知った上でイルミを仲間に入れた

という方が、誰の格も下げない展開になるのかなと思います。

 

クロロも、さすがにヒソカのような裏切り者をこれ以上入団させたくないはず。イルミの素性も把握した上で、それ以上のメリットを感じて入団を認めている・・・と考えたいですね。

 これでイルミにも裏切られたら、これまで築いてきたカリスマ・クロロの名折れです・・・

 

クロロもヒソカもイルミも好きなので、「3人ともさすがだな」と思えるような展開を希望です。

いやはや、この3人は謎が多いので考察もはかどりますな。

 

 

ハンターハンター連載再開!ベンジャミンの部下たちがかなり有能な件!

 

私の名前はジロギン。

 

否、

 

ジロロ=ルシルフルだ!

 

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9月になって寒くなり・・・って話はどうでもよくて!

本日9月22日は、そう、

 

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ハンターハンター連載再開!

 

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・・・待っていたよ、この時を。

と言っても、今回の休載期間は半年足らずで、すごく早い再開だった。こうも早いと、感覚が麻痺してしまいそうだよ。

半年に1回は連載再開するのが当たり前になってしまいそうだ。

 

世の中的にもそれが当たり前になっているのか、ハンターハンター再開もそんなに大きな話題にはならなくなってしまった感じもある。

それはちょっと悲しいな。

  

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表紙でも、右上にクラピカがいるだけ・・・

恐ろしく小さい取り上げ方、オレでなきゃ見逃しちゃうね。

集英社的にも大きな話題にするつもりはないのかもしれない。

 

 しかも、これだと完全にクラピカが主人公だよね。

だいたい、ジャンプの表紙って主人公キャラが描かれるんだけど、ハンターハンターはゴンがもう何年も登場していないという状態・・・

今から読み始めて人は、ガチでクラピカが主人公だと思っちゃいそうだな。

 

一応、センターカラーではゴン、キルア、レオリオが久しぶりに登場!

年単位で主人公が登場していない作品はそうあるまい。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

まぁ形はどうであれ、ハンターハンターのファンであり、コスプレまでしてブログを書いてあるオレにとって、連載再開はよろこばしいことだ。

そこで今回は、ハンターハンター連載再開の感想などを書いていこうと思う。

 

単行本派の方はややネタバレがあるので、ちょっと注意してほしい(ストーリーのネタバレはしないよ)

 

 

もはや小説に近い文字量と複雑なストーリー

相変わらずというか、現在のストーリーでは仕方がないことなのだろうが、凄まじい文字量だ・・・

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

漫画のはずが、絵の上に文字が書かれちゃってるからね。キャラの顔が背景みたいになっちゃってるからね。

 これほどまでに文字量が多いジャンプ漫画は、「DEATH NOTE(デスノート)」以来では?

1話読むにも、「ONEPIECE(ワンピース)」の倍くらいかかったよ。

もはや軽い小説に近い気がする。

 

でも、これがハンターハンターなのだろう。

絵の上手さはもちろんだが、ストーリーの複雑さ、それでいて面白さを欠かさないのがハンターハンターの魅力なのだろう。

 

いやはや、ちゃんと読んでいてもよくわからなくなるほど複雑なストーリーを考えている冨樫先生。何を食べて生きてきたらそんなことができるんだ?

冨樫先生の担当編集さんは大変だろうな。今のストーリーを理解して助言するなんて、本物のクロロ並みに頭良くないとできない気がする(ジロロには無理)。

 

ベンジャミンの私設兵たちが頭回りすぎ

今のストーリーが複雑化してるのは、カキン帝国王子たちの護衛の影響だろう。

14人の王子に1人につき十数名の護衛がついていて、数が多い。

 

しかも、モブキャラみたいなやつの心理描写までしっかり描かれていて、1人1人が主要キャラ並みに有能。

特にギドの「竜巻独楽」並みに頭が回りすぎているのが、第1王子・ベンジャミンの私設兵たち。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 6巻109P/冨樫義博/集英社)

 

彼らがストーリーをだいぶ厄介にしている。全員念が使えるのも1つの要因と言えるだろう。

 

これまでのハンターハンターなら、王子の護衛のモブキャラみたいなやつらは、グリードアイランドの「ハメ組」みたいな無能に描かれたと思う。

それが今回は全くの逆だ。冨樫先生としても今まで以上のクオリティに挑戦してるんだろうな。

 

とりあえず、どれだけベンジャミンの私設兵たちが有能なのか見ていこう。

 

参謀のバルサミルコ(マイト?)曹長さん

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(出典:HUNTER×HUNTER 35巻59P/冨樫義博/集英社)

 

見るからに有能なのが、バルサミルコ曹長(彼の名前がマイトなのかバルサミルコなのか、バルサミルコ=マイトなのかマイト=バルサミルコなのかよく分からない)。

 

怒りに任せて行動するベンジャミンを説得し、私設兵のリーダー的な役割として指示も出す様子は、参謀のよう。

 

まだ本人が目立った行動をしていないため念能力は不明。頭が切れるのでサポート系の能力を使いそうなイメージだが、バルサミルコ曹長も軍人ということを忘れてはならない。

頭が切れる上、戦闘までこなせたとしたら、めっちゃ優秀だ。

 

クラピカも警戒するバビマイナさん

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(出典:HUNTER×HUNTER 35巻146P/冨樫義博/集英社)

 

クラピカとともに第14王子・ワブルを護衛中(他に秘密の任務がある様子)のバビマイナさん。

彼の行動目的はまだ謎が多く、ややクラピカに協力するような姿勢を見せているものの、クラピカはまだ警戒中。

 

念能力はカウンター型ということだけ判明しているが、詳細は不明。でも、カウンター型の能力って結構強力なものが多いから、バビマイナの能力も強いかもしれない。

第2王子・カミーラの能力もカウンター型で、完全にチート能力だ。

 

 

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バビマイナは、王子に与えられた広い部屋全体をおおえるくらいには「円」も広い。「円」の広さで実力が決まるわけではないが、広域まで「円」を張れる能力者に弱い者はいない。

・・・ノブナガのことは何も言うな。

 

第8王子・サレサレの念獣を見抜いたリハンさん

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

今週号では、第8王子・サレサレを見張るベンジャミンの私設兵・リハンの能力の高さが目立った。

念獣の能力を見切り、自身の能力「異邦人(プレデター)」で対処してしまった。

 

ただ立って王子や周囲の護衛たちを観察していただけなのに、能力までを見抜いてしまうとは・・・

リハンの能力の性質上、普段から念の分析に離れているのは頷けるが、モブキャラのような見た目からは想像もつかないくらい的確に分析する様子はちょっとかっこよすぎな気もする。

 

・・・でもそう簡単にいくのかな?

リハンの心理描写が過剰な一方で、「異邦人(プレデター)」の能力を受けたサレサレの心理描写は一切なく、何を考えているかはわからない。

 

これは少年漫画のほぼセオリーなのだが、心理描写が多いキャラほど負ける。

読者にキャラの手の内や考え方を明らかにさせるのは、その思惑通りにいかないことで読者にとって想定外のストーリー展開に持っていきやすいためだ。

 

特に、リハンというストーリーの根幹に関わってこないキャラが、今回の王位継承戦の主役とも言えるサレサレの念獣をそうやすやすと凌駕できるとは思えない・・・

 サレサレの念が「操作系」に近い能力であることから、リハンが生み出した「異邦人(プレデター)」自体が操られてしまう。なんて展開になる可能性も0ではなさそうだ。

 

まぁどちらにせよ、リハンの分析力はかなり高い。

 

強者の余裕を見せるヒュリコフさん

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(出典:HUNTER×HUNTER 35巻186P/冨樫義博/集英社)

 

バビマイナとともにワブルの部屋にいるヒュリコフさん。

念を使えないふりをしている王子の護衛を見抜きドヤ顔強者の余裕を見せている。

さらにクラピカの銃の構え方やオーラの特徴から得意系統を推測するという謎の考察も披露していた。

 

正直言うと、オレはヒュリコフがかなり好きだ。

こういう、「ちょっとした違和感から相手の実力を測れる」キャラがたまらなく好き。

 

  • 念能力者を見極めるには顔を横から見たときに眼球周辺に揺らぎが生じるかどうかでわかる
  • 銃を利き手と逆の手で構えたのは、利き手を自由にしておきたい証拠。操作系・具現化系にままいるタイプ
  • 強化系・変化系は、手練れほど攻撃を発する部位の『纏』が弱く(静かに)なる
  • 放出系・操作系は『纏』で覆うオーラの体積が大きくなり、意図的に縮めようとしても色が濃くなる
  • クラピカは右手周りの『纏』が強い。これは具現化系に見られる特徴

 

何このヒュリコフの地味に豊富な情報量!

ワクワクするんだけどっ!

 

こういう能書きが多いキャラに興奮してしまうんだよなぁ。

団長の手刀を見逃さなかった人にも同じものを感じる。

 

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君はこの手刀を見逃さずにいられるかい?

 

また冨樫先生がこの手のキャラを描くのがめちゃくちゃうまいんだよ。そしてそれに魅了されてしまったのがオレなわけだ。

 

実際、ヒュリコフは咬ませ犬フラグ立ちまくりだし、カミィに銃で頭を撃たれて出血したりとそんなに強い印象はない。

でも、この妙な情報量の多さから、念にはかなり精通していると見える。

 

死んだけど頑張ったムッセさんとビンセントさん

残念なことに、すでにお亡くなりなられた私設兵もいる。ムッセとビンセントだ。

だが彼らも十分な働きをしている。

 

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 (出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年11号/冨樫義博/集英社)

 

ムッセはカミィの監視を行っていたが、カミィの能力でネルネルネルネされて死亡。

しかし念能力の「裏窓の鳥(シークレットウインドウ)」はベンジャミンに引き継がれ、自分を殺したカミィを監視しするために役立っている(ベンジャミンの能力もチート)。

 

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 (出典:HUNTER×HUNTER 35巻81P/冨樫義博/集英社)

 

そしてクラピカたちを襲撃したビンセント。2対1の状況でしたがあっさりと敗北。

しかし、クラピカたちに情報を渡すまいと、敗北の直後に服毒自殺。ベンジャミンや他の私設兵に関する情報を守ったのだった。

 

・・・クラピカはビンセントの能力「虚空拳(エアブロウ)」を盗んだの、覚えているのかな?忙しすぎて忘れてそう。

 

活躍の場こそ少なかったものの、彼らも間違いなく有能さを発揮した。

他にもベンジャミンの私設兵は多々いるが、主だった動きがあったのは彼らくらいだろう。

彼らがもうちょっと無能だったら、こんなにストーリーも複雑化しなかったと思う。

 

まだ暗黒大陸に行く途中

現在の王位継承戦編は、「暗黒大陸編」だということを忘れてはならない。

今は暗黒大陸に行く道中の話なのだ。

 

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・・・古代兵器ブリオンのこともたまには思い出してほしい。

ブリオンが初登場した時はネットを中心にすごく盛り上がったのに、最近はさっぱりだ。

 

双尾の蛇・ヘルベルとか、不治の病・ゾバエ病とか、めちゃくちゃ気になる五大厄災だが、今はそれどころじゃなくなってしまっている。

 

本当に暗黒大陸に到着できるのかな・・・?

まぁね、我々幻影旅団はね、暗黒大陸に行くのは目的じゃないからいいんだけど、ちょっと気になるよね、やっぱり。

 

イルミ、ヒソカ、幻影旅団の結末は?

かれこれ20年近くハンターハンターファンなオレ。正直言うと、王子達の動きがわかるパートより、昔から登場しているキャラが動くパートの方が好きなんだ。

だから、王子やその護衛が云々より、イルミ、ヒソカ、幻影旅団がどうなるのかの方が気になるんだよ・・・

 

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王子達のパートでももちろん古株キャラは登場するよ、クラピカとか、センリツとか、ビスケとか。

でも、彼らは単純に護衛として船に乗っていて、できれば王子達が争わずに均衡状態が続いた方がいいと思っているはず。

だから、登場しても動きが全然ないんだよね。

 

一方で、イルミ、ヒソカ、幻影旅団の方はお互いに戦い合うき満々。

絶対に激しいバトルに展開するだろうから、読んでてワクワクする。

まぁ、オレもクロロのコスプレするくらいだし、この三つ巴の関係は個人的にも大好きなんだよね。

 

どういう結末を迎えるのか、そっちの方が知りたい。

 

イルミとヒソカに戦ってほしい

ヒソカと戦うのはイルミかクロロになると思う。ヒソカとしても因縁のある2人だろうし、クロロ以外の旅団メンバーはヒソカと戦う気持ちはそれほど強くなさそうだし。

 

すでにクロロとヒソカの戦いは描かれたから、イルミとヒソカの戦いが見たいなと考えている。

ほぼ同格のように描かれてきた2人の勝負は、昔からのファンとしてめちゃくちゃ気になるところだろう。

ヒソカとイルミの関係って、ゴンとキルアとも似てるんだよね。ハンター試験で意気投合した者同士って意味では。

 

ちなみに個人的には、

 

カルトの能力でヒソカ発見

イルミとヒソカがバトル

イルミ敗北

船内は大騒動になり、幻影旅団もヒソカ狩りを一時中断

イルミの死を知ったシルバとゼノがヒソカ暗殺に乗り出す

 

みたいな展開になると、謎に包まれていたイルミ、シルバ、ゼノ全員の強さがわかるので面白いなと思っている。

 

・・・でも、イルミも好きなキャラだからなぁ。ヒソカにも勝ってほしいがイルミにも生き残ってほしい気持ちもある。イルミはキルアとの因縁もあるからね。

 

おそらく今回も10週で休載になるだろうが、それまでにイルミ、ヒソカ、旅団の方に大きな動きがあってほしい(できれば戦ってほしい)。

 

その時間がたまらなく好きだ・・・

ということで、オレの文章もだいぶ長くなってしまったが、連載再開はうれしい。

また毎週月曜日が楽しみな日々が続くだろう。

 

だいぶストーリーはややこしいし、ベンジャミンの私設兵の動き次第でもっとややこしくなるだろう。

でもそれだけストーリーが複雑化してもやっぱり、ハンターハンターを、毎週ジャンプで読む・・・

 

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

 

ハンターハンター連載再開は2018年9月22日&単行本36巻発売は10月4日!これまでのストーリーをまとめた!

 

私の名前はジロギン。

 

ついに来ました・・・約5ヶ月ぶりです!

そう、私たちハンターハンターファンが待ちに待った

 

ハンターハンター連載再開!!

さらに

ハンターハンター単行本36巻発売!!

 

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2018年後半は、ハンターハンター祭りですね。

 

ハンターハンターの休載期間というのは、私の人生における楽しみの94%くらいを奪われている状態です。しかし今回の休載期間はだいぶ短かったです!とてもありがたい!

 

冨樫先生大丈夫かな?充電期間は十分なのでしょうか?

銀魂が連載終了を迎えることもあり集英社もかなり焦っているんでしょうね。冨樫先生にこんな早く連載させるなんて。

 

とにかく喜ばしいことには変わりありませんね!ということで今回は

 

ハンターハンター連載再開と36巻発売日の詳細と前回休載分までのストーリーの簡単な振り返りについて書いていきます!

 

 

 

 

ハンターハンター連載再開は2018年9月22日発売の少年ジャンプ

連載再開は、2018年9月22日発売の週刊少年ジャンプからです!

覚えておいてくださいね!ジャンプを買い忘れたり、ハンターハンターを読み飛ばしたり、16m80cmジャンプして読んだ気になったりしないように注意しましょう!

 

ジャンプの公式サイトでも発表されているので、よっぽどのことがない限り変更になることはないでしょう!

 

www.shonenjump.com

 

もし再開が遅れてしまったとしても、待つさ・・・いくらでもな・・・

 

ハンターハンター単行本36巻は2018年10月4日発売!

そして、ハンターハンター単行本36巻は10月4日発売です!内容は35巻の続きから、前回の休載までの10話分だと思います。

ちょっとネタバレしちゃうと、「幻影旅団」が登場します!だいたい旅団が出てくるとストーリーが面白くなりますし、盛り上がるんですよね!

やっぱり人気、幻影旅団メンバーたち・・・!(あとクロロが元のかっこいい鼻に戻ってます)。

 

連載再開の日と発売日がややずれますので、36巻もぜひ忘れないようにしましょう!

 

前回休載までの簡単なあらすじ

それでは簡単にあらすじを振り返っていきましょう。重要そうなポイントだけかいつまんでいきますので、細かい部分は省略しています。

 

「これまでのストーリーなら全て入っているぜ・・・オレの脳ん中にさ」

 

という方は、読まなくても大丈夫でしょう!

 

「イルミに操作されてたからなのか?なんでオレはこんな大切なストーリーを忘れちまってたんだ?」

 

という方は読み進めてください

ネタバレも含んでますので、まだ読んでいない方は36巻発売を待ちましょう!

 

ブラックホエール1号に乗り込んでいた幻影旅団

先ほど少し書きましたが、前回休載までのストーリーで一番印象的だったのはやはり幻影旅団の登場でしょうね!

暗黒大陸へと向かうブラックホエール1号に幻影旅団メンバーが勢ぞろいしています。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

 幻影旅団は2つの目的で船に乗り込みました。

 

幻影旅団の目的1:ヒソカの殺害

幻影旅団の2つの目的のうち、最優先しているのは「ヒソカの殺害」です。ブラックホエール1号に忍び込んでいるヒソカを探しています。

 

ヒソカは創設期メンバーのシャルナークと、異常なチャクラ量でコピーを生み出した便利能力もちのコルトピを不意打ちで殺しました。重要な2人のメンバーでしたね。

それを知った旅団メンバーは全員ブチ切れ状態のようです。これはさすがのヒソカさんもやばいのでは?

 

しかも、旅団は殺したヒソカの首を机に置いてケーキがわりにするという「サイコパスパーティ」を企画中・・・

ヒソカの髪の毛ってワックスでガチガチに固められてるから、ロウソクとかも立てられそうですから、本当にケーキにされてしまうかも・・・?

 

団長・クロロの指令では、ヒソカを殺すのは早い者勝ち。ヒソカが誰と戦うかはわかりません。

 

現時点で旅団メンバーは

クロロ・シズク・ボノレノフ

ノブナガ・フェイタン・フィンクス

イルミ・カルト

フランクリン

マチ

に分かれて行動中です。

ヒソカ的にはノブナガ・フェイタン・フィンクスチームとは戦いたくなさそうですね。この3人、絶対にヒソカのこと嫌いですもん。

 

戦いには気持ち良さを求めるヒソカさんは、やっぱりクロロかイルミあたりと戦うことになりそうです。

 

・・・ヒソカさん、わかってるよね?

マチだけは見逃して!お願い!

マチちゃんだけは頼みます・・・これまで身長187cmだと思われていたのに190cm以上になっていたヒソカさん!!

 

イルミが新メンバーとして加入

さらっと説明しちゃいましたが、イルミが幻影旅団の新メンバーとして加入しています。団員ナンバーは11で、ウボォーギンの後釜ですね。

 

イルミはヒソカから「ヒソカ自身の暗殺」を依頼されています。イルミ自身もヒソカと何らかの形で戦うことになると思っていたようで、仕事を引き請けました。

 

イルミが幻影旅団に加入した理由は「ヒソカも旅団を狙っているので、旅団の前に必ず現れるから」と「旅団メンバーの動向を観察し、ヒソカを先に暗殺されないようにするため」でしょうね。

今はカルトと2人組でヒソカ捜索にあたっています(2人はゾルディック家でVIP扱いなので、旅団たちが船の中で入れない層の探索もできます)。

 

イルミの話が本当ならばヒソカとイルミが戦う可能性も高いです。

イルミの話が本当ならば・・・

 

関連記事:【ハンターハンター】もしヒソカがイルミを殺したら、シルバとゼノが報復に乗り出しそうじゃない? - 私の名前はジロギン。

 

幻影旅団メンバーのフルネーム判明

ちなみに、イルミの加入が明らかになった時、現存する幻影旅団メンバーのフルネームと団員番号が明らかになりました。

 

No.0 クロロ=ルシルフル

No.1 ノブナガ=ハザマ

No.2 フェイタン=ポートォ

No.3 マチ=コマチネ

No.4 カルト=ゾルディック

No.5 フィンクス=マグカブ

No.7 フランクリン=ボルドー

No.8 シズク=ムラサキ

No.10 ボノレノフ=ンドンゴ

No.11 イルミ=ゾルディック

 

ボノレノフの名前の言いにくさよ・・・ンドンゴ。「ン」から始まる苗字のキャラって珍しすぎでは?そして「ンゴ」というねらー感・・・

 

死んだシャルナークは「シャルナーク=リュウセイ」、コルトピは「コルトピ=トノフメイル」でしたね(コルトピの名前イケメンすぎ)。

わからないのはパクノダとウボォーギンですか。この2人は36巻のおまけページなどでフルネームが明らかになってほしいですが・・・どうでしょうかね?

 

幻影旅団の目的2:カキン帝国王子たちの宝

幻影旅団がブラックホエール1号内に乗り込んだ本来の理由は、カキン帝国王子たちが持ち込んだ宝を盗むことでしたね。

もちろんこの目的も忘れてはいません。しかし船が暗黒大陸(本当は仮装新大陸)に着くまで時間があるので、ヒソカ殺害を優先しています。

 

また、王子たちがいる船の第1層まで行く手段がない旅団は、ひとまずヒソカの方を優先せざるをえないんですね。

この辺は後ほど説明するマフィアたちと手を組むことで乗り切りそうです(絶対に裏切るでしょうけどね)。

 

幻影旅団とクラピカの接触はあるのか?

十二支んのメンバー・ミザイストムとボトバイ、ギンタは、船の第3層にいたイルミとカルトと遭遇。そのことから幻影旅団が船の中に乗り込んでいることを知ります。

 

イルミはプロハンター(しかもハンター協会とゾルディック家はネテロが会長だった頃からズブズブの関係)ですので、犯罪ハンターのミザイストムは捕まえようとはしませんでした。

しかし、幻影旅団とクラピカとの因縁は知っているので、両者が接触した時のことを心配している様子。

 

現在の幻影旅団はクラピカへの復讐は目的にしていませんし、クラピカも旅団を追跡してはいない様子。

幻影旅団とクラピカが遭遇したらどうなるのでしょうか・・・個人的には一時共闘する展開になるのが胸熱ですね!

 

 

 

3つのカキン系マフィアが行動開始

前回休載分から存在が明らかになった3つのマフィア。

カキン帝国に属するマフィアで、王子の一部がマフィアのケツモチをしていることもあり、各組が大きな権力を持っています(船の中でも威張り腐っている)。

ブラックホエール1号内の、第3層から下はカキン帝国の兵士たちでも人員が足りないため、マフィアたちが治安維持をしているほどです。

 

実は各組の王子は、ナスビ=ホイコーロと血縁関係にあります。しかし、正式な王族としては認められてはいません(結婚していない奥さんとの間に生まれた子供のため)。

彼らは「ニ線者(にせんもの)」と呼ばれ、赤子の頃に顔に二本の大きな傷をつけられています。

 

このマフィアもストーリーに大きくっ関わってきそうですので、紹介しておきましょう。

詳しくはこちらの記事にもまとめています。

 

関連記事:【ハンターハンター】カキン系3大マフィアもマフィアンコミュニティーに入っているのかな? - 私の名前はジロギン。

 

第3王子チョウライがケツモチする「シュウ=ウ一家」

第3王子・チョウライ(黒い人)がケツモチをしているシュウ=ウ一家。

組長の名前はオニオール=ロンポウ。玉ねぎみたいな人です。

若頭のヒンリギ=ビガンダフノという男を使って行動を開始していますが、今の所大きな動きは見られません。

 

第4王子ツェリードニヒがケツモチする「エイ=イ一家」

第4王子・ツェリードニヒ(やばい人)がケツモチをしているのがエイ=イ一家。

組長のモレナ=プルードは唯一の女性組長です。しかし、最も過激な思考をしていそうでもあり、すでに行動を開始。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

後ほど説明しますが、組員を使って王子や他の組の構成員暗殺を狙っているようです。

 

第7王子ルズールスがケツモチする「シャ=ア一家」

最後が第7王子・ルズールス(薬やってる人)がケツモチをしているシャ=ア一家。

組長の名前はブロッコ=リー。一番覚えやすいですね。

 

シャ=ア一家はすでに2回、幻影旅団と接触しています。

1回目は旅団メンバーが全員集合していた場所で下っ端たちが接触。しかし旅団メンバーの放つ雰囲気や「念」を一切隠すつもりがない様子に恐れをなしていました。

 

2回目は若頭のオウ=ケンイ(少しだけゴトーさんとキャラ被ってる人)がノブナガ、フェイタン、フィンクスと接触中。

オウは3人に「手を組まないか?」と提案していますが、腹の中では旅団を危険視し、早めに潰そうとしているようです。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

エイ=イ一家組長 モレナが刺客を放つ

モレナは、念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」を部下たち対して発動。

 

モレナの唾液を通じて発症者(メンバー)が増えていく能力。モレナ含め23人まで感染させることが可能です。

発症者は人を殺すたびにレベルが上がり、オーラ量、威力が増加。一般人を殺すと1アップ、念能力者を殺すと10アップ、王子を殺すと50アップするそうです。

発症者のレベルが20になると独自の能力が使えるようになり、レベル100になると発症者も自分の唾液を通して感染集団(コミュニティ)を形成できるようになります。

 

エイ=イ一家の組員達はすでに船内で殺人を実行。すでに多数の死傷者が出ています。

ミザイストムらが調査中です(ミザイストムは船内で犯罪の取り締まりをしていてかなり忙しい)。

 

モレナにチュウしてもらえるのはちょっとうらやましいです念能力者をチュウだけで生み出せるというぶっ壊れ能力ですね。

しかもモレナ本人も「レベル45」なので、もしかしたらこの能力以外に独自の能力を発現している可能性もあります。

 

モレナ自身は戦うのかどうか、あるいは組員の中から幻影旅団や十二支んなどでも抑えきれない能力者が生まれるのか・・・動向が気になりますね。

 

ノブナガ、フェイタン、フィンクスを狙うルイーニー

 モレナから能力をもらったエイ=イ一家の組員・ルイーニー。すでにレベル21になっています(本人の話では、念を使えない一般人を20人殺害している模様)。

レベル20を超えたため、ルイーニーは独自の能力を手に入れました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

扉が1つだけあり他には出入り口のない個室で発動できる能力です。その部屋の壁や床から別の場所に移動できます。

元の部屋に戻ることもできますが、その部屋が密室でなくなってしまったら、二度と戻ることはできません。

そして行ける場所も一度行ったことのある場所に限定されています。

 

フィンクスの話では、空間を移動するタイプの能力は発動条件の一つに「マーキング」が含まれているそうです。ルイーニーのように、移動したい場所に自分の足でいかなければならないという制約ですね。

 

そういえば、同じく空間移動の能力を持っていたノヴも、出入りする場所の扉を作る必要がありましたよね(それで護衛軍のプフに接近しすぎ、くじけてしまいました)。

この制約は空間移動系能力者にほぼ共通するのでしょう。

 

・・・ちょっと話がずれますが、フィンクスって意外と念について詳しいですよね。

クロロがクラピカの念に囚われた時も、死後の念の存在からクラピカを殺せないことをゴン達に説明してましたし。

フェイタンとザザンが戦っている時も、ザザンの飛ばした放出系の念を分析してましたし。

念マニアなのかな?クロロの影響を受けてそうな気がします。

 

関連記事:【ハンターハンター】フェイタンの強さや魅力、伏線をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

話を戻します。

能力を発動したルイーニーは、ノブナガ、フェイタン、フィンクスを発見し興奮していました(ファンだったみたいですね。私も興奮すると思いますが)。

今はなりを潜めていますが、確実に何らかの攻撃を仕掛けてくるでしょう。

 

すでにルイーニーと思われる人物がシャ=ア一家の組員を手にかけており、ノブナガたちはそんなシャ=ア一家と(形だけ)手を組もうとしています。

戦闘必至ですな。ノヴの戦闘がとても少なかったので、空間移動系の能力者がどうやって戦うのか、どうやって攻略すればいいのかが見所ですね。

 

 

 

カキン帝国王子たちの動向

幻影旅団とマフィアたちが動く裏で、クラピカを中心とした王子たちの継承戦も進行中、と言いたいのですが・・・

出航早々亡くなってしまった第12王子・モモゼ以外の王子はまだ生きており、全体的に見るとあんまり進捗が見られません。

 

すべての王子を取り上げていると長くなってしまうので、目立った動きをした王子たちにフォーカスしてお伝えします。

 

「11人いる(サイレントマジョリティー)」の能力者は不明

まずはクラピカが護衛する第14王子・ワブルの部屋。

クラピカは念を2週間で教えることを条件に、王子たちの護衛を部屋に集めました。しかし、その中に刺客がおり、念能力「11人いる(サイレントマジョリティー)」を発動。

すでに犠牲者が出ています。

 

能力が一体誰のものなのかは不明です。クラピカも捜索にあたっていますがヒントは得られていない様子。

ただ、第1王子・ベンジャミンの部下ヒュリコフは、誰が能力を使ったか見抜いているようです。残念なことに、クラピカに教えてはくれません。

 

ただでさえ敵対する王子の部下が集まっているのに、暗殺者が忍び込んでいるという状況。クラピカは手一杯になりながらもなんとか護衛任務を果たしています。

 

ハンゾーの念能力発動

第13王子・マラヤームの部屋にいるビスケとハンゾー。ハンゾーは護衛についていたモモゼが殺害されたことから、犯人探しをビスケと画策。

もう何年も待ちに待っていましたが、ハンゾーの念能力が明らかになりました。

 

関連記事:【ハンターハンター】ハンゾーの念能力が発動!系統や制約について考察してみた - 私の名前はジロギン。

 

うまく犯人を突き止めたハンゾーでしたが、マラヤーム王子の念獣が能力を発動。

1013号室にいたビスケたちの姿が消えてしまいました。

 

部屋の中だけを別の空間に移動させる能力のようです。ただ電話は通じていたりと、完全に空間が別離してしまったわけではないようなので、未だ謎は多い状況です。

(同じく1013号室で護衛してたベレレインテさんも謎にイケメンっぷりを発揮しました)

(そして1013号室に取り残されたウェルゲー兵隊長はマッチョビスケが好きという西壁を明らかにしました)

 

異常なスピードで念を習得するツェリードニヒ

初登場時から人間を解体するなど、ヤバさ全開だった第4王子・ツェリードニヒさん。

しかし船が出航してからは意外とおとなしめ。現在は部下のテータの教えを受けて、念の修行をしています。

 

普通、念の習得には半年〜1年はかかるとされているのですが、ツェリードニヒはずば抜けた才能を発揮。わずか数時間でポンポンと念の基礎を習得している状況です。

 

ツェリードニヒが水見式をしたら、どの系統にも当てはまらない「水が腐敗した」ような結果になっていました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

テータは特質系だと判断しましたが、異常性を感じざるをえない結果です。

同じく特質系で、禍々しいオーラを持っていたピトーですらも、水に浮かべた葉っぱが枯れるだけでしたからね。

 

ツェリードニヒがどんな能力を編み出すのか、そして念獣はどんな能力なのか。

これについても現在は謎の状態が続いています。

 

捕まったカミィ

第2王子・カミーラは、自らの手で第1王子・ベンジャミン暗殺を決行。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

カミーラは、死ぬと殺害した相手の後ろから巨大な猫が現れ、その人物をネるねルネルね。死んだカミーラにねるネルした人物の命が与えられまた復活するという、これまたぶっ壊れ能力「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」を駆使。

 ベンジャミンに近づくものの、「カミーラが死ななければ能力は発動しない」という弱点を突かれ、捕まってしまいました。

 

カミィの行動は失敗に終わりましたが、まだ捕まっただけで退場していないことから、もう一波乱ありそうです(カミィはかなり行動力ありますからね)。

まぁ、ほぼ均衡状態だった王子たちを刺激するようなカミィの行動は、読者的にはありがたかったです(話が進まない上に複雑化して状況把握が難しいから、誰かにこの状況をぶっ壊してほしい・・・)。

 

関連記事:【ハンターハンター】ベンジャミンとカミーラの念能力についての考察 - 私の名前はジロギン。

 

フウゲツの念獣の能力がカギを握る?

第10王子・カチョウと第11王子・フウゲツは、一見性格が真逆の姉妹に思えます。

実はとても仲良しで、お互いのことを思いやっていることが、センリツの能力を通してわかってきました。

 

特にフウゲツはカチョウに会いたがっている様子。その気持ちが強まった結果なのか、フウゲツの前に「魔法のトンネル」が出現。カチョウの元へとつながりました。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ/冨樫義博/集英社)

 

おそらくフウゲツの念獣による能力だと思います。先ほどのルイーニーと同様、空間移動系の能力ですね。

ただフウゲツの場合、カチョウの部屋に足を運んだことはなく、フィンクスの言っていたマーキングを行っていません。

さらに、フウゲツは部屋を抜け出し、船の第1層から下層へと移動してきました。

 

フウゲツの空間移動は「マーキングなしでどこへでも行ける」能力の可能性があります。

そして、フウゲツの能力があれば、王位継承戦から脱出することもできるのでは・・・?

今後、ほぼ間違いなくフウゲツの能力がストーリー展開のカギを握るでしょう。

 

ホイコーロの真の目的とは?

 モモゼの遺体は、ホイコーロによって謎の巨大な装置に取り付けられたカプセルの中に収納されました。

 

カプセルの数は、王子の数と同じく14・・・

そしてホイコーロの「娘は今も生きているホ・・・」というセリフ・・・

 

なんとなく、王位継承戦はただ最後の生き残りを決めるだけの戦いではなさそうな気がしますね。

ホイコーロは何を企んでいるのか、真の目的は何なのか、目が離せません!

 

最後に

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

えー、最初に「簡単に説明する」と私が書いたのを覚えていますでしょうか?

簡単に説明したつもりなのですが、だいたい7000文字以上にわたる長文となってしまいました。

 

これは私が説明しすぎなのではなく、今のハンターハンターがこれだけ濃密なストーリーで進んでいるということなのです。

正直、まだ全部紹介仕切っていないのですが、この3倍くらいの文字数になってしまいそうなので、ここまでにしておきます(たった10話分なのに濃密すぎ!ローヤルゼリーのようだ!)。

 

詳しくは10月3日発売のハンターハンター36巻にて。

そして続きは9月22日発売の週刊少年ジャンプにて、お楽しみください!

 

 

 

【ナルト】油女シノは中忍試験が中断されなければ中忍になれたのか?

 

今回は、超久しぶりに『NARUTO』の考察をします!

主人公・ナルトと忍者学校(アカデミー)で同期だったけど、作中では出番に恵まれなかった孤高の忍者

油女シノ

の考察です!

 

ナルトたちの同期全員が受験した中忍試験。しかし三次試験本戦の途中、大蛇丸や砂隠れの忍たちが木の葉の里に攻め込み、試験は途中で打ち切りとなってしまいました。

シノも本戦に残っていたのですが、対戦予定だった砂隠れのカンクロウが戦わずに棄権したため、試合はなし。

参考基準がなかったためか、シノは中忍になることはできませんでした(その後、2年半以内に中忍になりました)。

 

出番こそ少なかったシノですが、実は少年時代からかなり有能。地味に強キャラ(実際はチート級の強さ)だったんですよね。

 

そこで今回、

シノは中忍試験が中断されなければ中忍になれたのか?

という点について考えたいと思います。

 

 

 

 

油女シノとは?

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(出典:NARUTO 14146P/岸本斉史

 

木の葉の名門一族「油女一族」の青年です。サングラスをかけて口元まで隠れた服を着ており、作中では素顔が明らかになりませんでした。

シノの父親である油女シビなど、他の油女一族もサングラスなどで目を隠していたので、何か秘密があるのかも・・・?

 

油女一族は、自分の体内に小さな虫を大量に寄生させています。この虫は「寄壊虫(きかいちゅう)」と呼ばれ、チャクラをエサとして生きています(個人によって寄生させている虫の特性はやや異なるようです)。

 

油女一族は自分の体を虫の巣とし、チャクラをエサとして与え続けることで自在に虫を操ることができるのです。

シノはこの虫を使って戦闘を行います。「秘術・虫玉」で敵を虫で包み込み、チャクラを奪い取るような戦いが基本です。

 

シノはナルトたちの同期の中だととても物静かな方。そのため、ナルトからはその存在を気づかれないこともあるなど、ちょっとかわいそうな扱いを受けています。

忍者としては目立たない方がいいはずなのですが、あまりにも目立たなすぎて、ナルトやキバといった「陽キャラ」たちにイジられてしまうこともしばしば。

 

シノ本人も周りからの扱いを気にしているらしく、積極的に仲間の輪に入ろうとするも、タイミングが悪いことばかり。

音の四人衆からサスケを奪還する任務の時も、父親との任務で里の外に出ており、メンバーに入れませんでした(2年半経ってもずっと気にしていた様子)。

 

忍者学校卒業後は第10班として、犬塚キバ、日向ヒナタとともにチームを組んでいました。担当上忍は幻術の使い手・夕日紅。しかし、3人とも幻術を使うことはありませんでしたね。

幻術の指導はほとんどなかったのかもしれません(紅先生の役割は一体・・・?)

 

大人になったシノは、忍者学校の先生として同期の子供たち世代を指導しています。

 

シノの基本情報につきてはこんなところで、考察を進めましょう!

 

カンクロウを倒したシノの戦闘力

試験は打ち切りになってしまったものの、大蛇丸の木の葉崩しに加担していたカンクロウと、シノは一騎打ちになりました。

残念なことに試験外での戦闘であったため、誰も見ていませんでした。結果がどうであれ、試験の評価には一切関係なかったということですね。

 

カンクロウの得意とする「傀儡の術」と、全身にあらゆる武器を仕込んだ傀儡人形

「烏(カラス)」の前にシノは善戦。カンクロウを戦闘不能に追い込みました(一応シノの勝ちですが、カンクロウが放った毒煙玉によってシノも戦闘が終わった途端、気絶してしまいました)。

 

当時のカンクロウってかなり強かったんですよね。中忍試験を受けていたメンツの中ではトップクラスの戦闘力。

多分カンクロウを倒せたのって、ナルト、サスケ、ネジ、我愛羅、テマリ、シカマル(ギリギリ)、リー、そしてシノだったと思います。

 

結構人数多いじゃん!って思うかもしれません。でも、このメンツは作中後半でめちゃ強くなります。

ナルトサスケは人類最強レベル、我愛羅は風影(砂隠れの里長)、ネジとテマリは上忍、、シカマルは中忍でしたが、暁のメンバーからも有能さを認められるほど(リーは作中後半であまり活躍がなかったですね泣)。

 

なんならカンクロウも上忍になってますからね。そのカンクロウを倒した当時のシノの戦闘力は、中忍クラスだったと思います。

 

シノの能力はチートすぎる

正直、作中の描写こそ少なかったものの、シノの扱う寄壊虫はチートすぎます。とにかく万能なんですよ。

 

・相手にまとわりつけばチャクラを奪って勝ち

・無数にいるので全滅させるのは難しい

・地を這うと音もなく忍び寄れる

・分身も作れる

・敵の居場所を感知できる

・数字を理解するくらいの知能を持っている

(中忍試験のペーパーテストで、カンニングした虫がシノに問題の答えを「8」と教えていました)

 

これだけできますからね・・・能力値だけなら並の中忍よりよっぽど優秀なんですよね・・・

「シノは強すぎるので物語序盤は出番がなかった説」すらあるほどです。

 

シノは戦略を練れる頭の良さもある

シノは寄壊虫が優秀なだけではありません。シノ自身もかなり切れ者で、戦略を練った戦いが得意のようです。

カンクロウとの勝負では、寄壊虫の性質を応用した戦い方を披露しました。

 

傀儡の術の弱点は、人形の操作に集中しなければならない分、術者にスキが生じやすいこと。

そこでカンクロウは木の中に身を隠しながら戦う方法をとりました。シノは一時カンクロウの場所を見失ってしまったんですね。

 

しかし、シノはカンクロウに接近した一瞬のうちにメスの寄壊虫を付着させ、隠れた時の対策を練っていたのです。

寄壊虫のオスはメスが発するわずかな匂いを追って行動します。寄壊虫(オス)はカンクロウめがけて、密かに接近。見事カンクロウを捉えることに成功しました。

 

自分が飼っているペットのような虫とはいえ、その性質をよく理解し、戦闘に応用したシノ。この作戦を見破れる忍はまず居ないでしょう。

 

中忍にはただ強さだけでなく、状況に応じて戦い方を変えたり、時には逃げるという決断をしたりする知的な部分も求められます(それで、知的な戦い方をしたシカマルは評価が高く中忍になれました)。

シノもシカマルばりに頭を使った戦い方をしていたので、試験であれば高い評価をもらえていたのではないでしょうか。

  

 

 

追跡もできるシノ

先ほどの寄壊虫の性質を使って、ターゲットを追跡することも可能です。

シノは試験会場を抜け出したサスケの後を追うために、サスケの体にあらかじめつけておいたメスの寄壊虫を利用して追跡しました。

 

忍の任務には、ターゲットを追いかけて捕獲、あるいは暗殺するというものもあります。ナルトたちも幾度となくやってましたね。

その時には「感知タイプ」と呼ばれる忍が不可欠です。彼らは匂いや音、チャクラの気配などを使って探索することが得意です。

 

シノは戦闘もかなり高いレベルでこなせる感知タイプという、チームに1人いるだけでいろんな役割をしてくれる万能な忍なんですよね。

 

そもそも、シノが所属していた第8班が、感知タイプの忍で組まれた班でした。

ヒナタは「白眼」で広範囲を見渡すことができ、キバは匂いでターゲットの位置をつかむことができます。

 

少年時のヒナタとキバは、感知タイプとしては優れた才能は持っていましたが、戦闘はイマイチ。2人とも試験では予選敗退でした(ヒナタの相手は木の葉の下忍最強のネジで、キバの相手は主人公のナルトだったので負けても仕方ないですが)。

一方で勝ち星を挙げていたシノは、やはり抜きん出た素質があったのだと思います。

 

負けず嫌いのナルトも認めたシノの優秀さ

サスケ奪還任務で、シカマルは急遽下忍だけでチームを組むことになりました。

任務を言い渡した綱手から「優秀だと思うやつを集めろ」と言われたシカマル。綱手が推薦したナルトの次に、チョウジの家に向かいました。

 

その時にナルトは「誘うならシノとかだろ!」とシカマルにツッコミを入れているんですね。

負けず嫌いなナルトですが、シノのことは優秀だと認めていたようです。

シノの戦いは三次試験予選でしか見ていないナルトですが、それでも十分優秀だとわかるレベルだったんでしょうね(シノは予選も頭を使って余裕勝ちしました)。

  

まとめ

ではこれまでのことをまとめます。シノは中忍試験が中断されなければ中忍に・・・

なれた!

と思います!

 

シカマルに近いレベルで戦略を練れて、戦えばカンクロウと同等以上、多分ネジともいい勝負したんじゃないかってくらい強い・・・中忍として全然文句ないでしょうね。

 

ただ、いつもチャンスに恵まれないシノ・・・まぁ仕方ないですかね。シノがいると優秀すぎて大抵のことが解決しちゃいますから。

あれです、

「ドラえもん」で出来杉くんが映画に出演しちゃうと、大体のことを自分で解決しちゃうから出演しない説

と同じですね。

 

登場シーンがカットされてしまうほどの才能があったシノ。

今では忍者学校の先生ですが、戦場で前線に立ってもまだまだ十分戦えるでしょう。

 

 

 

主人公の敵対組織にいる実力No.4くらいのキャラがめっちゃ好き

 

私の名前はジロギン。

 

バトルマンガに欠かせない要素として、「主人公と敵対する10人前後の組織」の存在があります。

主人公たちの前に立ちはだかる強キャラ集団です。

人数は少ないものの、メンバー1人あたりの強さが作中トップクラスのため、超絶危険視されています。

 

具体的に例を挙げるとしたら、

・『HUNTER×HUNTER』の「幻影旅団」

・『NARUTO』の「暁」

・『BLEACH』の「十刃(エスパーダ)」

 などですね。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 8155P/冨樫義博)

 

私はこういう組織が大好物で、将来的には自分でも結成したいと考えています(組織の目的は未定!)

 

さらに、こういう組織に所属している

「実力No.4くらいのキャラ」

がめっちゃ好きなんです!

 

これだけではちょっと何言っているのかわからないかもしれません。

ですので詳しく、無駄に熱心に説明していきます!

 

 

 

 

具体的なキャラはヒソカ、イタチ、ウルキオラ、仁王

組織のNo.4くらいのキャラが具体的に誰かという話からしましょう!

先ほど挙げた組織の中だと、

 

幻影旅団のヒソカ

(ヒソカは団員No.4でしたが、旅団の番号に強さは関係ありません。ただ実力的に見てヒソカは、クロロやウボォーギン、フェイタンあたりに次ぐ強さだと思います)

 

暁のうちはイタチ

(暁にも強さの序列はありません。ただ強さを見ると、オビト、長門、の次にイタチか鬼鮫がランクインすると思います)

 

十刃(エスパーダ)のウルキオラ

(エスパーダの番号は強さ順で、ウルキオラは4番。ヤミーが0番だと発覚したので本当は5番なのですが、ヤミーはそんなに強くなく、ウルキオラが4番でいいのではないかと思います)

 

それから、『テニスの王子様』の立海大付属中3年、仁王雅治も好きです!

(仁王は立海最強の3人に次ぐ強さと見せかけて、トップクラスの強さでした)

 

彼らは私にとって大好物なのです!

冒頭で自分の組織を作りたいとか言いましたが、私は彼らのようなNo.4くらいになりたいです。

No.4くらいのキャラたちに、魅力を感じずには入られません!

 

実力はボスと同等か少し劣るくらいだけど隠してる

実力No.4と言いましたが、それは形式的な順番で4番である場合が多いです。

本当の力を隠していたり、何らかの事情があって目立たないようにするために、4番くらいに位置しているのです。

 

ガチで戦闘したら組織のボスと同等か少し劣るくらいの強キャラ!

でもその力は隠している・・・この「能ある鷹は爪をかくす」感がたまらない!

 

序盤は絶望的な強さ

No.4くらいのキャラは、組織の全容が明らかになる前に、主人公の敵として立ちはだかります。

で、戦うことになるのですが、その時点の主人公では全く歯が立ちません。

殺されそうになる寸前に仲間が助けてくれるか、相手の事情で見逃してもらいます。

 

「こんな奴に勝てるわけないじゃん!」という絶望感を主人公と読者たちに与えてくれるのがNo.4くらいのキャラの役割でもありますね。

 

まぁNo.4くらいのキャラが登場したということは、主人公も同じくらいかそれ以上の強さになることは確定なのですが・・・子供の頃に見ると、妙に印象的で、恐怖すら感じる存在なのです(昔のヒソカさんは怖かった。昔のヒソカさんは)。

 

その後ストーリーが進み、No.4くらいのキャラがとある組織のメンバーであることが発覚。しかもメンバー全員がNo.4くらいのキャラと同等の強さを持つことまで判明しちゃうのがお決まりのパターンです。

 

すると私たち読者は

「No.4くらいのやつと同じレベルのやつが10人もいんのかよ!!」

と大興奮しちゃうわけですね!

 

 

 

何か事情があって組織にいるだけ

No.4くらいのキャラは、組織において強く頼れる重要な役割を担っていることが多いです。が、実は何らかの事情があって組織にいるだけのパターンもあります。

スパイで本当は主人公の仲間だったり、そもそも組織を裏切って脱退するつもりだったり。

 

この「組織にどっぷり浸かっていない」感じがキャラの余裕につながって、またカッコよく見えるんですよね。

 

「まぁ、オレはこの組織抜けても一人でやっていけるし。組織の目的にも全然興味ねぇし。 」

 

みたいな余裕ね。この感じに憧れる!

 

特に、組織で最初にやられるキャラが

「〇〇(組織名)の一員であるこのオレが!こんなガキどもにぃぃぃ!」

みたいな組織へのこだわりを見せながら死んでいくと、No.4くらいのキャラのかっこよさがより際立ちます。

 

責任がなくて一番いいポジション

No.4の何がいいかって、責任があまり降りかかって来ないポジションってことですよ。

上にはリーダーや副リーダーがいるので、組織で問題が起きてもNo.4にまで責任が回ってくることはまずないでしょう。

 

それでいて下っ端でもない。これも見逃せないです!

半分よりは上の立場なので、面倒なことは格下のやつがやってくれます。自分が先陣切って大変なことに挑む必要もありません。

 

No.4は最高のポジションですよ。

学校の部活や委員会、会社などでもNo.4を目指したいですね。

No.4は私自身が実生活でもなりたいポジションなので、漫画やアニメでも憧れてしまいます。

 

仲間からも実力を認められている

実力No.4なので、組織内では確実に上位。仲間たちもその強さを認めています。

それがよくわかるのが、組織で会議をしてるシーンですね(これも漫画でよくあるシーンです)。

だいたいこんな感じになります。

 

スピードタイプキャラ

「〇〇(パワータイプの雑魚)がやられたか!あんなパワー馬鹿、死んで当然!俺なら2秒とかからず主人公を殺れるぜ!」

 

頭脳キャラ

「あまり仲間のことを悪く言うもんじゃありませんよ。ま、私からすると、彼もあなたも知性のない猿同然ですが・・・」

 

スピードキャラ

「んだとテメェ!!首の骨へし折られてぇのか!?」

 

無気力な少年キャラ

「はいは〜い、ちょっと意見。ぼくたちってぇ、仲間だったんすかぁ?ぼくはあんたらのことぉ、仲間なんて思ったことねぇんすけどぉ?」

 

No.4くらいのキャラ

「・・・・・・」

 

こんな感じ!自分からはレベルの低い会話にかかわらず、それでいて仲間たちから悪口を言われることもない!

強キャラ集団の中でも一目置かれ、組織を冷静に観察している感じが地味に興奮しちゃうんです!

 

 

 

冷酷に見えて主人公をリスペクトしてくれる

一見冷酷で、敵に全く興味を示さなそうなNo.4くらいのキャラ。

でも主人公と戦う時になると、自分と同じくらいにまで強くなったことにリスペクトを示します。

 

それはつまり、本気で戦ってくれたり、これまで隠していた本性を見せてくれたりということですね。

冷静だったNo.4キャラが見せる熱い姿に、読者はさらに大興奮なわけです!

 

組織の中には、単純に殺戮を楽しんでいるやつや、主人公の仲間を殺したやつなど、漫画とわかっていながらも腹が立つようなキャラもいます。

 

でも、No.4くらいのキャラは全力で主人公と戦ってくれるので、読んでいる時に全然悪い気がしないんですよね。

まるで、正々堂々戦うスポーツでも見ているかのうような、気持ちいい気分で読めるものです。

 

それゆえか、No.4くらいのキャラはどの作品でも高い人気を誇ります。

No.4くらいのキャラと主人公の戦いがベストバウトと言われていることも珍しくないですね。 

 

終盤でも強キャラ

結局、No.4くらいのキャラはラスボスにはならないので、中盤頃に実力が明らかになってしまいます。

その後、組織のボスや、真に組織を操っていた人物などの実力が明らかになるパターンですね。

 

でも、作中全体を通して見ると組織のNo.4くらいのキャラは、なんだかんだ強キャラに分類されることが多いです。

人気のキャラなので、作者さんとしても弱くは描けないという事情はあるでしょう。

でも、主人公の目指す壁、そしてライバルであったキャラには最後まで強キャラであってほしいという願望が読者誰には必ずあると思います。

 

作品が終盤に差し掛かって、改めて見ても強かったと思えることで、No.4くらいのキャラの魅力を再度見出してしまうんですよね。

 

さいごに

ということで、主人公の敵対組織にいる実力No.4くらいのキャラの魅力について語ってきました。

 

子供の頃は、よくこういう強キャラ組織に自分が入る妄想をしたものです。

でも、何回妄想しても私のポジションは決まってNo.4キャラ。

 

組織の会議も何回もやりましたよ、脳内で。でも私は脳内でもNo.4キャラ。仲間たちの怒号が飛び交う会議を黙って眺めているのが役割です。

自分の脳内会議なのに自分は発言しないという意味不明な状況が、こんな記事を書く私の脳みそを作り上げたのでした・・・

 

 

【ハンターハンター】ビノールトは敵がスキンヘッドだったら能力が使えないの?

 

実は今までほとんど考察していなかった「ビノールト」に関する考察です。

髪の毛を食べた人の身体的な情報を知ることができるビノールトの能力「切り裂き美容師(シザーハンズ)」。

ただ、世の中髪が生えている人ばかりとは限りませんよね?

 

例えば、ハンゾーのようなスキンヘッドの人が敵だった場合「切り裂き美容師(シザーハンズ)」の発動条件を満たせません。

意味のない能力、まさに「無能」となってしまいそうですが、どうなのでしょうか?

 

考察していきたいと思います。

 

 

 

 

ビノールトとは

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(引用:HUNTER×HUNTER 14161P/冨樫義博)

 

ゴン、キルア、ビスケがグリードアイランド内で出くわしたプレイヤーの一人です。

美容師のような衣装をした細身の男で、ハサミを武器にして戦います。

 

賞金首ハンター(ブラックリストハンター)として活動しているプロハンターなのですが、ビノールト自身も賞金首という異色の経歴を持っています。

好きな食べ物は人肉で、食人鬼としても知れています。特に22歳女性の肉が大好き。

解体屋ジョネスをもっとやばくした人って感じですね。

 

関連記事:【ハンターハンター】解体屋ジョネスはなぜ死刑ではなく懲役刑に服していたのか?

 

ビノールトは、グリードアイランドに入ったばかりのゴンとキルアよりも実力は上でした。

まだ未熟だったとはいえ、暗殺の技術をたくさん持ち、念を使えるようになったキルアでさえも、ビノールトの攻撃に恐怖していたことから、かなりの実力差があったと思われます(すぐ追い抜かされましたけどね)。

 

しかし、ビスケの敵ではありませんでした。後述する念能力で、ビノールトはビスケの真の実力に気がつき「武闘家として」勝負を挑むも、何もできず完敗(「ハサミで戦ってたくせに武闘家だったの!?」っと思ってしまうシーンですね)。

 

そして大ダメージを食らったにもかかわらず、ゴンとキルアの修行相手として利用されてしまいました(しかもこの後2週間くらい休まず修行が続くという地獄中の地獄)。

 

見るからに危険人物のビノールトですが、子供の頃には悲しい経験をしています。

当時スラム街に住んでいたビノールトは、ある日、お金持ちそうなカップルの落とした財布を拾ってあげました。

しかし、ビノールトのみすぼらしい見た目から、カップルはビノールトが財布を盗んだのだと勘違いし、暴行。ビノールトにとっては善意を示したはずが、痛ましい惨事となってしまったのです。

この過去が、ビノールトの性格を歪めてしまったのかもしれません・・・

 

ビノールトは最終的に「自首する」と言い残し、ゴン達の元を去りました。

その後は不明で、グリードアイランドから抜け出したか、他のプレイヤーに殺されたかは誰も知りません。



ビノールトの念能力「切り裂き美容室(シザーハンズ)」

ビノールトの念能力は「切り裂き美容師(シザーハンズ)」

「シザーハンズ」といえば、ジョニー・デップさん主演の有名映画ですね。私も子供の頃「シザーハンズ」が大好きで、56回くらい見ました。

 

念の系統は特質系(だと思われます)。能力は、「ハサミで切った髪の毛を食べることで、その人物の身体的な情報をすべて知ることができる」というもの。

 

髪の持ち主でさえ気がついていない肉質や病気、遺伝的体質までわかるという、個人情報だだ漏れな能力ですね。

 

この能力でビノールトはビスケの情報を得ました。そしてビスケの実年齢は57歳のババ・・・おねーさまであることと、鍛え抜かれた肉の持ち主であることに気がついたのです。

 

髪を食べるという、なかなか変わった趣向をしてらっしゃいますね、ビノールトさん。

もし相手の髪の毛が油でベトベトだったらどうするんでしょう・・・?

 

まぁ、髪の毛が好きなビノールトさん的に、油でベトベトな髪の毛は「ラーメン二郎」みたいな感じなのかもしれませんね。

胃がもたれるけど、たまに食べたくなるみたいな。

 

ビノールトに関する情報はこんなところで、考察を進めたいと思います。

 

 

髪の毛以外の体毛でも効果は発動するのか?

もし「切り裂き美容師(シザーハンズ)」が髪の毛以外の毛を食べても発動できるのならば、ハンゾーのようなスキンヘッド相手でも効果は発動できそうですね。

ヒゲや腕毛、すね毛などでもOKならば、やや使い勝手が良くなると思います。

 

敵をハンゾーに限定してしまうと、体毛を切るのすら難しそうですが(ハンゾーの身のこなしは念なしでも非常に高かったですし、そもそもハンゾーは忍者コスチュームなので体も衣服で覆われています)、並みのスキンヘッドならば、体毛を切ることくらいできるでしょう。

ビノールトは念能力者であり、戦闘に慣れている賞金首ハンターですからね。

 

ただビノールトの話では、「切り裂き美容師(シザーハンズ)」の効果は「愛用のハサミで髪を切った相手の情報を知ることができる」というものでしたので、やはり髪の毛でないとダメなのではないかと思います。

制約ですね。

 

どこの毛でもいいとしたら、念能力としての効果が弱くなっちゃいそうです。そのため髪の毛限定にしているのではないかと想定できます。



 

 

ビノールトはスキンヘッドと戦わない?

ビノールトは髪を切れないスキンヘッドの敵と戦わないかもしれませんね。相性の問題で。

 

ビノールトの能力の戦闘における使い方としては、相手の体の弱点を見抜いてそこを攻撃するというものでしょう。こうすれば、ビノールトが戦闘を有利に運べますね。

それができないスキンヘッドの場合、ビノールトは戦いを挑むことすらしないのではないかと思います。

 

「切り裂き美容師(シザーハンズ)」の能力を使わなくてもわかるほど格下ならば、戦うかもしれませんけどね。

一応ビノールトは賞金首ハンターですので、任務としてスキンヘッドの賞金首と戦うこともあるでしょう。

それ以外の快楽殺人のためにスキンヘッドの人は狙わないのではないでしょうか。

 

ビノールトが好んで襲う22歳の女性でスキンヘッドの人はそういませんし、対スキンヘッドを想定していない能力なんだと思います。



ビノールトは男の髪は食べない?

ビノールトが好きなのは22歳女性の肉ですから、そもそも男を狙うことすらしない気もします。だから男の髪を食べることもないと。

 

それに、ゴンとキルアと戦ったときも、髪を切って食べようとはしませんでしたよね?

ビノールトにも食べたい髪、食べたくない髪があるのかもしれません。

 

女性はトリートメントを欠かさないという感じで、髪に課金しまくっている人がたくさんいます。

私は食べたことがないのでわかりませんが、ビノールト的には女性の髪の方が美味しいのではないかと・・・

 

太麺好きか細麺好きかみたいな差もありそうですね。男性は髪が太くてゴワゴワしている人も多いので、ビノールトの好みではないのでしょう。



ビノールトの能力は戦闘で役立つ?

作中の描写のみで考えると、「切り裂き美容師(シザーハンズ)」ってあまり戦闘向きではないように思えます。

ビノールトの相手がビスケで、あと圧倒的に実力差があったというのもそう見える理由かもしれません。

ただ、相手の身体的特徴がわかったところで、明確な弱点となる病気や怪我をしていなければあまり意味はないのではないかとも思います。

ビスケには弱点らしき弱点がありませんでしたし。

 

しかも相手の髪を切って食べるという行動は、戦闘においてリスクが高いです。

ハサミで髪を切れる範囲まで相手に接近し、切った髪を食べるスキを作ってしまいます。

ハンターハンターの世界の戦闘は0.1秒を争う超高速の世界です。そんなやり取りの中で髪を食べるのは、致命的なリスクとなるでしょう。

 

ビスケは「相手に必ず一発は攻撃させる」という考えを持っていたので、ビノールトも髪を切るチャンスがあったのだと思います(そもそもビスケがビノールトをゴン、キルアの修行相手にするつもりで、殺す気はなかった可能性もあります)。

 

相手がビスケじゃなかった場合、強者相手では髪を切るチャンスすら与えてもらえなさそうです。

それに結局ビノールトの戦い方って、ハサミで攻撃するか素手で殴り合うかしかなさそうなので、弱点が分かったところで戦い方は変わらないと思います。

「切り裂き美容師(シザーハンズ)」はビノールトの戦闘において、それほど役立たなそうです。

 

 

 

「切り裂き美容師(シザーハンズ)」は趣味の能力?

念能力は、必ずしも戦闘に役立つものばかりではないです。

例えば、ネオンの「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」は、占いの能力です。戦闘能力はほとんどなく、ネオンの趣味や好きなことが大きく影響した念能力でした。

 

関連記事:【ハンターハンター】ネオン=ノストラードさん、死亡【悲報】

 

ビノールトの「切り裂き美容師(シザーハンズ)」も、趣味のための能力なのではないでしょうか。

あくまでも食べたい女性の身体的な情報を読み取り、美味しい肉かどうかを見極めるための能力。本来戦闘に使うべき能力ではないと。

 

でなければ、相手に近づいて髪を食べるなんて動作を、戦闘中にやるとは思えません。ましてやビノールトはプロハンター。戦闘での無駄な動きが命取りになることくらいは重々承知しているはず。

 

ビノールトは通り魔のような殺人鬼で、趣味で女性を狙う時に「切り裂き美容師(シザーハンズ)」使うということでしょう。

一方的にターゲットを狙う時でないと、あまりにスキが多すぎるが悪い能力ですからね。

 

ビノールト自身も美容師みたいな格好をしているので、自分が勤めていた美容室にやって聞いたお客さんに対して能力を使っていたのかもしれません。

美容室って完全に動きを拘束されますから、美容師ならば髪を切るのも食べるのも余裕です(担当してる美容師が、切った自分の髪を食べ始めたら驚異ですね)



「切り裂き美容師(シザーハンズ)」で八つ裂きにする?

戦闘向きではない「切り裂き美容師(シザーハンズ)」ですが、初登場時のビノールトは

「八つ裂きにしてやるか…オレの切り裂き美容師(シザーハンズ)で…」

と言っているんですよね。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 14149P/冨樫義博)

 

八つ裂きにするっているのは、文字通りの意味で考えると「体をバラバラにする」ということです。

髪を切って食べることで情報を知る「切り裂き美容師(シザーハンズ)」は、八つ裂きにする能力ではないはず・・・

 

ここら辺は認識の問題なのかなと思います。

「切り裂き美容師(シザーハンズ)」の、髪を食べて情報を知るのは付加価値のようなもので、ハサミ(おそらく念で強化した)で攻撃することも含めて「切り裂き美容師(シザーハンズ)」と呼ぶのかもしれません。

 

だとしたら、スキンヘッド相手にも付加価値を発動できないだけで、無意味な能力というわけでもなさそうです。

スキンヘッドの人が相手でも、ハサミで攻撃することはできますからね。

 

 

 

まとめ

ではまとめます。ビノールトがハンゾーのようなスキンヘッドと戦う時、「切り裂き美容師(シザーハンズ)」は役立つのかというと、

 

・髪を切れないので能力は発動できない

・相手の情報が分かってもビノールトの戦い方に変わりなし

・そもそも戦闘に向いている能力ではない

・相手の情報がわかるのはおまけみたいなもの

・ハサミで切れれば相手が誰でも能力で戦っていることになる

 

「切り裂き美容師(シザーハンズ)」をハサミで攻撃する能力と判断するならば、スキンヘッド相手にも能力を使っていることになる。

しかし、髪を食べて相手の情報を把握できるという能力は使えないため、能力のすべてを使うことはできない。

といった感じでしょうね。

 

「切り裂き美容師(シザーハンズ)」はあくまで「ビノールトの変態性サポート能力」ってところでしょう。

逆にビノールトじゃなかったらこんな能力不必要というか、あまり使いたくない能力だと思います。

能力を盗めるクロロでも「この能力はいらないや…」って思いそうです。

 

たくさんの人間を殺害し、肉を食べてきたビノールトさん。

言葉通り自首してくれていると良いのですが・・・グリードアイランド内で「爆弾魔(ボマー)」かフェイタン、フィンクスあたりに殺されてそうです。

 

 

【ハンターハンター】フェイタンの強さや魅力、伏線をまとめた!

『ハンターハンター』に登場する凶悪な盗賊団「幻影旅団」。

その幻影旅団メンバーので妖しい魅力を放つキャラクターが、

フェイタン

です!

 

今回は

フェイタンの強さや魅力について、徹底的にまとめました!

ぜひこの記事を読んで、フェイタンのことを好きになってください!

フェイタン=ポートオとは

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻69P/冨樫義博)

幻影旅団のメンバーで、団員ナンバーは2。ドクロマークの入った黒いコートで口元まで隠した男性です。

普段は物静かですが、実はかなり好戦的。特に相手から攻撃を受けてキレた時は、仲間たちですら手がつけれなくなります。

 

幻影旅団創設メンバーの1人であり、出身は流星街。ですが、言葉はなまっており「〜ね」という喋り方をします(後ほど詳しく説明します)。

 

幻影旅団での役割は戦闘員のようですが、得意の「拷問」によって、時には敵から情報を聞き出す役に回ることも。

 

得意な念の系統は「変化系」のようですが、作中の描写からすると、具現化系の能力も扱えるようです。

 

人が触った物を食べるのは苦手で潔癖症のような面もあります。作中ではヒンリギが具現化した生牡蠣を飲み込むのを断っていました。

 

フェイタンの基本的な情報はこんな感じです!

フェイタンの強さ

では、まずフェイタンの強さから見ていきましょう。

 

初登場となったヨークシンシティ編でのフェイタンは、マフィアの数人の首をはねたくらいで戦闘シーンがほとんどありませんでした。

しっかりと戦いが描かれたのはキメラ=アント編。師団長・ザザンとの戦いでしたね。

 

フェイタン本人、そしてシズクやシャルナークによるとザザン戦の時は本調子ではなかった様子。本来のフェイタンの強さは、作中で描かれたシーン以上の可能性がありますね。

 

ただこの記事では、描写にあった限りでフェイタンの強さを分析しています。

フェイタンの念能力「許されざる者(ペインパッカー)」

フェイタンの念能力の名前は「許されざる者(ペインパッカー)」

自身が敵から受けたダメージの大きさによって、威力(または効果)が変わる能力のようです。作中では、ザザンを相手に発動しました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻91P/冨樫義博)

ザザンとの戦いの中でフェイタンは、

・放出系の念弾による衝撃(フェイタンが上裸になった!)

・腕の骨折

この2つのダメージを少なからず食らっています。

そして発動した「許されざる者(ペインパッカー)」は「太陽に灼かれて(ライジングサン)」という攻撃に形を変えました。

小さな太陽が生み出され、灼熱で焼き払う技のようです。

 

攻撃は少なくとも数十〜数百メートル範囲にまで及び、ザザンが一瞬で丸焦げになってしまう威力。

念弾の衝撃と骨折だけでこの威力にまで跳ね上がるとは・・・フェイタンが致命傷を負った状態で能力を発動したらどうなっちゃうんでしょうか・・・?

 

フェイタンも、作中での「太陽に灼かれて(ライジングサン)」の熱量は「やや弱め」で、もっとダメージを与えていれば、さらに威力が上がったことを示唆しましたね。

最大火力になったら、護衛軍クラスでも耐えられない威力かもしれません・・・?

過去に幻影旅団メンバーは、近くでフェイタンの能力を見ていたことがあったそう。

シズクの話だと、その時は死にかけたらしく、旅団メンバーたちもフェイタンの能力は恐れていました。

「許されざる者(ペインパッカー)」は数種類ある?

フェイタンとザザンの戦いを見ていたカルトは、同じく見ていたフィンクスの

「今回使うヤツ(フェイタンの能力)に巻き込まれたらカルト瞬殺だぜ?」」

という言葉から、「許されざる者(ペインパッカー)」には数種類ある?と考察していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻89P/冨樫義博)

この考察が合っていたのかは、まだわかりません。

 

ただ、旅団メンバーがフェイタンの具現化した防火服を見てから逃げ出した点から考えると、前回発動した「許されざる者(ペインパッカー)」も「太陽に灼かれて(ライジングサン)」に変化した可能性が高いです。

他に種類がある根拠が今のところ見つかりません。

 

もし今後フェイタンの戦闘が描かれるとしたら、能力の真相が明らかになりそうです。

個人的には数種類あった方が面白いし、フェイタンのバトルがさらに見てみたくなるなと思っています。

小柄なのに腕相撲で幻影旅団内5位のパワー

フェイタンは幻影旅団内でもかなり小柄な方。女の子のマチやシズクよりも小柄です(コルトピよりは背が高い)。

しかし見た目とは裏腹、フェイタンは尋常じゃないパワーを持っています。

 

幻影旅団メンバーの腕相撲ランキングで、フェイタンは5位に入っていました。

しかも、まだウボォーギンやヒソカといったパワー自慢たちが所属している時点での5位です。

これは好成績と言えるでしょう。

 

ちなみに、ランキング下位のシズクやノブナガは、強化系念能力者でパワーもあるゴン(念の基礎だけを覚えた段階)が本気を出してようやく勝てるレベル。

ゴンは試しの門を開けたり、天空闘技場の数トンはありそうな石板を持ち上げたりするほどのパワーを持っていましたが、旅団内だと下位争いをする程度だったということですね。

 

フェイタンがいかに強靭なパワーを持っているかがわかるでしょう。

 

ちなみに、そんなフェイタンが剣先にオーラを「硬」で一点集中しても貫けないほど、ザザンは硬い皮膚を持っていました。

 

どんだけ硬いんだよ・・・地味にパワーバランスがおかしくなってますね。

残像ができるほどの移動スピード

個人的に、フェイタンの強さは念能力やパワー以上に、スピードにこそあると思っています。

フェイタンの移動スピードは、何人もの残像ができるほどの速さです。ザザンを翻弄していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻76P/冨樫義博)

暗殺の修行を積み、念も習得しているカルトですら、フェイタンの動きにはついていけなかった様子。

フェイタンの実力を目の当たりにし、「ナンバー2くらいならすぐになれる」と思っていたカルトの余裕はチリのごとく消え去りました・・・

 

しかも、ザザン戦のフェイタンは体がなまっている状態でした。本領を発揮すれば作中以上のスピードで動けたものと考えられます。

単純な身体能力(ある程度念で強化しているとは思いますが)だけでこれだけのスピードを出せるという点も異常ですね。

 

残像ができるほどのスピードで動き、幻影旅団上位のパワーで攻撃してくる・・・

フェイタンやばすぎでしょ!!

刀を仕込んだ傘が武器

フェイタンは、刀が仕込まれている傘を武器として使います。

ドクロが描かれている部分を外すと、細い刀があらわになる作りです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻53P/冨樫義博)

幻影旅団では、フェイタンとノブナガが剣士ってことですね。

 

関連記事:【ハンターハンター】ノブナガとフェイタンが剣だけで戦ったらどちらが強いのか?

 

フェイタンの刀は細身で、斬り合いをするものというよりは、一発で相手を仕留める暗殺用の刀って感じがします。

そもそもが仕込み刀ですからね。傘だと油断させて斬るのが本来の使い方のでしょう。

 

フェイタンのスピードを考えても、一瞬で相手の背後に回り込んで首を斬る!というような戦い方に向いた武器なのだと思います。

 

案の定、ザザンとの戦いでは、ザザンの硬すぎる皮膚を貫けず、刀身が折れてしまいました。衝撃には弱い刀でしたね。

 

刀は折れちゃいましたが、ブラックホエール1号内でフェイタンは、貨物庫にある傘を取りに行くと言ってました。

ということは、折れた刀を直してもらったか、新しいものを手に入れたということでしょう。

 

誰があの傘を作ってるのしょうか・・・やっぱり流星街の住民ですかね?

ドクロを描く超奇抜なセンスの持ち主は、流星街にならゴロゴロいそうですし。

傘の先っぽが飛び出すギミック付き

フェイタンの傘で忘れてはいけないのが、持ち手の部分にあるスイッチを押すと、傘の先っぽが飛び出すギミックです。

ザザンの顔に向けて放ち、こめかみのあたりを傷つけていました(いくらキメラ=アントといえど、女性の顔を狙っちゃダメよ!)

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻80P/冨樫義博)

傘は剣として使うだけでなく、離れたところから攻撃する武器としても使えるんですね。

しかも、至近距離で撃たれたら、フェイタンの速度を見切っていたザザンですら避けられないという・・・地味に悪魔兵器!

 

なんか欲しくなってきた、フェイタンの傘・・・

Amazonとかに売ってないかな?

 

いやでも、私のように心に闇を抱える人間がフェイタンの傘を持ったら悪用しかしないだろうから、諦めます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻80P/冨樫義博)

 

あと、撃つ直前のフェイタンの悪そうな顔、めっちゃ好き。

 

フェイタンの魅力

続いてはフェイタンのキャラクターとしての魅力について語っていきます。

あまり口数が多くなく、表情の変わらないフェイタン。

しかし、そんなクールな性格が、多くのファンに支持されている理由でもあるのです。

 

他にも、様々な面を持っているんですよ!

フェイタンは拷問がお好き

フェイタンの趣味&特技は「拷問」です。捕獲した相手を痛めつけて楽しんでいるようですね。

作中では、マフィア主催のオークション関係者と陰獣の梟がフェイタンの拷問にあっていました。ゴンも幻影旅団のアジトでフェイタンに爪を剥がされそうになってましたね。

 

フェイタンの拷問はただ楽しみでやっているというわけでもないんです。

拷問によって情報を聞き出すことに関して、フェイタンは幻影旅団内でも強い信頼を集めています。

 

ウボォーギンは「フェイタンが体に聞いた(拷問した)から(拷問した人間が言ってることは)まず本当だ」とまで言っていました。

 

情報を聞き出すといえば、そういう念能力を持っているパクノダが旅団内だと最も信頼されているはず。

パクノダに次ぐ情報を聞き出す手段として、フェイタンの拷問も信頼されているのだと思います。

 

趣味が仲間たちの支えになるとは・・・なんてWinWInな関係なんだ、フェイタンと旅団は。

イケメンなフェイタン

普段、フェイタンは口元まで覆われている大きなコートを着ていて、顔の半分が見えません。

「人に見せられないほどひどい顔をしているのか!?」なんて思っちゃいそうですが、むしろ逆。フェイタンはイケメンです。少年系の顔をしています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻95P/冨樫義博)

フェイタンの素顔が明らかになったのは、ゴンとキルアがオークションに参加した時と、ザザン戦ですかね。

それ以外の時は、顔がほとんど見えません。

 

イケメンなのに顔を隠すなんてもったいないぜ!

隠すなら、私にちょっとくらいイケメンを分けてくれ!鼻とか!

 

しかも、ザザン戦の時にフェイタンの顔があらわになるシーン!ここがさらにかっこ良さマシマシなんですよ!

ザザンの念弾を食らって、フェイタンのコートが吹き飛ばさらながらの口から出血!

これはフェイタンファン大歓喜の瞬間だったでしょうな。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻85P/冨樫義博)

フィンクスと仲良しなフェイタン

幻影旅団は、2人1組での行動が基本です。フェイタンはフィンクスとよく組んでいます。

ヨークシンの時もグリードアイランドの時も、ブラックホエール1号の中でも、フェイタンとフィンクスは一緒。

 

この2人は「馴れ合いなんてものはごめんだぜ!」って考えている冷たい性格をしていそうです。

なのに仲良し・・・性格が似ているからこそ、逆に気があったのかもしれませんね。

 

関連記事:【ハンターハンター】旅団で最も冷たそうなフェイタンとフィンクスが超仲良しな件

ヒソカのことはガチで嫌いそう

フィンクスに限らず、フェイタンは他のメンバーともそこそこ仲は良さそうな気がします。

フェイタンも幻影旅団の創設メンバーですから、当時一緒にいたメンツとは幼馴染み。相当仲がいいはず。

 

後から入ってきた、シズク、コルトピ、ボノレノフも悪いことをしそうなタイプではないですし、基本はおとなしいです。カルトもそんな感じですね。

ですので、フェイタンが彼らを目の敵にすることはまずないでしょう。

 

ただ、ヒソカはガチで嫌ってそうです。なんなら、フェイタンは初登場時に「ワタシ、ヒソカ嫌いね」って言ってますからね。

 

冷徹ながらも旅団に対する愛があるフェイタンにとって、仕事をすっぽかしたり、怪しい行動をするヒソカは好きになれないのでしょう。

 

ヒソカに対する嫌悪から、フェイタンの旅団愛も感じられます。



・・・それにしてもヒソカさんって、作中でいろんな人から嫌われてるんだよな・・・

ヒソカファンとしてはちょっと悲しいです。

 

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカが作中でいろんなキャラから嫌われすぎて悲しい

フェイタンの言葉がなまっているのも可愛らしい

めちゃくちゃ強いし拷問が好きでも、小柄なフェイタンは可愛らしく見えます。

さらにフェイタンのなまった言葉が、その可愛らしさに拍車をかけてますね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻36P/冨樫義博)

フェイタンは「〜ね」という話し方をします。共通言語は片言でしか話せないようです。

フェイタンは流星街出身なのですが、他の旅団メンバーたちの中にフェイタンのような言葉になまりのある人はいません。

 

フェイタンの正確な出身は流星街じゃない可能性があります。

クロロに生年月日や血液型を聞かれた時もフェイタンは生年月日を知らないとのことでしたし、何か謎がありそうです。

おそらく本人も知らない場所で生まれ、流星街にやってきたのでしょう。

原作では幼い頃から流星街にいて、クロロたちと共に旅団を結成したことまでは明らかになりましたが、出生までは謎のままです。

流星街はいろんな場所から放浪する人が集まるので、純粋に流星街で生まれた人だけが住んでいるわけではありません。

 

実際にフェイタンがブチ切れた時は、謎の言語を話していました。おそらく母国語かと思われますが、どこの国の言葉なのかはわかっていません。

 

ちなみに、新アニメ版でフェイタンがブチ切れた時の言葉は、セリフを逆から読んだだけだったそうです。

さすがベテラン声優・山口勝平さん。器用ですね〜。

 

関連記事:【ハンターハンター】流星街出身のフェイタンが母国語を話せるのはなぜ?考察してみた!

フェイタンはカキン帝国出身?

フェイタンの本当の出身地判明につながりそうなヒントは作中にありました。ブラックホエール1号内に集合した幻影旅団に、マフィアが詰め寄ったシーンです。

 

このマフィアの中にフェイタンと同じく「〜ね」と話す人物がいました。ソンビンというマフィアです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年15号/冨樫義博)

まだ確定ではないものの、もしフェイタンと同じなまり方をしているのであれば、フェイタンはカキン帝国出身の可能性もあります。

 

まぁ、同じ言語を話しているわけじゃなくて「なまり方が同じ」なだけですからね。

しかもソンビンは「〜ネ」とカタカナ。平坦はひらがなです。

やや違いはあります。

 

これでカキンの誰かがフェイタンがブチ切れたときに発した言語と同じものでしゃべり出せば、ほぼ確定なのですが・・・まだなんとも言えません。

戦闘の腕もなまっていたフェイタン

フェイタンがなまっているのは言葉だけではありません。戦闘の腕もなまっていました。

ザザン戦序盤は、仲間たちからも動きが悪いと言われる状態。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻78P/冨樫義博)

フェイタンは幻影旅団の戦闘員です。多少腕がなまっていたとしても、並大抵の敵なら瞬殺できるでしょう。

もしかしたらサボり癖があるのかな?と連想させるワンシーンだったと思います。

 

団長を務めるクロロは、シルバから「体術はあの時(3年前)より向上している」と褒められてましたから、日々鍛錬を怠っていないのだと思います。

その一方で、フェイタンは普段あまり体を動かしていないのかも・・・?

運動不足ですかね。

 

関連記事:【ハンターハンター】クロロの素晴らしい体術について紹介する!

 

正直、キメラ=アント編での幻影旅団メンバーは、フェイタンのことを言えないくらい全員動き悪そうでしたけどね。

何ならフェイタンが一番動きキレッキレだったと思いますが・・・

フェイタンがブチギレると仲間でも危険

フィンクスの話では、フェイタンが念能力を発動する時はだいたいブチギレている時だそう。

ブチギレ状態のフェイタンは周りに構わず念能力を発動するので、仲間たちまで巻き添いになりかねません。

 

一見いつでも冷静そうなタイプのフェイタン。でもそういうタイプほどキレると手がつけられないって言いますよね・・・鬼のように激怒するフェイタンもまた魅力の一つなのかもしれません。

ギャップの振れ幅が大きすぎますからね、とても印象に残ります。

まとめ

ということでフェイタンの強さや魅力について、全力で語ってきました。

強さと冷酷さ、時に感情を爆発させる熱さを持った、『ハンターハンター』を代表するキャラの一人、それがフェイタンでなのです!

 

フェイタンは女性人気が高いキャラだと思いますが、男性人気も結構あると思うんですよね。

私も男性ですが、フェイタン好きです。

 

やっぱりね、フェイタンの使っている「仕込み傘」がかっこいい・・・

ああいういろんなギミックがついた武器って、男たちの憧れですからね。

1人1本は持っていたいなと思うわけです。

 

欲しいなフェイタンの傘・・・さっき諦めたけど、やっぱり欲しい。

いや、刀が付いてたり、先っぽが飛び出すのは危ない。せめてフェイタンの傘と同じデザインの傘が欲しい・・・

 

よし、自分で作るか。

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▼フェイタンのバトルシーンが読めるのは22巻▼

 

【ハンターハンター】賞金首(ブラックリスト)ハンターと殺し屋の違いを考える

 

私の名前はジロギン。

 

否、

 

ジロロ=ルシルフルだ!

 

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いきなり本題に入るが、ハンターハンターの世界には「賞金首(ブラックリスト)ハンター」を名乗る人物と、「殺し屋・暗殺者」を名乗る人物がいる。

 

この2つの職業は、「ターゲットとなる人物を狙い、殺傷することを仕事としている」点でとても似ていると思わないかい?

 

そこで今回は、

賞金首(ブラックリスト)ハンターと殺し屋・暗殺者の違い

について考察していこうと思う!

 

 

 

 

賞金首(ブラックリスト)ハンターの定義

作中に登場した賞金首(ブラックリスト)ハンターの肩書を持つキャラクターは、

クラピカ

リッポー

ビノールト

ブシドラ

などなど・・・

 

まずは彼らの行動(ブシドラはヒソカに瞬殺されたので参考資料なし)から、賞金首(ブラックリスト)ハンターの仕事や活動の定義を考えます。

 

ターゲットは賞金首や犯罪者

賞金首(ブラックリスト)ハンターはその名の通り、「懸賞金がかかっている人物、犯罪者」をターゲットとするハンターです。この点が、殺し屋との大きな差になると思います。

 

ターゲットは賞金首のみと絞っているので、賞金首ハンターは依頼があっても、一般の人間を殺害するということは基本的にないと思います。

 

グリードアイランドにいたビノールトは、賞金首ハンターでしたが、自身にも懸賞金がかけられていましたね。

これは、ビノールトが趣味で一般人の殺害もしていたからです(22歳の女性が一番のターゲット)。

 

「賞金首ハンターも一般人に手を出してるじゃないか!」と思ってしまいますが、ビノールトはプロハンターにあるまじき行為をしている、ダメな例です。

本来、賞金首ハンターが無用な殺害を犯すのは禁止されているのでしょう。

 

ゴンとキルアに負けた後、ビノールトは「自首する」と言っていたことからも、本人にも賞金首ハンターの自覚はほぼなく、欲求に溺れた殺人犯に成り下がっていたのだと思います。

 

ターゲットを殺害するだけでなく逮捕もする

賞金首ハンターは、ターゲットとなる人物を殺害するだけが仕事ではないようです。

 

クラピカはターゲットとしている幻影旅団のウボォーギンとパクノダを殺害しました(パクノダは命を奪う条件を設け、助かる道も用意していました)。

これはまさに、賞金首ハンターとしての仕事だったと言えます。

殺害したのは、クラピカ個人の恨みも大きく影響しているとは思いますけどね。

 

一方で、トリックタワーでハンター試験の三次試験を取り仕切っていたリッポー。

彼も賞金首ハンターですが、ターゲットは逮捕して牢獄に捉えていたようです。

旧アニメ版だと、「解体屋ジョネス」のことを自分が捕まえた最高傑作なんて言ってましたよね(念を使えないキルアに遊び殺されるジョネスを最高傑作と言ってしまうのは、プロハンターの肩書にふさわしいのかどうか疑問・・・)

 

賞金首の中には「生け捕り」が条件のターゲットもいるはず。

そのような場合、賞金首ハンターは殺害することなく逮捕することもあるのだと思います。

 

ハンターを名乗っている

賞金首ハンターはその名の通り「ハンター」です。

プロアマ問わず「ハンター」と名乗っていることが「賞金首ハンター」の条件の一つとなるでしょう。

 

ただ、プロハンターでない限りは、名乗った時点でハンターなんですよね。めちゃくちゃ簡単になれます。

アマチュアハンターはハンター試験に合格する必要はありません。

プロハンターのように立ち入り禁止区域に入れたり、巨額の融資を受けられたりはしませんが、ハンターとしての活動はできます。

 

ハンターを名乗っているという条件は、あってないようなものですね。

 

 

 

殺し屋・暗殺者の定義

作中に登場した殺し屋または暗殺者を名乗るキャラクターは

キルア(元ですが)

イルミ

ゼノ

シルバ

カルト

マハ

ミルキ

団長の手刀を見逃さなかった人

などがいますね。

 

続いては、作中の彼らの行動から、殺し屋・暗殺者の定義を考えてみたいと思います。

 

依頼があれば誰でも暗殺する

殺し屋、暗殺者たちは、依頼があれば誰でも暗殺するスタイルの人が多いようです。

賞金首ハンターは、賞金首や犯罪者をターゲットとしていましたが、殺し屋はその限りではないようです。

 

例えば、イルミは作中でマフィアンコミュニティーの元締めである十老頭を、クロロの依頼で暗殺していました。

十老頭が犯罪者でないかというと際どいラインですが、少なくともジョネスや幻影旅団のような大量殺人を犯している人物ではなかったと思います。

 

また、キルアはグリードアイランドでゴレイヌに

「ここ(G.I)にはみんな大なり小なり生命を懸けて来てる…だから殺していいってわけじゃないけど、オレが殺してきたのは、大ていそんな覚悟からは程遠いところにいた人ばかり」

と語っていました。

「覚悟からは程遠い人」という中には、念を使えたり、戦い慣れていたりしてない一般人も含まれてそうです。

 

時にはゼノ、シルバが幻影旅団の暗殺を引き受けたように、殺し屋が賞金首ハンターの役割を果たすこともあります。

反対に、賞金首ハンターのクラピカが、マフィアが雇った殺し屋チームに参加したりと、この辺は仕事内容がかぶっていると考えていいでしょう(この時点でクラピカは賞金首ハンターという肩書はありませんでしたが)。

 

ただ、殺し屋・暗殺者のターゲットには、犯罪者以外の一般人が含まれる可能性もあると理解するべきだと思います。

 

ハンターである必要はない

殺し屋・暗殺者はプロハンターであったり、ハンターと名乗ったりする必要はありません。

 

イルミのようにハンターライセンスを持っていて、ハンターを兼任している殺し屋もいるでしょう。

でも、幼少期のキルアのように、プロハンターでなくても殺しの依頼さえあればできます。

 

イルミ自身も、ハンターライセンスについては「仕事で必要になったから取得した」だけであって、これまでと変わらず殺し屋として仕事をしています(でもちゃんと会長選挙に行くあたりはえらいですよね)。

 

ハンターライセンスはあって困るものでもないですし、むしろたくさんの恩恵が受けられるので、取っておいた方が殺し屋としても得でしょう。

ただ、ハンター試験は死のリスクもあるので、イルミのように仕事で必要にならない限りは、試験を受けて取得する必要はないと判断する殺し屋も多そうです。

 

賞金首ハンターと殺し屋の線引きは難しい

一応、賞金首ハンターと殺し屋の違いを挙げてきましたが・・・

この2つはやはり、一部同じような活動をするので線引きは難しいですね。

 

先ほどのイルミは、プロハンターであり殺し屋です。

でも、「イルミは何ハンターか?」と考えると、やはり賞金首ハンターに分類されると思います。

 

あとは、みんな大好きヒソカさんも忘れてはなりません。

ヒソカもプロハンターで、幻影旅団のクロロを狙っていたわけですから、一応「賞金首ハンター」に属するとも考えられます。

 

それから、作中でヒソカは、ネテロとの面談で「プロハンターになると、殺しが冤罪になる場合が多いから、プロハンターになりたい」と語っていましたね。

このシーン、旧アニメ版だと殺しが冤罪になるハンターの例として、ヒソカは賞金首ハンターを挙げているんですよね。

ヒソカ自身が賞金首ハンターの例を挙げたことから、少なからず賞金首ハンターに近い活動はする気でいたのかもしれません。

 

その上で、ヒソカはイルミと一緒にアルカ暗殺(ついでにブシドラやテラデイン、その他数十名のハンターも)に乗り出して、殺し屋のようなこともしています。

ヒソカは自分のことをハンターなのか殺し屋なのか、どちらだと思っているのか気になります・・・

 

いや、彼は「奇術師」でしたね。

 

イルミとヒソカはハンターの枠にとらわれない異質な例かもしれません。

しかし、賞金首ハンターと殺し屋の活動は近いです。

これはもはや「本人がどちらを名乗るか」くらいの差しかないようにも思えます。

 

快楽殺人鬼はNO!

ただ、賞金首ハンターにしても殺し屋にしても、快楽殺人鬼は好まれません。

 

賞金首ハンターの場合は当然ですね。むやみに殺人を犯せばビノールトのように、自分も賞金首になってしまいます。

というより、プロハンター全体で理由なく殺人を犯すことは良しとされていなさそうです。

基本は、法を犯す人間を取り締まるのがハンターの務めですからね。

 

殺し屋・暗殺者にしても、快楽殺人鬼が務まる仕事とは言えないでしょう。

ゼノはクロロに「自分を殺すチャンスなのに殺さないのか?」と聞かれた際に、「依頼人は死んだから(クロロは)もうターゲットではない。自分たちは快楽殺人鬼ではないから、タダ働きもタダ死にもまっぴら」と発言していました。

 

超一流暗殺者がそろうゾルディック家として、殺しはビジネスに過ぎない。ターゲット以外は殺さないのが信条のようですね。

そういえば、ゼノはターゲットではないコムギを「龍星群(ドラゴンダイブ)」で巻き込んでしまった時に、凄まじくヘコんでいました。これはプロ意識の表れだと思います。

余計な殺しはしないことで、ゾルディック家は長きにわたって暗殺稼業を続けられていると!(キルアとイルミは・・・ちょっと例外かな?)

 

同じ殺し屋でも、殺人中毒者だった団長の手刀を見逃さなかった人は、まず100%敵わないであろうクロロに手を出してしまい、殺されてしまいましたね・・・

 でも仕方ないよね!クロロは暗殺のターゲットだったわけだし!殺人中毒者だから殺しに行ったわけではないし!仕事だっただけだし!

 

・・・まぁうかつなことはせずに様子を見ておけば、団長の手刀を見逃さなかった人はもう少し長く生きられたかもしれません(結局マフィアが雇った殺し屋たちは、ゼノ、シルバ、クラピカ以外はクロロに全滅させられてたでしょうが)。

 

 

 

まとめ

では、最後のまとめに入る。

賞金首(ブラックリスト)ハンターと殺し屋・暗殺者の違いとしては、

・ターゲットに賞金首や犯罪者以外も含まれるかどうか

・ターゲットを逮捕することがあるかどうか

・ハンターを名乗っているかどうか

が挙げられる。

 

一方で、イルミのようにハンターライセンスを持っていて、賞金首をターゲットとしている殺し屋もいる。

その場合は、

「本人が賞金首ハンターを名乗るか殺し屋を名乗るかの差」

に落ち着くだろう。

 

最近は、1人でたくさんの肩書を持つ人が増えているからね。

タイミングによって使い分けられると、確かに便利なことは多いわ。

 

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ちなみにジロロも複数の肩書を持っているよ。

盗賊、ハンター、テニスプレーヤー、キャス主、ブロガー、ダンボールナイフ職人、Webライター・・・

 

全てがオレであり、オレをどれかに限定することはできない・・・たくさんの要素で出来上がっている。

 

・・・人とは本当に面白いな。

 

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【ハンターハンター】団長の手刀を見逃さなかった人のコスプレがいまいちピンとこない件

 

私の名前はジロギン。

 

否、

 

団長の手刀を見逃さなかったジロギンだ。

 

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名前が長い?

別にいいじゃん、呼び名なんて。

だって呼ばれることなんてないもん。

 

 

それはそうと、初めましてだな。

オレが一体誰をモチーフにしているのか、わからないという人もいるかもしれない。

一応、説明しておこう。

 

ハンターハンター11巻に登場する、幻影旅団団長・クロロに「密室遊魚(インドアフィッシュ)」で殺害された殺し屋のコスプレだ。

 

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・・・言いたいことはわかってるぜ。

このコスプレ、いまいちピンとこないだろ?

 

一応、旧アニメ版ハンターハンターに登場した団長の手刀を見逃さなかった人に寄せたつもりなのだが・・・

 

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「こういう私服の人」みたいになってしまった。

 

いかんせん、ストーリーの本筋にほとんどからんでこないキャラだし、オレ自身、団長の手刀を見逃さなかった人の正しいコスプレが何かわかってないんだよね。

 

だって、原作の団長を見逃さなかった人って、服の色とかわからないし。

 

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少しでもわかりやすいように、折り紙の鶴を折ってみたんだけど、どうかな?

 

旧アニ版だと、団長の手刀を見逃さなかった人は、初登場時に折り紙で鶴を折っていたじゃん?

 

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でも、原作にはないシーンだから、鶴を持っていたところで、さらにピンとこなくなってしまう人もいるかもな。

 

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しかも、オレは折り紙が考えられないくらい苦手なんだ。

 

幼稚園の頃は、折り紙の時間になるたび、先生をブチ切れさせてきたよ。まったく言われた通りに折れなくてね。

幼稚園で一番優しかった女の先生ですらブチ切れさせたさ。

この鶴も、どこかしら間違って折っている気がする。

 

でも別にいいじゃん、折り紙なんて。だって紙を折ることなんてないもん。

一人一人が好きに折っていいんじゃないの?

 

 

 

なかなかピンとこない点は多いかもしれない。

でも、オレは何回も団長の手刀を見逃さなかった人のシーンを見返してきた。

日本国内でもトップクラスに、このシーンの真似をできると思っている。

 

 

 

・・・ちょいあんた、その動画、巻き戻せるか?

・・・そこ(1:44)からだ!

 

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恐ろしく早い手刀、オレでなきゃ見逃しちゃうね。

本気で打てば、あの娘の首くらいわけなく落とすだろう・・・

 

 

ま、こんなセリフのマネくらいは、誰にでもわけなくできるだろう。

オレは、もう少しこだわりを見せている。

それがこれだ。

 

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団長の手刀を見逃さなかった人が使っていたものと、限りなく似ているナイフを用意した。

 

これを投げて使えば、つまらないトラップが仕掛けられているかどうかを見極めることができる。

なかなかの優れものだ。

 

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だが予算の都合上、ナイフは1本しかない。

投げた後は拾いに行かなければならないのがたまにキズさ。

 

このナイフ、デザインから見てベンズの中期型、あの形状・・・ゴムか。

 

そう、このナイフはゴム製だ。本物のナイフは危ないからな。

ケガをする恐れがある。

 

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・・・言いたいことはわかってるぜ。

お前は仲間だ。俺と同じ、殺人中毒者・・・

殺人中毒者のアンタからすりゃ、こんなナイフはオモチャみたいなもんだろ?

 

けど、殺人中毒者だからといって、殺人をしていいわけじゃない。

だから安全なゴムナイフを使うことにしたってわけだ。

 

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だがオレは悩んでいる。

このピンとこない「団長の手刀を見逃さなかった人コスプレ」を続けるべきか。

それとも、もっとわかりやすいコスプレをするべきか・・・

 

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アンタはどう思う?

なになに?

 

「拙いコスプレは混乱を招くだけだ。正しいコスプレを見たい者は、池袋のacostaにでも行けばいい。

各々の裁量でコスプレをした方が揉めることもないだろう?

私はこの団長の手刀を見逃さなかった人のコスプレで充分だ」

 

って言いたいのか。

 

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5対4だ!決まりだな。

 

じゃ、オレはこの「団長の手刀を見逃さなかった人コスプレ」を続けていくことにする。

みんな流儀も思考も違うんだ、無理に足並みをそろえることもあるまい。

 

 

・・・ちょっと待ってくれ・・・!

 

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匂う・・・匂うぞ・・・

血の道標・・・

わざと垂らしそして拭く、同類にのみわかる程度に香るように・・・

 

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オレはこの血の道標をたどっていくことにする。

この先に、信じられねぇほどの上玉がいる気がするんでな。

 

今回は、あいさつ程度にしておこう。

それじゃ、またな。