私の名前はジロギン。
人間の体の膝のことを「膝小僧(ひざこぞう)」と呼ぶ。
「膝のしわが子供の顔に見えるから」や、「子供のうちは短パンを履いて膝が出ることが多いから」
など、「膝小僧」の由来には諸説あるらしい。
人間の膝は、膝の持ち主の年齢に関係なく「膝小僧、膝小僧」と呼ばれてしまう。
しかし私はそろそろ限界が来た。いつまでも私の膝を子ども扱いするなと。
今回は
「いつになったら膝小僧は大人になれるのか?」
について考えてみたいと思う。
怪我を10回したら?
膝を擦りむくなどして怪我をした経験はないだろうか?
私は幾度もある。
怪我をする、つまり傷つくというのは膝だけでなく人生においても同じことが言える。
傷ついて、傷つけられて大人になっていく。
膝も傷ついたら傷ついた分大人になっていくはずだ。10回も傷ついたら膝的にも
「もう十分傷ついたよ俺は!もう大人だバカ野郎!」
といいたくなっているに違いない。
10回膝を怪我したら、もうそれは大人といっていいだろう。
毛が生えてきたら?
年を重ねるにつれて体毛が生えてくる。
膝もしかり。膝毛が生えてくるのだ。
毛が生えるというのは大人になっている証。つまり膝にも毛が生えたら大人なのかもしれない。
だが、毛はだいたい中学生くらいから色んな所に生え始める。
中学生は大人かといったら…まだまだチルドレンだ。
毛が生えただけでは大人とは言えないだろう。
ポキポキ音が鳴るようになったら?
膝も使い古してくると、膝の関節の滑りが悪くなって、骨がポキポキなるようになる。
屈伸運動をするとポキポキポキポキなるのだ。
大人になる=体が段々と衰えると考えれば、ポキポキなる膝はもう膝小僧ではなさそうである。
しかし、よく小学生が指をポキポキ鳴らしている姿をよく見かける!
膝の立場としては、膝自身がポキポキなっていることになる。
膝の「ポキポキ欲」が高まっているということだ。これは小学生レベル!
膝がポキポキなるのは、まだまだ小僧といえるだろう。
水が溜まったら?
これは究極形態だ。
膝に水が溜まってしまう…すなわち膝に海ができてしまうということだ。
母なる海…生命を育む海…母も育むのも大人ならではのこと。
例外はあれども、海は私たちにとって「大人な存在」に違いない。
膝に水が溜まり、海を内包するようになった膝は、もはやあらゆる生命にとっての大人。
さらにその水が純度の高い、いろはすみたいな水だったらもっとすごい。
Volvicだったらもう、大人を教育するマナー講師みたいな権威ある存在だ。
もう訳が分からなくなってきた。
ということで、私が思う「膝小僧が小僧を卒業するきっかけ」は、
膝を10回以上怪我する。
膝に水が溜まり、そこが海になる。
この2つのパターンを推したいと思う。
もしこの2つに当てはまる方は、自分の膝のことを「膝小僧」なんて呼ばれたら、
怒ることなく、
「もう私の膝は小僧を脱したよ。」
と大人な態度を取りましょう。怒ってしまうと
「こんなちんけな兆発でキレやがって!ガキ同然だな!大人なのは膝だけか?」
と言われてしまうので注意しましょう。
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