私の名前はジロギン。
今日は髪を切ってきた。
人生初めて行ってみたのだが、『QBハウス』という床屋さんだ。
1996年にオープンして、今年で20周年を迎える床屋さんのチェーン店。
皆さんも1度くらいは見たことがあるかもしれない。
10分で1080円カットのお店。
でもお店の人たちはかなりサービスが徹底されていて、入り口の券売機で券を買ってから、
専属みたいな感じで一人に一人お店の人がつき、席まで案内された。
そのお店は1階と地下にもう1フロアあり、私は地下に通された。
1080円という安い単価だが、10分カットというお客さんの回転率の高さで稼ぐビジネスモデルだろう。
それはわかっていたのだが、私が髪を切ってもらったら20分以上かかってしまった。
かなり伸びていたもんで・・・お店の回転率を下げてごめんね。
QBハウスには、正直サービスとかお店の人の質とかを求めていたわけではないのだが、
ここまでしっかりやってくれると、また足を運びたくなる。
QBハウスの術中にはまってしまった。
だが、私が本当に驚いたのはここからだ。
席に着くとまず目に入ったのが、
鏡の下あたりに動画を流すモニターが付いている
ということ。
電車にたまについている、車内に動画広告を流すような小型のモニターだ。
最近こういうのを導入する床屋さんとか美容院って増えているのかな?
何が驚いたかっていうと、この「発想」だ。
床屋さんの鏡の下にモニターをつけるという発想に驚いている。
驚いているというより、ワクワクしている。
確かに床屋さんで髪を切ってもらっている間って何をしていればいいのかいまいちわからない。
雑誌を読んでいてもページとページに切った髪の毛が挟まるし、
じっと鏡を見つめているのも気持ち悪いしで、どうすればいいのか非常に困っていた。
あの髪が服につかないようにするシートで拘束されているし、何もできない。
そんな状況下で目の前で動画が流れていたら、絶対に見てしまう。
10分という短い時間ではあるが、100%見てしまう。
まるで牢屋の中にテレビが置かれたかのように、唯一の楽しみとして見てしまう。
これは動画を流す企業側としても好都合だ。
私が見ていた動画では、QBハウス自体の広告と映画の番宣広告が流れていた。
ばっちり見てしまった。普段CMなんて見ないのに、見てしまった。
つまり床屋の席に座った人に向けて動画広告を流せば絶対に見てくれて、
「これいいな」と思ってもらいやすいのだ。
床屋さんにおける「超退屈な時間」より広告の方が退屈ではないのだ。
これはすごい!というより、これを思いついた人がいるってことがワクワクする!
1度会ってみたいものだ。思いつきそうで今まで何十年もなかったことを思いついたこの人に、是非一度お目にかかりたい。どんな人なのだろうか?
お店の人との会話も重視する、カリスマ美容師的な人がいるお店ではこういう動画は導入されていないのかな?
おういうシャレオツなお店は私のような意識低い系には地獄であるため、行くことはないし、知ることもないのだが。
全床屋さん、美容院で導入してもらえるととてもうれしい。
あと、QBハウスでは、使用した櫛を貰える。断ることももちろんできる。
まぁ貰うよね。貰えるものは貰うよね。
でも何かないなと思ってたんだうちに。
何がないかっていうと櫛がなかったのだ。
いやーよかったよかった、貰えて。
使い捨てだけど、めちゃくちゃ欲しかった。
QBハウス、なかなかいいお店だったぜ。
- 作者: グロービス経営大学院,山口英彦
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