私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

あなたが「心の底から恐れている事」は何?


私の名前はジロギン。


昨夜見た夢は

心の底から恐れている事は何か?

問われるような夢だった。

 

以外夢の内容である。


ある日の午前中、私は小中学校時代のクラスメイトだった男2人、女1人の計3人(特別仲が良かったわけでもないし、中学以来会っていないメンバーだが、年は私と同じくらいまで成長している)と、会社の男の後輩2人、合わせて5人と寂れたショッピングモールのようなところで遊んでいた。ショッピングモールは何とか営業しているという感じだった。


その日は18時から仕事だった。
一緒に遊んでいた後輩たちは家が少し離れているので、一旦帰ってから会社に行くとの事で先に帰った。
私は直接会社に向かうつもりだったため、ギリギリまで遊んでいた。


ショッピングモールの最寄駅から会社の最寄駅までは電車で20分ほど。駅まで歩く時間を考えても17時に会社に向かえば間に合う計算だった。
17時になり、私は小中のクラスメイトたちより先にショッピングモールを後にした。
ショッピングモールから駅までは、本当に目の前くらいの距離で、余裕で会社に間に合うなと私は確信していた。


しかし誤算があった。
駅の改札に入ったが、ホームまでが異常に遠いのである。案内板もないし、人の流れもない。勘で歩いていくのだが、どんどん通路が狭くなってきて、何となく上へ上へと登らされている気がした。もはや通路ではなく、建物の裏口みたいなところをさまよっていた。
おそらく15分は迷っていただろう。そろそろ電車に乗らないと遅刻してしまう。


迷っていると、一緒に遊んでいたクラスメイトの女の子と遭遇した。遭遇した場所は駅の中とは思えない、崖の上というか、急斜面の上だった。舗装もされていない、山道みたいなところで私はクラスメイトの子と出会った。
「仕事じゃないの?間に合うの?」
と聞かれたが、ホームがどこにあるかわからない事を伝えると、その子も迷っているとのこと。一緒にホームを探す事にした。


そしてここで私はさらに致命的なミスを犯していた事に気がついた。
スーツを持ってきていなかったのである。
私の会社はスーツ着用が義務。私服で行くわけにはいかない。間違いなく怒られる。一度家に帰っている時間もない。
私は有給休暇を取って休んでしまおうと考えた。しかし、なんて理由をつければいいのか。午前中に会社の後輩たちは楽しそうにショッピングモールを満喫する私と一緒にいたわけだ。「体調不良で休みます」なんて言ってもサボっている事が100%バレる。


私はケータイ片手に迷っていた。
駅の中と言い訳の仕方、2つの意味で迷っていた。その最中、女の子は私に話しかけてくれるのだが、それどころではない私は「うん…うん…」と頷くだけでろくに話を聞いていなかった。


すると気がついたときには、私たちは、吊り橋なのだが木材などは一切なくロープだけでできた吊り橋の上にいた。足場もロープが等間隔で張ってあるだけなのである。橋の下の地面まではゆうに100メートルはある。インドとか中国とかにこういう修行場がありそうだ。間違いなく言えるのはこの先に電車のホームはないという事だ。
私は極度の高所恐怖症で、本来100メートルもの高さにあるロープの上に立っているなんて、怖くて動けなくなるはずだが、会社になんて言い訳して休もうかと考えている私には高いところが怖いなんていう感覚は全くなかった。


ロープだけの吊り橋の上で18時を迎えた私は取り敢えず会社に連絡をする事にした。

 

 

その時目が覚めた。
何だろうこの安堵感は。
会社に遅れるプレッシャーと高所という追い詰められた場所、両方から解放された感じ。
本当に心の底から「夢で良かった」と思った。

 

よくテレビ番組で、気球と気球の間に張ったロープの上を渡ったり、ビルの屋上の淵に素手で掴まったりしてる、怖いもの知らずたちの動画などが流される。
その度に私は、
「こんなの1億貰えるとしてもやらないな。1億ドル貰えるとしても、ちょっと考えるけどやらないな」
と思っていた。
私が1番怖い事は「高いところ」だと思っていたのだが、どうやら違うようだ。
夢は自分の記憶や考えを反映して生み出される。夢の中での私は、明らかに高所より「会社に遅れること」を恐れていた。会社に遅れそうならば、そこそこの高さなら意に介さないのだと思う。
深層心理にある私にとっての最大恐怖は「会社に遅れる」、すなわち「時間を守れないこと」なのだと思う。

 


昔から親や小学校の先生に言われてきたとこで今でも出来る限り守っていることがあるのだが、それが「約束の時間を守ること」だ。


金銭的な損失は働いたり、最悪お金を借りたりすれば補填することは出来る。けど、時間的な損失は、タイムマシンでもない限り取り戻せない。今の技術ではタイムマシンは作れない。ということは、お金よりもはるかに時間の方が大切にしなければならないんだ。
だから余程のことがない限り、何事においても時間を厳守するようにしなさい。


もちろん昔はもっと簡単な言い方をされたが、このようなニュアンスの事をよく言い聞かされた。
私もその通りだと思っていた。「時間を返せ!」何て言われたら、どうすればいいかわからない。だから私は滅多に遅刻しない。友達と遊ぶ時も遅刻はしないし、これまで会社に遅刻したことは、電車遅延含めても一度もない。
それゆえにだろうか、時間に対して自分を過剰に縛り付けているのかもしれない。遅れることに対して自分を追い詰めているのかもしれない。それが恐怖に近い束縛になっているのだと、昨晩見た夢からは感じた。

 

 

 

表面的に怖いと思っていることと、心の底から怖いと思っていること、その2つは全く違うのだなと、自分の中の価値観を見直す機会となった。

あなたが心の底から恐れている事はなんだろうか?
私は時間を守れないことに対して恐怖している。でも、こういう恐怖なら、私の周りからの評価を上げることにつながるから、別に直さなくてもいいかなと思えた。

 

 

 

 


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