私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】キルアはなぜ念能力の存在を知らなかったのか?考察してみた!

 ネット上ではすでに様々な推測がされている、「ハンターハンター三大疑問点」に入りそうな疑問点を、今回私も考察してみようと思います。

それは何かと言うと、キルアはなぜ念能力の存在を知らなかったのかについてです。

 

ハンター試験編や、天空闘技場編開始時点までキルアはゴンと同様念の存在は知りませんでした。

しかし父のシルバや祖父のゼノ、兄のイルミは念能力を使っています。実際にキルアもイルミが針で自分や人の顔を変えたり、他人を操作していたりするところを見ています。

さらに弟のカルトやゾルディック家の執事たちも皆念能力を使えています。

キルアの身の回りの人物は全員念能力が使えているのに、なぜかキルアは念の存在すら知りませんでした。

 

これについては様々な議論がされていますが、今回私なりの考えを述べていこうと思います。

ゾルディック家はどうやってキルアに念を隠していたのか・・・?

まず前提としてゾルディック家の関係者はキルアに念を隠す必要がありますよね。

キルアは子供の頃からの暗殺の訓練や任務などを経て、大人でも考えつかないことまで見抜く洞察力を備えています。念やオーラは見えないとはいえ、怪しまれたら子供だましは通用しないでしょう。

かなり高度な隠し方をしなければいけないはずです。

1.執事たちはキルアの前で念能力の使用禁止

これは簡単にできそうです。

シルバやゼノが命ずれば執事たちは必ずいうことを聞くでしょう。「キルアの前では念能力の使用は禁止。もしキルアに念を使用する姿を見られた場合死刑」くらいの厳しいルールは設けてそうです。

 

現在キルアは念をマスターしたのでこのルールは撤廃されてそうですね。

ツボネはキルアの前で念能力を使っていますから。

2.家族が念を使う場合必ず「隠」を併用

「隠」はオーラを隠すことのできる念の応用技術です。家族は任務などでキルアとともに仕事をすることもあったでしょう。

その時も出来る限り念の使用は控えるものの、相手と状況次第では念を使わなければならない時もあったと思います。その際は一応「隠」を使い、オーラを見えなくしていたのではないかと思います。

 

オーラは念能力者しか見えないものの、何のきっかけでキルアの念が覚醒するかわからないので、そこも徹底していたと思います。

3.イルミの針でキルアを操作

念能力は理屈では解明できない事象を引き起こすことができます。

明らかにおかしいとキルアが疑わないようイルミがキルアの頭に刺した針で辻褄を合わせていたと思います。

確証はないものの、キルアはイルミの針によってアルカの存在も忘れていたと推察していたので、イルミの針によって記憶の操作も可能なのではないかと思われます。

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キルアは昔天空闘技場にも挑戦していたことがあります。

200階クラスにはカストロやギドのような念能力者がゴロゴロいますが、それ以下のクラスには念を使えない、またはズシのように念は使えてもまだまだ未熟で、キルアの暗殺術だけで制することができる者がほとんどです。

 

キルアは200階クラスに挑戦する前に挑戦を止めているので、それまでに念能力者に出会わなかったか、念能力者に出会っても、その記憶をイルミに消されていたと思います。

ゾルディック家はなぜキルアに念を隠していたのか?

1.執事たちはキルアの前で念能力の使用禁止

2.家族が念を使う場合必ず「隠」を併用

3.イルミの針でキルアを操作

 

これらの方法でキルアに対して念能力の存在を隠していたと私は考えます。

では、「なぜキルアに念能力を隠す必要があったのでしょうか」、考察を続けます!

キルアは大切に育てたかった

ネットでよく言われているのがこの説。私もこの説に賛成です。

シルバの考えで、キルアにはしっかり基本的な暗殺術を教え込んだのち、念能力を身につけさせようと思っていたのではないでしょうか。

もしかしたらシルバ的に「体得してほしい発」があったのかもしれません。例えばゾルディック家に伝わる究極の念能力みたいなものを。

 

キルアはゾルディック家期待の超天才ですので、シルバやゼノも体得できなかった究極の発をマスターさせるため、キルアが自ら余計な念能力を開発しないように念の存在を隠しながら、じっくり大切に育てようとしていた。

私もこの考え方が正しいように思えます。シルバはじっくり育てたい派だったのでしょう。

 

となるとさらに疑問が。ではイルミはもとより、カルトがすでに念能力を使えているのはなぜなのか。

イルミが何歳で念能力を使えるようになったかはわかりませんが、カルトは明らかにキルアより年下なのに念能力をマスターしています。

その理由も考えていきます。

母・キキョウがキルア以外の兄弟の修行を見ていた

キルア以外の兄弟がすでに念能力を使える理由は、彼らに暗殺術や念能力を教え込んだのは父のシルバではなく母・キキョウだからではないかと思います。

 

キキョウはキルアが自分を刺した時や、母親の命を犠牲にナニカに命令をした時、キルアの成長を喜ぶような発言をしていました。さらにカルトは初登場時、キキョウと共にいました。

 

このことから実はシルバ以上にキキョウの方が暗殺者としての教育に熱心で、彼女も教育に携わっていた可能性があります。カルトがキキョウと一緒にいたのは修行後だったためではないかと。

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またシルバやゼノの念能力は放出系、キキョウは操作系とされています。息子たちはキルアは変化系、その他は皆操作系です(アルカは不明)。

 

変化系と操作系は互いに真逆に位置する苦手系統。ということで、シルバも操作系の息子たちについては教えるのに限界があると考え、キルア以外の兄弟への教育はキキョウに任せていたのではないでしょうか。

キキョウはシルバと異なり、早めに発をマスターさせて、ゾルディック家の仕事を手伝わせるように教育していたという感じですかね。

こう考えるとキルアだけが念能力を知らず、使えなかった理由にもつながりそうです。

 

ちなみに、キルアがキメラ=アント編で、一時自宅に帰ったハンター試験後以降にゼノと会っていないにもかかわらず、ゼノの念応力「龍星群(ドラゴンダイブ)」を知っていたのは、ヨーヨーをミルキにもらいに帰宅した際に見せてもらったためという理由で説明が一応つきます。

ゼノはキルアに甘いので、念能力も見せちゃったのかも。

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以上、私なりにキルアが念能力を知らなかった理由を考えてみまいした。

作中でこれから逆行してキルアが念を知らなかった理由について掘り下げる可能性はまずないかと思います、私なりの理由はこんな感じということで、どうでしょうか?