その時私は彼にこう話しかけました。
何の疑問もなく。
「頑張ってるねぇ!」
と。残業ではなくとも夜遅くまで会社に残って読書なんて感心です。
…と、その時は思っていたのですが、いやいや、そうじゃないんじゃないかと今になって疑問を抱き始めました。
確かに残業って頑張ってる感じしますけど、例えば小学校の時の「居残り授業」みたいなものですよね?
居残り授業って、言い方悪いですけど、勉強が出来ない子が参加するものです。優秀な子は授業の時間内で事足りますが、事足りない子は居残り授業送りとなります。
ということは残業って褒められたものじゃないんじゃないかと思うんです。
私も新卒だった頃は、
残業=それだけ仕事をこなしている
だと思っていました。
もちろんそういう人も多いと思うんですけど、恐らく「仕事が終わらね〜」なんて口だけ動かして作業が進んでいないという方がほとんどなのではないでしょうか?決めつけてすみません…
先ほどの居残り授業の例でいえば、より早く帰る人ほど、効率よく定時内で仕事を終わらせる優等生と言えるのではないでしょうか?
見習うべきは遅くまで作業をすることではなく、効率よく作業することだと思うのです。
私の後輩は仕事が残っていて会社に遅くまでいたわけではありません。本を読み、自力を高めようとしていたに過ぎません。
しかし優秀な社員は、定時内でうまく必要な能力を身につけて定時で帰って行くんじゃないかな?と思ってしまいます。
残業する=頑張ってる
ではなく
定時で帰る=効率よく仕事をこなせるよう頑張っている
という図式を頭に描いた方が良いですよ新卒の皆さん!
早く帰って、テレビ見たり漫画読んだり、ラーメン食べに行ったり、好きな人に電話したりした方が、残業するより何倍も人生有効活用できるじゃないですか。