その教育というか、指導をしてきて、人に何かを教えるということはとっても大変なことだなと実感しています。
私自身まだまだ人を教えるには未熟な年齢で、自分自身がどんな奴かなのかわかりきっていません。
それでも、教育する立場に立たなければなりません。
まるで素人が素人を教えている、そんな感覚です。
しかしまぁ、いろいろと教えなければならないことが山積みで参ってます。
新人なので出来ないことが多くて当然なのですが、仕事面のみならず生活面でも教えなければならないことが多いのです…
それにしても、20数年間生きてきた人間の考え方とか、行動指針とかを変えるって、本当に出来るのだろうか…?
さじを投げようと思えば簡単に出来てしまうんですよね。
「お前はダメだよ。もう知らねーよ。」
と言って何もしなければ良いだけですから。
それも一つの選択肢ですし、ある意味最も効率の良い判断かもしれません。
まだ就職難を脱したとは言えませんし、溢れかえるほど人はいるのですから、厄介な人材はすぐに切り捨てて、新しい人材を確保した方が早いかもしれませんね。
けれど、私には出来ないんだよなぁそれが。
中学高校の部活でも私は「指導係」みたいな立場でしたし、大学のサークルでも後輩の面倒を見ることがかなり多かったと自負しています。
その中にはもちろん、周りに比べていわゆる劣等生だったり、誰も近づこうとも思わない問題児もいました。
でもそういう子たちを何とか出来ないかなって、色々考えてきた自分がいます。
まぁ、そんな筋合いないっちゃないんですが、放っておけなかったんですよね。
中学の時には担任の先生から相談されたこともあるくらいでした。お節介だな〜私は。
学生の頃はまだまだ素直で、少しやり方を教えてあげればそんなに苦労せず導くことは出来たと感じています。
しかし社会に出てからはそうもいかない。
みんな20数年間は少なくとも生きてきている。
その人なりの考え方が固まっていて、それを変えることは至難の技、いやそもそも不可能なのかも。
だってキャリア23〜24年ってかなりベテランですよね。職人の域ですよ。
それを変えろって言われてもねぇ。無理ですよ。普通は。
昨日こういう記事を書きました。
ジョジョの奇妙な冒険 第4部のキャラクター
岸辺露伴先生大活躍の物語が詰まったマンガ
です。
知らない人は読んでみてね。
「ヘブンズ・ドア」
というものです。
ヘブンズ・ドアを他人に向かって使うと、
その人を本に変えることで生い立ちや、関連する情報、記憶などを読み取ることができます。
そして本のページに文章を書き込めば、書かれた相手はその通りに行動したり、記憶を改竄されたりしてしまうのです。
例えば面接中の就活生にヘブンズ・ドアを使えば、就活生を本にして、言ってることや履歴書の内容が真実かどうか読み取ることができます。
そして素行の悪い社員に対しては、ヘブンズ・ドアで本にして、ページに「毎朝挨拶を欠かさないようにする」など書き込めば、その通りに行動し、素行が良くなります。
間違いなく人事担当の方に必要な能力ですよ!ヘブンズ・ドアは!
しかし、ヘブンズ・ドアは架空の能力。
もし存在したとしても、岸辺露伴先生だけの能力ですので、私たちには使えません。
今の私に欲しいのはヘブンズ・ドアの「本のページに指示を書き込みその通りに行動させる能力」。
もちろんそんなことは出来はしません。
しかし、「今までと異なる価値観を見せつけて、その価値観に向かって頑張りたいと思わせること」は出来ると思います。
例えば、少し不良が抜けない社員に対しては、
「社会に出てからは、悪ぶってるやつより真面目で優秀で、礼儀正しいやつの方が…モテるんだぜ!」
という今までと異なる価値観を与えれば、モテたい一心で真面目な行動を取るようになるんじゃないかなと思います。
そう簡単にいくかどうかわかりませんが、試してみる価値はあるかもしれませんね。
「私なりのヘブンズ・ドア」を見つけたいと思います。