そこで朝までオープンしている居酒屋を探して、始発まで飲んでいようということになりました。あまり褒められたことではないですね。
深夜2時ごろだったと思います。
私はトイレに行こうと席を立ちました。
ウンコでした。ウンコしに行こうとしました。
しかし、洋式トイレに座った途端、私の記憶は飛び、気がつくと席に戻っていました。
時間は午前5時。
一瞬何が起こったのかわかりませんでした。
あまりの状況の転換に意識が追いつきませんでした。確かにトイレにいたはずなのに…
友人に何があったのか聞いてみたところ、私は
「トイレに行ったあと30分くらい戻ってこなくて、トイレに見に行ってもいなかった。
で、気がついたらどこからかフラフラと戻ってきた。んで、寝始めた。」
というのです。
空白の30分があります。
その間、私が何をしていたのか、さっぱりわかりません…
店の外にいたとか、別の席に座ってしまっていたとか、様々な可能性が考えられますが、それらの可能性の一つに、
私は異世界に飛んでいた。
という可能性もあると思うのです。
異世界というとかなりオカルトチックですが、もう少し科学的にいうと「パラレルワールド」「平行世界」と呼ぶこともあります。
どのみちオカルトですかね…
パラレルワールドとは、私たちが生きている世界とは、別に存在していると考えている世界のことです。私たちが生きている世界と同じように時間が経過していると考えられているので、「平行世界」と称されます。
基本的にはパラレルワールドは「私たちの世界から観測することは不可能」だとされています。
そのため存在を肯定することも否定することもできません。
実際に科学的な研究もなされているようですが、あくまで仮説に過ぎず、パラレルワールドの存在を証明することはできていません。
SF作品などではよくパラレルワールドが取り扱われることは多いですけどね。
ロマンの域を出ることは出来ていないのです。
嘘か誠かわかりませんが、ネット上では「パラレルワールドに行ったことがある」と称する人が現れることがあります。
妙に詳細な情報に、見ている人たちは信ぴょう性に悩まされます。すべてが本当の話ということはないでしょうが、嘘と言い切れないのもまた事実…
また、「パラレルワールドに行ってしまったのではないかと考えざるを得ない」ような失踪事件も日本のみならず世界中で確認されています。
何の痕跡もなく、人がその場からいなくなり消息がつかめなくなってしまうのです。
あまりにも痕跡がないため、行方不明のまま未解決となり、まさにパラレルワールドに行ったと考えるしかないような事件も多いのです。
人がいなくなるというのは、1人だけという事のみならず、船や飛行機ごと多くの人間が同時に行方不明になるという場合もあります。
突如として人がいなくなるケースを日本では昔から「神隠し」と称しています。
神様が見つからないように隠してしまうというような意味合いがありますね。
今に比べて科学は進歩していない大昔では、人間を捜索して見つかる確率はかなり低かったと思います。そういう明らかに出来ないことを神様や妖怪のせいにするというのは、人類の十八番ですよね。
ただ、科学がだいぶ進歩した現在でも神隠しのようなことが起きているのです。
もしかしたら本当にパラレルワールドが存在しているということも…
…って私も昨夜もしかしたらパラレルワールドに行っていたかもしれないんですよね。
全然記憶ないんですけど笑
もしパラレルワールドに行っていたとして、無事に帰ってこれて良かったなと思います。
何だかやばい生き物とかがいる世界に飛ばされていたら、死んでいたかも…なんてね。