ニンニンといえば何でしょう?
そう、「忍者」ですね。
黒い装束で身を隠し、背中には剣を背負い、敵に遭遇したら手裏剣や忍術で対抗する。
普段は闇に隠れ、そしてニンニンと言っている…
ん?ニンニン?
なぜニンニンって言う必要があるんだろう?
一見何の意味もなさそうですが、忍術といえば「ニンニン」と言うイメージがあります。
誰に教わったわけでもありませんが、忍者の真似をするときなども、両手の人差し指を伸ばして組んで「ニンニン」って言っちゃいます。
なぜ忍者はニンニンと言うのか。
というより私たちの中で忍者=ニンニンというイメージがついているのか?
今回はそれについて考察したいと思います。
多分『忍者ハットリくん』が原因
忍者がニンニンと言うイメージはおそらく、有名忍者漫画『忍者ハットリくん』によって私たちに植えつけられました。
『忍者ハットリくん』といえば、藤子不二雄A先生が手がけた名作漫画ですね。
漫画が描かれたのは50年以上前のようです。
とても歴史を感じさせる作品ですが、おそらく小さい子でも、知っている子は知っていると思います。
アニメ化や映画化(実写化も含む)、その他商品化などもされていますので、直接漫画を知らない世代にも浸透しているのではないでしょうか?
かく言う私も全く忍者ハットリくん世代ではありません。
私の世代で忍者漫画といったら「NARUTO」ですね。
小学生になるかならないかくらいの時に連載が開始されました。
話を戻します。
忍者ハットリくんの主人公・ハットリくん(本名:ハットリカンゾウ)の口癖が
「ニンニン」
です。ニンニン言ってます。
その理由はわからないものの、おそらく
「忍者」の「忍(ニン)」から、ニンニン言ってるのではないかと思います。
例えると、「ケロケロケロッピ」みたいな感じです。「ニンニン忍者ハットリくん」みたいな。
忍者ハットリくんを見た世代が、「忍者ってニンニンって言うんだ!」と認識し、その子供、そしてその孫と語り継がれ、未だに忍者はニンニン言ってるというイメージが定着している…と見て間違いないでしょうね!
本当の忍者はおそらく「ニンニン」とは言わない
本来忍者は、隠密活動を行うスパイです。
物かげや天井裏に潜み、重要な機密事項を盗み聞きしたりするのが本職。
しかし、そういった忍者の活動中に「ニンニン」と言ってしまったらどうでしょう。
「そこに忍者いるよ!だってニンニンって聞こえたもん!忍者はニンニン言うんだから、間違いなくそこに忍者いるよ!」
と敵国の殿様などにバレてしまいます。
本来の忍者はニンニン言うのはまず得策ではないでしょう。あくまでニンニン言うのは私たちのイメージに過ぎないわけです。
結論
結論として、忍者はニンニン言うというイメージは『忍者ハットリくん』によって一般化していったと見て間違いないと思います。
また1つ世の中の疑問が解決しました…ニンニン!
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