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HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

錦織圭選手と松岡修造さんの熱い過去を知ってほしい!

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全仏オープン錦織圭選手の試合が始まりましたね〜。

今ではすっかり世界ランク上位に名を連ねる超一流選手になってしまった錦織圭選手!
いやぁ本当に、日本人選手が世界ランクトップ10、さらにはトップ5入りするなんて、ちょっと前までは考えられないことだったんですよ!

かく言う私も、小学校4年生くらいからテニスを始めました。当時テニスの王子様が大流行しまして、私もそれに乗じてテニスを始めたクチです笑
ハンターハンターにしろテニスの王子様にしろ、私がジャンプ大好き人間であることは想像に難くないでしょう。

そんな感じで始めたテニスでしたが、なんだかんだで高校まで続けましたから、のめり込みましたねぇ。テニスも大好きでした。
テニスするかジャンプ読むかみたいな生活してました。



錦織圭選手は私より2〜3歳年上だったと思います。錦織圭選手は小学校時代から注目されていた選手でしたが、一般にも有名になったのは同じくプロテニス選手だった松岡修造さんが企画・運営するジュニアテニス選手育成のための合宿、「修造チャレンジ」に参加したことですよね。

小学生だった私はこの修造チャレンジを…参加はしてませんよ!そんなテニスプレーヤーではなかったですから!テレビで見てました!

これだけは言いたいんですよ、今でこそ有名になって錦織圭選手を注目している方、多いと思います。
いろんな番組で錦織圭選手の特集が組まれ、私が見ていた、当時の錦織圭選手が参加した修造チャレンジの映像も放送されていて見た方、多いと思います。

違うんです!


当時の修造チャレンジでの錦織圭選手の取り上げられ方は「小学生にもかかわらず高校生や、外国人選手と試合させられるほど才能もあって期待されていた選手」のように紹介されています。

違うんですよ!あの時の修造チャレンジの大切なところはそこではないのです!




動画があれば良かったんですけど、見つからなかったので、もう10数年前のものになりますが、私の記憶にある当時の修造チャレンジの様子を紹介したいと思います。

これで私は錦織圭選手のファンになりました。




修造チャレンジはスパルタ気味の合宿です。
松岡修造さんも錦織圭選手には期待してましたから、特に厳しく指導していました。

修造チャレンジに集まるジュニア達は、本当にテニスで世界を目指している子供達ばかりです。
そのため、テニスの練習時間以外の時間では、「空港の入国審査を英語でやりとりする練習」もするのです。意外ですけど大切なことです。国に入れなければテニスも出来ませんからね。

その練習中も修造さんはスパルタです。中には「俺たちはテニスの練習をしに来たのになんでこんなことしなきゃならないんだ。」とふてくされてしまう高校生もいたんですよね。
それでも錦織圭選手は泣きながら挑んでいて、それを見た高校生達も気持ちを改めて真剣に取り組むようになるという一場面もありました。




合宿最後に修造さんは錦織選手に自分と試合するように言います。修造さんは

「僕は今から、僕が見てきた世界のプレーヤーと同じようにプレーする。だから君も本気でかかってこい!」

と宣言!

相手は錦織圭選手といえど、当時は小学生!
でも修造さんは手を抜きませんでした。
それどころか、自分がミスをすると声を荒らげて錦織選手を威嚇するような真似をしたり、バックネットにボールを思い切り打ち込み、ストレス発散するような行為をしました。

「なんだ修造!大人気ないな!!」

と思ってしまいますが、本来の修造さんはマナーを重んじたり道具を大切にしたりする選手です。これは錦織選手を思ってのことでした。
錦織選手は今にも泣きそうになりながら修造さんに挑みます。
その中で、修造さんは試合を中断して、涙ぐむ錦織選手にこう言いました。かなりうろ覚えですけど…


「テニスはずるい奴が勝つスポーツなんだ。君はとても優しい子だが、その優しさが弱さにもなってしまう。そこが弱点だとわかれば、世界のプレーヤー達はさっきまでの俺みたいに君を萎縮させようとしてくる。それでも勝ったプレーヤーが世界では生き残る。君はこれから、そういったプレーヤー達と戦うために、強い心を育てなければならない。でもまずその第一歩として、君は俺との試合に臨んだ!だから自信を持って頑張ってほしい!」



みたいなことだったと思います。
修造さんのラフプレーに近い行為には実は意味があったんですね。勝敗ではなく錦織選手が強い気持ちを持って挑むことこそが、合宿最後に修造さんが伝えたかったことだったのです。

いやぁ当時小学生だった私も衝撃を受けましたね。改めてテニスって良いなと思いました。
一緒に見ていた母親は泣いてました。なんでアナタが泣いているんですかねぇ…と思いました。




当時の錦織圭選手は天才選手というより、「まだ心の弱さを持っているけど、これからが楽しみな選手」というような紹介のされ方をしていたと記憶しています。

世界屈指の天才テニス選手にも、下積み時代があったということです。最初から強かったわけではなくて、キチンと努力を積み重ねて今に至っているんです。
最初から錦織選手が完璧な天才だったというわけではないのです。もちろん良い意味でですよ!



この話をすると、ここ数年で錦織圭選手に注目し始めた人が、もっと注目するようになってくれるんですね。
私は別に錦織圭選手にとっての何かというわけではないですが、1ファンとして錦織圭選手をもっと知ってもらえるということは嬉しいことですね!



本日は1回戦ですが、錦織選手なら余裕でしょう!フレンチオープン優勝目指して頑張ってほしいです!





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