私の名前はジロギン。

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世界で2番目に危険なサメ「イタチザメ」を知ってる?

私はサメが好きです。すべての生き物の中でもサメが好きです。

もちろん専門家ではないですし、マニアというほどでもないのですが、サメ好きというレベルだと思います。

 

詳しいことはウィキペディアなどを見た方が良いですが、私なりに好きなサメについて紹介できたら、サメ好きが増えるんじゃないかなと思い、今回記事を書いてみようと思いました。

 


今回紹介するサメは


イタチザメ

 

というサメです。

 

 

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これがイタチザメ!大きい方です!

下の小さいのはコバンザメ的なやつですかね。


もしかしたらそんなに聞き覚えのないサメかもしれませんが、サメといえばイタチザメの名前が挙がるほどのサメなのです。

 

イタチザメはメジロザメ目 メジロザメ科に属するサメです。メジロザメというサメもいて、イタチザメもその仲間なのですが、イタチザメ単独でイタチザメ属という属性を作り上げていますが、ちょっと何言ってるのかよくわからなくなってきましたね。

タイガーシャークという名でも知られています。虎のような表面の柄からこう呼ばれています。

 

イタチザメはサメの中でも最大級のサメです。
体長は3〜4mが平均的です。
案外小さいなと思うかもしれませんが、サメってそれほど大きい魚ではないのです。小さいものだと1m以下のサメもいますからね。


もちろんジンベエザメのように10m以上になるサメもいますが、肉食のサメが10m以上の体を維持するためには、お腹いっぱいになるためにたくさん狩りをしなければいけません。狩りは体力を使いますし、獲物に逃げられてしまう可能性もあるので非常に効率の悪いエサの獲得方法です。そのため10m級のサメは海中のどこにでもいるプランクトンをエサとしている、比較的おとなしいサメでないと生き残れないのです。デカイ奴は絶滅したとされています。


肉食性のサメでも大きいもので5mほどといったところでしょう。
非公式な記録で映画「ジョーズ」並みの8m以上の肉食性のサメが水揚げされたという記録も世界各地でありますが、証拠がないのであくまで非公式記録とされています。
という事で4mほどになることもあるイタチザメは大型のサメなのです。

 


何と言ってもイタチザメは、


世界で2番目に危険なサメ

 

と呼ばれています。
1番は有名なホホジロザメジョーズです!やはり2番になるとだいぶ知名度が下がるんですね。ホホジロザメの知名度にはイタチザメは敵わないでしょう。


しかし、個人的にはイタチザメの方がホホジロザメより厄介なのではないかと思っております。
世界で2番目に危険と呼ばれる理由は、「人間の命を奪った数が2番目に多い種だから」という理由なのです。
1番はホホジロザメで、2番目がイタチザメ。
しかし人を襲う動機がイタチザメはちょっと厄介。


ホホジロザメは「エサと間違えて人間を襲う」ことが多いです。特にサーファーがサーフボードの上でうつ伏せになって手で水をかいて移動するやつをやっていると、水中からそれを見たホホジロザメは、


「あれ?ウミガメじゃねーか?俺の大好物の中じゃあねーか?そうだよなぁ?食べてもいいよなぁ?」


と、ホホジロザメの好物であるウミガメと間違えてサーファーを食べてしまうのです。
本当にサーファーはサメの餌食になることが多い。サメが来たら陸に上がりましょう!

 


エサと間違えてしまうならまだわからないでもないのですが、イタチザメが人間を襲うのは、エサと間違えてしまう場合もあるのでしょうが、それだけではないのです。


イタチザメはとても好奇心旺盛なサメです。
いろんなものに興味を持ってしまいます。
ただでさえ危険なイタチザメみたいなやつが好奇心旺盛って一番あってはならない組み合わせです。
イタチザメは興味を持ったものがあると

 

「ねぇ?なにあれ!?ねぇ!?ねぇ!?食べられるの!?あれ食べられるのかな!?ねぇ!?なにあれ!?ねぇ!?ねぇ!?ねぇ!?」

 

という具合にとりあえず食べてしまうのです。
熊とかもそうですが、動物が人間を襲う場合って、恐怖を感じるがあまり襲ってしまうということが多いです。
しかしイタチザメはむしろ積極的に近づいて襲ってしまうのです。ただそれは興味本意でやっているだけ。イタチザメの知識欲的なものが人を襲う衝動に駆らせているのです。なんて厄介なのだろうか。イタチザメ。


イタチザメの好奇心は人に対してのみ働くわけではなく、ありとあらゆるものに対して働きます。
捕まえたイタチザメのお腹を切り開いてみると、ゴミや流木、あるいは本来海にいるはずのない生き物などありとあらゆるものを食べています。良いのか?イタチザメ?何でも食べるってそういうことじゃあないと思うが…


この性格から、イタチザメは別名「海のゴミ箱」などと呼ばれています。良いのか?イタチザメ?ゴミ箱だぞ?

 

 

夏場になると潮の流れの関係から、プランクトンを求めた魚たちが沖縄近海に集まるのですが、その魚たちを狙ってイタチザメも大量に沖縄近海に出現します。
するとイタチザメは


「うわぁー!見たことない魚がいっぱいいるよ!これ全部食べてみても良いんだよねぇ!?」


と言わんばかりに漁師さんたちの漁場を荒らしてしまいます。これでは商売上がったりですね。
ということで漁師さんたちは夏場は「シャークハンター」となり、イタチザメの駆除に当たるのです。
船の上からモリを刺したりして駆除します。
一方的なハンティングのようですがとても危険なんですよ!海に落ちたら


「なんか落ちてきたよ!食べて良いのかな!?これも食べて良いのかな!?ねぇ!?」


とイタチザメに興味を持たれてしまい、食べられてしまいます。サメの歯はウミガメの甲羅をも嚙み砕きますから、人間なんて骨ごと食いちぎられてしまいます。ヒィ〜恐ろしや。

 

 

私は内陸に住んでいるので、こちらから海に行かない限りイタチザメに出会うことはありませんが、普段から海の近くで生活していて、海に入る機会が多い方は、注意が必要です。
水面にサメの背びれが見えたらすぐに水から上がりましょう!特にサーファー!サーファーは注意ですよ!


「ねぇ!?サーファーがいるよ!?サーファーってなに!?美味しいの!?」

 

とイタチザメが興味を示しちゃいますからね。

 


まるで子供のようにいろんなものに敏感な「自覚なき悪意」にも似た好奇心を持つイタチザメの紹介でした!

 

 

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