私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

もしパンに針が入っていたらどうすればいい?

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マジで怖い…と思ってしまうニュースです。
日常に潜む恐怖とはこれほどまでに恐ろしいのか…

 

昨日午前、札幌市東区のショッピングセンターで、69歳の女性が偽計業務妨害の疑いで現行犯逮捕されました。


女性は食品売り場のパンに「縫い針」を刺し込もうとしていたところを張り込んでいた警察官に取り押さえられました。
女性は「イライラしてやった」と容疑を認めており、3日前にもハンバーガーから針が見つかっており、この件も同じ女性による犯行とみられています。

 

 

 

 

パンに針を刺しておくなんて考え方が恐ろしすぎますよ。もはや暗殺者のソレです。
縫い針なんて太さは数ミリほどでしょうが、故に刺さっているかどうか判別するのは難しく、食べたらひとたまりもないです。
暗殺じゃないですか本当に…


パンをひとつ買うにしても針が刺さっているかどうか気にしなければならないなんて、世の中の深い闇を感じてしまいます。


もし自分の買ったパンに針が刺さっていたらどうしよう…というストーリーを妄想してしまいます…

 


時刻は22時30分。
私は仕事帰りにスーパーで晩御飯を買おうと思い、食品売り場に立ち寄る。
けれど、この時間から料理を作るのはさすがに面倒だと考えた私は、惣菜を幾つか買って帰ることにした。


だいたい惣菜だけだと物足りない。ちょっとお腹がいっぱいにならないのがなんともすっきりしない。
そこで私はメロンパンもひとつ買って帰ることにした。


家に着き、明かりをつける。弱々しく光る蛍光灯。スーツを脱ぎ、惣菜を開封して食べ始める。焼きそばが…焼きそばが美味い…
あと野菜炒めみたいなやつも美味い…


想像していた通りこれだけでは足りない。
メロンパンも買っておいて良かった。
私はメロンパンの袋を開け、一口二口とメロンパンを食べ始めた。
なんだ…なにか硬いものがある…あれ?口の中が痛い…というか熱い…何だ?
白いメロンパンには紅い液体が付いている。
これは…血?まさか、私の口から血が出ている?

鏡で確認すると、私の下の真ん中に、一本の縫い針が刺さっている…
状況がわかり、痛みが激増する!
声にならない苦痛の叫びを上げ、私は壁伝いに部屋を歩き出す…


針を…針を抜かなければ…でも絶対に痛い…こういうのは自分でやっちゃダメ…というか無理だよ…力入らないもん…
それにあれだ、体に何か刺さった時って、抜くと出血が多すぎて死んじゃう時もあると聞くから抜いちゃダメだ…


私は救急車を呼ぶために携帯電話を手に持ち、119番を押す。意外にもこういう時ほど人間はクールだ。生き延びようという本能が正しい行動を促してくれる。

 

ちょっと待て。救急車を呼ぶのは必要だが、もしかしたらあのスーパーの食品売り場にあったパンには他にも針が仕込まれたものがあるかもしれない…私のような犠牲者が増える可能性もある。
という事は先にスーパーに連絡して、食品売り場のパンを回収してもらった方が良いのか?
どっちにすれば…いたたたた…マジで痛いダメだ先に救急車を呼ぼう。


けど参った…私の下には針が刺さっている…これではうまく喋れない…伝わるか?救急の人たちに電話越しに状況が伝わるか?針が舌に刺さっているという状況が!?

 

疑念が湧いてきたが、とにかく連絡しなければこの針は、悪意の針は私の舌から離れない。
仕方がない、うまく喋れないが、伝えるしかない。


私「ふいまふぇん、はんにはりがははってひたみはいへ、ひたにふきははっへひまっへ、ひゅーひゅーひゃおへはひひまふ
(すいません、パンに針が刺さってたみたいで、舌に突き刺さってしまって、救急車をお願いします)」

 


受付「はい?どうしました?」

 


私「へふはら、ひたにはひはははっへひまひまひへ(ですから、舌に針が刺さってしまいまして)」

 


受付「はいぃぃぃ?」

 

 

こんな有様。うまく伝えるのに5回くらい繰り返した。1番大変だったのは住所を伝えるくだり。「せめて日本国内でないと行けません」と言われた時は、もう伝えるのは無理だと思った。


救急車が到着するまで十数分かかる。
その間はこの痛みに耐えなければならない…
痛い…痛いけど、たまに舌にピアス刺している人もいるし、こういうファッションなんだと思って耐えるしかない。
とにかく前向きに考えるんだ…これで病院行けば少なくとも明日は会社休めるぞ!

 

そうして痛みに耐えながら、到着した救急車で私は病院に向かった。悪意の針は無事摘出され、私はなんだかんだ入院した期間と土日合わせて5日間会社を休むことができた。

 

 

こういうことになってしまうかもしれないです。家族がいればすぐに状況を察してくれて、救急車を呼んでくれるでしょうが、一人暮らしならば自力で呼ばなければわかりません。
でも舌に針が刺さっていたらうまく喋ることすら出来ないでしょう。


とてつもない悪意です。しかも無差別にこの状況になりかねないという、小さなテロです。
想像しただけでも恐ろしい。


こういう事態を防ぐためには、パンも全て自動販売機みたいな販売スタイルを取るしかなくなってきます。針をさせないように。
だとしたらかなりの費用がかかってしまいます。将来的にこういう販売スタイルになるかもしれません。


正直パンに針が刺さっているかどうか判別するのは難しいですが、注意…できないですよねぇ。もう舌に刺さったら無理です。諦めるしかないです。
もっと怖いのは、針が舌ではなく頬っぺたを突き破ってしまって…って無理だ!もう考えるの無理ー!!
とにかく針がパンに仕込んであって、舌に刺さってしまっても、落ち着いてまず救急車を呼びましょう。針を自分で抜くのは危険です。救急車が到着するまで安静にしておくのが良いです!

 

 


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