ハンターハンターがまた良いところで休載となってしまいました。
暗黒大陸にたどり着くことすらせず休載というのはハンターファンにとっては生殺しみたいなものですね…
一応クロロvsヒソカという多くの人々が待ち望んだバトルは描かれましたが…なかなか腑に落ちない結果になってしまった気がしないでもないです…
ストーリーは進捗したものの、あともう10話くらい描いて欲しかったなという感じです。
そうすれば暗黒大陸の触りくらいまでは見れたのかなと思います。冨樫先生も展開を考えるのに苦労しているのかもしれません。
冨樫先生の頭の中でも暗黒大陸は謎な状態なのかも。
クラピカを始めとする各キャラクターたちが暗黒大陸に向かっています。
あの幻影旅団も暗黒大陸に向かっているようですが…
幻影旅団の実力は暗黒大陸で通用するのか?
と疑問に感じてしまいます。
キメラアント編で旅団が登場した22巻あたり。
確かに個々に凶悪な力を持つ蟻と、今まで強い強いと言われていながら実力がベールに包まれていた旅団。どちらが強いのか読者としては気になるところでしたが、冨樫先生は一部描いてくれました。
しかしそれがマイナスになってしまいました…
蟻との戦いが描かれたのは旅団メンバーのうち
フェイタン
シズク
フィンクス
ボノレノフ
シャルナーク
カルト
の6名。
「苦戦しても仕方ない」というメンバーと、「あなたには圧勝して欲しかった」というメンバーがいますね。
「仕方ない」というメンバー
シズク
シズクの相手はパイクという蜘蛛型のキメラアントでした。パイクは護衛軍、師団長の下に位置する兵隊長です。通常の戦闘兵より強い上位種と言えます。
一方シズクは、旅団内では戦闘担当ではなく情報処理担当。もちろん並みのハンターでは敵わない実力を持ってはいますが、能力的にも戦闘特化型ではありません。
そんなシズクはパイクを仕留めるのに、無傷で達成したもののそこそこ苦戦を強いられます。
戦闘タイプでないことを考えると、まぁ仕方ないですね。
シャルナーク
シャルナークもシズク同様の情報処理担当。しかも敵のキメラアントは操作系。同じく操作系のシャルナークは「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」の能力でアンテナを敵に刺せば勝ち確定ですが、相手が既に操作されている場合はアンテナを刺しても無効になるという唯一と言っていいほどの弱点を突かれました。
シャルナークは自らにアンテナを刺して、強制的に戦闘力を向上させる能力で敵を瞬殺しましたが、弱点を突かれた上に実質2対1だったことを考えるとまぁ苦戦しても仕方ないかもしれませんね。
「あなたには圧勝して欲しかった」
以下のメンバーには圧勝して欲しかったメンバーです。うーん、なかなか擁護するのも難しい…
フィンクス
強化系で、明らかに戦闘特化した念能力を持つフィンクス。敵のキメラアントは、兵隊長のさらに下のキメラアント。特に名前もないです。
その蟻にフィンクスの念を込めたパンチは効いておらず、発を使って倒しました。
戦闘兵レベルの蟻はキルアが何体も瞬殺してますので、発を使うまでもないはずなのですが…
どうしたフィンクスさん。手を抜いていたのかな?手抜いてたんだよね?
カルト
カルトの敵も戦闘兵。同じく発を使って倒しました。カルトは「獲物をなぶる悪い癖」があるらしく、わざと戦いを長引かせていたようですが、お兄ちゃんは一発で命を獲りにいっていました。暗殺一家なのだから獲物をなぶってちゃダメなんじゃないかな…?
フェイタン
フェイタンの相手は師団長のザザン。旅団が戦った蟻の中では最も強い蟻でしたし、師団長の中でも事戦闘に関しては最も強い種だった様な気がします。ウェルフィンやヂートゥよりは強そう。
この時のフェイタンは腕が鈍っていたらしく、本調子でなかった様子。とはいえザザンの念弾(弱っちいやつ)で服が破けて吐血するほどのダメージをくらい、腕も折られてしまいました。
フェイタンの発からしてあえてダメージを受けなければ発動出来ないもののようですが、その割にはマジギレしてましたし、不本意にダメージを喰らっていた様でした。
同じく師団長と戦ったモラウはヂートゥ、レオルと2体を倒しています(ヂートゥは命は奪っていませんが、念能力を封じたので実質勝ちと言えるでしょう)。モラウは「もし全力ならばプフを倒せた可能性もある」くらい強いことも考えられますが、蟻編で突如現れたモラウに、それまで最強格だった旅団メンバーが実力的に下回るというのはちょっとショックでしたね。
ボノレノフ
個人的にボノレノフさんが結構ヤバイかも…
ボノレノフさんの相手は全身針まみれのキメラアント。ポンズを銃で撃ち殺したとされている蟻です。名前もないので恐らく戦闘兵、ゴン、キルアが瞬殺していたレベルの敵です。
ボノレノフは最初の攻撃から発を使いましたが、まさかのノーダメージ。
「所詮は獣の戯言、俺の心には響かない」とカッコいいセリフを残しましたが、ノーダメージ!ちょっとカッコ悪い状態でした。
結局、「木星(ジュピター)」で倒しましたが、正直戦闘兵1匹倒すのにこれほどまでの技を出す必要があったのかと思うほど、オーバーキル感が否めませんでした。
それほどまでに強力な技はあるにはあるのですが、戦闘兵に発が全く効かなかったという事実はかなり厳しいと思います…
このほかのメンバーの実力はまだ未知数ですので、今後活躍する可能性はありますが、キメラアント編での旅団たちの戦闘は彼らの評価を下げる結果になってしまったと思います。
少なくとも、全員師団長と戦っていればまだイメージダウンには繋がらなかったかなと思います。
それか、キルアの活躍をもう少し抑えるべきでしたね。キルアは戦闘兵複数体を、数日間寝ずに走り回った状態で惨殺。兵隊長のイカルゴ、オロソ兄妹と連戦し勝利。さらにはゴンのジャジャン拳にも念なしで耐えるほどの硬度を持つ兵隊長ラモットの頭を一瞬で千切り、握り潰すという圧倒ぶり。つい数ヶ月前まで旅団にビビりまくりで戦闘を避けていたはずのキルアが明らかに旅団を上回る功績を立てています。
このキルアの活躍が旅団の評価ダウンにつながっていると思います。
暗黒大陸における「強さ」は単純な戦闘能力だけではない様ですが、キメラアントレベルの生物がゴロゴロいて、最強の念能力者であった若い時のネテロが引き返すほどの暗黒大陸を、旅団は乗り切れるのでしょうか?
本当にこのまま乗り込んで大丈夫?
個人的には旅団に好きだからまだまだ活躍して欲しいですが、瞬殺パターンはちょっとなぁ…
事実今もヒソカにやられちゃったメンバーいるし…
しかし、私がいくら祈ろうとも、旅団がどうなるかは、冨樫先生次第…
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