私の名前はジロギン。

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その廃屋、「呪いの家」かもしれませんよ。

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時代は進んでいますね。スマートフォンとかあの…自動で掃除してくれるロボットとか、aiboとか技術がどんどん先に進んでいきます。


そんな世の中ですけど、道を歩いていると、木造のボロボロで、草木が生い茂り、壁面には蔦が絡まり、廃れたおもちゃなどが庭に散乱していつから建っているかわからないような古〜い家がまだまだ見受けられますよね。廃屋ってやつです。

 

ああいう家って、どんどん取り壊されてしまうものだと思っていたんですけど、長年建ち続けている家もあります。かなりの数あります。
各土地に建っている家なので、持ち主がいるはずですが、その方々が何らかの理由で取り壊さないようにしているため、家は建ち続けているのでしょう。


取り壊して一旦更地にし、別の運用をした方がお金にもなるのではないかと思いますが、特にそういうこともないようです。


これには何らかの理由があると思います。
いくつか考えられますが、私もオカルト研究家の端くれ。やはり疑ってしまうのは「呪いの家だから」という理由があり、取り壊せないということです。

 

 

 

 

おそらく、かつてその家やアパートに住む人の命に関わる事件や事故が起こった。
以来入居者がいなくなり、大家も管理を何年も怠ってしまった。
ある日、思い出したかのように大家はその家を訪れた。草が生え、壁にデコピンをすれば一瞬で倒壊してしまいそうなほどボロボロになった家。もう利用価値はないと思い、取り壊すことを決めた。


家の中を確認すると、至る所にゴキブリや、図鑑でも見たことのないような虫がワラワラいた。
「この虫ケラどもも、ショベルカー的な重機でこの家もろとも崩壊させてやる」と思いながら大家は2階へと上がっていった。


2階にはネコが沢山いた。野良猫の巣と化していた。糞尿の臭いが凄まじい。
大家が2階に訪れた瞬間、猫たちは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
しかし、2階の廊下の奥に1匹だけ逃げない猫がいた。黒い猫。目は黄色い。右耳が一部欠けている。猫は大家をじっと見つめている。


その時、猫がスッと宙に浮いた。大家は目を疑った。まるで色が濃くなるように猫を抱える赤いワンピースを着た女性が出現した。女性は、


「ああ、大家さん、家賃まだ払ってなかったですよね?何年分でしたっけ?」


と大家に話しかけてきた。
大家は悲鳴を上げ、階段を転がり落ちるように降りて、家から飛び出した。いるはずはない人間がいた。いや人間じゃなかったのだろう。元人間。まだ家賃の支払いを気にしている元人間。あのワンピースの赤は、布の色ではなく血の赤だったかもしれない。もしくは赤カビだったかもしれない。


大家は階段を転がった際に足首を骨折してしまった。単なる骨折だったが、大家はあの家に住む猫と女の呪いだと信じ込み、未だに家を取り壊せずにいる。取り壊したら今度は足首ではなく鎖骨などの厄介そうな部分を骨折する呪いをかけられるかもしれないから。

 

 

というような過去があったのかもしれません。
だとしたら取り壊さないのも頷けます。
私は特に霊感などがあるわけではありませんが、そういうボロボロの家には何となく「入っちゃダメだろうなぁ。冥界的なところに連れて行かれてしまうんだろうなぁ。」とは感じます。もう建物の雰囲気がダメですよね。ボロボロのところって基本的に行きたくないですもん。


あと私は草木の生い茂るジャングル的な所がとても苦手なので、入り口にガンガン草が生えていたらもう無理ですね。虫とかは平気なんですけど、濡れた草などはアウトです。臭いがダメですね。あと踏んだ時に靴の裏から伝わってくる触感。

 


オカルト研究家ならばそういう家に入って研究するべきなのでしょうが、逆にオカルト研究家であるがゆえに、勘が言っているんですよね、入っちゃダメだよと。あと持ち主の許可なく入ったら不法侵入ですし。

 


ボロボロの家を見かけたら、もしかしたら呪いの家という可能性もあります。呪われているからこそ取り壊さないのかもしれません。
もしそういう家を見かけても入っちゃダメです。そう、霊にも法にも触れますから、ダメ絶対。

 

 

 

 


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