私の名前はジロギン。

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3つの点が顔に見える「シミュラクラ現象」で大体の心霊写真は証明できる⁉︎

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先日友人から「心霊写真っぽいのが撮れた」というのでその写真を見せてもらいました。
何てことはない飲み会の一場面の写真を撮った写真でした。私とその友人を含む5人で飲んでいたのですが、参加者の1人の肩越しの壁に人の顔っぽいものが写り込んでいました。
写真はアップできないので、ちょっと言葉では説明しにくいのですが、まぁ写真に映った居酒屋の壁に人の顔っぽいものが写り込んでいたと考えてもらえればと思います。

 

確かに何となく人の顔のように見えなくもなかったです。どんな顔かっていうと、35歳会社員男性、同い年の妻と、5歳になる娘が1人。仕事中は物静かでそれほど目立った成果を上げているわけではないが、飲み会となると別人のようにはしゃぎ出す。上司からは仕事以上に飲み会での振る舞いの方を評価されている、営業職のサラリーマン…って感じの顔でした。

 

 

心霊写真によくありますよね、人の顔が写り込んでしまうみたいなこと。
これはやはり「目の錯覚」と言いますか、「脳が人の顔と捉えるようにプログラムしている」ために人の顔と捉えてしまう場合がほとんどであるとされています。


シミュラクラ現象


と呼ばれています。
3つの点が逆三角形型に配置されていると、脳は「これは人の顔だよ!間違いねぇよ!」と捉えるような仕組みになっているのです。
人は他人の顔を見る際、相手の感情を読み取るためにまず目を見ます。そして段々と鼻や口へと視線を落としていきます。人の顔における両目、そして口元の配置は基本的に逆三角形ですよね?この人間の脳の仕組みが故に、逆三角形の3点を人の顔と認識してしまうのです。

 

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この画像も顔に見えませんか?

顔に見えたならばそれがシミュラクラ現象です! 

 
その写真の顔というのもこのシミュラクラ現象によるものでした。冷静に見ると人の顔ではなく壁の模様が一部顔のように見えたってだけでした。1番気持ち良かったのが、


「これは人の顔じゃなくて、壁の模様だよ。こうして錯覚を起こしてしまうことを『シミュラクラ現象』というんだ(ドヤァ)」


と友人に解説した瞬間でした。
嫌な奴ですねぇ私は、全く。

 

 

多くの心霊写真がこのシミュラクラ現象によって説明がついてしまいます。人間の脳って精密にできていそうで、結構いい加減です。


例えば両目で見ている今の世界も、右目と左目の視野が重なった部分とかって、「何となくこうやって見えれば辻褄が合うだろう」みたいな感じで脳が補完しているだけで、実際の見え方とは違うといわれています。
また金縛りの際に妖怪やら幽霊やらを見かける現象も、脳が「体が動かないけど動かない理由がわからん…はっ!妖怪のせいにしちゃえ!」と妖怪などの幻覚を見せているのだそうです。脳も妖怪のせいにしちゃうんですよ。
もう世間のブームは収まったかと思いますけど、「妖怪のせい」っていうのは人間の脳の中では昔っからブームだったのです。

 


そういう勘違いや錯覚などから生まれるのが心霊写真であることが「ほとんど」です。
偶然にもその時の光の関係や、カメラの角度などから心霊写真と錯覚してしまうような写真が撮れてしまうのです。心霊写真の撮り方なんて物まで出回っているくらいですからね、心霊写真に対する研究が進み、故意的に心霊写真を撮ることまで可能な時代となりました。


「ほとんど」って言ったのはですね、シミュラクラ現象や錯覚の類だけでは説明できない写真も中にはあるからです。
そういった写真は…何で撮れちゃうんですかね。ちょっとよくわからないですけど。

 

 

 

 

 

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