とある方から伺ったお話を思い出しました。
その人は広告のコンペティションを例に話していました。
広告業界では、まずコンペティション、すなわちコンペを行い、キャッチコピーなり、CMなりの案をクライアントが選別し、どれを広告として使うのかを決めます。
その人の話では、
「コンペでは相手の印象に残ることが大切。例えば、案はイマイチでも作ってきた資料がめちゃくちゃ見やすいということでも、相手の印象に残れば良し!」
というもの。結局印象に残ることで、もしその場で出した案が全て却下されたとしても、別の案件で「そういえば、あの資料めちゃくちゃ見やすく作れる人いたよな?あの人に依頼してみよう」となる場合があるかもしれません。故に何でもいいから印象に残ることをするべきだと言っていました。
その印象に残る方法の一例として、
「量をこなす。これもアリ!全部の案が却下になっても、100案出した人より5000案出した人の方が印象に残る。一個一個の案は一切印象に残らなくても、「根性と引き出しが多いやつだな」と印象に残れば次のチャンスがやってくる」
ということもあげていました。
しばらく忘れていたのですが、今日ふとこの話を思い出しました。
こうして毎日ブログを書いていると、不安に思うことは「この記事を誰が読みたいのだろうか?」ということです。本当に悩みます。
一体誰の役に立っているのか…と疑心暗鬼に陥ります。クオリティの低さに膝が崩れそうになります。
そんな不安から逃れるために書きまくるのですが、果たしてそれで良いのかと不安になります。
でもその人曰く、それで良し!
量をこなせるならそれで良し!
それを自分のスタイルにすれば良し!
ということなのです。
その方はある業界の第一線で活躍している有名な方なので、間違ってはいないと思います。
その方が尊敬している方にも、とにかく量をこなす、狂人じゃないかってくらい量をこなす人がいたらしく、結局その人はとにかく量をこなしてくれるということで多くの評価を得ていたそうです。また量をこなしていたことで実力も上がっていたと。
私もブログでいえば、比較的量をこなすタイプです。その人は「量をこなせ!」とは言ってません。「量をこなせるならそれを自分のスタイルにしろ!」と言っています!むしろ
「狙って上質なモノを生み出せる人が何だかんだ最強」
とまで言っていましたので、量をこなすことを推奨してはいません。ただこの理論に則れば、私は量をこなすことをスタイルにするのが良いと言うことになりそうです。
確かにネタを見つけて更新するペースはそこそこ自信がありますが…このスタイルは苦しいですねぇ。ネタ切れが背後に常に迫っています。10000mをクロールで泳いでいるような感じです。果たしてその状態で私はどこまで保つのか…
あとですね、やっぱり私も多くの人から「おお〜すごい良い記事だねぇ…スターあげちゃう!でもってブクマしちゃう!」っていう記事を書きたいのです。またその人曰く、
「量をこなすコツは思いついたものは全てアウトプットすること。良し悪しなんてわからないし、それは自分で評価することではないからとにかく吐き出せば良い!その中に良いのがある!」
とのこと。
思いついたもの全てを書く…やって良いのか…本当にボロボロの記事が増えちまうが、良いのか…いや、まだ実践してないから、やってみる価値はある…確かに自分で記事の良し悪しを決めていた…悪い記事を書いたと思ったら次にもっと良い記事を書く…その繰り返しが量をこなすコツってことか!!
まだブログを始めて半年。半年で一人前になれる分野なんてないですよね。部活とかでも、入部して半年の時なんて基礎練を馬鹿みたいに繰り返してました。今はまだその時なのかも。私にとっては。
もちろん質を重視している方はそれで良いのです。それが最強なのですから。
しかし私のように質を高められない人間は海のように量産するしかないのです。こうなったらもう頭おかしくなったんじゃないかってくらい記事を書きますよ!
でも「ああああ」みたいな内容のない記事は書かないようにしますのでご安心を!
とにかくこれからは、
「ジロギンっていうかなりの量の記事をかなりのスピードで更新してやがるブロガーがいるぜ!」
っていうのを広めていきたいです!
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