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【ジョジョ】岸辺露伴の魅力や名セリフについて紹介していく!

今回は私が『ジョジョの奇妙な冒険第4部 ダイヤモンドは砕けない』に登場するキャラクターの中でも大好きな岸辺露伴の魅力について紹介していこうと思います。

 

作中では漫画家である岸辺露伴先生はの生き方はまさにクリエイティブそのもの。露伴先生の足元にも及びませんが、私もブログをクリエイトするブロガーとして感心してしまう部分がたくさんあります。

岸辺露伴とは?

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 25巻87P/荒木飛呂彦)

ジョジョ4部の舞台であるS市杜王町に住む現役の漫画家です。

週刊少年ジャンプに「ピンクダークの少年」という作品を連載しています。

連載は露伴が16歳の頃から始め、現在20歳、約4年ほど連載しているということになります。

 

露伴はやせ型で頭にヘアバンドを巻いた姿が特徴の男性です。

連載を始めた頃は東京に住んでいたようですが、都心の喧騒に嫌気がさし、実家のある杜王町で仕事をしています。

 

自他共に認める「人嫌い」であり、主人公・東方丈助とも仲が悪く、仕事場にはアシスタントもいません(それでも露伴は19ページの漫画原稿を毎週4日で書き上げ、カラー絵を含めても5日で仕事が完了するほどの速筆です。残りは旅行に行ったりしているとのこと)。

しかし本人は漫画を描くことこそ人生の最大の幸福としており、孤独感などは感じていない模様です。

かなりの皮肉屋ですが、唯一、広瀬康一のことは「漫画の主人公のような人生を歩んできている」と絶賛し、親友と思っています。

スピンオフでは家をなくした露伴が居候するほどに信頼しているようです。

 

幼い頃は杜王町に住んでいた露伴は、本人の記憶にはなかったものの、杜王町で殺人を繰り返していた吉良吉影の手から生き延びた数少ない存在であります。

幼かった露伴は両親の都合で杉本鈴美の家族に預けられていました。しかし杉本家に鈴美を狙った吉良が忍び込み、一家を殺害。鈴美によって露伴は逃がされ、吉良に殺されずに済みました。

この事実を霊となった鈴美から聞いた露伴は療養期間などを利用して吉良の捜索に乗り出しました。

 

スタンド能力は「天国への扉(ヘブンズ・ドアー)」で、対象者(動物やスタンド像でも可)を本に変え、その者の経歴や考えていることを読み取ったり、露伴が書き込むことで記憶の改ざん、行動の制限、操作などができるという、正直何でもできてしまう能力です。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプREMIX)

最初は「漫画を見せること」が能力の発動条件で、丈助たちを追い詰めました。後半はその必要もなく、露伴が「ヘブンズ・ドアー」の掛け声とともに指でスタンド像を描けば発動していました。味方になったらより能力が強化される珍しい例です。

 

ヘブンズ・ドアーのスタンド像は露伴の描く「ピンクダークの少年」の主人公そっくりです。

 

それでは岸辺露伴の魅力を紹介していこうと思います!

漫画には徹底的なリアリティを求める

露伴が考える面白い漫画に必要な要素は「リアリティ」であり、作者が経験したことを描いてこそ漫画は面白くなると考えています。

そんな露伴は作中で、捕まえた蜘蛛を解剖して内臓を見たり、味を確かめるために舐めたりしていました。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプREMIX)

傍から見ると異常行動に他ならないのですが、露伴としては至って真面目で、面白い漫画を描くために必要な行動なのです。それくらい作品作りに徹底しています。いろんな意味でプロ意識の非常に高い人物なのです。

 

ブログと漫画を比べるのもまた違うかもしれませんが、ブログも実際に自分が体験した出来事を書いた方がリアリティがあってより面白くなりたくさん読まれる傾向があります。だからと言って私は蜘蛛を捕まえて舐めたりはしませんが・・・

徹底性は吉良捜索にも活かされた

この露伴の徹底した姿勢は吉良捜索にも大いに役立ちました。吉良は作中後半で顔や指紋などを変えて「川尻浩作」として生きることで身を隠します。

関連記事:【ジョジョ4部】吉良吉影がなりすました川尻浩作の仕事は?年齢は?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

ほとんど別人になってしまった吉良の捜索は難航しましたが、露伴は駅前で張り込み、吉良吉影の情報と近い成人男性を写真に撮って一人一人調査していました。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 28巻68P/荒木飛呂彦)

ただの漫画家なのに、やっていることは刑事並みかそれ以上です。この露伴の調査の結果、川尻浩作=吉良吉影であることが判明し、吉良特定につながりました。露伴の異常なまでの徹底性と執着心がなければ吉良を見つけることもできなかったでしょう。

若くしてお金持ち

少々ゲスい話になりますが、週刊少年ジャンプで連載中の露伴は間違いなくお金持ちです。

杜王町はS市、おそらく仙台市内ですので地下などは安いものの、20代にして大きな戸建てを持っています。20歳で家を買うなんてことはまずできませんよね。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプREMIX)

さらに丈助とのゲーム中に自宅が燃え、数百万円相当の被害が出ても、気にしてはいたものの、さして大事にしようとしてはいませんでした。

おそらくこれは数百万円くらいならすぐ払えてしまう金銭的な余裕があるからだと思います。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 26巻31P/荒木飛呂彦)

露伴はアシスタントも雇っていないので、人件費もほぼかかりません。コストもカットできているので、相当な額を貯金していそうです。お金持ち・・・おっと、邪な考えが芽生えていました。

なんだかんだいい人

露伴は丈助とのケンカも絶えず、常に人を見下したような口調と冷たい態度が目に付きますが、なんだかんだいい人です。

吉良の捜索にも「面白い漫画を描くため」と言いながらも協力していましたし、吉良が死亡し、鈴美が成仏する際も、最初は皮肉っていましたが、実は悲しんでいることを明らかにしました。非常に不器用で、自分に素直になれていないのです。

 

スピンオフの「岸辺露伴は動かない」では露伴もかなり丸くなっており(本編では20歳でしたが、スピンオフでは27歳になっています。7年間で性格が少々変わったのかも?)、「富豪村」では新人の編集者の女の子の命を助けるために自ら命をかけたり、

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(引用: 岸辺露伴は動かない159P/荒木飛呂彦)

「密猟海岸」では「好奇心」としながらもトニオ・トラサルディーの要望を受け入れ、トニオの彼女を救うために必要な巨大アワビの捕獲に挑みました。

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(引用:岸辺露伴は動かない 178P/荒木飛呂彦)

露伴は文句を言いながらも有事の際には理由をつけて協力してくれる、実はいい人なのだと私は感じます。

 

岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)

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意外と熱い男

ジャンケン小僧こと大柳賢とのじゃんけん勝負で、露伴は運の流れを引き寄せ、見事勝利しました。

しかし露伴に負けることを嫌がったジャンケン小僧はトラックの前に身を放り出して自殺を図ります。

その姿、根性を露伴は評価しまし、敵ながらも助けました。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 25巻177P/荒木飛呂彦)

露伴は自らも少年漫画家であるため、少年漫画さながらの熱い展開が好きなようです。露伴は冷淡な性格で、怖い印象を抱かれがちですが以外にも熱いところがあるようです。

関連記事:【ジョジョ4部】「ジャンケン小僧がやって来る!」の露伴vsジャンケン小僧はツッコミどころ満載! - 私の名前はジロギン。

 

ちなみに、ジョジョの作者である荒木飛呂彦先生は、初対面の人に対して「岸辺露伴のような人なのだろう」と思われ、身構えられてしまうことも多いそうです。

しかし荒木先生は全然そんなこともないようで、露伴はあくまで荒木先生の「理想の漫画家」の姿であり、荒木先生本人をモチーフにしているわけではないそう。

なんでも一人で解決しようとする姿に共感

露伴はその偏屈さから友人知人などは少ないようです。そのため作中で危険な事態に陥っても誰かに助けを求めることなく一人で解決せざるをえない状況に陥ります。

 

例えば、先のジャンケン小僧戦では、通りかかった丈助とジョセフには助けを求めませんでした(ジャンケン小僧の強運によって助けを呼んだところできてくれませんでしたが、ジョセフが抱えている透明の赤ちゃんはヘブンズドアーで利用しましたが)。

 

さらにチープ・トリック戦では、背中を見られたら死んでしまうのと、現状を誰にも信じてもらえないということから、誰かに連絡して助けてもらおうとしましたが、結局自らの力で解決しようとしていました。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 28巻52P/荒木飛呂彦)

この誰にも頼らず(頼れず)自分で解決しなければならなくなる露伴の姿は、私も同じような経験があるので共感してしまいます。

やっすいプライドが邪魔して、人に頭下げて頼めないんですよね。

 

そんなプライドの高い露伴が唯一助けを求めたのが康一でした。露伴が頼れるのは康一しかないのです。康一は露伴にとって尊敬できる親友であるため、素直に助けてくれと言えるのだと思います。

この人間関係の希薄さからピンチに陥る姿は、共感せずにはいられない、露伴の魅力だと思います。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 28巻100P/荒木飛呂彦)

名セリフ

露伴の名セリフといえばこれですよね。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険(文庫版) 26巻76P/荒木飛呂彦)

「だが断る」

露伴のというより、ジョジョを知らない人でもこの「だが断る」というセリフはご存知の方も多いでしょう。ジョジョを代表するようなセリフです。

 

このセリフの真意としては、露伴は「自分が強いと思っているやつにNOと言ってやることが好きだから」ということではなったセリフですが、実は露伴と仲の悪い丈助が敵の罠にかからないようにするためにはなった一言でもありました。

露伴の仲間思いな一面が垣間見れるシーンなのです。

 

でも私は、この「だが断る」よりもっと好きな露伴のセリフがあるのです。

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプREMIX)

露伴は「漫画を金や名誉のために書いているのではない」とした後に、

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプREMIX)

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプREMIX)

「いつもいい原稿を書き上げると、いい気分になれるが、やがて来週は誰も読んでくれなくなるのではないだろうか?という不安に駆られる」

と続けています。

 

私は週刊連載をしている漫画家さんに比べれば全然大したことはしていませんが、毎日欠かさずブログを書いています。

でもブログを書いている生活の中で感じることは露伴と同じことなのです。良い記事が書けるとすごく良い気分になり、その記事がたくさんの人に読まれPV数が伸びるともっと良い気分になります。

しかし、次第にその勢いがなくなっていき、どんどんPV数が下がってくると不安になってきてまた記事を書くためのネタ探しをする・・・こんな気持ちになっています。

 

自分の立場的な要因もありますが、今の自分に一番響いたセリフはこの露伴の漫画家生活について言及したセリフでした。

クリエイターとして尊敬するポイントばかりな岸辺露伴先生

私にとって岸辺露伴は理想的な働き方、そして生活をしているなと思います。自分の好きな場所で、誰にも邪魔されることなく(丈助や康一との出会いから邪魔が入ってばかりですが)、自分のペースで仕事をし、休日も自由に過ごす。なんていい暮らしなのでしょう。

 

私には漫画を描く技量はありませんが、その代わりにブログや、ブログをきっかけで得た仕事などを自分のペースでこなせていったらいいなと考えています。

さすがにブログ関係の仕事で連載漫画家さんレベルの、年収数億円なんて収入を得られるとは考えていませんが、生活に困らないだけのお金が得られれば十分です。あとは大好きなお嫁さんと子供がいれば・・・なんて欲張っちゃいます。

 

ジョジョ4部を読み返すために露伴の生活に憧れてしまいます。私もいつか露伴のような生活を手に入れるために、今日も明日も明後日も、ブログを書き続けていこうと思います。

 

岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)

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