私の名前はジロギン。
今年は知人の結婚式に参加する予定が多数あり、何かとお金がかかる楽しいイベントが盛りだくさんの1年になりそうなのである。せっかくの結婚式に仕事で着古したスーツで行くのも申し訳ないと感じたため、私は先日スーツを買いに行った。せっかくだし、革靴も買うことにした。高いやつを。お高級なやつを。
いつもスーパーの紳士服売り場で買ったやっすいスーツを着ている私ではあるが、今回はきちんとスーツ専門店に行ってお高いスーツを買うことにしたのだ。3万くらいのやつを。
さすがスーツ専門店、入店した途端、店員のお兄さんさんが話しかけてくれた。私はシャイ野郎なので、店員さんには是非とも話しかけてもらいたいタイプなのだ。話しかけてもらえればきちんと応対はできる。それまでの1歩が踏み出せないタイプだ。だから積極的に店員さんが話しかけてくれるお店はかなり気が楽なのである。
店員さんには話しかけてもらいたくないという人も多いだろうが、私はドン小西さんが見たらすれ違いざまにラリアット食らわしてくるであろう酷いファッションセンスの持ち主であるため、店員さんのアドバイスなしでは「歩く景観破壊」と化してしまう。そのため店員さんには話しかけてもらいたい。・・・のだが、やっぱり、根はコミュ障なので、いざ話すと緊張してしまう。
店員のお兄さん
「いらっしゃいませ!どのようなスーツをお探しですか?」
ジロギン
「あっ、えっと、基本仕事で着られて、冠婚葬祭でも着ていけるスーツがいいんですけど・・・」
店員のお兄さん
「喪服で結婚式行ったりするんですか?新郎新婦がゾンビとか、そういう感じの・・・」
ジロギン
「おっと失礼いたしました、とりあえず婚だけで大丈夫です!仕事と婚!(あぶねぇ、緊張して天然ボケが顔出しちゃったよ)。」
というような会話をして(嘘)、スーツを選び、試着。1着目で購入した。私は買い物は即決主義なので、時間をかけずさっとパッとずるっと決める。スーツを買うときでも、ハンバーガーを買うときでもそれは変わらない。購入するスーツを決定するまでの時間はおよそ20分だった。これは私が平日の朝起きてから家を出るまでの時間と同じくらいのスピードである。
その後、同じお店でそのままの流れで革靴も買うことにした。靴を選ぶ時も店員さんが付いてきてくれてすごく嬉しい。頼もしい。親しい。でもあんまり親しげにされるのは嫌。
で、ここからが本題になる。
靴を選ぶ際に店員のお兄さんから、「靴擦れになりにくい革靴の選び方」を教わった。冬場に靴擦れになると、私のような冷え性持ちは傷が悪化てしまい、挙句の果てに何ヶ月も治らなくなってしまう。もう足を切り落としたいくらいだがそっちの方が痛いからやめておこうと思いとどまるくらい傷が治らなくて痛い思いをしてしまう。痛いというかもうかゆい。そんな私にはありがたい話だった。
方法は簡単。
まず、靴を履き、紐を結び、足を爪先の方にぐっと寄せる。
そしてかかと側に手の小指を入れる。この時に、小指の第一関節がちょうど収まるくらいの靴だと靴擦れになりにくいそうだ。
写真だとこんな感じ
小指が入らなければ靴がきつすぎて痛いし、逆に小指全部が入ってしまうような靴だと大き過ぎてカパカパしてしまい、靴と足が擦れて靴擦れになってしまうそうだ。確かに靴擦れってかかと側に発生することが多い。原因はやはり靴が自分の足のサイズに合っていないためなのだ。この方法をもってすればその革靴が自分の足に合っているかどうかの目安になる。横幅の問題もあるので、実際に履いてみて試した方がいいのは間違い無いだろう。
ただ、店員のお兄さん曰く、足のサイズは毎日同じではないらしい。日によっては豚みたいにむくんでいることもあるので、この方法を使えば100%靴擦れしないということではなく、あくまで靴擦れするかしないかの参考程度にして欲しいとのことだった。
「世の中に絶対なんていうことはない。投げた球が絶対にストライクになるピッチャーがいないように、革靴のかかと部分に小指の第一関節が入ったところで絶対に靴擦れにならないということはない。」店員のお兄さんは私にそういうことも教えてくれていたような気がする。今になってそう思う。本当のお兄さんのようだ。
スニーカーなどの場合は靴自体の柔らかさなどが革靴とは違うのでまた勝手が異なる。あくまで今回紹介した方法は「男性用の革靴における目安」と考えてもらいたい。
革靴を買う際に、お店の店員さんが話しかけてくれた時はその場で靴を履いてサイズを確かめたりアドバイスをもらったりすればいいと思うが、私のようになかなか店員さんに話しかけられないいい年したシャイ野郎や、忙しいためネットなどで革靴を買ってしまう社畜サラリーマンの方などは、靴擦れ防止のための一つの方法として覚えておいて損はないかと思う。
世の中にはこのような靴擦れ防止のグッズもありにはあるが、できれば頼ることなくスッキリした気分で履きたいと思う方の方が多いだろう。
「もう遅いぜ!靴擦れになっちまってるぜ!」という方は 、申し訳ないのだが、絆創膏を貼って治療しよう。私も靴を買いに行った時には、3年生が引退した野球部の2年生かってくらい現役で靴擦れだったので、現在はこれを使って治療中だ。
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本当はお店に行って店員さんの意見を聞きつつで選ぶ方が確実なのだが、やっぱりなんだろうね、「プライド」かな、プライドが店員さんに話しかけるのを阻害する。やっすいプライドなのだが、男にゃ譲れない時ってもんがある。
私は、「安かろうがなんだろうが自分なりのプライドを持つならば、きちんとプライドを持てるだけの対策を練っておくべき」だと思うのだ。革靴をかっこつけて選びながら「俺のセンスに口出すんじゃねーよ」という雰囲気を醸しだしているものの足は靴擦れでボロボロというのはなんとも悲しいことだ。
健康的に靴を履くためにも、参考までに今回の方法を紹介しておこうと思う。