バトル系の少年漫画には「かっこいい武器」がつきものですよね。どの作品でも必ず武器が登場し、少年たちの心を魅了します。
そう考えると、ハンターハンターは武器を使って戦うキャラクターは他の作品と比べると多くない気がします。特殊な念能力が攻撃の主体だったり、肉弾戦を基本としているキャラクターが多いですね。
それでもハンターハンターにも、数は多くないものの魅力的な武器が数々登場します。
そこで今回は作中に登場するかっこいい武器ランキングベスト10を書いていこうと思います!
主観的なランキングではありますが、ご了承ください。
今回の武器ランキングには、念能力で作られた武器も入れています。
それでは見ていきましょう。
- 第10位:パクノダの銃
- 第9位:ゴンの釣竿
- 第8位:ヒソカのトランプ
- 第7位:モラウのキセル
- 第6位:クロロの本
- 第5位:梟の「不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)」
- 第4位:戦車もオシャカにするスーパーバズーカ砲
- 第3位:カイトの鎌
- 第2位:ベンズナイフ
- 第1位:クラピカの鎖
- まとめ
第10位:パクノダの銃
(引用:HUNTER×HUNTER 12巻126P/冨樫義博)
非常にシンプルですが、幻影旅団の一人パクノダが使う銃を第10位にランクインさせました。
パクノダはおそらくマグナムと思われるを銃を具現化します。
銃自体に特殊な能力があるのかは言及されませんでしたが、自分の記憶を弾にして他人に撃ち込み、記憶を共有する「記憶弾(メモリーボム)」の発動にはこのマグナムの使用が必須のようです。
普通のマグナムを具現化させるのなら実際のマグナムを使えばメモリの無駄遣いにならないのでは?と思ってしまうので、やはり特殊な銃なのではないかとは思います。が、その効果などを見せることなくパクノダは死んでしまいましたね。
漫画だと大体銃って大して評価されないというか、銃が効かないキャラばかり登場してしまうのですが、やっぱりその造形はかっこいいですよね。
特にマグナムのアナログな感じは、中二病を刺激してくれます。
第9位:ゴンの釣竿
(引用:HUNTER×HUNTER 4巻30P/冨樫義博)
第9位はゴンの釣竿です。主人公の武器が釣竿というのは非常に斬新でした。
ハンター試験から天空闘技場までゴンは釣竿を使って多くの窮地を乗り越えてきました。
釣竿を使っていた時のゴンは中距離から隙をついて敵を狙うような戦い方というか、武器の活用法をしていました。
「こういう風に釣竿と頭を駆使して戦うのがゴンなんだろう」なと、序盤は思いがちですが念を習得し始めた頃には釣竿で云々しなくても直接ぶん殴ってしまった方が早いということでしょうか、釣竿の出番がなくなってしまいましたね。
ゴンの故郷・クジラ島に置いてきてしまったんでしょう。
まぁ後半に行くほど釣竿でどうにかなるレベルではない敵が増えましたが、斬新な設定だったので、釣竿を応用した念能力なんかも見てみたかったです。
第8位:ヒソカのトランプ
(引用:HUNTER×HUNTER 31巻133P/冨樫義博)
第8位はヒソカのトランプです。トランプを武器にするキャラクターはいろんな作品に登場しますが、私は間違いなく最初にヒソカを思い浮かべてしまいます。
「トランプ投げキャラ」の代表がヒソカであるとさえ思っています。
奇術師であるヒソカが自由自在に操るトランプは、簡単に人体に突き刺さる鋭さを持っています。
なぜトランプがこれほどまでに攻撃力を持っているのかは明言されていないのですが、恐れくオーラを物にまとわせる「周」を使い、トランプの鋭さを上げているのでしょう。
小説版では鋼鉄製のトランプを使っているという設定だった気がします。
トランプというスタイリッシュな道具を武器にするのはかっこいいですね。憧れてしまいます。
やはりテレビなどでマジシャンがトランプを駆使してマジックをする姿などから、トランプ=謎の象徴みたいに感じるし、それがヒソカの奇妙さをより促進している気もします。
「ザコ専」などと呼ばれるヒソカではありますが、トランプをシュバッと投げて敵を倒す姿はなんだかんだかっこいいし真似したくなりますね。
関連記事:【ハンターハンター】ヒソカの強さや魅力を紹介していく! - 私の名前はジロギン。
第7位:モラウのキセル
(引用:HUNTER×HUNTER 27巻65P/冨樫義博)
第7位はモラウが担いでいる巨大なキセルです。モラウはキセルを吸って出た煙を自在に操る「紫煙拳(ディープパープル)」を念能力としています。
キセルは念で作られたものではなく実在のキセルのようで、モラウが念能力を使う上で重要な武器になります。
煙を操作するため以外にも、キセルの巨大さや重さを生かして敵を殴る攻撃もしていました。
この攻撃が決定打になった敵はいませんでしたが、モラウは接近戦よりも遠距離からのサポートを得意としているキャラクターですので、仕方ないですね。
身の丈ほどある巨大なキセルなんて実在しないとは思いますが、ゆえに想像を掻き立てられるといいますか、魅力的ですよね。
タバコを吸わない子供達にはなかなか魅力が伝わらない部分があるかと思いますが、年を食うとモラウの魅力がキセル含めてわかるようになってきます。
「俺はモラウの魅力を理解するために喫煙するぞ!」なんてことはやめてください。タバコは20歳になってからです。
モラウのキセルはプフによって川に捨てられてしまいましたが、代用品はあるのでしょうかね。
特注品でしょうから、再度準備するのに時間がかかりそうです。
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第6位:クロロの本
(引用:HUNTER×HUNTER 11巻195P/冨樫義博)
第6位はクロロの本です。敵を殺傷する言葉通りの武器というものではありませんが、クロロが戦闘において使用していることから今回は武器とみなします。
クロロの念能力「盗賊の極意(スキルハンター)」の使用の際に具現化する本です。
本を開いて戦うなんていうのはもう中二病の大好物ですよ。ええ。
一見戦闘からかけ離れたものなのに、それが重要で、しかもめちゃくちゃ強いっていうギャップにしびれます。
しかもなんというか、頭も良さそうですよね。ハンターハンター好きは少年漫画のバトルの中でも頭脳戦が好きな人が多いと思います。
「もし自分が漫画の主人公さながらに戦闘を行うとしたら」という妄想をするときに、異常に凝った戦略を練ったバトルを妄想する人も多いはず。
さらに妄想上の自分の武器が本だったらもう最高ですね。自分の頭脳の中で最高の頭脳戦が思い描けます。
ヒソカVSクロロの一戦はまさにそんな妄想を具現化したような感じでした・・・いや、結構賛否あった気がするなぁ・・・
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第5位:梟の「不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)」
(引用:HUNTER×HUNTER 11巻111P/冨樫義博)
第5位は陰獣の一人・梟が具現化する能力「不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)」です。
具現化した大きな風呂敷に包んだものを手のひらサイズにまで縮小することができます。
これによって梟は大量のお宝や、車1台丸ごと包み込んでいました。
クロロの本と同様、この風呂敷が直接敵を殺傷するための代物ではないものの、ただの風呂敷が戦闘にも応用できるというあたりのギャップがいいですね。
またクロロがこの能力を盗んで、ゼノ・シルバと戦った際、風呂敷を闘牛士のマントのようにして戦っていました。クロロ自身のかっこよさもありますが、たかが風呂敷がこんなにかっこいい戦いのスタイルを生むのかと感動してしまいます。
ただの地味な布がですよ。梟が使ってた時以上にクロロがカッコよく使いこなしているのが残念ですが・・・
闘牛士の華麗な体裁きとひらひら動くマント。
これらを見るために多くの人々がやってくるのですから、人を魅了する何かがあるんでしょうね。何かはわかりませんが。
関連記事:【ハンターハンター】陰獣の梟はなぜノブナガを殺さなかったのか? - 私の名前はジロギン。
第4位:戦車もオシャカにするスーパーバズーカ砲
(引用:HUNTER×HUNTER 9巻29P/冨樫義博)
第4位はマフィアが使用したバズーカ砲です。
幻影旅団のメンバー・ウボォーギンに向けて放ちましたが、直撃したウボォーギンが火傷を負って「かなり痛ぇな」と感想を言う程度の攻撃にしかなりませんでした。
作中では完全にウボォーギンの強さを示すための噛ませ武器になりましたが、「戦車をも一撃でオシャカにするバズーカ」は普通にかっこいいし、かなり強いはず。
私はミリオタの気もあるので、バズーカとか好きなんですよね。
しかも普通のバズーカではなく「スーパーバズーカ」ですからね。威力が普通のバズーカとは段違いなのでしょう。威力が高いから「スーパー」と名付けるあたりはなんとも単純ですが、少年たちが凄みを感じるにはそれくらい単純でわかりやすい方がいいのです。
第3位:カイトの鎌
(引用:HUNTER×HUNTER 19巻141P/冨樫義博)
残すは上位3つ!第3位は「カイトの鎌」です。カイトの念能力「気狂いピエロ(クレイジースロット)」によって出現する鎌。「死神の円舞曲(サイレントワルツ)」という技のみしか使えませんが、カイトの周りを取り囲む数十体のキメラアントを両断するほどの強力な技でした。
身の丈以上の鎌はまさに死神が持っている鎌を彷彿とさせます。
鎌の妖しく光る感じと危険な感じは中二病患者たちにとって興味惹かれまくりな武器です。
実際にカイトの鎌も非常に強かったので、大興奮でしたね。
クレイジースロットの能力は6種類あるようですが、この鎌のシーンが一番印象的に描かれていました(明かされてない能力がほとんどでしたけどね)。
スロットで数字の2が出た時に鎌が出現します。
しかしカイト的にこの鎌は「ハズレ」の能力のようです。十分かっこいいし強いのに、カイトが不満そうなのもかっこよさを助長しています。
関連記事:【ハンターハンター】カイトの強さはどれくらいか考察してみた! - 私の名前はジロギン。
第2位:ベンズナイフ
(引用:HUNTER×HUNTER 11巻99P/冨樫義博)
ハンターハンターの世界で100年くらい前に実在した、ベンニー=ドロンという刀鍛冶が作ったナイフがベンズナイフです。
ベンニーは刀鍛冶でありながら大量殺人鬼でもあり、殺人を犯すたびに得たインスピレーションをもとに、殺人の記念ナイフを作り続けました。その数288本。
犯罪者が作ったものということで正当な評価をされていない部分もありますが、熱心な愛好家もおり、ナイフによっては安くて500万ジェニーくらいで売却することもできます(キルア談)。
キルアの父・シルバもベンズナイフのファンで、クロロが使用したベンズナイフの作成時期と、形状からその使用方法を瞬時に判断していました。
作中ではゴンが値札競売市で発見したものと、クロロが所持していたものの2本が登場しました。
形状が普通のナイフとは比較にならないほど異形だったり、その設定がカッコよく、中二病にはたまらない武器ですね。
絶対にこの世にベンズナイフがあったらNAVERまとめで「異形すぎ!?ベンズナイフ288本まとめ!」みたいなまとめ記事が書かれていることでしょう。
多分私もシルバのような愛好家になていたかも・・・いや、500万もするもの買えないや。
関連記事:【ハンターハンター】クロロのベンズナイフが強すぎる理由をまとめた! - 私の名前はジロギン。
第1位:クラピカの鎖
(引用:HUNTER×HUNTER 8巻77P/冨樫義博)
1位はこれに決まりでしょう!クラピカの鎖ですね!
クラピカの具現化系能力を使って生み出した念の鎖で、5本の指に合わせて別々の5つの能力を備えています。クラピカは常に右手に鎖を具現化し装着しています。
これはもう、中二病の読者のためにクラピカがサービスしてくれたような武器です。
中二病を患った老若男女を魅了してやまない、最強のかっこいい武器だと思います。
ハンターハンターに登場する武器の中でもクラピカの鎖を超えるかっこいい中二病武器はないと思います。
本当にすごいのは冨樫先生です。こんなにも的確に中二病患者の好物をついてくるなんて。大好きなんですよ、鎖。とりあえず鎖をつけちゃうんですよ中二病たちは。もうね、ハンターハンターが売れないわけがないですよ。中二病たちがこぞって買いますよこの漫画。
私なんて影響受けすぎて、クラピカの鎖を購入・・・いや具現化しちゃいましたからね、それくらいかっこいいのです!魅力的なのです!
関連記事:【ハンターハンター】クラピカの念の鎖を購入・・・いや具現化したった! - 私の名前はジロギン。
まとめ
ハンターハンターのキャラクター設定や念能力、セリフなどはこの世の中二病患者たちにとって点滴のようにかっこよさの栄養を補給してくれます。
その要素の一つとして、作中に登場する武器の存在も大きいです。
「具現化系念能力」の設定もありますので、現実には存在しない武器も登場させられるというのは、冨樫先生の設定勝ちだと思います。
やはり今回のランキングにも具現化された能力も多かったので。自然な感じで中二病武器を登場させられるハンターハンターは、少年たちの心を掴む上で強いですよね。
しかしハンターハンターの世界では「強化系最強」みたいな設定もあり、武器を使わずにオーラを拳に込めて殴るのが一番効率の良い攻撃方法なんですよね。
キメラ=アントたちに関しては所詮は獣でしたので、武器を使わないキャラクターが多く、トータルすると武器を使うキャラクターってそれほど多くありません。
それでも十分読者を魅力する、かっこよさが凝縮された武器たちが多数登場し、ハンターハンターの魅力を高めてくれていると思います。