ハンターハンターの世界でのバトルは念能力こそ注目されがちですが、実は自身の肉体を使った「体術」を基本として戦うキャラクターが多いです。メインキャラであるゴンとキルアが体術で戦ってますから、必然的に体術で戦うキャラも増えますね。
こと戦闘においては自身の肉体を強化し、肉弾戦を優位に戦える強化系が最強なんていう説もあるくらい、ハンターハンター世界のバトルでは体術が重要なのです。
そんな体術について、作中では
クロロの体術がめちゃくちゃ高評価
なんですよね。で、実際に読んでみると「これは男の子なら憧れちまうぜ!」と思ってしまうほど、クロロの体術は強いのです。
今回はそんなクロロの素晴らしい体術について紹介したいと思います!
クロロとは?
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻9P/冨樫義博)
本名:クロロ=ルシルフル。幻影旅団のリーダーを務めている男性です。クラピカに仕掛けられた「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によりしばらくの間念能力を封じられていました。しかしヒソカと旅団メンバーが除念師(アベンガネ)を探し出すことに成功し、クラピカの念を取り除いて念能力を再び使用できるようになりました。
再登場後はすぐにヒソカと戦闘。自身の能力「盗賊の極意(スキルハンター)」をさらに進化させ、盗んだ能力とのコンボ攻撃によってヒソカを追い詰めました。その際に見せた体術もそうなのですが、以前からクロロの体術は周りのキャラクターたちから評価が高かったのです。
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻64P/冨樫義博)
ゾルディック家も認めたクロロの体術
クロロの体術が初めてお披露目になったのはヨークシンシティ編にて。オークションが開催されるセメタリービルに忍び込んだクロロはマフィアに雇われていた殺し屋たちを次々に始末して回りました。
同じくマフィアに雇われていた伝説の殺し屋一家・ゾルディック家のシルバとゼノ。この時にクロロの殺しの技術や体裁きなどを高く評価していました。
ゼノはクロロの強さについて、
・(数十人のマフィアを7秒以内に全員殺せる)自分と同じくらいの実力
・サシで本気で戦ったらどちらが勝つかはわからない
(引用:HUNTER×HUNTER 11巻91P/冨樫義博)
と評価。クロロの方が上とは断言はしませんでしたが、自分と同じくらいか、もしかしたらクロロの方が上かもしれないというスタンスでしたので、かなり高評価だと考えていいと思います。「生涯現役」を掲げるプロの殺し屋であるゼノが認めるほどですから相当ですね。
さらにシルバは完全にクロロの体術を評価していましたね。作中で
「あの時より体術はさらに向上している」
(引用:HUNTER×HUNTER 11巻117P/冨樫義博)
と言っていました。過去にシルバとクロロは戦ったことがあるようで、その時にシルバはクロロを仕留めきれなかったみたいです。
関連記事:【ハンターハンター】シルバVSクロロはどのような戦いだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。
シルバも認めるほどクロロの体術レベルは上がっており、事実クロロはゼノ、シルバ相手に「能力を盗むために生け捕りにする」ほどの余裕を持っていました。自信大ありです。加えてシルバは殺し屋を殺したクロロの技術についても褒めていましたので、大絶賛してます。
(引用:HUNTER×HUNTER 11巻92P/冨樫義博)
クロロはゾルディック家公認の使い手と考えていいかも・・・?
ヒソカ大興奮
天空闘技場で戦うことになったクロロとヒソカ。戦いを全体的に見ると、クロロは身を隠しながらコピー人形を爆弾に変えてヒソカを遠隔で追い詰めていくような戦い方をしていました。が、節々で見るとクロロとヒソカは接近戦も行っています。
ヒソカとしては接近戦は望むところ。作中では接近戦メインで戦ってきたヒソカ。しかもヒソカは変化系の念能力者で、身体を強化することが得意な強化系に近い位置にあります。ですので念による身体能力の強化も得意ですし、旅団では強化系のウボォーギン、フィンクスに次ぐパワーの持ち主でしたから、接近戦は大得意なはず。しかし、いざクロロと戦ってみると押され気味な印象でした。
開始早々クロロの足によるスタンプ地獄に陥れられたヒソカ。手も足も出ない状況・・・でしたがこれはまだ余裕綽々。いつもヒソカがやっている「わざと敵の攻撃を食らうパフォーマンス」程度に過ぎません。
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻16P/冨樫義博)
しかし、しばらく時間をおいてから接近戦を行った時には、ヒソカはクロロの体術レベルに驚いていました。空中で左脇腹を攻撃してきたクロロに対し、防御態勢に入ったヒソカでしたが、クロロは一瞬で身を翻しヒソカの後頭部に蹴りを入れてきました。
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻54P/冨樫義博)
さらにヒソカがバンジーガムを使ってコピー人形の頭部をクロロにぶつけようと試みるもクロロはまたも空中でのけぞるよにして態勢を変え、ヒソカを攻撃していました(この攻撃についてはヒソカは見切っていたようですが)。
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻64P/冨樫義博)
本来人間は、鳥ではないですから空中で身動きを取ることができないはず。しかしクロロレベルの体裁きを体得できれば、空中で態勢や攻撃方法を修正することも可能なのです。
これには接近戦を得意とするヒソカも大興奮でした。ヒソカは殺すのも好きだけど、やられるのも嫌いじゃないですからね。特にクロロ相手なら尚更!よかったね、ヒソカくん!
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻56P/冨樫義博)
日々の努力の賜物
クロロの体術が高評価を得ている一方で、同じ旅団メンバーであるフェイタンは、キメラアントのザザンとの戦闘で仲間たちから「動きが良くない」「本調子ではない」と言われていました。フェイタン自身も「かなり私、腕なまてるね」と言っていました。どうやらフェイタンは長らくまともに戦っていなかったため、戦闘技術が落ちてしまっていたようです。その他のメンバーについてもキメラアントの師団長にだいぶ苦戦していたようなので、鈍っていたのではないでしょうか。
(引用:HUNTER×HUNTER 22巻69P/冨樫義博)
クロロは日々、戦闘訓練を怠っていないはずです。シルバと過去に戦ったときから体術が向上していることからも間違い無いでしょう。理由としてはクロロの団長としての使命感によるものだと私は思います。過去にはシルバによって団員を殺害されているようですし、作中でもウボォーギン、パクノダがクラピカに、シャルナーク、コルトピ(後ヒソカの前任者)がヒソカに殺されています。幻影旅団メンバーは常に命を狙われる危険にさらされており、そういった危険からメンバーを守ったり、メンバーの死後確実に報復したりするためにもクロロは強くなければならないと考えているのではないでしょうか。
日々の努力に加え、クロロはゾルディックの2人と戦う前には団長の手刀を見逃さなかった人と戦い、ヒソカ戦ではフロアマスターになってましたので、200階クラスまでの敵と戦っていたりと強敵との戦闘前に必ず準備運動としての戦闘をこなしてるんですよね。慎重といいますか、抜かり無いですよね。
関連記事:【ハンターハンター】クロロはどうやって団長の手刀を見逃さなかった人の存在や力量に気がついたのか? - 私の名前はジロギン。
クロロの日々の努力の賜物が、クロロの体術の強さに現れていると思います。努力の結晶がきちんと評価されているという点も、私個人憧れてしまいます。
これにてクロロの体術の紹介を終わりたいと思います!
ハンターハンタークイズ!
では最後にハンターハンタークイズ!
前回の答えは
A.背中と左腕
でした!簡単だったかな?
それでは今回は「幻影旅団」に関するクイズ!
Q.作中に登場した幻影旅団の創設メンバーを全員答えよ!
難易度:星1(シングル)
そんなに難しくはないと思いますが・・・ヒントは13巻かな?一部だけですが。
答えは次回!それでは〜