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【ハンターハンター】クラピカはゼノの名刺をもらっておくべきだったのでは?

ヨークシンシティ編にて、クラピカは所属するノストラード組の組長・ライト=ノストラードの指示で幻影旅団を抹殺する殺し屋チームに参加することとなりました。

その時に、同じく殺し屋としてマフィアに雇われていたのが、キルアの父と祖父にあたるシルバとゼノ。

2人が名乗った途端、伝説の殺し屋であることを悟ったチームの殺し屋たちの多くが萎縮してしまいましたが、ゼノは割とフランクに「名刺渡そうか?同業のよしみだから3割引で仕事請け負うぞ」と言っていました。

 

冗談半分の発言だとは思うのですが、個人的にクラピカはゼノの名刺をもらっておくべきだったのではないか?と思ってしまうのです。

その理由をまとめました。

3割引でゾルディック家に仕事を依頼できる

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻31P/冨樫義博)

先述の通り、ゼノは同業の殺し屋ならば3割引で仕事を請け負ってくれるとのことでした。

同業他社(同業他者)に対しては、ライバル視して業務提携しないというフリーランスも多いと思いますが、ゼノはお構いなしって感じでしたね。

ゾルディック家はハンター協会の会長ネテロが直々に仕事を依頼するくらいですから、殺し屋業界では群を抜いた業績でしょう。だからこその余裕かもしれません。

 

でも、ゼノは結構抜け目ないですよね。仕事をしつつ次の仕事を獲得しようとしているあたり。

ゼノは暗殺だけでなく自営業としても伝説級のスキルを持っていると思います。

観覧記事:【ハンターハンター】キルアのハンター試験合格の裏にあるネテロとゾルディック家との癒着 - 私の名前はジロギン。

 

そして、依頼料が3割値引きというのはデカイですね。

本来ゾルディック家に仕事を依頼すると巨額の費用が必要となります。

あまり仕事をしていないと思われるミルキですら、シルバに対して「15人殺るから150億ほど貸してくれ」と前借りしているシーンがありました。単

純に考えて、ミルキが仕事をする場合でも1人殺すにあたり10億ほどの費用がかかります。

もっと言うならば、ミルキ本人の手取りが10億であり、ゾルディック家として留保しておく分もあるのであればその4〜5割増しくらいの費用がかかるでしょう。

すなわちミルキに1人暗殺する依頼をするとしても15億近く払わなければならない可能性があります。

 

熟練の殺し屋であり、ミルキよりも腕が立つであろうゼノやシルバに依頼するとすればもっと費用がかかるはず。

それを3割も値引きしてくれるのであればすごくありがたいですよね!

22時過ぎのスーパーでも3割引になっている商品は少ないです。

 

クラピカは殺し屋ではないですが、あのチームに参加していたという以上、ゼノとシルバはクラピカを殺し屋だと思っていることでしょう(実際にウボォーギンは仕留めてますし)。

ですので、クラピカがゼノの名刺をもらっておけば、暗殺の依頼をするときに3割値引きしてもらうことも可能だったはずです。

 

クラピカはマフィアという仕事柄、誰かを殺さなければならない事案も発生しそうです(現在のノストラード組の収入源は護衛と賭博だけのようですので、積極的に暗殺の案件を取りに行くことはなさそうですが)。

ゾルディック家に外注するとなると暗殺の依頼を請けても粗利はかなり少なくなりそうですが、少しでも組の収入につながるのであれば、クラピカがゾルディック家と繋がっておくのはメリットとなりそうです。

関連記事:【ハンターハンター】クラピカがマフィアとしても超優秀な件 - 私の名前はジロギン。

 

 

キルアは家族を紹介してくれなさそう

クラピカはキルアと仲間です。キルアならば仲間のよしみということで、無料で暗殺をしてくれそう・・・ではありますが、キルアは殺し屋から足を洗ってます。そのため暗殺の依頼をされても断る可能性が高いです。

 

さらにキルアはずっと家出中で、キルアを殺し屋の道に戻したがっているシルバとはあまり連絡などを取りたくはなさそうです(ゴンを治療するためにアルカの力を借りようとした時はシルバに直談判しに行きました。が、キルアにとってゴンは何よりも大事な存在でしたので、それくらい有事の場合でなければ家族と接触をしてくれないかもしれません。ミルキに対してはキルアが完全にナメているので別)。

 

キルアと友達だったとしても、キルアからゾルディック家の面々に仕事の依頼を流してくれるかというとそれは微妙だと思います。

王位継承戦の護衛にもキルアがクラピカに紹介したのはビスケでしたし(暗殺ではなく護衛ミッションだったので、暗殺者ではなくプロハンターの方が向いていると判断してのことだとは思いますが)。

やはりここは直接連絡が取れるようゼノの名刺をもらっておくべきだったと思います。

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キルアの友達という事実は使えそう

キルアはゼノとシルバを紹介してくれなさそうですが、もしもクラピカがゼノに直接連絡を取る場合「キルアくんの友達なんですけど」と一言付け加えれば、もしかしたら3割以上に値引きしてくれる可能性もありますよね。

 

イルミは「殺し屋に友達はいらない」という考え方で、ゾルディック家全体がそういうムードでしたが、シルバは仲間の存在には寛容的でしたし、そのシルバの父であり共に仕事もするゼノも仲間を大切に思っていると思います。

ですので、クラピカがキルアの友達ですとい言えば、ゼノが

「おおそうか、孫がいつも世話になっとるの。今回は特別にタダで仕事を請け負うぞ。これからもキルアのことをよろしく頼むのぉ。」

などと言って初回無料特典みたいなことまでしてくれる、かも・・・?

 

ゼノはキルアに甘いようですので、キルアの友達ともあれば甘めに対応してくれるかもしれません。

クラピカは自分の立場を存分に活かしていくべきですね!

クラピカは問題を自力でなんとかしそうな性分

クラピカは性格的に「自分の力だけでなんとかしたい」と考えるタイプです。

幻影旅団を倒すにあたってもゴンやキルア、レオリオの力は極力借りないようにしていました。

そんなクラピカは、誰かを暗殺する必要が出た時も、自分でやろうとしてしまいそうです。

クラピカにはその力が十分にありますし、コスト面を考えてもゾルディック家に依頼するメリットは少ないと考えて、ゼノの名刺をもらっても結局活用しなさそうではありますね。

 

クラピカは幻影旅団以外には使えない念能力を編み出してしまうくらい、旅団以外の人間の命を奪うことは考えていませんでたし、緋の目を回収するにあたっても、所有者は誰一人殺していない様子でした。

クラピカの心情的には、できる限り人の命は奪いたくないのでしょう。

特にゴンとの出会いでその感情が強くなったと思われます。

ゾルディック家とのコネクションはいざという時に使えそうですが、クラピカとしては「不要であってほしいもの」なのかもしれません。

 

クラピカにとってゾルディック家とのつながりは「キルアと友達であること」だけで十分・・・これぞ友情ですね(キルアは旅団を暗殺して懸賞金を得るべくクラピカのことを利用する気満々だったこともありましたが)。

ハンターハンタークイズ!

最後はハンターハンタークイズです!

前回の答えは

A.窒息死

でした!

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今回は「ゼノ=ゾルディック」に関するクイズです!

 

Q.ゼノが初登場時に掲げていた四字熟語は何でしょうか?

難易度:星1(シングル)

 

ヒントは5巻にあります!

 

答えは次回!それでは〜!