私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターの日常】音楽を聴きながらレジで会計をしてる人は何らかの制約を設けているのか?

私の名前はジロギン。

 

念能力の世界には「制約と誓約」と呼ばれるものがある。これは念能力を使用するにあたりルール(制約)を設け、それを遵守すると固く誓う(誓約)ことで念能力の威力や精度を爆発的に向上させる技術の一つである。制約が厳しいほど、能力の大幅な向上も図れるというわけだ。

制約と誓約は念能力の世界だけでなく、現実の世界でも同様に存在している。例えば、「利子を含めて必ず全額返済すると約束する代わりに多額のお金を得る(借りる)」という借金のシステムはそれに近い。リスクを背負うことで大きなリターンを得ようとする様はまさに制約と誓約だと言えよう。

日常生活でも「これってもしかして制約と誓約なのでは?」と思ってしまうことがたくさんある。

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻182P/冨樫義博)

 

 

これは先日私が目撃した出来事。私でなきゃ見逃していただろう。

会社帰りに夕飯を買うためスーパーに立ち寄った時のことだ。納豆とサラダと餃子とシャンプーを買おうと思い(シャンプーは食べない)レジに並んでいた。私の前には女性が並んでいた。レジで会計をしている女性をふと見ると、耳にイヤホンをしたままではないか。おそらくこの女性は「音楽を聴いている」か、「どこかに潜んでいる別の誰かの指示を受けている」か、「ある音を聞かせるだけで他人を操作できるタイプの操作系能力者に操られている」かのどれかと想像できる。私のハンターとしての勘は、「音楽を聴いている」という答えを出した。

私もイヤホンをつけて音楽を聴きながら街を歩いたり買い物をしたりすることはよくある。しかし、お店のレジなど人との会話が生まれる場面では必ずイヤホンを外すようにしている。でなければ相手が何を言っているか聞こえないし、何よりも失礼にあたると思うからだ。私もハンターになる前はアルバイトをしていて、コンビニのレジなども経験したことがある。その時に、耳にイヤホンをつけたまま会計を済ませる人に対して嫌な印象を持ったものだ。

こういった経験から私のとしては「レジではイヤホンを外し、音楽を聴かない方がいい」と思っている。

 

 

 

ハンターの仕事の一つとして、悪人と戦い、逮捕するということも含まれる。しかし、「レジの時に耳にイヤホンをつけたままの人は悪か?」と問われると甚だ疑問である。多分だが、悪とは言い切れないだろう。だから私も手を出せないし、そもそも念能力を使えなくても念能力者と同レベルかそれ以上に強い人もいるから私もできれば実力行使なんてことはしたくないっていうかできないのだ。だから耳にイヤホンをつけてレジをする人に対して何も言えない。

しかし、争う前によく考えてみよう。耳にイヤホンをつけ、音楽を聴いたままレジで会計を済ませるのは何故なのだろうか?スマホやiPodには入っている曲はこれまでに何度も聴いている曲だろう。レジの時の数分くらいイヤホンを外して中断しても問題はないはずだ。いや・・・待てよ・・・だとすると他に考えられる、耳にイヤホンをつけて音楽を聴きながらレジで会計をしている理由は一つしかない・・・

制約と誓約だ

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻182P/冨樫義博)

何度もイズナビ師匠の言葉が脳裏をよぎる・・・おそらく、「耳にイヤホンをつけ、音楽を聴いたままで行動すると、作業スピードが倍速になる」という類の強化系能力、そしてその制約として音楽を聴いているに違いない。これならばイヤホンをつけているのも納得がいく!会計を早く済ませたいがゆえ、耳にイヤホンをつけて音楽を聴いているお客さんがいるのだろう!あえて聴力を封じる制約を設けているんだ!間違いない!

 

 

 

いやいやいや待てよ・・・耳にイヤホンつけて音楽を聴いたままレジで会計をしている人の動きは割とスムーズだ。ということはある程度店員さんの言葉は聞こえているのではないか?視覚情報だけでも動く事は可能ではあるが、ある程度話し声などはイヤホンをしていても聞こえるはずだ・・・あのイヤホンが制約なのだとしたら、店員さんの声が聞こえていいはずがない・・・単なるポーズかジンクス、または誰かの指示で設けているか・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 24巻103P/冨樫義博)

しかももっとよく考えろ、「会計を早く済ませたい」のだとしたら、制約を設けて動きを早くしなければならないのは、買い物したお客さんの方ではなく、レジを打っている店員さんの方ではないか?店員さんがイヤホンをしながらレジを打っていて

「静動脈(サイレントスピーディ)」

能力:レジ打ちの速度を通常の2倍速でできるよう体を強化する

制約:イヤホンなどで音楽を聴き、外界からの音を全て遮断しなければならない

 みたいな、そういう念能力を使ってもらわなければ、いくらお客さんが自分に制約をかけて、能力で動くスピードを速くしても無意味ではないか!

 

 

 

おそらく耳にイヤホンをつけ音楽を聴いたままでレジで会計をしているのはただ単なる

怠慢

だろう。

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(引用:HUNTER×HUNTER 34巻8P/冨樫義博)

違う違う、こっちのタイマンではない、怠ける方の怠慢だ。イヤホンを外すのが面倒で、会計を終えた後もまた音楽を聴くからつけたままにしてしまうのだろう。

別に悪いことではないし、捕まるようなことでもないのだが、お店の人としたらあまりいい気分ではないと思う。私としては音楽を聴くのはやめたほうがいいのではないかな・・・と思うってだねの話だ。

まぁ店員さんもあくまでサービス業としてお客様第一で仕事をしている以上は、お客さん側が気を遣うこともないのかもしれないが。

 

あっ、制約だったり、その他の事情がある場合はもちろん別だよ。私の個人的な意見にすぎないから、状況などによって事情が変わるってことはあしからず。

 

ふぅ・・・考え過ぎだったか。念の世界は奥が深いから、ありとあらゆるものが念につながっているのではないかと思えてしまう。職業業だ、職業病。ハンターならではの職業業だよ。