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【ハンターハンター】第2王子・カミーラが他の王子を殺せる気満々なのは何故?

今回はあまり触れてこなかったカキン帝国の王子を取り上げたいと思います。

王子と言っても女性ですけどね。それは誰かというと第2王子・カミーラです。2番目に生まれた王子です。

女性なのに王子と呼ばれているのは、男女による後継者の順位差がないことを証明するため、性別に関係なく、一様に正室子たちは王子と呼ばれます。

 

このカミーラなのですが、

異常なほどに他の王子を殺せる気満々なのです!

どうしてそれほどまでに自信があるのかを考察してみようと思います。

第2王子・カミーラとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号/冨樫義博)

長い髪を束ねた強気な女性です。第2王妃・ドゥアズルの娘にあたります。

王位継承戦にあたっての意気込みは、それはもうやる気全開かつ、他の王子たちを殺すつもりでいます。

考え方の方向性としては、非道な第4王子ツェリードニヒとそれほど変わりないと思います。

 

カミーラに取り憑いた念獣は、なんというんでしょうか、こう・・・いろんなブツが数多く付着した、とりあえず気持ちの悪い姿をしています。

カミーラの念獣は現時点で動きを見せておりませんので、能力などは不明です。

ただ強気なだけ?

カミーラは、第1王子・ベンジャミンにも超強気な姿勢を取っていました。その発言は完全に宣戦布告と言えます。

クラピカができる限り他の王子との抗争を避けようとしている一方で、カミーラはかなり強硬姿勢に出ています。王子の立場と護衛の立場とでは考え方は異なりますけどね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号/冨樫義博)

カミーラはまず、目障りなベンジャミンと、ついでに実の弟である第9王子・ハルケンブルグも殺すつもりでいるようです。

 

クラピカの船内放送で王子たちに取り憑いた念獣の存在は知っているはずですが、その念獣たちの能力はわからないという状態では、普通は手を出さずに情報収集を図ろうとするはず。第3王子のチョウライや第5王子のツェベッパのように。

しかし、カミーラはお構い無しに攻めようとしています。

何か理由があるのかもしれませんが・・・ただ単に強気な性格が出ているだけとも考えられます。

メタ的な話になりますが、カミーラのように場の空気を考えずに行動を起こそうとするキャラクターがいないと、話が前に進まないんですよね。

各キャラクター全員が論理的に考えてしまうと、今の船内の状態では「動かずに身の守りを固め、情報収集を図る」のが得策です。それを全キャラが行ってしまうと、話が進みません。

 

論理性とかそういうの度外視で、感情的に行動するキャラは必要です。

その役割にカミーラが該当するのだとしたら、カミーラが他の王子たちを殺す気満々なのは、その性格が故で、深い理由はないのかもしません。

護衛に強力な念能力者がいる?

上位の王子たちは皆、警備を私設兵に任せています(その中に自分の母より上位の王妃のスパイも紛れ込んでいますが)。

私設兵たちは基本的に王子に従順であるため(例外もいますが)、裏切る心配はありません。カミーラにも、信頼の置ける私設兵がいるはずです。

 

その中に念能力者がいて、そいつがかなり強力な念を使えることも可能性としてありますね。手足のように使える私設兵が強力な念能力者だとすれば、カミーラが強気に出るのにも納得がいきます。

念能力者であり(カミーラが知っているかどうかは不明)、私設兵も念能力者のベンジャミンに反抗してましたからね。格下の王子たちにオラつくのとは訳が違います。

 

まだ明らかになっていませんが、カミーラの部下にも要注意人物がいるかもしれません。

第2王妃ですので、それなりの人材を集める財力はあると思います。カミーラのファッションも派手で、高級そうですからね。

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カミーラ自身が念能力者?

自信とは、自分のことを信じることです。他人の力を信じることを自信とは言いません。やはりカミーラの自信は、カミーラ本人に相応の力があるからこそ生まれてくるものだと思います。となるとカミーラが念能力者説もありえますね。

 

クラピカの船内放送を聞いて念の存在を知り、焦る王子が多い中でカミーラは特に焦りを見せていません。

この理由として考えられるのは「カミーラが念を知っている念能力者だから」ということも当てはまります。

 

さらにカミーラとドゥアズルとの会話で、ドゥアズルは「貴方なら私などの力を借りなくても(第9王子・ハルケンブルグの殺害を)やり遂げることは容易でしょ?」と言っています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ35号/冨樫義博)

ドゥアズルの言う「貴方ならやり遂げられる」の意味が、カミーラの私設兵を使えば余裕でしょ?ということなのか、カミーラの念能力(あるいは念でなくても暗殺や戦闘技術)を使えば余裕でしょ?ということなのかは判断できません。が、これだけ信頼を寄せているということはカミーラ本人の、文字通りの「力=念能力」に対する期待ではないでしょうか。

 

このように考えるとカミーラが念能力者である可能性も否定しきれません。

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カミーラじゃ強力な念能力と部下を持っている?

カミーラが乗船前から念能力者でなかったとしても、念獣がついたことで半能力者みたいにはなってますからね、念獣による何かしらの能力でそのうち行動には出てくるはずです。

 

「他の王子には自ら進んで死んでほしい」と思っていることから、カミーラが願うなどの条件を満たせば相手が自ら自決を図るような操作系に近い能力でしょうかね?

でも願っただけで殺せるなんて、デスノートよりよっぽど凶悪な能力ですね。

もっと複雑な条件があるかもしれません。

 

個人的にはカミーラは今の所「ただ強気なだけ」だと思うのですが・・・母親のドゥアズルのカミーラに対する期待というか、その力に対する認識を考えると、念を使える可能性も否めないんですよね。

まぁ強気なのはカミーラに限ったことではなく、他の王子、特に上位の王子たちについては全員王になるき満々ですからね。

ただカミーラの態度が目立っているだけとも取れるので、カミーラの自信は自然なものかもしれません。

 

冨樫先生のこれまでの傾向を考えると、こういう強気な女性キャラは比較的優遇されてきてる気がします。

キメラ=アントのヒナとか、ハンター試験編のメンチとか。

カミーラもこの系統にあるキャラだと考えると、早々に殺される可能性はない気がします。

となると後半まで生き残れている理由づけとして、カミーラは念能力を使える設定にしておいた方が良い気もするんですよね。

 

う〜ん、迷いますが、「カミーラは元から強気な性格だし念も使える(しかも護衛の中にも念能力もいる)」で、とりあえす辻褄は合いそうですね。「強気」なのと「念が使える」ことは矛盾しませんし、ツェリードニヒなど下位の王子の部下にも念能力者がいることを考えても、「強気」「念を使える」「念を使える部下がいる」という全てを、カミーラが兼ね備えていても不思議ではないです。

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カミーラはかなり美人なので個人的に動向が気になる王子の一人です。