2017年8月24日時点、絶賛連載中のハンターハンター。
色々気になるところがあって、まずどこから切り込んでいくべきか悩むところではあるのですが、今回は第1王子・ベンジャミンの私設兵の一人であるバビマイナについて考えてみようと思います。
クラピカの元に派遣されたバビマイナですが、その目的や各行動の意図が不明確な部分が多いです。
現状、バビマイナについてわかっていることをまとめたいと思います。
バビマイナとは?
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ38号/冨樫義博)
第1王子・ベンジャミンの私設兵の一人です。リーゼントっぽい髪型と刈り上げが特徴的な男性。
第14王子・ワブルとクラピカのもとに、警護の名目でワブルの暗殺にやってきたビンセントという私設兵に代わり、改めて派遣されたのがバビマイナです。
バビマイナもビンセントに近い目的で派遣されているとは思うのですが、その行動には謎が多いのです。
迎撃(カウンター)型の念能力?
バビマイナの念能力については、得意系統などについても言及がなく、まだどういうものなのかわかりません。
ただ作中では「迎撃(カウンター)型」の能力と言われていました。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ35号/冨樫義博)
敵から攻撃を受ける、あるいは能力を使われるなどした際に、後出し的に発動する能力と思われます。
代表的なカウンター型の能力というと、これまでに出てきた能力としては・・・
フェイタンの「許されざる者(ペインパッカー)」ですかね。敵の攻撃を受けるほど威力の高い攻撃を発動できる能力でした。
フェイタンの場合「迎撃」というと少し違う気がしますが、敵から攻撃を受けることが能力の発動条件という点で、カウンター型と言えると思います。
フェイタンほど強力な能力とは思えませんが、バビマイナの能力は敵の攻撃を受けて発動するタイプのようです。
目的は暗殺ではなく調査?
バビマイナの前任であるビンセントは、完全にワブル王子の暗殺目的で来てました。
しかし、クラピカたちがビンセントを捕縛、さらにビンセントが服毒自殺を図ったことで暗殺は失敗に終わりました。
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ビンセントのボスに当たるベンジャミンとしては、クラピカ(とビル)の能力を知りたいところ。そのための調査員としてバビマイナが派遣されたようです。
クラピカの目的が場を膠着状態にさせることにあるとわかったベンジャミンたちは、敵が攻撃する意思を示さない限り念の発動ができないバビマイナを派遣することで、クラピカに警戒されにくくしたのかもしれません。(クラピカはバビマイナの能力を知らないため、バビマイナがやってきただけで警戒してしまうとは思います。が、バビマイナは能力上、ビンセントのように最初から喧嘩をふっかけるような真似はできませんので、クラピカに取り入りやすくはあったと思います)。
バビマイナはワブル王子の警護をする中で、クラピカらの能力に関する情報などを調査しようという腹があると見えます。
バビマイナはあくまでも調査が目的。その調査の結果、クラピカの能力が判明した場合、改めてヒュリコフという私設兵が派遣される模様です。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ38号/冨樫義博)
ヒュリコフがクラピカの能力を無力化する、あるいは直接ワブル王子を暗殺をする役割を負っているようです。
良い人そう?
クラピカたちの元にやってきた当時、バビマイナは任務達成のため探りを入れる気満々でした。
クラピカたちの一挙手一投足を探るべく部屋に「円」を張るほどでしたからね(ちなみにバビマイナの「円」は部屋の大きさから半径10mほどはありそうです。ノブナガさんよりは広いです)。
ただ、ゴキブリの目を使って第12王子・モモゼの暗殺現場を目撃し、動転したオイト王妃の様子を見て、バビマイナは「円」を解除していました。
バビマイナの目的が明確にはなっていないものの、クラピカの能力の調査のために「円」は必要ですし、自分が不意打ちされる可能性を考えても警戒を解くのはバビマイナ自身にとって危険が及ぶと思います。
しかもオイト王妃が能力を使っていることにも感づいていたようでしたので、尚更警戒は解けないはずです。
そんな状況でも「円」を解いたバビマイナ・・・より一層バビマイナの行動意図がわからなくなってきました。
ワブル王子を取り巻く状況があまりにも悲惨というか、追い詰められていたので、これ以上追求する必要はないと感じ、「円」を解いたのか、はたまたこれも作戦の内なのか・・・?
表面的に見れば、バビマイナが「円」を解いたことはクラピカらの調査を一時的に止めているということになるので、気を使ってくれたと判断できます。
意外とバビマイナは良い人だったパターンも考えられますね。
イケメン化
バビマイナは初登場からものの数話でイケメン化しました。
ハンターハンターにおけるキャラのイケメン化は、そのストーリーでメインキャラになる伏線である可能性が高いのです。
例えば、幻影旅団も初登場時はだいぶ、個性豊かなお顔をされていました。
(引用:HUNTER×HUNTER 8巻153P/冨樫義博)
ナックルも最初は全然顔が違いましたよね。
(引用:HUNTER×HUNTER 20巻24P/冨樫義博)
幻影旅団は言わずと知れた人気キャラになり、現在もストーリーの軸に絡んできていますし、ナックルもキメラ=アント編において主要なキャラとなりました。
この法則が当てはまるとするならば、バビマイナのイケメン化も、主要キャラになる伏線かもしれません。
初登場時バビマイナさん。ゴツいおっさんって感じですよね。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ33号/冨樫義博)
それから5話経過したバビマイナさん。イケメンすぎる・・・EXILEにいそうです。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ38号/冨樫義博)
ベンジャミンの私設兵の人数が15名という多さで、しかも全員が念能力者だと考えると、クラピカが1度に相手取るには多すぎるんですよね。
ですので私設兵の中からベンジャミンを裏切ってクラピカの味方をするキャラが出ると思います。それがバビマイナになるかもしれません。
クラピカと共にワブル王子の護衛につく味方になってくれるかも・・・?
特にベンジャミンが早々に死んだ場合、クラピカ側に付くことは考えられそうですね。クラピカの味方として、バビマイナが主要キャラになる可能性は十分にありえます。
謎多きバビマイナ
バビマイナは行動に謎が多く、現状の情報だけで全てを判断するのは難しいです。
ただ、
「クラピカたちの能力を探りに来た」
「少しずつクラピカたちを気遣うそぶりを見せている」
ということは確かななようです。
クラピカらの状況を垣間見たバビマイナが、今後どういう行動を取ってくれるのか、とても気になります。
個人的に、バビマイナはクラピカの味方になって欲しいところではあります。
クラピカにはとにかく人員が必要なのと、諸行動を見る限り、バビマイナはビンセントのような血の気の多いタイプでもなさそうで、意外とクラピカとうまくやっていけそうな気がしますので。