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【ハンターハンター】天空闘技場のフロアマスターたちの強さはどれくらい?

 

ハンターハンターの世界には「天空闘技場」と呼ばれる場所があります。

世界中のバトルマニアたちが集まり、ファイトマネーや名誉をかけて日夜戦いを繰り広げています。

 

天空闘技場を勝ち上がり、最高階である200階クラスで10勝すると、そのさらに上の階に君臨するフロアマスターに挑戦することができます。

その存在については明かされていたものの、実際にフロアマスターとして出てきたキャラはヒソカとクロロだけでした。

 

しかしこの2人は戦いの場が欲しくてフロアマスターになっただけで、フロアマスターとしては例外的な強さだったと思います。

 

そこで今回は

フロアマスターの強さはどれくらいなのか?

について考えてみようと思います。

 

 

 

 

フロアマスターとは?

f:id:g913:20170830070223j:plain(引用:HUNTER×HUNTER 6巻90P/冨樫義博)

 

まずはフロアマスターについて簡単に説明します。

フロアマスターとは、天空闘技場の230階〜250階の各階層を独占している21人の闘士のことです。

200階クラスで10勝するとフロアマスターへの挑戦権を獲得し、その時のフロアマスターと戦って勝利すると、新たにフロアマスターとして認定されます。

 

フロアマスターになると、2年に1度開催される「バトルオリンピア」に参加できます(バトルオリンピアの詳細は完全に不明)。

このバトルオリンピアで優勝すると天空闘技場の最上階を自分の家にできるなどの特典が付いてくるそうです。

 

世界中の腕自慢が集まる天空闘技場のフロアマスターになるということは、格闘家としては名誉なことです。その名誉を賭けて1日平均4000人もの腕自慢たちが、天空闘技場にやってきます。

 

 

ヒソカとクロロは強すぎる

先述の通り、ヒソカとクロロは互いにフロアマスターとして(ヒソカはフロアマスターだったのか謎です)、天空闘技場で戦いました。

 

しかし、天空闘技場全体のレベルを考えても、この2人は強すぎると思うんですよね。

熟練のプロハンターでも手が出せない幻影旅団の団長・クロロと、そのクロロがガチで仕留めるために作戦を練り、能力を使いまくる必要があったヒソカ。

こ2人の戦いは念能力者としてもトップクラスの戦いだったと思います。この2人と真っ向からやりあえるのなんてトッププロハンターくらいでしょう。

 

クロロやヒソカレベルの人間が天空闘技場のような参加資格不要の野良大会に挑んでいるとは考えにくいですね。プロハンターになる方がよっぽど名誉もあり、お金や待遇としてもいいはずですから。

 

それにヒソカは、フロアマスターに挑戦していなかったか、フロアマスターになっても特に戦っていなかったようで、どのみち天空闘技場でのバトルに興味を失っているようでした。

2018年7月追記:カキン帝国マフィアの話で、ヒソカはフロアマスターだということが言及されました。

 

関連記事:【ハンターハンター】クロロ戦の時のヒソカはフロアマスターだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

このことからも、フロアマスターと言ってもヒソカのお眼鏡に敵うレベルではなかったと思われます(フロアマスターたちが強すぎてヒソカが戦意喪失した可能性もありますが)。

 

ヒソカは作中で「すでに実力はフロアマスタークラスか?」などと言及されていましたが、そもそもヒソカは天空闘技場では全力で戦っていないようでしたので、この評価はむしろ過小評価と言えると思います。

 

ヒソカとクロロの強さをフロアマスターの強さを測る物差しにするのは無理がありそうです。

 

 

キルアに対するカストロの評価

天空闘技場でヒソカに殺されてしまった闘士、カストロ。

当時、200階クラスでヒソカと戦おうとしていたカストロは勝つ気満々でした。

キルアはそのカストロの自信が本物かどうか確かめるべくカストロの控え室に侵入を試みたことがありました。

 

その時にカストロはキルアのオーラなどを見て、

「バトルオリンピアで待っている」

「君なら来れる」

とキルアを高く評価していましたね。

f:id:g913:20170830070256j:plain(引用:HUNTER×HUNTER 6巻153P/冨樫義博)

 

確かにカストロの評価は正しく、キルアはその後、キメラアントとも余裕で戦えるほど強くなりました。

しかし、当時はまだ念の基礎修行中で、キルアよりもっと強い人間は天空闘技場内にもいたはずです。

このカストロのキルアに対する評価を考えると、念を修行中のキルアでもフロアマスターになれるレベルなのかもしれません。

 

あるいは、カストロが今後のキルアの成長性を見切っての発言だったとも取れます。

が、カストロもすでに「バトルオリンピアで待ってる」などとフロアマスターになったつもりでいたので、そんなに高いレベルをキルアに求めていたわけでもないかと思います。

 

 

 

新アニメ版の映画だとズシがフロアマスターになっている

新アニメ版の映画「ラストミッション」ではゴンとキルアとともに修行していたズシがフロアマスターになっています。

ズシはまだ念の修行中で、作中では200階クラスにもたどり着いていませんでした。

 

ゴンとキルアの影響を受けて急速にズシが強くなったことも考えられますが、まだ念の基礎を習得中だったズシでもなれてしまうのがフロアマスターの強さだと考えると、やはりフロアマスターがめちゃくちゃ強いということはないと思われます。

 

ただ、新アニメ版の映画は外伝的な要素が強いので、原作の設定と比べるのは違うかなと思います。

 

 

200階クラスの連中が「フロアマスターになれる」と思えるレベル

結局のところ、カストロやサダソ、リールベルト、ギドなどの200階クラスで戦っていた闘士たちが「なろうと思えるレベル」がフロアマスターの強さだと思うのです。

 

カストロはヒソカに重傷を負わせるほどの強さを持っていたので、200階クラスでも飛び抜けて強い方だったとは思います。

しかしそれ以外の闘士たちは念の基礎を学んだだけのゴンとキルアに手を抜かれても負けるレベルでした。

 

サダソたちは、念について知らないまま200階クラスにやってきたルーキーたちを脅して勝ち星を上げていたようですが、フロアマスターになるには、正々堂々フロアマスターと戦わなければなりません。

脅してもサダソたちより強いのは確実なので屈しないと思います。

 

ということは、サダソたち的にフロアマスターとは戦っても勝てる何らかの勝算があったはずです。

サダソたちですら勝てる可能性を見いだせるのがフロアマスターの強さだと思われます。

 

そう考えると・・・やっぱりそんなに強くないかも。

ヒソカが興味を失うのも何となくわかります。

 

 

 

強さはカストロレベル

カストロがフロアマスターになったような気でいたことや、200階クラスではヒソカ以外に負け無しだったことを考えても、フロアマスターの強さは

カストロと同じくらい

だったのではないかと思います。

 

カストロとしてはフロアマスターの強さは「こいつらなら私でも十分やりあえるわ」と感じるレベル。

一応念能力者で、キルアの実力も見切っていたカストロならば、フロアマスターの評価も正しく出来ていたと思います。

 

しかしカストロは、ゴンやキルアと出会う前のヒソカとしては、過去には戦いたい対象ではあったものの、もっと強くなる人間たちの存在を知ったら見放すレベルでした。

ヒソカとしてはフロアマスターも同じだと思います。「ちょっと戦いたかったけど、もういいや。」的な。

 

ただ、カストロレベルといっても、ハンターハンターの世間一般の基準で考えるとかなり強いです。

ヒソカの両腕を引きちぎるほどの大ダメージを与えたのはカストロとクロロくらいですので(カストロと戦っていたヒソカは遊び半分でしたが)。

 

ヒソカが一時は成長性を認めたことからもカストロは格闘家として十分強いと言えます。

カストロに勝てる格闘家も非常に限られていると思いますので、一般の格闘家からすると、カストロもフロアマスターも化け物のように強いはずです。

 

ハンターハンターは超天才であるゴン、キルアとそれを取り巻くあらゆる分野の超天才たちの視点で進んでいきます。

そもそも念を使える時点で人類の中でもごくわずかな、稀有な存在です。

そんな超天才たちばかりを見てしまうので、私たち読者としてはカストロや天空闘技場編で登場したキャラクターたちに物足りなさを感じてしまいます。

が、カストロたちも本当はめちゃくちゃ強いのです。

 

ただフロアマスターの強さとしては、

念の基礎を習得している

できれば自分だけの必殺技「発」を習得している

この2つの条件が揃えば、十分勝てそうな相手だと思います。念なしだと難しいでしょうね。

 

カストロだったり、陰獣あたりの強さがフロアマスターの強さに近いかなと個人的には思っています。

陰獣も世界中のマフィアが誇る武闘派集団ですので、超強い設定なんですけど。

関連記事:【ハンターハンター】カストロと陰獣が戦ったらどちらが強いのか? - 私の名前はジロギン。