ゾルディック家の四男で、キルアの弟・・・いや妹かどっちかわからないアルカ。
アルカはもう一つの人格である「ナニカ」が及ぼす影響があまりにも危険すぎると判断され、光の届かないゾルディック家の屋敷の奥に幽閉されていました。
幼い頃から幽閉され続けていたようですが、
その間のご飯とかお風呂とかどうしてたの?
と気になったので、考察してみたいと思います。
アルカ=ゾルディックとは?
座敷童のような格好をしたキルアの弟か妹かわからない存在です。キルアは妹と言っていますが、イルミや執事たちは弟、坊っちゃまと呼んでいるので、男と扱っているようです。
この認識の違いの原因も不明ですが、それ以外にもアルカについては不明な点が多いです。
もう一つの人格「ナニカ」(シルバとキルアが仮に呼んでいる名前)は暗黒大陸に存在する厄災の一つ「ガス生命体・アイ」のようですが、なぜアルカにアイが取り憑いているのかは不明。
過去にネテロとともにZZIGG=ZOLDYCK(ジグorジッグ=ゾルディック)というゾルディック家の人物(ゼノの父親の可能性がありますがそれも不明)が暗黒大陸に足を踏み入れていますので、ナニカと関係があるのかもしれません。ただアルカが生まれるはるか前の出来事だと思われますので、関連性はわかっていません。
他の兄弟とは一線を画したアルカは、暗殺の技術なども積んでいないので、ただの子供と変わりありません。後述するナニカの能力があまりにも危険すぎるので、幽閉され、キルアすらその存在を忘れたまま育ちました。
その期間の生活、ご飯とか、お風呂とか、服とかはどうしていたのか気になるんですよね。
あまりにも整いすぎたアルカの姿
アルカが登場し、キルアと再開した時、髪があまりにも綺麗でした。服や肌も綺麗な状態でした。
まぁ漫画なのでそこまで細かく描かなかったと言われるとそれまでなのですが、何か理由があるのではないかと思ってしまいます。
やっぱりお風呂に入ったり、服を着替えたりはしていたと思うんですよね。
さらにやせ細った感じもしなかったので、ご飯も食べていたものと思われます。
幽閉されていましたが、完全に外界から隔離されていたというわけではなく、何らかの方法で外側からアルカの生活に合わせて物資を届けたり、身だしなみを整える方法があったのだと思います。
執事が面倒を見ていた?
アルカもゾルディック家の一員ですので、執事が面倒を見る対象です。ツボネやゴトーもアルカに対して「坊っちゃま」や「アルカ様」と呼んでいたので、他の家族と扱いは同等だと思います。
執事の仕事は家族の身の回りの作業を手伝うことですから、アルカが幽閉中も執事が時折牢獄の中に入り、面倒を見ていたとも考えられます。
過去に、ナニカの能力の条件や効果を調べるために、イルミが数多くの執事を使って実証していたことがありました。
ナニカの能力の断片を知っている執事たちは、いかに従事する相手といえど、命の危機がある以上は、アルカとの接触を避けようとするかもしれません。
ただ、ゾルディック家としては、ナニカの力を利用したいと考えており、だからこそアルカを殺さずに幽閉しています。
アルカの生命維持とナニカの力を操るヒントを得るための実験台として、イルミが執事を強制的にアルカと接触させ続けていた可能性はありますね。
・・・と思っていたのですが、アルカが幽閉される直前、次男のミルキがナニカに新型のパソコンが欲しいとお願いしていました。その分のおねだりはアルカがキルアと再開した後、ツボネに対して向けられました(爪をおねだりする)。
もし幽閉された期間中に執事が接触していたとしたら、その執事に対しておねだりが発動していると思われます。ということは、アルカの幽閉中に接触した人物は執事含め誰もいないのでしょう。
他の方法でアルカの生活を支えていたようです。
ナニカの力を使った?
アルカのもう一つの人格「ナニカ」(ガス生命体・アイ)は、お願いをなんでも叶えてくれます。その代わりに、お願いの大きさに比例した酷い代償を3つ、お願いした張本人以外の人間に対して償わせます。
償えなかった場合、その人物自身と、その人物の最愛の人物が死に、2名でも償いないほど大きなお願いの場合、その人物と長い時間を過ごした人物から順に願いの大きさの数だけ死んでいきます。
ナニカが何でも願いをかなてくれるのであれば、アルカ自身の願いや、要望も叶えてくれるのかも知れません。生活環境を整えてくれ的な願いも。
しかし、アルカはナニカの存在自体は理解していたようですが、ナニカが願いを叶える能力を有しているかどうかは理解していない様子でした。
さらに、アルカ自身がナニカにお願いができるかどうかも判明していないので、ナニカがアルカの願いを叶えて身だしなみを整えていたという可能性は低そうです。
刑務所と同じ感じ?
一番現実的に考えるとしたら、現実の刑務所のように、食事の受け渡し口があり、執事が作った食事がアルカに渡っていたのだと思います。
もちろん執事の顔は見えないようにすれば、ナニカのおねだりも発動しないはずです。
服もその受け渡し口から渡していて、アルカの成長に合わせて、サイズを大きくしていたと考えればできないことはありません。
アルカの牢獄には監視カメラが付いていて、ミルキやシルバが監視できるようになっていたので、アルカの成長具合なども都度観察できたものと思われます。
お風呂は、強引ですが、牢屋の中にあったのではないでしょうか?トイレも一緒に。だから自分でお風呂に入ったりトイレをすることもできたと。
ゾルディック家としては、別にアルカに対して刑罰を与えているわけではなく、ナニカの力を押さえ込み、利用できる機会を図っているだけです。
ナニカの力がなければアルカも普通に家族の一員として生活し、暗殺術を学んでいたと思われますので、幽閉した後も通常の生活を送れるくらいの設備は用意してあげていたのではないでしょうか?ぬいぐるみもたくさんありましたし。
結論
ということで、私の結論としては
牢獄にアルカへの食事や服を受け渡すところがあったり、お風呂やトイレもついていたりしたので、通常に近い生活ができていた
のだと考えました。
日の光に当たらないだけでも人間の体調に支障をきたしてしまうそうです。
アルカの年齢を考えても(10歳〜12歳くらい?)、成長期に幽閉されているというのはなかなか辛いものがあるかもしれません。
ただですね、私自身、外に出たり人間関係を保つことに抵抗がありますので、自分だけしかいない空間で、食事も出てきて、服も揃えられてて、風呂トイレ付きで、家賃光熱費諸々全てただの物件に住んでいるアルカが羨ましく思えてしまう・・・
いやいやいやいや、だいぶ考えが歪んでしまってました!
でもアルカはキルアが外に出してくれたので、今度は子供らしく、人間らしく過ごして欲しいですね!
アルカ登場は31巻から!