私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

アイアンメイデン(鉄の処女)という処刑道具について語らせてほしい!

私の名前はジロギン。

 

「アイアンメイデン」というものをご存知でしょうか。別名を「鉄の処女」といい、中世ヨーロッパで使用されていたとされる処刑道具のことです。

ちょっと変わっていると思われるかもしれないんですけど、私はこの「アイアンメイデン」が大好きなのです。

ということで今回は、アイアンメイデンの怪しく光る魅力を語らせてください。

アイアンメイデンとは?

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女性の顔が施された鉄の檻に、処刑される人を入れ、扉を閉めます。

アイアンメイデンの中にはいくつもの鉄の針がついており、

扉を閉めたと同時にその針で中の人間は串刺しになってしまうのです。

 

さらにアイアンメイデンの底部分は開閉し、処刑した人間を下に落とし、次の人間を入れられるようになっていたとされています。

ただこれには諸説あり、串刺しになった人間が上手く下に落ちるのか微妙ということで、アイアンメイデンが処刑に使用されたのか自体も定かではないみたいですね。

 

非常に、いや非情過ぎて恐ろしい処刑器具です。恐ろしいのですが、かっこいい要素が盛りだくさんなんですよ。

ネーミングセンス

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「アイアンメイデン」って名前、かっこ良すぎますよね。

和訳は「鉄の処女」。「鉄の処女」っていうセンスは一般人のネーミングセンスを超えています。

誰こんなネーミングしたんでしょうね、有吉さんを超えるネーミングセンスではないでしょうか?

 

これは中二病が大好きなラインを捉えてるんですよ。ただ単にニードルロック(針の檻)とかアイアン・ オブ・ザ・ヘル(地獄の鉄)みたいに直接的な表現を避けるあたりが絶妙に良いんですよ。

 

一般人がアイアンメイデンを名付けるとしたら、「鉄の処女」という名前は思いつかないと思います。

一説には、ハンガリーの伯爵夫人、バードリ・エルジェーベドという人が、メイドを殺害した時に浴びた返り血を拭いた時、その部分が金色に光って見えたことから、処女の血を集めるためにアイアンメイデンを考え、それが名前の由来にもなったとされています。

 

怖すぎですね。悪趣味すぎると言いますか・・・あくまで伝説であり真偽は不明ですが、発想がえげつなさすぎます。

 

嘘だったとしても、この嘘を思いついた人もすごい発想力をしています。

ギャップをもたらす造形

女性の像って、多くは「優しさ」を表現するものが多い気がします。

聖母マリア像とかのイメージですかね。

母性とか、優しさで包んでくれる感じがします。

 

それとは真逆ですからね、アイアンメイデンは。

女性を模した像ではあるのですが、その中には命を奪う無数の棘が待ち受けてますから。

優しさではなく、針山で包んでくださいます。

 

でもこのイメージのギャップもかっこいいです。

「女はいつも優しいとは限らないのよ!」って感じが伝わってくるような気がしないでもないです。

綺麗なバラには棘がある的な、そんな感じがいいですよね。

 

造形からは想像もつかない残虐性を備えたアイアンメイデンさんのギャップ萌えです。

残虐な発想力

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こんなヤバい装置を考えつくなんて、ある意味すごいですよね。

女性の像の中にいれて串刺しにするとか、頭の中に地獄が広がっていると思います。

何食べて育ったらこんなもの思いつくんでしょうかね?

 

このアイアンメイデンを思いついた人の発想力に驚かされます。

怪しすぎるけれども、何百年も語り継がれる代物を編み出したひらめきは、

ただただ「怖い」では済まされないものがあると思います。

発想を使う方向性が異なれば、もっと人類に役立つ発明ができたかもしれません。

いや、処刑器具の方向に発想を使ったから、歴史的な処刑器具を生めたと言った方が正しいですかね。

アイアンメイデン好きはこのキャラの影響

よくよく考えてみるとですね、なんで私がこれほどまでにアイアンメイデンが好きかと言うと、週刊少年ジャンプで人気を博した漫画「シャーマンキング」に登場する

アイアンメイデン・ジャンヌちゃんの影響なんです。

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(出典:シャーマンキング 22巻表紙/武井宏之)

私自身シャーマンキングの原作はほとんど読んだことがなく、テレビアニメだけ見ていたのですが、ジャンヌちゃんがかわいいんです。

男どもが集まって教団を成すほどにかわいいですからね。

(X-LAWSの目的はハオを倒すことであり、決してジャンヌちゃんの取り巻きではありません)


ジャンヌちゃんはその名の通り、アイアンメイデンに入っていて、あんまり顔を出さない謎多きキャラなのですが、それゆえに顔を見せたときの興奮が高まるんですよ、ええ。

そんな視聴者のお楽しみを知ってかしらずか、なかなか顔を見せてくれないジャンヌちゃん・・・

で、当時小学3年生くらいだった私は「もはやアイアンメイデンごと好きになっちゃえばいいんじゃね?」と考えたのです。

そしてアイアンメイデンごと好きになれば、実質ジャンヌちゃんを見ているのと同じだと言い聞かせ続けました。

その結果、今ではジャンヌちゃんがいようがいまいが、アイアンメイデンハァハァになってしまったのです。

 

シャーマンキングがきっかけでアイアンメイデンが好きになった人は私だけではないはず・・・

怖い処刑道具だけど魅力もあるアイアンメイデン

私がアイアンメイデンを好きなのは見るのだけですよ。

中に入るのは絶対嫌です。誰かを入れるのも嫌ですね絶対。

とても痛いですよ。想像するだけで分かります。めっちゃ痛いやつです。

 

でもどんな分野にも天才はいて、処刑器具を編み出すことに関しては誰にも負けない人が編み出した、恐怖の芸術、それがアイアンメイデンなのかもしれませんね。

 

都内だと、明治大学博物館内でアイアンメイデンのレプリカを見られます。

私も以前行ってきました。

www.g913-jiro.com

本物は冷たい雰囲気を放っていて、どこか不気味ですが、一見の価値ありだとは思います。

ということで今回は、アイアンメイデンの怪しい魅力を語らせていただきました。

ありがとうございました。