さてみなさん、今週発売のジャンプで、ハンターハンターの連載初期から待ちわびていたことがついに明らかになりましたね。そう、
ハンゾーの念能力が発動しました!
この記事はここから先、単行本派の方はネタバレを含んでおりますので、お気をつけてご覧ください。
今回発動したハンゾーの能力は忍者らしい能力でしたが、おそらく複数あるものの一つだと思われます。
まだまだ謎が多いハンゾーの能力について考察してみようと思います!
ハンゾーとは?
出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年10号286P/冨樫義博
主人公のゴンと同じく287期ハンター試験を受けていた青年です。スキンヘッドでお調子者の一面があり、見た目はとても明るいです。試験当時は18歳で、現在は20〜21歳くらいだと思われます。
ハンゾーは幼い頃から忍者として戦闘技術を叩き込まれながら育ち、当時のゴンと変わらない年齢(12〜13歳)の頃にはすでに人を殺した経験もあります。
試験時点では念能力を使えませんでしたが、それでも受験生の中でトップクラスの戦闘力を誇っており、同じく殺しの経験を積んできた殺し屋のエリートであるキルアでさえも(本気を出さなければ)ハンゾーの方が強いと判断するほどでした。
試験後のハンゾーの動向は長らく不明のままで、ゴンとキルアよりも早く念能力を習得していたようですが、作中でほとんど姿を現しませんでした。
現実の世界で十数年の時が経ち、新会長選挙時にゴンのお見舞いに来たのが久しぶりの登場で、その後にクラピカの依頼でカキン帝国王子の護衛につくことになりました。
ハンゾーが護衛していたのは第12王子・モモゼでしたが、モモゼが休憩しているうちに念能力による攻撃を受け、モモゼは死亡。
任務を全うできなかったハンゾーは、犯人の捜索と始末に乗り出したのでした。
ハンゾーの念能力
「分身の術(ハンゾースキル4)」
さてここからは本格的にハンゾーの能力について考えていきましょう。
ハンゾーが使った能力は
「分身の術(ハンゾースキル4)」
というものでした。
出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年10号273P/冨樫義博
その後ハンゾーはこの能力を「幽体離脱(ザタッチ)」とも呼んでいました。
元ネタは双子のお笑い芸人「ザ・タッチ」さんのネタですね。冨樫先生は本当にお笑い好きですね(前はお笑いコンビ「おかずクラブ」らしき2人が登場してました)。
どっちが正式な名前かは不明です。「幽体離脱(ザタッチ)」の方は敵に対して名乗った能力名なので、本当かどうか微妙ですが・・・初登場なので、本当であって欲しいです。
追記:「幽体離脱(ザタッチ)」はハンゾーが殺した護衛の能力のようですね。読み違えてしました!失礼いたしました!
出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年10号275P/冨樫義博
ハンゾーの本体が目を閉じて横になっている間、本体から半径20m限定で分身が動き回れるという能力です。誰かが本体に触ったり話しかけたりすると能力が解除されます。今回はビスケに本体の見張りを頼んでいました。
それほど広域で分身を操れるわけではないので、第三者の協力があると成功率が上がる能力でしょう。
ハンゾーの意識は完全に分身に乗り移るようで、本体は寝ているか、気を失っているような状態になります。
やはりハンゾーは忍者だけあって、分身の能力でしたか。前回の連載時点でも、ハンゾーは分身能力を使うようなことは示唆してましたけどね。
ただ、まだ概要がわかっただけで謎は多いです。
念系統は?
ハンゾーの能力の念系統は何でしょうね?
ハンゾーの得意系統は、性格からすると、竹を割ったような性格で明るい面が目立つので、強化系か放出系のイメージがあります。個人的には放出系じゃないかなと思っています?同じく放出系(確定ではなくキルアの見立てでは)のレオリオにも通じるコミュニケーション能力や大雑把さ、頼れる兄貴感をハンゾーも持ち合わせていますので。
間違いなく言えることは、ハンゾーの分身は本体から離れて動いているので、念を体から切り離しても持続させられる放出系の能力を使っています。
さらに、分身を自在に動かす必要があるので、操作系も使っていますね。
分身を使う能力者であればこの2つは外せないです。
ここからが疑問点で、具現化を使っているか否かが不明です。
ハンゾーの分身は、人に話しかけたり触ったり、なんなら殺害することまでできていたので、分身は具現化していると思われます。
ただ、もしこの能力を偵察や諜報活動に使うのであれば、具現化を使わない方が念能力者以外には見えなくなるので便利なんですよね。具現化した念能力は一般人でも見ることができます。
今回ハンゾーが殺害した護衛は、モモゼを念で殺した犯人なので、ハンゾーの分身はどのみち見えます。なので、分身を実体として具現化しているのか否かはわかりません。
出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年10号275P/冨樫義博
ハンターハンターの世界では分身を作り出すことは「メモリの無駄遣い」です。他に何もできなくなってしまうほど繊細の念の操作が必要になります。
まぁでもハンゾーの本体は寝ていて何もしていないので、理にかなってはいます。
実際に分身だけでも戦えそうですし、殺害していたことや制約を考えても具現化してそうですね・・・しない方が強そうなのですが、オーラだけで物理的接触やコミュニケーションをとることはできないんじゃないかなと思います。
「隠」を使えば念でできたものは、念能力者でも「凝」を使わなければ見えないので、分身も隠せるはずです。これでOKってことですかね。
今のところは、他の分身を生み出す能力者のように「放出・操作・具現化」の複合能力と判断するのがベストでしょう。
制約は他にもありそう
ハンゾーの能力には本体が眠ることだけでなく他にも、制約がありそうですね。思いつく限りだと
- 制限時間もあって、時間が過ぎると強制的に能力解除
- 移動できる範囲があり、そこを越えると能力解除
- 分身が攻撃された瞬間に能力解除
- 分身が受けたダメージは本体にもリンクする
- ハンゾー本体が殺された場合分身も消える(そりゃそうか)
って感じですかね。分身の解除条件が、ハンゾーの意思以外の外部要因によるものもないと、能力が強すぎちゃいますからね。
いくつか種類がある?
「ハンゾースキル4」ということは・・・普通に考えるのであれば「いくつか能力があるうちの4番目」ってことですよね。
少なくとも4つ、いや0〜4だった場合は少なくとも5つは能力があると判断できます。
それにハンゾーはもともと戦闘も得意としていましたので、戦いに特化した能力もありそうです。今回の能力は偵察や暗殺といったガチの忍者の仕事に使う能力見たいですので。
と、いうよりも「ハンゾーは戦闘で能力を使って欲しい」という私の願いでもあります。ハンター試験でゴンと戦ったときもハンゾーは全然苦戦してませんでしたので、念を学び、プロハンターとして活動してきた今は相当強くなっているでしょう。
他に数種類能力があって、そのうちの幾つかは戦闘向きの能力であって欲しいです。
ただ、今回発動した能力がすでにメモリ消費が大きい分身能力ですので、それほど強力な能力にメモリを割けなくなっているような気もします。
元から体術の強かったハンゾーさんにとって、念能力は基礎だけで十分なのでしょうか?ちょうど一緒に護衛しているビスケのように・・・
オーラの手裏剣投げてくれないかな…?
私はですね、ハンゾーの能力は「オーラでできた手裏剣を投げる」か「手裏剣にオーラをまとわせてスピードや切れ味、攻撃範囲を強化する」ではないかなと思っていたんですよ。
分身も確かに忍者らしい能力ですけど、手裏剣も「忍者といえば」って感じですからね!
体術の強いハンゾーが手裏剣という遠距離攻撃まで出来るようになったら、戦闘において死角がなくなると思うんです。
近寄れない相手にも攻撃ができますし、手裏剣で牽制して、敵が気を取られているうちに、接近して近接攻撃を仕掛けることもできます。
う〜ん、手裏剣能力はハンゾーにうってつけだと思うんですけどね・・・でも冨樫先生がそんなベタなことしないか・・・でも、ぜひやってほしい!
ハンゾーは見た目と職業通り、忍者らしい能力を備えていますし、分身を使う以上放出系の修行積んでいるはずなので、オーラを飛ばすこともできると思います(性格も放出系っぽそうですし)。
ぜひやってくれハンゾー!手裏剣出してくれ!複数種類ある能力の一つに手裏剣能力を含めておいてくれ!そんなにメモリ使わなそうだし・・・いけるよね!?
ハンゾーの名刺が役に立った
クラピカはどうやってハンゾーにコンタクトを取ったのかなぁと気になっていました。
電脳ネットでコンタクトを取ったのかと思っていましたが、ハンゾーはハンター試験後に、ゴン、クラピカ、レオリオに名刺を渡してましたね!
出典:HUNTER×HUNTER 5巻53P/冨樫義博
名刺なら裏面か何かに連絡先も書いてあるでしょから、クラピカはこの名刺を使ってハンゾーを呼び寄せたんじゃないかなと思います。
この時ハンゾーが名刺を渡していなければ、 そしてクラピカが名刺を保存してなければ、ハンゾーの再登場すらなかったかもしれません。
仕事と取るために営業をするハンゾーの心構えと、もしかしたら何か頼ることがあるかもしれないと考え名刺を残しておいたクラピカ。ハンター試験合格直後から彼らは「プロ」ハンターとしての意識があったと思われます。
さすが、現状超優秀になった2人ですな。
まとめ
まだ謎の部分が多いですが、ハンゾーの能力の片鱗が見えただけでも、ファンとしてはワクワク急上昇ですね!
やっぱりハンゾーは忍者として能力を磨き、任務をこなしてきたものとみえます。
情報取集やターゲットの暗殺といった忍者の仕事も、考えてみるとハンターと似ていますよね。欲しい情報をハントするために活動し、ブラックリストハンターのようにターゲットをハントする。忍者も言いかえればハンターみたいなものです。
ハンゾーの活躍はこれからでしょう!まだまだ期待大ですね。
個人的にすごく好きなキャラなので、ハンゾーには王位継承戦を生き残るだけでなく、クラピカとともに攻略を目指して欲しいです。