最近のハンターハンターで、気になっているキャラがいるんです。
今回はそのキャラの魅力について書いていこうと思います。誰かというと、カキン帝国第3王子・チョウライの護衛をしている
サカタ
です。
出典:HUNTER×HUNTER 35巻144P/冨樫義博
画像の真ん中にいる黒髪のおっさんがサカタです。
見るからにモブキャラの、ただのおっさんのようですが、このサカタが妙な魅力を放っているんですよね。
このサカタの魅力について書いていきます!
サカタとは
第3王子・チョウライの護衛をしている男性です。小柄のおじさんで、モブキャラっぽさ全開です。着ているものもスーツなので、なおさら他のキャラと区別がつきにくいです。
サカタは現在、チョウライの元を離れてクラピカの護衛についています。チョウライはクラピカに念能力についての情報を提供してもらった代わりに、クラピカとビルだけになってしまったワブル王子の護衛を増員するべくサカタ(ともう1人ハシトウという男性)を派遣しました。
もちろんクラピカはチョウライに対して念能力のすべてを語ったわけではないので、サカタはワブル王子の護衛の手伝いをするのと同時に、さらなる念能力に関する情報を入手するべくクラピカについている形になります。
サカタ自身も念能力は使えません。しかし、後述しますが念に対する理解が早く、念能力習得のヒントを得るべく考えを巡らせています。
サカタの6つの魅力
念能力を冷静に処理
サカタを含む、念の情報を知りたがっている王子の護衛たちがワブル王子の部屋に集まる中で、何者かによる念の攻撃が発生しました。
能力者は不明で、能力の詳細もわからない部分がありますが、
「11人いる(サイレントマジョリティー)」という能力でした。
念で生み出された「座敷童子(黒ぼっこ)」を対象者1名にとりつかせて発動。その者以外に黒ぼっこの姿は見えませんが、黒ぼっこが操っている「呪唇白蛇(白ぼっこ)」という4匹の蛇は念能力者にかかわらず視認できます。
4匹の白ぼっこが人間の血を約11秒で吸い尽くし、殺害するというえげつねぇ能力です。
【ハンターハンター】「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力考察!
王子たちの護衛はほとんどが初見となる念能力を前に動揺(念を使える者もいましたが)。もちろん対処法もわからず、襲われたバリゲンという護衛がみるみる吸血されていくのを眺める他ありませんでした。
しかしサカタは違いました。得体の知れない念能力に対して、持参した拳銃で発砲!
出典:HUNTER×HUNTER 35巻205P/冨樫義博
まだバリゲンが死んだかどうか微妙な状態でしたが、白ぼっこもろとも射殺してしまいました。
出典:HUNTER×HUNTER 35巻206P/冨樫義博
確かに白ぼっこは血を吸うことを除けば、4匹の蛇でしかないでしょうが、どこからともなく現れた蛇に対して動揺せず、すぐに撃ち殺すという判断ができるサカタは只者じゃないと思います。
バリゲンごと撃つのは良心に欠ける気もしますが、念の解除方法がわからなかった以上はベストな方法でしたよね。他にも犠牲者が出る可能性もありましたし。
しかも、サカタが発砲した時、バリゲンが死ぬか死なないかの瀬戸際だったということは、サカタは発砲の判断〜実行までを11秒以内で行ったということです。
それでいて的確に蛇を撃ち抜く射撃能力・・・ちょっと稚拙ですけど
かっこええ〜!!
サカタさんかっこよすぎるよぉ・・・非念能力者でここまで冷静に行動できるキャラ久々に見た気がするよぉ〜。
サカタは割とすんなり念を使えるようになっちゃいそうですね。この冷静さ、射撃能力、サカタが魅力的に感じる要素です。
なんやかんや銃ってかっこいい
ハンターハンターの世界では、銃って微妙な威力の扱いだったんですよね。基本的に念能力者にはダメージは与えられないものだと思われてきました。
でもそれはウボォーギンとかが例外的に体が硬すぎただけで、クラピカは銃に対してかなり警戒しています。ここに来て銃も念能力者にそこそこ有効だということがわかり、銃の魅力が増してきている気がします。
やっぱり銃ってかっこいいんですよね。映画での銃撃戦とか見ると憧れちゃいます。銃の造形自体がかっこいいですからね。
ハンターハンターに限らずバトル漫画の中では銃って弱くされちゃいがちなのですが、やっぱりかっこいいですし、銃をかっこよく使うサカタそのものもかっこよく見えちゃいます。
念についての理解が早い
サカタにとって、本来は念能力そのものが信じられないものというか、ありもしない魔法の類に思えても仕方がないです。
ただ、ビル(正確にはオイト王妃)が操ったゴキブリを見て念の存在を認め、王子たちの念獣についても考えを巡らすなど、柔軟な思考力を持っていることがわかります。
出典:HUNTER×HUNTER 35巻156P/冨樫義博
ただでさえ話のややこしい王位継承戦。サカタのように飲み込みの良いキャラがいると、「これ以上話をややこしくしてくれなくて安心しますよね」。
状況をかき乱そうとしてくる護衛もいて、そういう奴にはちょっと腹が立ちますが、クラピカの意見をよく聞き、理解を示してくれているサカタさんには好感が持てます。
この柔軟な思考が先ほどの白ぼっこに対する判断にも繋がったのでしょう。これもサカタの魅力の一つです。
頭が切れる
チョウライがクラピカのもとにサカタとハシトウを派遣した際、チョウライは2人を「有能」と評価していました。ハシトウの方はわかりませんが、サカタはかなり頭が切れて有能感満載です。
出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ10号/冨樫義博
もちろん全ては自分が使えるチョウライのためなのですが、クラピカが厄介視するほどサカタは鋭いです。クラピカと敵対しているわけではないのですが、クラピカが隠しておきたい情報を、サカタは聞き漏らさないよう常に気を張っています。
読者としてはこれまでの思い入れからもクラピカに肩入れしてしまうと思うのですが、ここに来て有能感を発揮しまくりのクラピカを苦しめるほどに有能感を出しているサカタさんにも「あっぱれ!」という気分になってしまいます。
チョウライに忠実そう
これは他の護衛にも言えることなのですが、サカタはチョウライ に対してかなり忠実そうです。歯向かう様子も見せませんし、チョウライが有利になるよう精一杯行動しています。
護衛の中には、使えている王子に対して心の中で悪態つくやつもいます。それもそれで反抗心があってかっこいいのですが、やっぱり仕事をきちんとこなそうとし、王子に忠実な護衛の方が数段かっこよく見えます。仕事人と言いますか。
チョウライは話のわかる王子ということもあるでしょうが、サカタ自身もチョウライに使えておいた方が自分にもメリットがあるときちんとわかっている点がいいですね。大人な信頼関係を感じます。
自分にもサカタみたいな護衛が欲しいなって思います。守ってもらう必要はあまりないですけど。
普通のおっさんというのがこの全てを引き立てる
正直、ここまでサカタが上げてきた特徴をクリアしているキャラはハンターハンターにはたくさんいます。でも、サカタは見た目はただのおっさんです。おっさんから繰り出されるこの魅力の数だからこそ魅力的なんですよ!
逆説的ではありますが、サカタが普通のおっさんじゃなければここまで魅力的にならなかったはずです!イケメンキャラがサカタと同じ行動を取っても「こいつならやりそうだよね」って感想で終わってたはずです!
そうおっさん!サカタは普通のおっさんじゃなきゃダメなんだ!!
まとめ
ということで私が感じるサカタの魅力は
・念能力を一瞬で処理する冷静さ
・カッコよく銃を使う
・念能力を理解する柔軟な思考
・頭がかなり切れる
・チョウライに忠実そう
・普通のおっさん
これらです。
私は強いんだか強くないんだかわからない絶妙なキャラほど魅了を感じる異常体質なのは理解しているのですが、サカタの魅力はわかってくれる人がいるんじゃないかと思いこの記事を書きました!
ただのおっさんかと持っていたら有能・・・って最高のパターンなんです!大好物のパターンなんですよぉぉ!!
・・・でもサカタさん、やられちゃいそうだな・・・クラピカにとって邪魔者には変わりないし。
でも咬ませ犬になってくれたらなお良し!!どう転んでも好きだぜサカタさん!!