私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【アンパンマン】ジャムおじさんはしょくぱんまんと業務提携しないのか?



ジャムおじさんが経営しているパン工場。

しかし、工場と言っても、パンを作っているのはジャムおじさん本人とバタ子さんの2人だけ(時々ペットのチーズも手伝いますが)。

さらに機械なども一切使わず、すべて手作業で作っているようです。

 

アンパンマンは戦闘員みたいな感じで、パン作りの手伝いはあまりしていません(パトロールに行っちゃいますし)。

高齢のジャムおじさんと、まだ未熟そうなバタ子さんの2人だけでパンを作るのはとても大変でしょう。

 

この経営体制を少しでも良くするために、例えば

ジャムおじさんは「しょくぱんまんとの業務提携」をしよう

などとは考えないのでしょうか?

 

この点について考察してみました。

 

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出典:アンパンマンポータルサイト

 

 

 

 

自分で食パンを作るしょくぱんまん

しょくぱんまんといえば、アンパンマンの仲間のパンですね。たまにアンパンマンのもとを訪れて、一緒にバイキンマンと戦うこともあります。

 

同じく仲間であるカレーパンマンとは、意見が合わないこともあります。

丁寧な性格をしているしょくぱんまんと、江戸っ子のように大ざっぱな性格をしているカレーパンマンは真逆のタイプなんですよね。

それでもバイキンマンと戦う時には協力します。

 

自分ではパンを作らない(作れない?)アンパンマンと違い、しょくぱんまんは自分で食パンを作り、アンパンマンワールドの住民たちに配っています。

 

しょくぱんまんはトースター山という山で食パンを作っているそうです。ジャムおじさんとは別に作っているんですよね。

ジャムおじさんのパン工場から独立したわけではなく、もともとしょくぱんまんは個人で食パン配布事業をしていました。

 

しょくぱんまんはジャムおじさんが作ったわけではないんですね。ただ、どうやって生まれたか不明です。

 

自分で食パンを作る技術を持っているしょくぱんまん。

バタ子さんと実質2人で工場を回さなければいけないジャムおじさんにとって、この人材、いや食材は喉から手が出るほど欲しいでしょう。

業務提携した方が、仕事を分担できそうです。



しょくぱんまん側のメリットが少ない

ジャムおじさんにとっては、しょくぱんまんと提携するメリットはあります。

しかし、しょくぱんまん側にメリットはあるでしょうか?考えてみましょう。

 

例えば、しょくぱんまんが食パンだけでなく、ジャムおじさんが作った他のパンも販売する権利が得られるということがありますね。

 

食パンを売るだけでは、事業としての幅が広がりにくいですからね。たくさんの種類のパンを売ることで、しょくぱんまんはさらなる顧客を得られるでしょう。

 

ただ、これの考えは「ジャムおじさんやしょくぱんまんがパンで生計を立てている」場合に通用する考えです。

いま私は、パンを「販売する」と書きましたが、この表現は間違いなんですよね。

テレビなどで映っているシーンの限りでは、ジャムおじさんもしょくぱんまんも、パンを売っているのではなく配っているだけです。お客さんからお金を取ってません。

 

しょくぱんまんが食パン以外を配れたところで、売上が伸びるということでもないです。

 

もっと考えると、もしジャムおじさんが作ったパンをしょくぱんまんも配るとしたら、手間がかかります。

 

トースター山を出発→パン工場で配布するパンを受け取る→配布開始

 

しょくぱんまんはジャムおじさんのパンを受け取るためにパン工場を経由しなければなりません。

これはかなり面倒です。配布先の場所によっては、パン工場に行くと遠回りになってしまうこともありそうです。

 

しょくぱんまん側にメリットが少ないことを考えると、しょくぱんまんがジャムおじさんとの業務提携を断るかもしれませんね。

 

 

 

パンを配る先がかぶる

アンパンマンワールドの広さがどのくらいなのかは不明です。

ただ、ジャムおじさんにしてもしょくぱんまんにしても、パンを配るお客さんが多いエリアは、カバオくんたちが住んでいる街になりそうです。

 

ジャムおじさんもしょくぱんまんもパンを配る先がかぶるのならば、ジャムおじさんは業務提携する必要はないですよね。

しょくぱんまんが食パンを配ってくれるなら、ジャムおじさんは「食パンを作らない」という選択をするだけでいいです。

パンを作る手間が省けます。 

 

ジャムおじさんがしょくぱんまんと業務提携を結ぶと、自分のパンを配る手間をしょくぱんまんと分担できるというメリットはあります。

ただ、配ってもらうからには、しょくぱんまんに何かしらの報酬を与えなければならなくなるでしょう。

 

しょくぱんまんに渡す報酬が必要なことを考えると、しょくぱんまんには自分で食パンを配ってもらった方が、ジャムおじさんは楽です。

食パンを作らなくてもお客さんの食パンニーズが満たされますので。

 

しょくぱんまんは優しいので、「報酬はいらないですよ」と言ってくれるかもしれません。しかし、しょくぱんまんが仕事の上では妥協しない職人であることを考えると、対価について、しっかり要求してくるかもしれません。

 

ジャムおじさんとしては、念のため業務提携の話を出さない方が身のためでしょうね。

実力行使になったら確実に負けますし。

 

 

 

まとめ

では、「ジャムおじさんがしょくぱんまんと業務提携しない理由」をまとめます。

・しょくぱんまん側にメリットが少ない


・パンの配布先が同じになるので、ジャムおじさんは食パンを作らなくても問題ない


・業務提携すればしょくぱんまんに報酬を払わなければならない可能性がある

ということだと考察しました。

 

しょくぱんまんとも頻繁に顔を合わせていますので、ほぼ仕事仲間であるとも言えますけどね。ただ、きちんと業務の差別化ができていると思います。

 

しょくぱんまん→食パン専門の職人

ジャムおじさん→食パン以外のパンも作れる職人

 

きちんと棲み分けができているので、一緒に仕事をする必要もないわけですね。

 

お金が絡んでこいないのも、大きな理由だと思います。

やっぱり、お金のない世界っていうのは、平和なんですね。

アンパンマンワールド、ぜひ暮らしてみたい世界です。