私の名前はジロギン。

「趣味がなくてヒマ」とお困りの方に読んでほしいブログです。ハンターハンターを中心としたマンガ考察、おもちゃ屋めぐり、イラスト、ドット絵、マイナーなコレクションなどの記事を更新中

【ハンターハンター】イルミ「キル、花見をしよう」キルア「いやだ」

気温が20度を超える日も増え、あらゆる場所で桜が咲き始めている

 

ククルーマウンテンにあるゾルディック家の敷地内も例外ではない

お花見ができるくらいには桜が咲いている

 

 

ゾルディック家の屋敷

 

テレビゲームをしているキルアのもとにやって来たイルミ

 

イルミ
「キル、お兄ちゃんとお花見しないか?」

 

キルア
「はぁ?」

 

イルミ
「花見だよ花見。桜を見ながら食事したりお酒を飲んだりするんだ」

 

キルア
「知ってるよ!そうじゃなくて、なんでイル兄と花見しなくちゃならないのかって聞いてんの!
しかも今年で何回目だよ!毎年断ってるよな!?」

 

イルミ
「だって、自分家の庭に桜が咲いてるんだぞ。花見しないなんてありえないだろ?
ちなみに今年で5回目の誘いだ」

 

キルア
「別にオレとじゃなくてもいいだろ?
それに、イル兄の年だったら家族じゃなくて、友達とかと花見する方が楽しいんじゃないの?」

 

イルミ
「キル、お前……オレに友達いないの知ってるだろ?一丁前にお兄ちゃんの弱点突いて、勝者気取りか?」

 

イルミの忌まわしいオーラが周囲を覆う

 

キルア「…いや知らなかったんだ!ゴメン!ゴメンって!オーラ消してくれ!
でも、オレなんかとやるより同年代との方が絶対楽しいぜ」

 

イルミ「そうか………じゃあ他を当たってみるよ」

 

その場を立ち去るイルミ

 

キルア(……ふぅ、ようやく諦めたか…イル兄と花見なんて地獄だわ。
普段、鬼のように厳しい修行を強要してくる兄貴と、楽しく笑顔で花見なんかできるかよ」

 

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???
「花見ヲシロ」

 

キルア
「!?…だ、誰だ!?」

 

???
「オ兄チャント一緒ニ花見ヲシロ」

 

キルア
(オレの頭の中に直接話しかけてるのか!?)

 

???
「花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ花見ヲシロ」

 

キルア
「うわぁぁぁぁぁあ!」

 

自分の頭に手を突っ込むキルア

 

キルア
「はは…やられた…イルミの野郎……こんなもん差し込んでやがった………オレの脳ん中にさ」

 

スッキリした様子のキルアを物陰から覗くイルミ

 

イルミ
「しまった……こんなどうでもいいことで針抜かれちゃった。今夜キルが寝た時にまた刺しとくか。
それより、針の存在に気づくなんて、成長したなぁ、キル」

 

対策

ミルキの部屋に入るイルミ

 

イルミ
「ミルキ〜、お兄ちゃんだぞ〜」

 

ミルキ
「なんだよイル兄!!いま新しい暗器の開発で忙しいんだから!!邪魔すんなよ!」

 

イルミ
「お前いま、YKS48(ヨークシン48)のライブDVD観てただけだろ?」

 

ミルキ
「う、うるさいなぁ!自分の部屋で何してたっていいだろ!!」

 

イルミ
「そんなヒマがあるなら、オレとお花見をしよう。もうかなり桜咲いてるんだぞ。
ろくに外出しないお前は知らないだろうけど」

 

ミルキ「なめるなよイル兄。いまは引きこもってた方が世の中の情報を集められる時代だぜ。
桜が咲いてるのなんてもちろん知ってるよ。
ていうか、イル兄こそ知らないのか?最近はコロナウイルスってのが流行ってて、世間じゃ花見はおろか飲み会すら自粛ムードなんだぜ」

 

イルミ
「そうなの?」

 

ミルキ
「そうだよ。だから、こんなご時世で花見なんかやるべきじゃないって。
ウチの執事たちも、濃厚接触を避けるようパパから指令が出てるんだから」

 

イルミ
「なるほど…だからキルも乗り気じゃなかったのか」

 

ミルキ
「……それはまた別の理由だと思うけど…」

 

イルミ
「じゃあミルキも参加しないってことか…お兄ちゃん寂しいなぁ」

 

ミルキ
「イル兄もネットの世界で遊んでみたらどう?この世界なら、理想の自分を作り出して、思いのままに振る舞えるんだぜ!
オレもネットの世界じゃ、SNSのフォロワー50万人を抱える絶世の美少女よ!」

 

イルミ
「あまり興味ないな…ゾルディック家に貢献する生き方以外したくないし」

 

ミルキ
「………家族貢献ね。ご立派なことで」

 

ミルキの部屋にあるガラスケースに目をやるイルミ

中には数多くのフィギュアが飾ってある

 

イルミ
「話は変わるんだけどさ。オレ、去年まで試しの門は5の門までしか開けられなかったんだよ。
で、昨日挑戦してみたら6の門まで開けられたんだ。
どうやら自分自身でパワーの調整が出来なくなってるみたいなんだよね…」

 

ミルキ
「……だからなに?」

 

イルミ
「そんなオレが、お前の大事なフィギュアを触ったら、どうなるんだろうなぁ…?」

 

ミルキ
「……や、やめろイル兄!!!」

 

フィギュアの入ったガラスケースを殴りつけるイルミ

しかし、ガラスは鈍い音をたてるだけでヒビひとつ入らない

 

イルミ
「?!」

 

ミルキ
「へへーん!残念でした!フィギュアを人質に交渉しようったってそうはいかないぜ!そのガラスはオレが作った超強化ガラス!
前キルにフィギュア壊されたことがあったからな、バッチリ対策してたんだ!
7の門を開けられるパワーでも壊せないよ!開けるには専用の鍵が必要なのさ!」

 

イルミ
「ミルキ……お前ただの引きこもりじゃなかったんだな…
お前の努力に免じて、今回はオレが折れるよ。成長したな」

 

ククルーマウンテンを下り、街へ向かうイルミ

 

イルミ(キルアもミルキもノリが悪いなぁ…
まったく、弟たちが楽しめる企画を考えなければならない兄って立場は大変だ)

 

1本の針を取り出すイルミ

針は禍々しいオーラを発している

 

イルミ
「父さんはゼノじいちゃんと仕事で、母さんとカルトは修行中。マハじいちゃんは誘っても絶対来ないだろうな…
こうなったらもったいないけど、この針使うかー」

 

ゾルディック家の屋敷

 

ミルキ
「おいキル」

 

キルア
「なんだよブタくん。巣穴から出てくるなんて珍しいじゃん。
……あー!さてはお前もオレを花見に誘おうと…」

 

ミルキ
「違う違う違う!オレもお前と同じ!イル兄の誘いを断ったんだよ」

 

キルア
「ブタくんもか…イル兄のヤツ、毎年花見誘ってくるけど、オレ絶対やりたくねーよ!」

 

ミルキ
「同感。イル兄のオーラ強すぎるから、オレたちじゃ威圧されちゃうし。桜も枯れ始めちゃうんだよな。」

 

キルア
「花見と最もかけ離れたところで生きてる人間だろ、アイツ。」

 

ミルキ
「まぁそれは置いといて。問題はこの後のイル兄の行動だ。おそらく、針人間を使うぜ」

 

キルア「一般人に針を刺して、強力なオーラを注入…刺された人間はイル兄の指示に従う人形兵、いや花見兵と化し、花見が終わったら廃人になってしまう…」

 

ミルキ
「今年は何人犠牲者が出るか…パパに見つかったらめちゃくちゃ怒られるぜ」

 

キルア
「またオレたちが『後片付け』すんの〜!?もういい加減にしてほしいぜ」

 

ミルキ
「パパに叱られて、厳しい修行させられるより200倍マシだよ」

 

キルア
「はぁ…兄貴のミスをカバーしなければならない弟って立場は大変だな」

 

ゾルディック家の敷地内

桜が咲き乱れるある場所

 

木の下では、イルミと数十人の人間が集まっている

 

イルミ
「ざっと40人ってところか。過去最多人数になったな。
ま、オレが本気出せば、キルアやミルキがいなくてもこれくらい集められるんだよね。桜ならぬサクラだけど」

 

イルミが地面に敷いてあるブルーシートの上に座る

ほぼ同じ動きで針人間たちも全員座る

 

イルミ
「いやぁ〜それにしても、桜きれいだね」

 

針人間A
「カタカタカタカタ…」

 

イルミ
「いつ頃まで咲いてるかなぁ?」

 

針人間B
「カタカタカタカタ…」

 

イルミ
「みんな大丈夫?地面の上にブルーシート直接敷いてるから、痛くない?」

 

針人間C
「カタカタカタカタ」

 

イルミ
「肩か…それはブルーシートとは別件だな。針治療にでも行ってきなよ。

…あ、オレも針治療できた!治療費として25億もらうけどね」

 

針人間D
「カタカタカタカタ」

 

イルミ
「………冗談だよ、そんな額取るわけないだろ………みんな、笑ってくれよ…心の底から、楽しんでくれよ……オレのお花見…」

 

強制

翌日

ゾルディック家の屋敷

 

イルミ
「おはよう!キルア!ミルキ!」

 

キルア
「…お、おはよう…」

 

ミルキ
「な、なんか今日機嫌良くない?イル兄」

 

イルミ
「そう?いやぁ〜、やっぱりわかっちゃったか!察しのいい弟たちだよ、ホント!」

 

キルア
(怖っ…)

 

イルミ
「昨日は針人間を集めて花見をやったんだけど、これが全く楽しくなくてさ!
さすがに40人も同時に操作すると、喋らせるとか別々の動きさせるとか、細かいコントロールができなくて!」

 

ミルキ
(今年の犠牲者は40人か…)

 

イルミ
「それで思ったんだよ。こういう集まりって、周りの人を強制的に参加させても意味がないんだなって。
多分、針人間じゃなくてキルアやミルキを無理やり参加させても、やっぱり心の底から楽しめなかったんじゃないかな。」

 

キルア「イル兄……気づいたのか。
オレが言うのもアレけど、成長したな」

 

イルミ「だから、今日は積極的に参加してくれる人を誘って花見をすることにしたんだ。悪かったな弟たち。
迷惑ついでに、オレが操作した針人間たちの処理、頼んだ」

 

ミルキ
「それはやらせるのかよ!」

 

キルア
「やっぱ訂正…そんなに成長してなかったな」

 

友人

数時間後

ゾルディック家の敷地内

 

ヒソカ
「キレイだねぇ、桜❤︎」

 

イルミ
「そうだね」

 

ヒソカ
「キミ、花見なんてするんだね♠︎暗殺以外興味ないと思ってたけど♦︎」

 

イルミ
「そんなことないよ」

 

ヒソカ
「………そう♣︎」

 

2人の凶悪なオーラにあてられて、桜はどんどん枯れ始める

 

ヒソカ
「ボクたちの関係も、この桜のようにやがては散っていくのかな♦︎」

 

イルミ
「どうだか。でもひとつ言えるのは、その時はどちらかが死ぬ時ってことさ」

 

ヒソカ
「………❤︎」

 

イルミ
(大した会話はしないんだけど、オレが心置きなく接せられるのは、コイツだけだな)

 

 

注意:これはファンが考えた妄想であり、ハンターハンター本編とは一切関係ありません。