私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

私は「内臓フェチ」なのかもしれない。

私の名前はジロギン。

 

トイレ中にやってくる宅配便の人のように、突然質問させてもらいます。

あなたは「何フェチ」ですか?

 

「匂いフェチ」「手フェチ」「声フェチ」など、色々あると思います。

 

かくいう私は、何フェチかと聞かれると、ずっと答えられずにいました。

フェチというか「そもそも自分が何が好きで、何に興味があるのかよく分からなかった」と言った方が良いかもしれません。

 

自分の興味の対象、せめてその傾向だけでも分かれば、人生がもっと楽しくなるのではないか…

そう思いながら数十年、答えが出せずにいたのです。

 

 

 

そんなある日。

「私のフェチはこれかも?」と気づかされるようなヒントが降ってきました。

 

2022年2月19日に『都市ボーイズ』という、私の大好きなオカルトユニットが挙げたこちらの動画を見た(音声のみなので聴いた)のがきっかけです。

「歴史上の天才」といえば、間違いなく名前が上がるでしょう、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。

かの有名な絵画『モナ・リザ』の作者としても超有名ですね。

このダ・ヴィンチがいかにすごい人だったのか、という伝説を紹介したのが、この動画です。

 

数々の偉業はもちろんのこと、性格まで常人離れしていたダ・ヴィンチ。

「私が何回生まれ変わってもこんな奇人天才にはなれないだろうな」なんて思いながら聴いていました。

そんな中、めちゃくちゃ興味を惹かれた、ダ・ヴィンチの習性があったのです。

 

「ダ・ヴィンチは内臓フェチだったかもしれない」

 

都市ボーイズのメンバー・岸本さんが放った、このダ・ヴィンチの習性、いやフェチを聴いた瞬間、5000万ボルトの電流が私の鼓膜を突き破り、三半規管をぶっ壊し、脳髄まで一気に走り抜けた感覚がしました。

 

これだ!!私も内臓フェチかもしれない!!

 

ダ・ヴィンチは、

「本来、医者以外は入れない遺体解剖の現場に出入りしていた」

「弟子の前でヒツジの内臓を膨らませて見せた」

などの行動から、内臓フェチという説があるようです。

本当に内臓フェチだったかどうかは分かりませんが、ダ・ヴィンチは解剖学に精通していたのは確か。

 

さすがに私は、ここまでのことはしていません。

しかし、自分も内臓フェチかもしれない…と思い当たる節がいくつかあるのです。

 

YouTubeで手術の動画を年中見てる(好きなのは、腰椎椎間板ヘルニアの摘出、胃の中に寄生したアニサキスの除去)

肺の手術をした後、切り取った肺の一部をもらえずに咽び泣く

キルアがジョネスの心臓を抜き取るシーンを見てハンターハンターにハマる(かれこれ20年以上ファン)

Amazon Prime ビデオにあるホラー映画で一番好きなのは「ジェーン・ドゥの解剖」(身元不明な女性の遺体を解剖するたびに怪異が現れる作品)

(予告だけでもけっこう怖いので閲覧注意)

 

特に自分の肺がもらえなかったのは、今でもくやしくて仕方がありません。

私は23歳のときに肺に穴が空いて、人生初めての手術&入院を経験しました。

 

退院後、妹から聞いた話。

私の手術中、妹と母親は別室で手術内容などの説明を聞いていたそうです。

そこに執刀医が現れ、

「これ、切ったお兄ちゃんの肺ね。肺だけに、はい見て。これね。」

と言い放ち、肺の一部をプルプルさせながら見せつけてくれたらしいのです。

 

情報のソースは忘れてしまいましたが「手術で切除した体の一部は、患者本人が希望すればもらえる」という話を聞いたことがありました。

私はもしかたらと思い、妹に、

「肺はもらえたのかっ!?もらえたのなら渡せぃぃっ!!」

と興奮気味に詰問。

しかし、執刀医は私の肺をどこかへ持ち去ってしまい、もらっていないとのこと。

 

自分の内臓を見る機会なんてほとんどないのに…数少ないチャンスだったのに…

 

命を救ってくれた執刀医とはいえど、そのときは少しうらめしく思いました。

私の肺を肴に、タワマンの上層階で優雅にブランデーでも飲んでいたのでしょう…

 

もし今、ドラゴンボールを7個集められて、神龍に願いを叶えてもらえるとしたら

「あのときの肺の一部をおくれーーーっ!!!」

って言うと思います。

………いや、やっぱり200億もらいます。ドルで。

 

 

 

そんな感じで、自分の好きなことを振り返ると「内臓」が間違いなくキーワードになっているのです。

これはもう、内臓フェチに片足を突っ込んでいる、いや両肩まで浸かっているとしか思えません。

 

うれしい…!本当にうれしい…!

あのレオナルド・ダ・ヴィンチと自分の共通点が見つかったことよりも、自分の興味の対象が見えたことがうれしいのです。

 

でも「内臓フェチ」…ってどう活用できるのだろうか?

自覚できたところで、人生が楽しくなるファクターなのだろうか?

普段生きていても、内臓を見ることなんてまずないですし…

 

例えば「外科医」になれば人の内臓を見る機会は多いかもしれません。

しかし、すっかりおっさんになった私に、今から医大を目指すなんてレオリオのような気力はありません。

 

しかも、ただでさえ「幼女を家で監禁してそう」なんて言われることもある私が、内臓フェチなんてことを公言したら、本当に誰とも友人関係を築けなくなってしまいます。

 

このフェチをうまく活用できる方法を見つけるまでは、生魚をさばき、ワタを見ることで快楽を感じ続けるしかないですかね…?

 

悩みの日々はまだまだ続きそうです。